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復讐の旅、開始!
59.謎の危険な龍・モミジ
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冷たい水で顔を冷やして、やっと冷静になった。ちゃんと好きな人と付き合うのは初めてだから、俺って実質恋愛ビギナーだよな。性的なものには慣れつつあるのに『恋人』っぽいことにはまだ慣れそうにない。
一旦落ち着くために二人のことから離れよう。
そうだ、モミジになんで俺の神器を借りていたのか聞こうと思ってたんだ。アカツキは『モミジと二人きりになるな』とか言ってたけど、なんで二人きりになったらダメなのかは誤魔化された。
……そうだ、アカツキかヒイラギに同行してもらえばいいか。
と、思ってアカツキを探したけど…まさかのまだ寝てる!?ま、まぁそれだけ疲れてたって事なんだろうな。仕方ない、アカツキを起こさずにヒイラギに同行を頼むとしよう。
屋敷を出てヒイラギの部屋に向かった。部屋にいるといいんだけど……
一番端にあるヒイラギの部屋は一歩でも入ると急に寒くなる。一応コタツは置いてあるけどヒイラギ用ではない。ヒイラギが入ったら爛れるだろうしな。
「宵の君か、どうかしたか?」
「ヒイラギに同行を頼みたい」
みたらし団子をもっもっと頬張るヒイラギは、初対面の時とは印象が違って幼く見える。まぁ、大体みんな食事中は小動物みたいに頬を膨らませてモグモグしてるから可愛く見えるか。
「同行?一体何のだ?」
あっ、そういえば端折って説明してなかった。
「モミジのところに行きたいんだ。なんで神器を借りてたのか聞こうと……」
「ならぬッ!」
団子を食べた後の串がたくさん乗った皿を置いたヒイラギは、俺の側に来るなり強く肩を掴んできた。近寄る時の迫力がありすぎて少し後退りしてしまったが、真剣な眼差しだけは目を逸せない。
「あやつとは会ってはならぬ、二度と、絶対にだ!」
「ちょ…ヒイラギ、肩痛い……!」
「あっ……す、すまなかった。つい感情的に………」
ビックリした………。ヒイラギが声を荒げるとこは記憶を失ってから初めて見た。こんな一面もあるんだな。
でもなんでヒイラギが急に叫んだんだ?そんなにもモミジと合わせたく無いのだろうか。
アカツキはモミジと二人きりになるなと言ったが、ヒイラギはそもそも会うなと言う。ここまで危険視されていると、想像していたよりも龍神って仲が良く無いのかもしれない。
「あー、分かった、モミジには会わない。その代わりって訳じゃ無いけど、ヒイラギは何でモミジが俺の神器を借りてたのか知ってたら教えて欲しいんだけど……」
「それは…我も知らぬ。ただ一つ言えるのはロクなことでは無いという事のみだ」
え……?な、なに、神器悪用でもされてたのか?
●●●●
余計に心のモヤを深くさせたところで、落ち着くために風呂に入ることにした。
ヒイラギが疲れ果てているアカツキのために薬湯を用意したらしい。疲れが取れ頭がスッキリするから、考え事をしてる時にもいいとヒイラギがオススメしてくれた。
体を流して湯船に浸かり、ヒイラギが俺に預けたボール型の網を湯船に浮かべた。この網の中にある石鹸のようなものがお湯で溶けて効果が出るようだ。
源泉掛け流しだもんな、一回で溶け切ったらすぐに薬湯の効果は薄れる。
それにしても確かに気持ちいい。独特の薬の匂いの効果もあるのだろうか、体がリラックスして頭が冴える。身体と精神の余計なものが全て流れ落ちるみたいだ。
思ってた以上の効果だったし、アカツキを叩き起こして一緒に入れば良かったかもな。
ガララっ
………え、誰か入ってきたと思ったら…モミジ!?なんつータイミングだ……!
「……宵の君、まさかこんなところで会えるとは…ワシの幻覚じゃ無かろうな」
今にも泣きそうな顔のモミジ。言葉を失い立ち尽くした後、何も言わずに体を流して湯船に入った。
ヒイラギにモミジとは会わないって言った矢先にコレか。しかも二人きりだ。怒られるかな……。でもせっかく会えたんだし、聞きたいことをさっさと聞いて上がるとしよう。
「………」
「…モミジ、聞きたかったことがある」
「なんじゃ……?」
「なんで俺の神器を借りてたんだ?」
聞きたかったことを直接聞くと、モミジは今にも泣きそうな顔をして顔を背けた。よく見ると口元も震えている。周りの人に比べて幼顔だけど中身も少し幼いみたいだ。…口調はおじいさんっぽいけど。
「そ、れ…は………」
「まさかとは思うけど、悪用してた訳じゃ無いよな?」
「そんな事は断じてせん!」
うおっ、急にこっちを向くからビックリした……。でもまぁ悪用してた訳じゃ無いならいっか。
………ん?なんかモミジがこっち向いてからめちゃくちゃ凝視してくるんだけど…………顔赤くないか?
「ぁ……ょ、宵の…君…………」
「どうした?モミジ……ンぐっ!?」
急に頭を抱き寄せられたと思ったら、モミジは俺に覆い被さり深いキスをしてきた。く、苦し……!けど上手いな、すぐに気持ち良くなりそうで…って、不貞はダメだ!
「い、いかん、すまない宵の君。だが…その麗しい姿を見てしまっただけでもワシは………」
「へ……?」
待ってくれ俺の腹にナニを擦り付けてんだよ!?そしてやっぱりお前も二本あるんだな!?龍神ってみんなそうなのか!?
