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2.理性
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そこそこ安いホテルの一室。最初の日から一週間程でまた呼び出されたリオは、内心呆れ返っていた。本当にリピートされるとは思っていなかったからだ。
「で、今日はどうしたいんだ?」
「んー…、先に確認だ。お前は挿れない脱がせないさえ守りゃあ何しても良いんだな?」
「……まぁ、そういう事にはなるけど…何するつもりだよ。」
警戒度が最大の相手にリオは疑心暗鬼になっている。だが、それをタクヤ本人は知らない。
タクヤはリオの腕を引っ張りベッドに押し倒した。
「口開けて舌出せ。」
言われた通りに動くと、タクヤは開いた喉の奥まで舌を滑り込ませた。長い舌が口内を這い、生暖かい唾液で溺れそうになる感覚にリオは唸ることしか出来ない。ようやく口が離れると、端から飲み込めなかった涎が溢れた。
「お前、本当は喉好きだろ。また勃ってるぜ?」
「……っさい、だったらなんだよ。」
「はっ、また生意気。……ま、そんな余裕なんか消してやるけどさ。」
タクヤはリオのズボンのベルトを外し始めた。当人の困惑をシカトして、左手でグリグリと押しながら右手で最小限だけ脱がせる。リオが止めるよりも先にモノを出したタクヤは、既にトロトロの先端を指先で弄った。
「なっ、やだっ……!またそれ、んっ、恥ずかしい……っ!」
「恥ずかしい?これからもっと恥ずかしいこと、してやろうと思ってんだけどなぁ。」
「ぇ………、っあ!?うそっ、ダメだっ……ってぇ!」
先端から溢れる雫を舌で舐め取りそのまま深くまで咥えた。舌が這いながら吸い取られ、リオは無意識に腰を浮かせて押し付けた。今までに感じたことのない程の刺激が与えられ、意識も理性もハッキリしないまま口の中に出した。タクヤはそれを飲み込むと、顔を顰めた。
「まっず……飲み込みづらいし、ウリやってる奴とかってよく飲めるな。」
「なんで…俺に、こんな………。」
「なんでって、お前の反応が見てて面白いからだけど?抵抗しようにも弱々で、イった後はトんでるし、さっきも腰浮かせて出そう出そうとしてたろ?」
「っ!」
リオは完全に理性が飛んでる時の自分の行動を指摘され、羞恥から顔を大きく逸らした。
「…忘れろ。全部忘れろ。」
「は?やだね。お前が可愛いのが悪いんだろ?」
「………ぇ」
「ってことで、まだ終わらねーからな。」
リオは一瞬聞き間違いかと思った。でも確かに『可愛い』と言われ、なんとも言えない感覚に目を回している。
そしてそれはタクヤの方も……
(あれ、俺今なんて言った?)
言葉にしてようやく気が付いた認識に、自分で驚いていた。そしてなんとか誤魔化すように、何事もなかったようにリオを自分の膝の上に座らせた。
「ぇ、な、何……?」
「こうやってちんこくっ付けて一緒に扱くと気持ちいいんだと。俺も男相手はお前が初めてだからな。面白そうだし調べてみたんだよ。」
リオのとは全然違う大きさのそれは、既に熱を持ち脈を打っていた。ただ合わせただけ、触れる前から脈の振動で弱々しい刺激を与えられたリオは、腕をタクヤの背中に回してしがみつき、本能的に腰を前後に動かした。
「っおい、勝手に……」
「だっ、て、あんたの、あつく、て……きもちぃ、からっ……!あっ…、ごめ、ごめんなさ……っだめ、とまんなっ………!」
「お前…やっぱ最高だな。おら、手ぇ貸せ。」
言われるままに手を出すと、2人の合わせたものを握らせられた。ただ触れ合うよりも密着し、呼応する様にリオの心臓はうるさくなる。直に触れた手のひらの熱と、上から大きな手で包み込まれた手の甲の熱。リオはその二つの熱に思考が溶け、タクヤに快楽を求める。
「あっ…、これ、きもち……っ!」
「そうだな、リョウの下手くそなフェラより全然良い。」
「んぅ…っ、いじわる、いうな……あっ…!」
タクヤは重ねた手でリオの敏感な部分をいじめた。段々と射精感が強まっていくにつれて、リオはポロポロと涙を流し始めた。
「ゔぅ……、っ…!」
「おい、なに我慢してんだよ。イきそうなんだろ?」
「お、れが…、あっ、あんたよ、り……先に、いっちゃ…、だ、めだっ……ろ………?」
自分は金を貰ってる側なんだから、とリオはずっと我慢している。それに感づいたタクヤは、イラつきながら扱く手を早めた。
「あっ…!?んぁっ……、はっ、だめ、ダメっ……!」
「っそのまま耐えてても苦しいだろ?さっさと諦めて、イけよ。」
「やっ、だぁ……っ!」
どれだけ刺激を強くされても、リオはずっと我慢していた。いつまで経っても意地を張るリオに対してムカついたタクヤは、何としても先にリオをイかせようと自身も我慢を始める。何故か耐久戦のようになった2人は、常にギリギリの状態を保つことになった。
「ゔっ…、ふーっ………んゔ……」
「ちょっ、テメ…、指噛むな……っ。」
リオは親指を噛むことで痛みで快楽を中和しようとした。タクヤはそれをやめさせようとしたが、それよりも先に絶頂してしまう。
「………あーあ、俺が先にイッちまったよ。」
「っそれでいいだろ。金貰ってる側の俺ばっか気持ちよくなったら、割りに合わない。」
「はぁ?………んだそれ、俺がしたいようにしてるだけだろ?でもまぁ、お前がそう言うなら…………」
タクヤはリオの両手を掴んでベッドに押し倒した。両手の自由が効かなくなったリオは、寸止め状態で強制的に動きを封じられたことになる。
「な、なんだよ……!」
「コレ、まだ出してねぇから苦しそうだな。」
「分かってるなら手を離せ!」
無愛想なリオが焦りと怒りを表に出した。しかし、それとは真逆にタクヤは悪い顔で笑った。
「お前が言ったんだろ、自分ばっか気持ちよくなっちゃダメだーって。」
「でもこんな、中途半端どころじゃないのに……。」
「ならどうしたい?俺がいいと思う答えが来るまで離さないからな。」
リオは顔を赤くして泣きそうになりながらも、なんとか抜け出せないかとジタバタした。が、まるでビクともしない。このまま放っておけばその内収まるかと考えたが、タクヤがそれを許さない。
「ほら、早く言ってみろ。」
「知らな…っ!それ、やめっ………!」
タクヤは膝でリオの内腿を撫でた。脚の付け根に弱い刺激を与え、逃げる隙も無くしたのだ。
「ほら?」
「……っせて、イかせて。手、離して……。」
「ダメだ。」
「なっ…!何で………」
リオは快楽の苦しさにとうとう泣き出した。しかし、両手を掴まれてる以上は泣き顔を隠すことも出来ない。
「やだ…っ、いきたい、ど…すれば、いいんだよ………!」
「なら選べよ。俺にメチャクチャに良くされるか、俺の前でオナニーして痴態晒すか。」
「なんで、その二つなんだよ。サイテー……っあ…!」
返答を長引かせても生意気を言ってもギリギリを迫られる。そんな快楽地獄に耐えきれなくなったリオは、ようやく答えを出した。
「おねが…触って、イきたい、っあんたに…めちゃくちゃにイかされたいっ………!」
「こいつ…完全に理性トんでんじゃねぇかよ。誘い方エロ…。」
考えることをとうとう放棄したリオは、身体をくねらせながら足を絡めて強請った。大胆な誘惑に欲情したタクヤは、最後までしたい欲をギリギリで抑える代わりとでも言うように、ディープキスをしながらリオの一番敏感なところを器用に強く刺激した。
「んぐっ!ん、んぅ…!はっ、んんーっ…!」
リオは口内を犯されるようなキスをされながら自慰では味わえない刺激を与えられ、たった数分で何度も絶頂を繰り返した。
ようやく止まった頃には全身が痙攣し、服に精液が飛んでいた。リオが惚けてる間に、流石に洗おうとしたタクヤ。しかし、ワイシャツのボタンを外そうとした瞬間にリオは手を振り払って後ろに引いた。
「やめて…ください………!」
「え、あぁ、別に洗ってやろうとしただけだろ。つか、あんなエロいことしておいて上半身見られたくないとか何………」
