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第二章
31.執事とアリスと浴室の淫魔1
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ルイスがアリシティアを抱えたまま扉の前まで歩くと、館の使用人が恭しく頭を下げた。
「おかえりなさいませ主様」
「ただいま」
馬車が入ってくると同時に外に控えた使用人は、ルイスの姿を確認しエントランスの扉を開く。
開かれた扉の先には、豪華な外観に遜色ないホールが広がっていた。
ホールの入り口には、黒髪を後ろに撫で付け、髭を綺麗に切りそろえた40代後半の執事が立っていた。彼はアリシティアを荷物のように抱え上げたルイスに対して、一切表情を乱す事なく頭を下げた。
「おかえりなさいませ、ご主人さま」
「ただいま、何も問題はない?」
「ええ、ございません。本日はローヴェル邸にお戻りになると伺っておりましたが、お屋敷の方に何か伝言はございますか?」
「御者に頼んだから大丈夫」
「お嬢様のお部屋のご用意は、いかが致しましょう?」
「僕の部屋を使うから必要ない。明日の朝に、彼女の着替えを1式用意しておいてくれる?」
「かしこまりました。朝食はお嬢様のお好きなメープルシロップとクリームたっぷりのパンケーキに、ライチや新鮮なフルーツ、それに搾りたてのオレンジジュースをご用意させて頂きます」
この執事は、アリシティアのツボをしっかりと心得ている。この後間違いなく盛大にやらかして、婚約者を怒らせるか泣かせるかするであろう主人の失態を埋める為、策を巡らせる。
「ライチ?」
執事の言葉に、アリシティアは反射的に反応した。
「はい、アリヴェイル領より届いたばかりでございます」
「嬉しい! 私の分のライチはほんの少し凍らせておいてね」
「噛んだ時に、少しシャリっとするくらい…で、ございますね。かしこまりました」
「そう!!ありがとうバトラー」
単純過ぎるアリシティアは、執事にこれでもかと言う程に、純美な笑顔を向ける。
「もう休むね」
先程までより低くなった声で、僅かに苛立ったルイスが執事に告げる。
そんな主人の心情を十二分に理解した執事は、軽く頭を下げた。
「かしこまりました。おやすみなさいませ、ご主人さま」
「おやすみ。ディーノ」
執事に挨拶を残して、ルイスは軽い足取りで階段を登っていく。
そんなルイスに子供のように縦抱きにされたままのアリシティアと、階段の下で見送る執事の目が合う。
彼の名前はディーノだが、アリシティアはここでも勝手に執事に名前をつけて呼んでいた。アリシティアは彼が執事だから執事と呼んでいる訳ではない。前世のアリシティアが愛した映画の登場人物、レット・バトラーに、彼がとても似ているために、勝手にバトラーと命名した。
そのせいで今は館のお姉様達まで彼をバトラーと呼んでいた。
渋さに磨きがかかった執事に、アリシティアは小さく手をふる。執事は微苦笑し、人から見えないように小さく手を振り返してくれた。
その渋すぎる外見と行動のギャップに、アリシティアが毎回悶えている事を、彼は知らない。
「ねえ、いい加減諦めよう? ね?」
だだをこねる子供をあやすように、ルイスは甘ったるい声で話しかける。
ルイスの目前では、壁際に追い詰められたアリシティアが、彼を威嚇するように睨みつけていた。
「なんで、私がわがままを言っているような扱いなの? おかしいのはあなたよね? 私はね、いつも 一人で入浴してるし、自分で自分の体くらい洗えるの。うちはこう見えても、お金があるからなんとか対面を保っているだけの、何もかも中流の伯爵家なんだからね?!」
最後の抵抗とばかりに、脱がされたドレスを抱え込んで前を必死に隠しながらも、アリシティアはふんっと鼻息を荒く答える。
「なんで中流が得意げなの? なんにしても、そういうのは時間の無駄だから。それに今更だよね?」
そうは言われても、アリシティアにだって譲れないものはあるし、超えたくない一線はある。
「無駄でも今更でも嫌なものは嫌。それに、男性の脳は視覚で興奮するから、一緒に入浴しちゃうと、女性の裸になれてしまって、性的な刺激を感じなくなるのよ。セックスレスにつながる可能性が高くなるの。脳が興奮の仕方を忘れるのよ? そうなるとEDまっしぐら。そんなことになると困るでしょ?!」
最後の抵抗とばかりに、アリシティアは前世で得た知識に、自己流理論を絡めて披露してみせる。