……じゃなくて!えっと、今の状況から考えるに俺は襲われそうになってるって事で…間違いなさそうだな。マズい、退路が無い…
まさかアカツキとヒイラギが危険視してたのって、こういう事なのか!?
一旦落ち着くために二人のことから離れよう。
そうだ、モミジになんで俺の神器を借りていたのか聞こうと思ってたんだ。アカツキは『モミジと二人きりになるな』とか言ってたけど、なんで二人きりになったらダメなのかは誤魔化された。
……そうだ、アカツキかヒイラギに同行してもらえばいいか。
と、思ってアカツキを探したけど…まさかのまだ寝てる!?ま、まぁそれだけ疲れてたって事なんだろうな。仕方ない、アカツキを起こさずにヒイラギに同行を頼むとしよう。
屋敷を出てヒイラギの部屋に向かった。部屋にいるといいんだけど……
一番端にあるヒイラギの部屋は一歩でも入ると急に寒くなる。一応コタツは置いてあるけどヒイラギ用ではない。ヒイラギが入ったら爛れるだろうしな。
「宵の君か、どうかしたか?」
「ヒイラギに同行を頼みたい」
みたらし団子をもっもっと頬張るヒイラギは、初対面の時とは印象が違って幼く見える。まぁ、大体みんな食事中は小動物みたいに頬を膨らませてモグモグしてるから可愛く見えるか。
「同行?一体何のだ?」
あっ、そういえば端折って説明してなかった。
「モミジのところに行きたいんだ。なんで神器を借りてたのか聞こうと……」
「ならぬッ!」
団子を食べた後の串がたくさん乗った皿を置いたヒイラギは、俺の側に来るなり強く肩を掴んできた。近寄る時の迫力がありすぎて少し後退りしてしまったが、真剣な眼差しだけは目を逸せない。
「あやつとは会ってはならぬ、二度と、絶対にだ!」
「ちょ…ヒイラギ、肩痛い……!」
「あっ……す、すまなかった。つい感情的に………」
ビックリした………。ヒイラギが声を荒げるとこは記憶を失ってから初めて見た。こんな一面もあるんだな。
でもなんでヒイラギが急に叫んだんだ?そんなにもモミジと合わせたく無いのだろうか。
アカツキはモミジと二人きりになるなと言ったが、ヒイラギはそもそも会うなと言う。ここまで危険視されていると、想像していたよりも龍神って仲が良く無いのかもしれない。
「あー、分かった、モミジには会わない。その代わりって訳じゃ無いけど、ヒイラギは何でモミジが俺の神器を借りてたのか知ってたら教えて欲しいんだけど……」
「それは…我も知らぬ。ただ一つ言えるのはロクなことでは無いという事のみだ」
え……?な、なに、神器悪用でもされてたのか?
●●●●
余計に心のモヤを深くさせたところで、落ち着くために風呂に入ることにした。
ヒイラギが疲れ果てているアカツキのために薬湯を用意したらしい。疲れが取れ頭がスッキリするから、考え事をしてる時にもいいとヒイラギがオススメしてくれた。
体を流して湯船に浸かり、ヒイラギが俺に預けたボール型の網を湯船に浮かべた。この網の中にある石鹸のようなものがお湯で溶けて効果が出るようだ。
源泉掛け流しだもんな、一回で溶け切ったらすぐに薬湯の効果は薄れる。
それにしても確かに気持ちいい。独特の薬の匂いの効果もあるのだろうか、体がリラックスして頭が冴える。身体と精神の余計なものが全て流れ落ちるみたいだ。
思ってた以上の効果だったし、アカツキを叩き起こして一緒に入れば良かったかもな。
ガララっ
………え、誰か入ってきたと思ったら…モミジ!?なんつータイミングだ……!
「……宵の君、まさかこんなところで会えるとは…ワシの幻覚じゃ無かろうな」
今にも泣きそうな顔のモミジ。言葉を失い立ち尽くした後、何も言わずに体を流して湯船に入った。
ヒイラギにモミジとは会わないって言った矢先にコレか。しかも二人きりだ。怒られるかな……。でもせっかく会えたんだし、聞きたいことをさっさと聞いて上がるとしよう。
「………」
「…モミジ、聞きたかったことがある」
「なんじゃ……?」
「なんで俺の神器を借りてたんだ?」
聞きたかったことを直接聞くと、モミジは今にも泣きそうな顔をして顔を背けた。よく見ると口元も震えている。周りの人に比べて幼顔だけど中身も少し幼いみたいだ。…口調はおじいさんっぽいけど。
「そ、れ…は………」
「まさかとは思うけど、悪用してた訳じゃ無いよな?」
「そんな事は断じてせん!」
うおっ、急にこっちを向くからビックリした……。でもまぁ悪用してた訳じゃ無いならいっか。
………ん?なんかモミジがこっち向いてからめちゃくちゃ凝視してくるんだけど…………顔赤くないか?
「ぁ……ょ、宵の…君…………」
「どうした?モミジ……ンぐっ!?」
急に頭を抱き寄せられたと思ったら、モミジは俺に覆い被さり深いキスをしてきた。く、苦し……!けど上手いな、すぐに気持ち良くなりそうで…って、不貞はダメだ!
「い、いかん、すまない宵の君。だが…その麗しい姿を見てしまっただけでもワシは………」
「へ……?」
待ってくれ俺の腹にナニを擦り付けてんだよ!?そしてやっぱりお前も二本あるんだな!?龍神ってみんなそうなのか!?
……じゃなくて!えっと、今の状況から考えるに俺は襲われそうになってるって事で…間違いなさそうだな。マズい、退路が無い…
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