召喚され救世主じゃないと言われたが、復讐の旅でなぜか身体を狙われている

輝石玲

文字の大きさ
47 / 108
復讐の旅、開始!

47.冷たい体と熱った身体 ❇︎

しおりを挟む
 頭がぼんやりする。熱に浮かされてるみたいだ。
 だけど何かヒンヤリするものが触れて気持ちいい。真夏の暑い日に冷感の毛布を被ってるみたいな、体温を逃してやるような感じだ。

 これは一体…………


「ンッ、あっ……」
「ようやく気が付いたか、宵の君」
「ヒイラギ……何してんだ!?」

 目が覚めて一発目に気付いた違和感の元、下半身を見てみると、どういう事かヒイラギと合体していた。いや俺が寝てる間に何してんだ!?

「説明は後だ、先ずは上がり過ぎた主の体温を下げなければならぬ」
「えちょっ…ッあ…!」

 俺の体温が上がり過ぎたのは分かった。二人とも裸でピッタリ引っ付いてればヒイラギが冷たいから熱を逃がせるだろう。けど!挿入する意味は!?
 しかも挿入した状態で動かずに、ヒイラギはただ俺のアレを扱いている。俺の腹を見ると既に何回かは出してるみたいだけど…これも『熱を逃す』って事なのか?

 っていうか、上がり過ぎた俺の体温で火傷とかしてないのか!?ヒイラギの肌は真っ白だから、赤くなってるの分かりやすいぞ!?
 暖炉の火は消してあるみたいだから少し安心してるけど、熱いのダメなのに無茶をするなぁ。



 ーーで、なんで挿入れてるんだよ!その必要は無いだろ!



 そう色々と考えても、俺の口から出るのは吐息と喘ぎ声くらいだ。尻にデカいの入ってるってだけで気持ちいいのに、その状態で扱かれると感度が倍にまで増える気がする。

「はっ、…っく、イク…っ!あッ……んぅっ………!」

 絶頂と同時にヒイラギにキスをされて口が塞がれた。ヒイラギって舌とかアレも冷たいんだな。むしろ今は冷たいのが心地良い。


 そのまま何度か同じ事を繰り返して、少しずつ意識は元通りになっていった。本当にこんな荒治療で体温が下がるとは……。

 でも、正直物足りなさが残る。何回も射精はしたものの、ナカは動いてないから甘イキしか出来なかった。このまま終わったら尻が寂しいまま終わるだろう。
 だけど今回の行為はそんなことが目的じゃ無い。ヒイラギだって仕方なくこうしただけだろうし、これ以上を求めるのはむしろ失礼だ。自分で何とかするしか無いな。



 ヒイラギは俺の体温が落ち着き、意識もハッキリしてることを確認するとズルリと抜き取り塵紙で自身のモノと俺の腹と尻を拭った。


 さっさと着替え終わったヒイラギは俺にも服を着せようとするが、俺はそれを断った。

「ヒイラギ。悪いがしばらく一人になりたい」
「どうした?」
「あー、その、恥ずかしいとこを見られたからお前の顔が見れなくて……」

 流石に苦しい言い訳だよな。でも『善意でやってくれた行為で興奮して自慰をしたくなった』なんて言える訳ないし。参ったな……

「他に理由がありそうだが、言いづらいなら言わせる気は無い。我はしばらく外に居よう。入って良い時は呼びに来てくれ」

 め、めっちゃいい人ー!なんか本当にごめんよ!すぐ終わらせるから!




 本当にヒイラギは小屋から出て、俺一人になった。なんか、他人の家で良く無いことしてるみたいで罪悪感があるな。余計にさっさと終わらせよう。

「んっ……」

 ベッドに座って穴に触れると、僅かに濡れてトロトロになっていた。さっき、ヒイラギが塵紙で拭いてたと思うんだけど…残ってたのか?まぁでも丁度いいか。

 っていうか、なんか俺の髪の毛伸びてるな。アキトみたいに襟足だけが長くなってるし、完全に力を取り戻したって事でいいのか?

 とにかく、ゆっくりと指を二本入れて自分でイイところを探った。ここ、こんな柔らかかったっけ。簡単に三本目の指も深くまで入れられたし、まだ入りそうな気配まである。

「はっ、ッ……」

 ダメだ、自分でシても深イキ出来ない。むしろ余計に欲しくなる。太くて硬くて大きいのでナカを擦って奥を突かれたい。初めての時みたいに、乱暴にされたら………

「ッあ………!」

 グルーとヴィンスに抱かれた時のことを思い出したら、驚くほど簡単にナカイキ出来た。けど、たぶん思い出したらダメなことを思い出したな。あの時のことを考えると、『もっと』ってなってキリがない。

 けど終わらないとと思って指を抜くと、やけにドロドロな事に気が付いた。こんなに濡れてたっけ……?

「は?う、そ……何コレ…………」

 まさか、愛液…?腸液はこんなに出ないだろうし、明らかに異常だ。身体が変わってる?試しにもう一度指を入れて刺激してみた。意識すると確かに俺の身体から出てきてると分かる。



 困惑していると、ドアをドンドンと叩く音が聞こえた。

「宵の君、すまぬが勝手に入るぞ」

 一言声を掛けて小屋に戻ってきたヒイラギ。俺の最中の姿を見るなり驚いた顔をした。

「っと、自涜じとくの最中だったか。すまないな、困惑するような声が聞こえたため来たのだが……」
「ひ、ヒイラギ……その、何でもない。ただ、身体が変わってて驚いただけだ」

 何も答えず俺を観察するようにジッと見つめるヒイラギ。情け無い姿を見られてるのに、俺の身体は視姦でもされてるかのように反応を見せてしまう。

「何か変わっただろうか?強いていうなら瞳が人間のものでは無くなったが、それは見た目で分かるものでも無かろう」
「そ、のだな…、尻がなんでか濡れるようになってて……」
「……あぁ、繁殖器官では無いから人は濡れぬのか。何、ただ昔に戻っただけだ。病の類いでは無い」

 そうだったのか…って、なんでヒイラギが知ってるんだ?って言うかなんで説明しながら俺のとこに来てるんだ!?


 ヒイラギはベッドに座り俺を抱き抱えると、尻に何の躊躇いもなく指を入れた。

「あッ……!?」
「邪魔をしてしまったからな。手伝おう」

 いやいやいやどんな官能小説のワンシーンだよこの展開ッ!って声に出したいのを引っ込めて、とりあえずされるがままになった。だって…中途半端で終わって辛いのは俺だし。
 ヒイラギが嫌々やってるなら俺も拒否する。けどさぁ…勃ってんだよな、ヒイラギも。ヒイラギは辛く無いのか?俺も手伝った方がいい?

 嫌がったらすぐに止めるから、とりあえず触ってみようかな……。

「ッ宵の君、我にそのような事をする必要は……」
「嫌か?それなら、っすぐ、止めるが………っ」
「嫌というわけでは無いが、龍に乱暴をされたくは無いだろう?ならば手を離しなさい。『龍の逆鱗には触れるな』という言葉を知らぬわけでは無かろう」

 やべっ、ここに逆鱗があったのか?なら痛いんじゃ…って、何で俺、龍は逆鱗を触れられると痛がるって知ってるんだろう。いや、それはいいんだ。

「痛かった、か?」
「そういう意味ではなくてな…、挑発するなということだ」
「あぁ…、っ俺、乱暴されてもいいよ……?」

 あえての挑発。マズいな、俺、初体験が散々だったからかメチャクチャにされるの好きになったかも。最中は快楽で苦しむけど、思い出すとそれがあまりにも………



 ベッドの上だってのにヒイラギは俺を壁に押し付けた。両手を壁に縫い付けるように固定されて、背後から一気に奥まで侵入される。龍だからなのか元々のポテンシャルか、簡単に入れる割には大きくて苦しい。

 けど……何かおかしいな?今、挿入ってるのに玉に何か擦れて………って、嘘だろ!?なんで二本もあるんだよ!
 股に擦れていたものは、もう一本のヒイラギの息子だった。龍って二本も付いてるのか?何のために???……まぁ、身体の構造だからで終わらせないとずっと考えそうだからやめておこう。

「動くが、痛いと泣き喚いても止めはしないからな」
「ひえぇ………ッあ…!」


 それからはノンストップで奥まで突かれ、気付けば壁も脚もドロドロになっていた。まぁ、そりゃあそうだよな。

 ただ予想外だったのが、血が滲んで垂れるほどに強く首元を噛まれていた事だ。途中で対面座位に変わったが、その時も首元や肩を噛まれ、気付けば頬まで歯形が残っていた。
 しかも掴まれた手首や腕、腰には青あざにまでなっている手の痕が残っている。案の定俺はボロボロで一人で動くことすら大変だ。

 なるほど、確かに『逆鱗に触れた』ようだな。

 体調も戻ったしみんなと合流しないと。だけどこの痕しばらく残りそうだし、どう説明すればいいのやら………。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

推しの完璧超人お兄様になっちゃった

紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。 そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。 ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。 そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。

自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話

あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」 トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。 お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。 攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。 兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。 攻め:水瀬真広 受け:神崎彼方 ⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。 途中でモブおじが出てきます。 義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。 初投稿です。 初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。 ひよったら消します。 誤字脱字はサイレント修正します。 内容も時々サイレント修正するかもです。 定期的にタグ整理します。 批判・中傷コメントはお控えください。 見つけ次第削除いたします。

メインキャラ達の様子がおかしい件について

白鳩 唯斗
BL
 前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。  サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。  どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。  ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。  世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。  どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!  主人公が老若男女問わず好かれる話です。  登場キャラは全員闇を抱えています。  精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。  BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。  恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。

【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!

黒木  鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。

悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!

梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!? 【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】 ▼不定期連載となりました。 ▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。 ▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

悪役令息に転生したので、死亡フラグから逃れます!

伊月乃鏡
BL
超覇権BLゲームに転生したのは──ゲーム本編のシナリオライター!? その場のテンションで酷い死に方をさせていた悪役令息に転生したので、かつての自分を恨みつつ死亡フラグをへし折ることにした主人公。 創造者知識を総動員してどうにか人生を乗り切っていくが、なんだかこれ、ゲーム本編とはズレていってる……? ヤンデレ攻略対象に成長する弟(兄のことがとても嫌い)を健全に、大切に育てることを目下の目標にして見るも、あれ? 様子がおかしいような……? 女好きの第二王子まで構ってくるようになって、どうしろっていうんだよただの悪役に! ──とにかく、死亡フラグを回避して脱・公爵求む追放! 家から出て自由に旅するんだ! ※ 一日三話更新を目指して頑張ります 忙しい時は一話更新になります。ご容赦を……

処理中です...