16 / 108
復讐の旅、開始!
16.初めて見た獣人は狼男
しおりを挟む
痛い、苦しい、気持ち悪い、寒い、寂しい、怖い……!
「ゔぅ………!」
寒い…何も、何も分からなくなる……。違う、やめて、俺は何も出来ないんだ。こんな風に俺を穢されたら、俺は消えて無くなる………
「ッは…!ぁ…ゆ、め……?」
「よぉ、お目覚めか?」
目が覚めると、そこは粗末な小屋のような場所だった。少し苦味のある薬のような匂いとお日様の匂い。質素だがふかふかのベッド。そしてどこかから聞こえてくる重い声。
体を僅かに起こして声の聞こえてきた方を見ると、そこには銀髪の癖っ毛を低い位置で一つに束ねた男がいた。金色の鋭い目と大きな耳…耳!?大きな尻尾も揺れていて…も、もしかして獣人か!?見た感じたぶん狼の獣人っぽいけど…誰!?
服装は結構ラフな感じで、白いサルエルパンツに白い長袖Tシャツ、ベージュのサンダルと全体的に白い。グルーとは対照的な服装だ。
そんな(たぶん)狼の獣人はマグカップを持って俺の方に近づいた。
「ほら、飲め」
そう言って渡してきたマグカップの中には青汁みたいな真緑の液体が入っていた。そこから漂う苦い匂い。
「こ、これは……?」
「薬湯だ。霧に当てられたんだろ?飲めば免疫がついてあの霧で倒れなくなる」
あの霧が有害なものだったから倒れたのか…。じゃあグルーは?これを飲んだことがあるから大丈夫なのか、どこかで倒れてたりしないよな?
「早く飲め」
「あ、あぁ……」
うぅ…嫌な匂いするしいかにも『薬』って感じがして拒絶反応が…えぇい!鼻を摘んで一気に飲んでしまえ!
ゴクゴクゴク……うぇっ
当たり前のように不味い…。口直しがしたいが、そんなものは無さそうだ。
「そういえば、俺の他に誰かいなかったか?」
「だーれも。お前一人の気配が森の中に急に現れたから拾いに行っただけだ」
「そうか……。あ、言い忘れてたが、助けてくれてありがとう」
軽くになったがお礼を言って、少し考え事をした。それは、なんでグルーと離れたか。
この人は俺の気配がしたから森に行き俺を拾った。でも、いくら霧で周りが見えなかったとは言え俺とグルーは手を繋いでいた。なんで離れたんだ?手が離れるような何かがあったのか?
そんなことをはっきりしない頭で考えてると、呆れるようなため息と「おい」と言う声が聞こえた。そして気がつくとその獣人は俺をベッドに倒して上に乗っていた。
こ、これって……めっちゃ敵対視されてるじゃねぇか!顎を掴まれて睨まれてるんだけど!?
「……で?人間がこんなとこまで迷子か?」
そりゃあそうだよな!人間は敵対視されるよな!現在進行形でこの国侵略しようとしてるならそりゃあ敵視されるよな!けど俺は侵略者じゃなくて協力者!
「迷子…ははっ、面白くない冗談だな。ただの迷子がおかしな霧に入る訳ないもんな……」
「よぉく分かってんじゃねぇか。じゃあ用があってこの国に入ったんだよな?」
こういう時ってどうするのが正解?流石に犬と同じような扱いは神経逆撫でするか?まぁ、どうであれ弱気になった瞬間に骨も残らず喰われそうな勢いだ。気は抜けない。
「…あぁ、もちろん用事があって来たぜ。ただ、俺の独断で他人に教えていいようなことじゃない」
「あ?自分の状況が分かってねぇのか?」
「まさか、よく分かってるさ。……お前が俺を人間だと勘違いしてるってな」
俺、人間じゃ無くて良かった。もし人間だったら何を言っても信用されずに殺されるか捕まるかしてただろうな。……まぁ、何者かと聞かれたら答えられないけど。
「人間じゃ無い…だと?じゃあ何者だってんだ?」
やっぱ聞かれた。でもそんなの俺だって知りたいんだけどなぁ。ステータスを見ても分からないし、記憶無いし…って、そういえばさっき見た夢で暁が変なこと言ってたな。
『世界を旅するうちに……』
まぁ、ただの夢だろうけど今はその言葉を借りるか。
「俺に特定の種族は無い。ただ、名乗るなら…『世界を渡る旅人』だ」
「はぁ?なんだそりゃ。別の世界から来たとでも言うのか?」
まぁ、それは事実だし言うよな。ただ問題が、人間じゃ無い証明か……。見た目はそのまま人間と変わりないし、信じさせる術が無い。流石にステータスを見せるのは個人情報だから躊躇するし…、変身でも出来ればいいけどそんなの無理だし。
「随分と面白ぇこと言うじゃねぇか。だがな…もっとマシな設定は無かったのか?」
「信じられないのも無理は無い。事実、俺は人間と同じ姿だからな。ただ生憎だが今は証明する術が無い。今は、な……」
なんとかこの場だけでも誤魔化さないと。
「今は?じゃあどうすれば証明できるようになる?」
「この世界に来た時に力と記憶の一部を失った。力だけでも取り戻せば証明はできるはずだ」
「力の戻し方は分かってんのか?」
「あぁ、条件を満たして神器を解放すれば戻る」
こ、これは信じているのか?真面目に聞いてはいるけど、何を考えながら聞いてるのかまでは分からないから怖いな。
「ふぅん…、そうか、覚えたぜ。それが本当なら信用してやるよ」
そう言って男は俺の首元に噛みついた。いっ……た!?な、なんだこれ、体が痺れて意識が朦朧とする…!?