「うるさいっ!………悪い、叫んで。でもこれくらいなら拭ってから家で洗う。」
つい先程まで快楽に惚けていたとは思えない程に、今のリオは青ざめている。明らかに異常なその様子に、タクヤは何も言えなかった。
「で、今日はどうしたいんだ?」
「んー…、先に確認だ。お前は挿れない脱がせないさえ守りゃあ何しても良いんだな?」
「……まぁ、そういう事にはなるけど…何するつもりだよ。」
警戒度が最大の相手にリオは疑心暗鬼になっている。だが、それをタクヤ本人は知らない。
タクヤはリオの腕を引っ張りベッドに押し倒した。
「口開けて舌出せ。」
言われた通りに動くと、タクヤは開いた喉の奥まで舌を滑り込ませた。長い舌が口内を這い、生暖かい唾液で溺れそうになる感覚にリオは唸ることしか出来ない。ようやく口が離れると、端から飲み込めなかった涎が溢れた。
「お前、本当は喉好きだろ。また勃ってるぜ?」
「……っさい、だったらなんだよ。」
「はっ、また生意気。……ま、そんな余裕なんか消してやるけどさ。」
タクヤはリオのズボンのベルトを外し始めた。当人の困惑をシカトして、左手でグリグリと押しながら右手で最小限だけ脱がせる。リオが止めるよりも先にモノを出したタクヤは、既にトロトロの先端を指先で弄った。
「なっ、やだっ……!またそれ、んっ、恥ずかしい……っ!」
「恥ずかしい?これからもっと恥ずかしいこと、してやろうと思ってんだけどなぁ。」
「ぇ………、っあ!?うそっ、ダメだっ……ってぇ!」
先端から溢れる雫を舌で舐め取りそのまま深くまで咥えた。舌が這いながら吸い取られ、リオは無意識に腰を浮かせて押し付けた。今までに感じたことのない程の刺激が与えられ、意識も理性もハッキリしないまま口の中に出した。タクヤはそれを飲み込むと、顔を顰めた。
「まっず……飲み込みづらいし、ウリやってる奴とかってよく飲めるな。」
「なんで…俺に、こんな………。」
「なんでって、お前の反応が見てて面白いからだけど?抵抗しようにも弱々で、イった後はトんでるし、さっきも腰浮かせて出そう出そうとしてたろ?」
「っ!」
リオは完全に理性が飛んでる時の自分の行動を指摘され、羞恥から顔を大きく逸らした。
「…忘れろ。全部忘れろ。」
「は?やだね。お前が可愛いのが悪いんだろ?」
「………ぇ」
「ってことで、まだ終わらねーからな。」
リオは一瞬聞き間違いかと思った。でも確かに『可愛い』と言われ、なんとも言えない感覚に目を回している。
そしてそれはタクヤの方も……
(あれ、俺今なんて言った?)
言葉にしてようやく気が付いた認識に、自分で驚いていた。そしてなんとか誤魔化すように、何事もなかったようにリオを自分の膝の上に座らせた。
「ぇ、な、何……?」
「こうやってちんこくっ付けて一緒に扱くと気持ちいいんだと。俺も男相手はお前が初めてだからな。面白そうだし調べてみたんだよ。」
リオのとは全然違う大きさのそれは、既に熱を持ち脈を打っていた。ただ合わせただけ、触れる前から脈の振動で弱々しい刺激を与えられたリオは、腕をタクヤの背中に回してしがみつき、本能的に腰を前後に動かした。
「っおい、勝手に……」
「だっ、て、あんたの、あつく、て……きもちぃ、からっ……!あっ…、ごめ、ごめんなさ……っだめ、とまんなっ………!」
「お前…やっぱ最高だな。おら、手ぇ貸せ。」
言われるままに手を出すと、2人の合わせたものを握らせられた。ただ触れ合うよりも密着し、呼応する様にリオの心臓はうるさくなる。直に触れた手のひらの熱と、上から大きな手で包み込まれた手の甲の熱。リオはその二つの熱に思考が溶け、タクヤに快楽を求める。
「あっ…、これ、きもち……っ!」
「そうだな、リョウの下手くそなフェラより全然良い。」
「んぅ…っ、いじわる、いうな……あっ…!」
タクヤは重ねた手でリオの敏感な部分をいじめた。段々と射精感が強まっていくにつれて、リオはポロポロと涙を流し始めた。
「ゔぅ……、っ…!」
「おい、なに我慢してんだよ。イきそうなんだろ?」