いくら女神様が美人で垂れてない巨乳を与えてくれたとはいえ、アリシティアは所詮はモブ。番外編だけの登場人物で、なおかつ名前が出た時には死んでいる。
そんな彼女の目の前にいるのは、神の世界線の美形担当だ。造形の神が一週間は眠らずに、ハイテンションのまま、これでもかと言うほど精巧に作り上げたような完璧過ぎるクオリティの男。
いくら女神様が贔屓してくれたとはいえ、アリシティアとはそもそものレベルが違うのだ。
比べるのもおこがましいと、アリシティアは思っている。
そんな美しい男に体を洗われるなど、恥ずかしすぎて死ねる自信があった。
アリシティアの必死の抵抗に、ルイスは首をかしげてみせた。
「ED?」
「勃起不全、もしくは勃起障害!!」
「……そう。うん。なんというか、あまり口にして欲しくはない台詞だけど、アリスの言いたいことはわかった。君さ、本当にそういう変な知識だけは豊富だよね」
「そういう変な知識 ”だけ” じゃなくて、そういう知識 ”も” よ。私のモットーは『自分に関係のない知識は広く浅く』です」
「はいはい。つまり、僕の脳が刺激を感じなくなって、僕が君の身体に興奮しなくなると困るから、一緒にシャワーを浴びるのは嫌だと?」
「違っ…」
「違う?」
アリシティアは、答えに詰まった。
違うと言いたい。でも、違わない気もする。
「大丈夫。そんな事にはならないと証明するから、身体中隅々まで見せて?」
ルイスは天上人のような慈愛に満ち溢れた笑みで、あり得ないことを言う。
目前の羞恥を回避するために、適当に言い訳を並べたせいで、アリシティアは何やら余計に取り返しがつかない事態を招いているような気がしないでもなかった。
だが、そこまで考えた時、彼女は唐突に思い出した。そもそもなぜ、こんな事態に陥っているのかという事を。元はと言えば…。
「答えて頂かなくてもかまいません!!」
あまりにも唐突に、アリシティアは勢いよく言い切った。
ルイスがアリシティアを迎えに来た時、アリシティアは彼が馬車の中にいる理由を聞いた。そして、答える代わりにと提示された条件が、『一緒にシャワーを浴びて』だったのだ。
だったらその質問を撤回すれば良い。
そう、それだけで済む筈だった。
────────────────
レット・バトラー
映画界の永遠の名作、『風と共に去りぬ』の男性主人公の名前。
(俳優はクラーク・ゲーブル)
「おかえりなさいませ主様」
「ただいま」
馬車が入ってくると同時に外に控えた使用人は、ルイスの姿を確認しエントランスの扉を開く。
開かれた扉の先には、豪華な外観に遜色ないホールが広がっていた。
ホールの入り口には、黒髪を後ろに撫で付け、髭を綺麗に切りそろえた40代後半の執事が立っていた。彼はアリシティアを荷物のように抱え上げたルイスに対して、一切表情を乱す事なく頭を下げた。
「おかえりなさいませ、ご主人さま」
「ただいま、何も問題はない?」
「ええ、ございません。本日はローヴェル邸にお戻りになると伺っておりましたが、お屋敷の方に何か伝言はございますか?」
「御者に頼んだから大丈夫」
「お嬢様のお部屋のご用意は、いかが致しましょう?」
「僕の部屋を使うから必要ない。明日の朝に、彼女の着替えを1式用意しておいてくれる?」
「かしこまりました。朝食はお嬢様のお好きなメープルシロップとクリームたっぷりのパンケーキに、ライチや新鮮なフルーツ、それに搾りたてのオレンジジュースをご用意させて頂きます」
この執事は、アリシティアのツボをしっかりと心得ている。この後間違いなく盛大にやらかして、婚約者を怒らせるか泣かせるかするであろう主人の失態を埋める為、策を巡らせる。
「ライチ?」
執事の言葉に、アリシティアは反射的に反応した。
「はい、アリヴェイル領より届いたばかりでございます」
「嬉しい! 私の分のライチはほんの少し凍らせておいてね」
「噛んだ時に、少しシャリっとするくらい…で、ございますね。かしこまりました」
「そう!!ありがとうバトラー」
単純過ぎるアリシティアは、執事にこれでもかと言う程に、純美な笑顔を向ける。
「もう休むね」
先程までより低くなった声で、僅かに苛立ったルイスが執事に告げる。
そんな主人の心情を十二分に理解した執事は、軽く頭を下げた。
「かしこまりました。おやすみなさいませ、ご主人さま」
「おやすみ。ディーノ」
執事に挨拶を残して、ルイスは軽い足取りで階段を登っていく。
そんなルイスに子供のように縦抱きにされたままのアリシティアと、階段の下で見送る執事の目が合う。