「いいか、『今からお前は嘘が吐けなくなる』」
っ!?はっ…なに、今、何が……?頭…あ、たま……が……ヘンに………
「お前は人間か?」
「違う、人間じゃない…と思う」
「思う?」
「分かんない、俺も…自分が何者か分からないんだ」
なんだこれ、口が勝手に……!
「ほう、分かんねぇのに『世界を渡る旅人』なんて大それた嘘を吐いたのか」
「違う世界から来たのは確かだ!炎に呑まれそうになって、気付いたらこの世界にいた」
「マジか…、じゃあ力と記憶の失ったってのは嘘か?」
「記憶は前の世界で失った、だから俺が何者か分からないんだ。力は…俺もよく分かってない」
失ったのか、封じられてるのか、はたまた新しく習得しようとしてるのか分からない文字化けした固有スキル。
クソッ、もういいだろ…!早く元の俺に戻してくれ…!体の感覚も頭の感覚もおかしくて気持ち悪いんだ!
「最後の質問だ。この国に来た目的は?」
「…獣人の王に会って、人間の王の復讐に加担して貰うため」
「っ!ククッ…ハハハ!なるほど復讐か!お前もあの人間に逆鱗を触れられた訳だ!だが…王には会わない方がいいぜ?この国の王は小心者だからな」
え?グルーは実力者だって言ってたけど……。やっぱり直接会って確かめるべきだろうか。まぁ、会わない選択肢は無いな。
で、まだ何か聞きたいことがあるのか?噛まれた部分が熱くて、体が痺れて頭がぼーっとして、もう何が何だか分からなくてなりそうだ。
「……あぁ、でもお前の匂い、確かに人間のモンじゃねぇな。強いフェロモンに酔いそうだ……」
首元をスンスンと嗅がれ、耳元に吐息が掛かる。フェロモン…?コイツ、まさか………!
「ゔぅ………!」
寒い…何も、何も分からなくなる……。違う、やめて、俺は何も出来ないんだ。こんな風に俺を穢されたら、俺は消えて無くなる………
「ッは…!ぁ…ゆ、め……?」
「よぉ、お目覚めか?」
目が覚めると、そこは粗末な小屋のような場所だった。少し苦味のある薬のような匂いとお日様の匂い。質素だがふかふかのベッド。そしてどこかから聞こえてくる重い声。
体を僅かに起こして声の聞こえてきた方を見ると、そこには銀髪の癖っ毛を低い位置で一つに束ねた男がいた。金色の鋭い目と大きな耳…耳!?大きな尻尾も揺れていて…も、もしかして獣人か!?見た感じたぶん狼の獣人っぽいけど…誰!?
服装は結構ラフな感じで、白いサルエルパンツに白い長袖Tシャツ、ベージュのサンダルと全体的に白い。グルーとは対照的な服装だ。
そんな(たぶん)狼の獣人はマグカップを持って俺の方に近づいた。
「ほら、飲め」
そう言って渡してきたマグカップの中には青汁みたいな真緑の液体が入っていた。そこから漂う苦い匂い。
「こ、これは……?」
「薬湯だ。霧に当てられたんだろ?飲めば免疫がついてあの霧で倒れなくなる」
あの霧が有害なものだったから倒れたのか…。じゃあグルーは?これを飲んだことがあるから大丈夫なのか、どこかで倒れてたりしないよな?
「早く飲め」
「あ、あぁ……」
うぅ…嫌な匂いするしいかにも『薬』って感じがして拒絶反応が…えぇい!鼻を摘んで一気に飲んでしまえ!
ゴクゴクゴク……うぇっ
当たり前のように不味い…。口直しがしたいが、そんなものは無さそうだ。
「そういえば、俺の他に誰かいなかったか?」
「だーれも。お前一人の気配が森の中に急に現れたから拾いに行っただけだ」
「そうか……。あ、言い忘れてたが、助けてくれてありがとう」
軽くになったがお礼を言って、少し考え事をした。それは、なんでグルーと離れたか。
この人は俺の気配がしたから森に行き俺を拾った。でも、いくら霧で周りが見えなかったとは言え俺とグルーは手を繋いでいた。なんで離れたんだ?手が離れるような何かがあったのか?
そんなことをはっきりしない頭で考えてると、呆れるようなため息と「おい」と言う声が聞こえた。そして気がつくとその獣人は俺をベッドに倒して上に乗っていた。
こ、これって……めっちゃ敵対視されてるじゃねぇか!顎を掴まれて睨まれてるんだけど!?
