【完】『優等生』な援交男子の背中に隠された異常性癖

輝石玲

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5.告白

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 時間が経って、リオはようやく泣き止んだ
 既に外は暗く、新月で月明かりすら無い

「リオ、今日はもう暗いし泊まってけ。」
「……うん。ありがとう」

 2人は夕飯に冷凍パスタを食べてから、それぞれ入浴を終えた。リオは誰かの家に泊まることすら初めてだ。着ていた服は洗濯して、その間はタクヤの服を借りることになった。が、替えの下着が無いリオはタクヤのオーバーサイズのTシャツ一枚だけ着ている。

「……シャワーありがと。」
「あぁ、ベッドは同じでいいよな。ほら、寝るぞ。」

 タクヤとリオは同じベッドに入って横になった。すぐに電気を消してリオを抱き寄せ眠ろうとするタクヤに、リオは疑問を感じた。

「タクヤ、シないの?」
「……あのなぁ?正直言えば俺だって抑えてんの。でも、お前が襲われそうになったばっかで出来るかよ。」
「…せっかく準備したのに。俺はあんたになら虐められてもいいんだよ?その、俺、タクヤなら最後まで……って、思って……」

 弱々しく震える声。緊張と寂しさがヒシヒシと感じる。タクヤは押し負けて電気をまたつけた。大きく深呼吸をしてから、リオに馬乗りになって触れるだけのキスをした。

「リオ、お前わかってる?俺が今までどんだけ抑えて来たのか。」
「そんなん知るか。俺はただ、あんたが…タクヤが欲しいと思っただけだ。」
「……そーかよ。お前、俺のこと相当好きじゃねぇか。」
「かもな。俺を抱いたら分かるんじゃないの?」

 リオは明るい部屋の中、タクヤの目の前でシャツを首元までたくし上げた。他の人は見たことのないリオのピンク色の乳首と滑らかな肌。そして、キス程度しかしていないのに鈍く勃っているものを見せつける。今まで見たことないリオの姿に、タクヤは我慢をやめた。

「本当淫乱。なぁ、やることビッチみたいなのに処女とか信じらんねぇよな。」
「あんただけ…ぁんっ……!」

 リオは乳首を舐められただけで高い声を出した。自分でも想定していなかった声にリオは驚いて口を塞いだ。が、その手はすぐにタクヤによってどかされる。

「抑えんな、この家防音性高いから好きなだけ声出してろ。……それにしてもリオ、お前乳首まで自分で弄ってたのか?随分と敏感だな。」
「俺、自分っ、で…、こんな、きもちよく…っ、なったこと、ない……」

 タクヤはずっとリオの乳首ばかり弄っている。過敏でも中途半端な刺激に、リオは腰を浮かせて震えた。

「あ、こら、服に擦り付けんな。ったく……」

 リオの脱ぎかけのTシャツで両手を縛ってから、タクヤも服を脱いだ。ベッド横の小さな棚からローションとゴムを取り出し、多めに濡らして器用にナカを解しながら同時に抜いてやると、リオは我を忘れて腰を振りはじめた。

「はぁっ…、んっ……!…ぁ、イく、どっちも、きちゃ…っ、あっ……っ!」
「ナカと同時にイったな。……にしても、濃くね?」

 リオが出した精液は不透明で粘度が高かった。タクヤは指先についた液を驚いたように観察する。

「リオ、お前ずっとシて無かったのか?いつから?」
「……ん、2週間くらい。その…俺、一人でしてると…あんたの事思い出して……なんか、あんたに悪い気がして………」

 タクヤから与えられた感覚でリオの体は完全に上書きされてしまった。触れ方も力加減も、気がつけばタクヤの方法をなぞって行う癖がついていた。

「へぇ、なら今俺の目の前でシてみろよ。」
「な…!それは、その……っいじわる、すぎる。……けど、ちゃんとできたらご褒美くれる?」
「なんか欲しいのか?」

 タクヤからの意地の悪いリクエスト。リオはそれに抵抗は見せても、従いたいという欲がどこかにあってしまう。

「……俺が、ちゃんとできたら…ゴム着けないで、生で欲しい。奥に…いっぱい出して欲しい……」
「っ!……あぁ、分かった。じゃあ中出しして欲しかったら頑張らないとな。……いつも、家でするようにやってみろ」

 とても初めてとは思えない要求に興奮と恐怖で鳥肌が立つ。元からサド気質なタクヤを身震いさせる程の恐ろしい才能を見せたリオは、タクヤの指示に従い始めた。
 リオは体を起こしてベッドに座り、脚を開いて自慰を始める。一見すると見せつけているようにも見えるが、これがリオにとっての通常だ。ダラダラと垂れ流しの先走りを先端に広げ、最も敏感なカリの部分を指の腹で擦る。小指と薬指で裏筋を強めに擦りながら敏感な部分も弄り続けると、果てた後にも関わらずあっという間に射精感が高まった。

「……へぇ、俺のやり方を真似てんだな。そんなに良かったか?」
「あっ、んっ…、おれ…ちゃんと、できてる……?」
「あぁ、上手だ。」

 目の前の絶景にタクヤは悦に入った笑みを浮かべる。恍惚に何度も鳥肌を立て、僅かに息が漏れる。タクヤは内心『とんでもない奴に出会ってしまった』と思った。

「リオ、交代。やっぱ俺がイかせてやる。」
「ぁっ…、タクヤ、が……?」
「お前さ…もう手に力入んなくなってるだろ。このままじゃいつイけるか……」
「だ、め……。おれ、ちゃんとしないと……」

 リオはご褒美の為にタクヤを拒んだ。が、タクヤの言ったことも合っている。既に限界ギリギリのリオの体はつま先まで痙攣していた。まともに力を入れられなければ、頭を使うことも出来ない。つまりは、リオは一人ではどうにもならない体に自らしてしまったのだ。本人はまるで自覚が無いが。

「大丈夫、ちゃんと出来てた。ご褒美はやるから…お前に触れさせろ。俺が限界なんだよ。」
「タクヤは…俺に、触りたい?……うん、触って。俺ももっと触って欲しい。」
「……既に理性飛んでるのな。ほんと、可愛い………」

 タクヤは覆い被さるように深い深いキスをした。リオは長い舌で喉を犯され、強めの刺激で抜かれる感覚に大きな何かが押し寄せる感覚に襲われた。
 まともに呼吸も出来ないままリオは、大きな痙攣と共に果てた。大きすぎる絶頂に涙を流しながら震えている。

「すご、めっちゃ出るな。」
「ぁ…く、タクヤ…、お、ねがい、ごほーび、ちょうらい……」
「イったばっかでか?いいけど、保証しないからな」

 喘ぎすぎて喉が乾燥してきてると気付いたタクヤはリオに水を一口飲ませた。少し落ち着いたようだ。が、理性が飛ぶ程度にはまだ快楽に呑まれてる。絶頂直後の余韻がまだ残ってるまま、肛門に先端を押し付けゆっくりと挿れ始めた。指とホテルのプラグしか挿れたことのないそこは、タクヤを受け入れるには狭い。最大限傷つけないように時間をかけてゆっくりと入り込む。

「ぁあっ……ぅっ…、はぁ…、は、いったぁ……?」
「もう少しだ。っ、力抜け、キツすぎる。」
「う、ん……あっ、いっ……」
「痛いか?」

 リオは首を横に振った。言われた通りに力を抜いた瞬間、ずるりと深くまで入ったことによって一気に快感が押し寄せた。その刺激でリオの腰が高く跳ねる。

「いっ、ちゃう、も……からだ、へん…に、…っあ………」
「挿れただけでイきそうか?」
「あっ…んぅ……」

 リオは体を震わせながら耐え始めた。もうほんの少し刺激を与えれば達してしまいそうな状態で。

「おい、もう我慢する必要無いから好きにイけって。」
「や、だ………、いっしょ、が…いい……」
「……そうかよ、ならもう少し耐えないとな。」

 タクヤは少し手前に引いてから角度を変えてゆっくりと突き始めた。前立腺を押す度にナカは痙攣し、リオは足をばたつかせる。どこまで耐えられるのかとタクヤは遊んでいる。

「あっ…、だめ、ダメやだ、そこっ、だっ…あっ………!」
「おー、すげぇな。本当にギリッギリで耐えてる。」

 既に絶頂していてもおかしくない状態の体は、段々と狂い始めている。透明な先走りは垂れ流し、突かれる度に溢れている。少しでも気を緩めれば簡単に達するだろう。

「まぁ、悪いけど先にイかすからな。」
「あ…まっ、なに、え…?あっ…うそまっ、あ゛っ………っ!?」

 ゆっくりと焦らすように抜かれると、一気に奥を突かれリオは大きく痙攣しながら絶頂した。初めての挿入で潮を吹き、意識を飛ばしてしまう。が、絶頂したのはリオだけでは無かった。奥に入れたまま搾り取るように締め付けられ、タクヤもそのまま持って行かれた。

「嘘…だろ……。こいつ、凶悪すぎる。……って、おい、大丈夫か?」
「……?」
「あ…声聞こえてねぇな。やっぱイったばっかでするべきじゃ無かったな。」

 思考が停止したリオからゆっくりと抜き出そうとすると、途中でナカが締まった。まるで引き止めるかのように。

「タクヤ…まだ、終わらないで………」
「ん?あぁ、お目覚めか。俺もまだシたいけどなぁ…流石に休憩挟まないとお前が持たねぇよ。」

 一旦水分補給と処理を挟んだ。既に相当ベッドを汚してしまっている上に、リオの腹上も潮でびしゃびしゃだ。


「あっ、やば…。」
「どうした?……切れたのか?」

 リオはベッドに座り込んで肛門を押さえていた。困った顔で首を横に振ったリオだが、その行動の意味を知らないタクヤは内心焦っている。が、杞憂だった。

「ナカに出したの、垂れてきちゃう……」
「…ったく、お前は……。あのな、した後に全部掻き出さねぇとなの。惜しんだところで意味ねぇよ。」
「でも……」
「まだするんだろ?欲しいだけやるからそんな顔すんな。」

 ほんの数分の休憩が終わった。2人とも我慢できないとでも言うように再開する。中に残る精液が潤滑剤となり、スムーズに動くことが出来ているどころでは無い。何度も口付けをしながら本能のまま求め、犯す2人は何も考えずにただひたすらに嬌声を出している。

「あっ、うぅっ…、はっ……たく、……っ!」
「リオ、可愛い、っエロ、……っは、俺もやば……」
「た、くや…っ!あっ、…すき、すき…!もっと…!」

 肌のぶつかる音といやらしい水の音、吐息と呻き声に混じってリオは『好き』と繰り返した。しっかりと抱きしめ、何度もキスをせがむリオにタクヤはずっと行動で応え続けている。
 それから何回したのか分からない。ただひたすらに疲れ果てるまで互いを求め合った2人は、そのまま朝を迎えた。



 疲れ果てたリオは今にも眠ってしまいそうだ。何とかギリギリ意識を保っているような状態だが、体を動かす事は出来なさそうだ。

「大丈夫か、俺が後始末しておくから休んでていいぞ。」
「ん……こほっ、それくらい、俺にも……」
「声ガラガラじゃねぇか。そっち側のが負担が大きいことくらい知ってるから、いいから休め。」

 そしてそのままリオは眠ることになった。よほど疲れていたのだろう、中に出されたものを掻き出されても、片付けのために運ばれても目が覚めない。タクヤはリオに水を飲ませて自分も水分補給してから頭を掻いた。

「……抱いたら分かる、か。」

 相当好きなくせに。そう思いながらタクヤは掻き乱された心を落ち着かせた。





「ん……今なんじ……」
「8時半前だ、よう。」
「あ、おはよ………。」

 ずっとベッドに座ってリオを見ていたタクヤはしれっと挨拶した。が、リオは明らかな体の違和感に気がついた。

「いっ、たぁ……」
「どうした?」
「腰が痛い……喉も……」
「だろうな。」

 リオはこれでは無理だと大学に休む連絡をした。普段しっかりと授業を受けているリオは単位も成績も良く『優等生』だ。学校の誰もが、その『優等生』が援助交際をしているとは思ってもいない。

「そうだ、リオ。俺達これからどうする?」
「どうって……俺は援交辞めるよ。連絡先とかSNSのアカウントも全部消すつもり。もちろんあんたとも援交はしない。その………」
「俺達は援交の関係じゃなくて恋人同士…だと思っていいんだな?」
「恋人……」

 恋人と言う関係の名称を噛み締めてリオは頷いた。まだ不器用ながらも心を開いたリオに、タクヤは微笑んだ。タクヤにとっても、リオとの関係は今までに無いものとなった。過去に交際していた人は遊び、体だけの関係が当たり前だったタクヤにとって、初めて本気で惚れた人だ。

「リオ、一緒にここに住まねえ?」
「え?」
「援交辞めて普通にバイトするんだろうけど、今までより苦しくなるだろ。学費だってそう。…お前の助けになりたい。」
「それって…いや、自分のことは自分でする。そんなに迷惑はかけられない。」

 リオは初めて出来た恋人との同棲に惹かれたが、面倒をかけたく無いと断ってしまった。それは、過去の境遇から『面倒をかければ嫌われる』という強い認識を持ってしまったせいだ。多くは望まず、邪魔にならないようにと。

「迷惑じゃなくて……ッチ、お前にここにいて欲しいっていう俺の我儘だ。言わせんな。」
「……わ、分かった。ふっ、あんたでも可愛い顔するんだな。」
「あ゛?…それと、学費とかも俺の方でなんとかする。罪悪感とか迷惑とか考えてんなら、卒業した後にでもちまちま返してくれればいい。これで文句ねぇな?」

 慣れない他人からの好意と厚意に戸惑いながらも、それ程に想ってくれているという実感にリオは幸福感で満たされていた。『身内の金じゃ無いよな』『何企んでんの』そんな照れ隠しの悪態を頭で思い浮かべても、リオの口から溢れたのは一言、

「ありがとう……」

 たった一言で全てが伝わる感謝の声だった。
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