彼の名前はディーノだが、アリシティアはここでも勝手に執事に名前をつけて呼んでいた。アリシティアは彼が執事だから執事と呼んでいる訳ではない。前世のアリシティアが愛した映画の登場人物、レット・バトラーに、彼がとても似ているために、勝手にバトラーと命名した。
そのせいで今は館のお姉様達まで彼をバトラーと呼んでいた。
渋さに磨きがかかった執事に、アリシティアは小さく手をふる。執事は微苦笑し、人から見えないように小さく手を振り返してくれた。
その渋すぎる外見と行動のギャップに、アリシティアが毎回悶えている事を、彼は知らない。
「ねえ、いい加減諦めよう? ね?」
だだをこねる子供をあやすように、ルイスは甘ったるい声で話しかける。
ルイスの目前では、壁際に追い詰められたアリシティアが、彼を威嚇するように睨みつけていた。
「なんで、私がわがままを言っているような扱いなの? おかしいのはあなたよね? 私はね、いつも 一人で入浴してるし、自分で自分の体くらい洗えるの。うちはこう見えても、お金があるからなんとか対面を保っているだけの、何もかも中流の伯爵家なんだからね?!」
最後の抵抗とばかりに、脱がされたドレスを抱え込んで前を必死に隠しながらも、アリシティアはふんっと鼻息を荒く答える。
「なんで中流が得意げなの? なんにしても、そういうのは時間の無駄だから。それに今更だよね?」
そうは言われても、アリシティアにだって譲れないものはあるし、超えたくない一線はある。
「無駄でも今更でも嫌なものは嫌。それに、男性の脳は視覚で興奮するから、一緒に入浴しちゃうと、女性の裸になれてしまって、性的な刺激を感じなくなるのよ。セックスレスにつながる可能性が高くなるの。脳が興奮の仕方を忘れるのよ? そうなるとEDまっしぐら。そんなことになると困るでしょ?!」
最後の抵抗とばかりに、アリシティアは前世で得た知識に、自己流理論を絡めて披露してみせる。
いくら女神様が美人で垂れてない巨乳を与えてくれたとはいえ、アリシティアは所詮はモブ。番外編だけの登場人物で、なおかつ名前が出た時には死んでいる。
そんな彼女の目の前にいるのは、神の世界線の美形担当だ。造形の神が一週間は眠らずに、ハイテンションのまま、これでもかと言うほど精巧に作り上げたような完璧過ぎるクオリティの男。
いくら女神様が贔屓してくれたとはいえ、アリシティアとはそもそものレベルが違うのだ。
比べるのもおこがましいと、アリシティアは思っている。
そんな美しい男に体を洗われるなど、恥ずかしすぎて死ねる自信があった。
アリシティアの必死の抵抗に、ルイスは首をかしげてみせた。
「ED?」
「勃起不全、もしくは勃起障害!!」
「……そう。うん。なんというか、あまり口にして欲しくはない台詞だけど、アリスの言いたいことはわかった。君さ、本当にそういう変な知識だけは豊富だよね」
「そういう変な知識 ”だけ” じゃなくて、そういう知識 ”も” よ。私のモットーは『自分に関係のない知識は広く浅く』です」
「はいはい。つまり、僕の脳が刺激を感じなくなって、僕が君の身体に興奮しなくなると困るから、一緒にシャワーを浴びるのは嫌だと?」
「違っ…」
「違う?」
アリシティアは、答えに詰まった。
違うと言いたい。でも、違わない気もする。
「大丈夫。そんな事にはならないと証明するから、身体中隅々まで見せて?」
ルイスは天上人のような慈愛に満ち溢れた笑みで、あり得ないことを言う。
目前の羞恥を回避するために、適当に言い訳を並べたせいで、アリシティアは何やら余計に取り返しがつかない事態を招いているような気がしないでもなかった。
だが、そこまで考えた時、彼女は唐突に思い出した。そもそもなぜ、こんな事態に陥っているのかという事を。元はと言えば…。
「答えて頂かなくてもかまいません!!」
あまりにも唐突に、アリシティアは勢いよく言い切った。
ルイスがアリシティアを迎えに来た時、アリシティアは彼が馬車の中にいる理由を聞いた。そして、答える代わりにと提示された条件が、『一緒にシャワーを浴びて』だったのだ。
だったらその質問を撤回すれば良い。
そう、それだけで済む筈だった。
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レット・バトラー
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