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ただいま
149話 楽しい時間
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あの後、一眠りしたらあっという間に夕方になった
目が覚めると側にグドが居て、手を繋いでいてくれてる
「お、やっとお目覚めか?」
「うん…ちょっと寝過ぎた、かも……」
「いーのいーの!」
体を起こして伸びをして、グドに抱えられてソファに移った
杖があれば全然歩けるけど、グドが隙あれば僕とくっつこうとするから好きにさせてる
けど、いつもいつも重くないかな
僕とグドは背丈も体格も大差ないけど……
そこは流石妖精とでも言うべきか
そのまま髪の毛を梳かし、顔を洗った
さっぱりしたと思ったら腹の虫が鳴って、今日何も食べてない事に気付いた
「すっごい音だなぁ!」
「ちょっと、そんなでしょ……って、笑いすぎ」
「ま、とりあえず…なんかオヤツでも持ってくるよ」
そう言ってグドは部屋を出た
数十分経って、部屋に戻って来たグドが持って来たのはドーナツだ
ちなみにこの世界のドーナツはピンポン玉みたいなコロッとしたものが主流
はちみつと砂糖がかかった甘いお菓子だ
紅茶と一緒に頂いて、小腹が満たされた
今がっつり食べちゃうと夕食が入らなくなるからね
グドにもいくつかおすそ分けしたら、甘いって喜んでた
次からお菓子食べる時はグドの分と一緒に用意した方がいいかな
とは言え作るのも運ぶのも僕じゃ無いけど
その後は、僕がこれからどうするかをグドと考えた
両足と魔力を失ったのは大きい
今まで出来てた事が出来なくなるから
もちろんリハビリは続ける
けど、あまりにも余白の時間が多い
だから座ったまま出来る趣味を見つけたかった
どうせなら何かの役に立つ事を
歩けなくても、魔法が使えなくても出来る事か……
こうして考えてみるとなかなかに難しい
もし魔力はともかく足が無事だったら剣を続けてただろう
魔力に頼らなくても戦えるよう
危険に突っ込む真似はしないけど、護身用と趣味で続けるのはいいと思う
でもそれは歩ける様に…走れる様になってから
リハビリも一朝一夕では終わらない
毎日コツコツとしてこそだ
それも…本当に歩ける様になる保証は無い
なら、裁縫は?
クッションだったり小物だったり、自分で作ってみるのも良いかもしれない
細かい作業が出来るかは不安だけど、練習してみる価値はある
「おぉ!いいな!」
「うん、我ながらそう思う。向いてるかどうかは…分からないけど。何か作れたらグドにもアズにもプレゼントしたい」
「やったぁ!楽しみにしてる!さっそく道具とか手配するか!」
グドは僕以上に楽しそうだ
さっそく必要な物をリストアップしてる
………?
なんだろう、この既視感
なんだか凄く…懐かしい感じがする
よく思い出せないけど、グドを見てるとホッとするような懐かしさを感じる
まるで、ずっと昔からいるような……
なんだろう、不思議
でも、この時間が愛おしい事は確かだ
目が覚めると側にグドが居て、手を繋いでいてくれてる
「お、やっとお目覚めか?」
「うん…ちょっと寝過ぎた、かも……」
「いーのいーの!」
体を起こして伸びをして、グドに抱えられてソファに移った
杖があれば全然歩けるけど、グドが隙あれば僕とくっつこうとするから好きにさせてる
けど、いつもいつも重くないかな
僕とグドは背丈も体格も大差ないけど……
そこは流石妖精とでも言うべきか
そのまま髪の毛を梳かし、顔を洗った
さっぱりしたと思ったら腹の虫が鳴って、今日何も食べてない事に気付いた
「すっごい音だなぁ!」
「ちょっと、そんなでしょ……って、笑いすぎ」
「ま、とりあえず…なんかオヤツでも持ってくるよ」
そう言ってグドは部屋を出た
数十分経って、部屋に戻って来たグドが持って来たのはドーナツだ
ちなみにこの世界のドーナツはピンポン玉みたいなコロッとしたものが主流
はちみつと砂糖がかかった甘いお菓子だ
紅茶と一緒に頂いて、小腹が満たされた
今がっつり食べちゃうと夕食が入らなくなるからね
グドにもいくつかおすそ分けしたら、甘いって喜んでた
次からお菓子食べる時はグドの分と一緒に用意した方がいいかな
とは言え作るのも運ぶのも僕じゃ無いけど
その後は、僕がこれからどうするかをグドと考えた
両足と魔力を失ったのは大きい
今まで出来てた事が出来なくなるから
もちろんリハビリは続ける
けど、あまりにも余白の時間が多い
だから座ったまま出来る趣味を見つけたかった
どうせなら何かの役に立つ事を
歩けなくても、魔法が使えなくても出来る事か……
こうして考えてみるとなかなかに難しい
もし魔力はともかく足が無事だったら剣を続けてただろう
魔力に頼らなくても戦えるよう
危険に突っ込む真似はしないけど、護身用と趣味で続けるのはいいと思う
でもそれは歩ける様に…走れる様になってから
リハビリも一朝一夕では終わらない
毎日コツコツとしてこそだ
それも…本当に歩ける様になる保証は無い
なら、裁縫は?
クッションだったり小物だったり、自分で作ってみるのも良いかもしれない
細かい作業が出来るかは不安だけど、練習してみる価値はある
「おぉ!いいな!」
「うん、我ながらそう思う。向いてるかどうかは…分からないけど。何か作れたらグドにもアズにもプレゼントしたい」
「やったぁ!楽しみにしてる!さっそく道具とか手配するか!」
グドは僕以上に楽しそうだ
さっそく必要な物をリストアップしてる
………?
なんだろう、この既視感
なんだか凄く…懐かしい感じがする
よく思い出せないけど、グドを見てるとホッとするような懐かしさを感じる
まるで、ずっと昔からいるような……
なんだろう、不思議
でも、この時間が愛おしい事は確かだ
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