「お、れが…、あっ、あんたよ、り……先に、いっちゃ…、だ、めだっ……ろ………?」
自分は金を貰ってる側なんだから、とリオはずっと我慢している。それに感づいたタクヤは、イラつきながら扱く手を早めた。
「あっ…!?んぁっ……、はっ、だめ、ダメっ……!」
「っそのまま耐えてても苦しいだろ?さっさと諦めて、イけよ。」
「やっ、だぁ……っ!」
どれだけ刺激を強くされても、リオはずっと我慢していた。いつまで経っても意地を張るリオに対してムカついたタクヤは、何としても先にリオをイかせようと自身も我慢を始める。何故か耐久戦のようになった2人は、常にギリギリの状態を保つことになった。
「ゔっ…、ふーっ………んゔ……」
「ちょっ、テメ…、指噛むな……っ。」
リオは親指を噛むことで痛みで快楽を中和しようとした。タクヤはそれをやめさせようとしたが、それよりも先に絶頂してしまう。
「………あーあ、俺が先にイッちまったよ。」
「っそれでいいだろ。金貰ってる側の俺ばっか気持ちよくなったら、割りに合わない。」
「はぁ?………んだそれ、俺がしたいようにしてるだけだろ?でもまぁ、お前がそう言うなら…………」
タクヤはリオの両手を掴んでベッドに押し倒した。両手の自由が効かなくなったリオは、寸止め状態で強制的に動きを封じられたことになる。
「な、なんだよ……!」
「コレ、まだ出してねぇから苦しそうだな。」
「分かってるなら手を離せ!」
無愛想なリオが焦りと怒りを表に出した。しかし、それとは真逆にタクヤは悪い顔で笑った。
「お前が言ったんだろ、自分ばっか気持ちよくなっちゃダメだーって。」
「でもこんな、中途半端どころじゃないのに……。」
「ならどうしたい?俺がいいと思う答えが来るまで離さないからな。」
リオは顔を赤くして泣きそうになりながらも、なんとか抜け出せないかとジタバタした。が、まるでビクともしない。このまま放っておけばその内収まるかと考えたが、タクヤがそれを許さない。
「ほら、早く言ってみろ。」
「知らな…っ!それ、やめっ………!」
タクヤは膝でリオの内腿を撫でた。脚の付け根に弱い刺激を与え、逃げる隙も無くしたのだ。
「ほら?」
「……っせて、イかせて。手、離して……。」
「ダメだ。」
「なっ…!何で………」
リオは快楽の苦しさにとうとう泣き出した。しかし、両手を掴まれてる以上は泣き顔を隠すことも出来ない。
「やだ…っ、いきたい、ど…すれば、いいんだよ………!」
「なら選べよ。俺にメチャクチャに良くされるか、俺の前でオナニーして痴態晒すか。」
「なんで、その二つなんだよ。サイテー……っあ…!」
返答を長引かせても生意気を言ってもギリギリを迫られる。そんな快楽地獄に耐えきれなくなったリオは、ようやく答えを出した。
「おねが…触って、イきたい、っあんたに…めちゃくちゃにイかされたいっ………!」
「こいつ…完全に理性トんでんじゃねぇかよ。誘い方エロ…。」
考えることをとうとう放棄したリオは、身体をくねらせながら足を絡めて強請った。大胆な誘惑に欲情したタクヤは、最後までしたい欲をギリギリで抑える代わりとでも言うように、ディープキスをしながらリオの一番敏感なところを器用に強く刺激した。
「んぐっ!ん、んぅ…!はっ、んんーっ…!」
リオは口内を犯されるようなキスをされながら自慰では味わえない刺激を与えられ、たった数分で何度も絶頂を繰り返した。
ようやく止まった頃には全身が痙攣し、服に精液が飛んでいた。リオが惚けてる間に、流石に洗おうとしたタクヤ。しかし、ワイシャツのボタンを外そうとした瞬間にリオは手を振り払って後ろに引いた。
「やめて…ください………!」
「え、あぁ、別に洗ってやろうとしただけだろ。つか、あんなエロいことしておいて上半身見られたくないとか何………」
「うるさいっ!………悪い、叫んで。でもこれくらいなら拭ってから家で洗う。」
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