「……で?人間がこんなとこまで迷子か?」
そりゃあそうだよな!人間は敵対視されるよな!現在進行形でこの国侵略しようとしてるならそりゃあ敵視されるよな!けど俺は侵略者じゃなくて協力者!
「迷子…ははっ、面白くない冗談だな。ただの迷子がおかしな霧に入る訳ないもんな……」
「よぉく分かってんじゃねぇか。じゃあ用があってこの国に入ったんだよな?」
こういう時ってどうするのが正解?流石に犬と同じような扱いは神経逆撫でするか?まぁ、どうであれ弱気になった瞬間に骨も残らず喰われそうな勢いだ。気は抜けない。
「…あぁ、もちろん用事があって来たぜ。ただ、俺の独断で他人に教えていいようなことじゃない」
「あ?自分の状況が分かってねぇのか?」
「まさか、よく分かってるさ。……お前が俺を人間だと勘違いしてるってな」
俺、人間じゃ無くて良かった。もし人間だったら何を言っても信用されずに殺されるか捕まるかしてただろうな。……まぁ、何者かと聞かれたら答えられないけど。
「人間じゃ無い…だと?じゃあ何者だってんだ?」
やっぱ聞かれた。でもそんなの俺だって知りたいんだけどなぁ。ステータスを見ても分からないし、記憶無いし…って、そういえばさっき見た夢で暁が変なこと言ってたな。
『世界を旅するうちに……』
まぁ、ただの夢だろうけど今はその言葉を借りるか。
「俺に特定の種族は無い。ただ、名乗るなら…『世界を渡る旅人』だ」
「はぁ?なんだそりゃ。別の世界から来たとでも言うのか?」
まぁ、それは事実だし言うよな。ただ問題が、人間じゃ無い証明か……。見た目はそのまま人間と変わりないし、信じさせる術が無い。流石にステータスを見せるのは個人情報だから躊躇するし…、変身でも出来ればいいけどそんなの無理だし。
「随分と面白ぇこと言うじゃねぇか。だがな…もっとマシな設定は無かったのか?」
「信じられないのも無理は無い。事実、俺は人間と同じ姿だからな。ただ生憎だが今は証明する術が無い。今は、な……」
なんとかこの場だけでも誤魔化さないと。
「今は?じゃあどうすれば証明できるようになる?」
「この世界に来た時に力と記憶の一部を失った。力だけでも取り戻せば証明はできるはずだ」
「力の戻し方は分かってんのか?」
「あぁ、条件を満たして神器を解放すれば戻る」
こ、これは信じているのか?真面目に聞いてはいるけど、何を考えながら聞いてるのかまでは分からないから怖いな。
「ふぅん…、そうか、覚えたぜ。それが本当なら信用してやるよ」
そう言って男は俺の首元に噛みついた。いっ……た!?な、なんだこれ、体が痺れて意識が朦朧とする…!?
「いいか、『今からお前は嘘が吐けなくなる』」
っ!?はっ…なに、今、何が……?頭…あ、たま……が……ヘンに………
「お前は人間か?」
「違う、人間じゃない…と思う」
「思う?」
「分かんない、俺も…自分が何者か分からないんだ」
なんだこれ、口が勝手に……!
「ほう、分かんねぇのに『世界を渡る旅人』なんて大それた嘘を吐いたのか」
「違う世界から来たのは確かだ!炎に呑まれそうになって、気付いたらこの世界にいた」
「マジか…、じゃあ力と記憶の失ったってのは嘘か?」
「記憶は前の世界で失った、だから俺が何者か分からないんだ。力は…俺もよく分かってない」
失ったのか、封じられてるのか、はたまた新しく習得しようとしてるのか分からない文字化けした固有スキル。
クソッ、もういいだろ…!早く元の俺に戻してくれ…!体の感覚も頭の感覚もおかしくて気持ち悪いんだ!
「最後の質問だ。この国に来た目的は?」
「…獣人の王に会って、人間の王の復讐に加担して貰うため」
「っ!ククッ…ハハハ!なるほど復讐か!お前もあの人間に逆鱗を触れられた訳だ!だが…王には会わない方がいいぜ?この国の王は小心者だからな」
え?グルーは実力者だって言ってたけど……。やっぱり直接会って確かめるべきだろうか。まぁ、会わない選択肢は無いな。
で、まだ何か聞きたいことがあるのか?噛まれた部分が熱くて、体が痺れて頭がぼーっとして、もう何が何だか分からなくてなりそうだ。
「……あぁ、でもお前の匂い、確かに人間のモンじゃねぇな。強いフェロモンに酔いそうだ……」
首元をスンスンと嗅がれ、耳元に吐息が掛かる。フェロモン…?コイツ、まさか………!
10
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
異世界で孵化したので全力で推しを守ります
のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
偽物勇者は愛を乞う
きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。
六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。
偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
拾った異世界の子どもがどタイプ男子に育つなんて聞いてない。
おまめ
BL
召喚に巻き込まれ異世界から来た少年、ハルを流れで引き取ることになった男、ソラ。立派に親代わりを務めようとしていたのに、一緒に暮らしていくうちに少年がどタイプ男子になっちゃって困ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる