33 / 34
溺れる R18
二十話 下
しおりを挟む
二十話 下
「そろそろ構ってあげないと寂しくて自分で弄っちゃいそうだもんね」
ぬぷり、と指を差し入れられ、内壁が引き攣られるような快感に襲われた。指が関節を曲げながら奥へとまさぐられる。
蓮はもう我慢できないほど乱れた。
「んぅあっ、あっ、あぁ…っ」
「中に指を入れただけなのに、感じすぎじゃない?」
「あっ、あぁ、だ、って、おまえの、はる、の、っゆび、だから」
「俺だからこんなに乱れてるって言いたいの? 確かに兄さんの中あっついし、指だけで襞が吸いついてきて抜けないほど締めつけてくる。いじらしいなぁ」
ちゅくちゅくと肉洞を抽送しながら前立腺をこりゅこりゅと擦り上げる。身体の芯から快楽と興奮が湧き上がり、途絶えることなく全身を蝕んでいく。
三本の指が同時にずぽずぽと出入りを繰り返し、粘膜を絡め、掻き乱す。中から脳へと伝わる神経はもう足りないの一点張りで、指を増やしても収縮を止めなかった。
ぬぽっと指が抜かれ、それだけでもその感覚に愉悦が走る。甘い吐息を吐いていると蓮に押し倒され、双丘の奥に硬いものが当たる。ぬるぬるとしているそれは今にでも這入りそうだった。
「挿れてほしい? もう我慢できないって言って」
「ぁ、う、もう、がまんできな、い…っ」
「どこに欲しいのかな…その小さいお口? 教えて、兄さん」
「あ、あ…っ」
「ほーら、いつもみたいに甘えて強請ればいいんだよ。もう大丈夫だから」
離れたりしない、と囁かれ、収斂する後孔にくぽっと先だけが口づけをしている。とちゅとちゅと口づけをしてはぬりぬりと押しつけてくる。それを欲しそうにちゅうちゅう吸いついている孔を見て、ごくりと喉を上下に動かす。
「見える? ものすごくほしそう。赤ん坊が一生懸命乳吸ってるみたいだね。でも兄さんはいい歳だから、はしたないか」
「あ、ぅ…っ」
「そんな蓮兄も愛らしくてそそられる」
「ひっ、ぅ、あ……」
「蓮、はやく」
咲き乱れたように喜悦した。名を呼ばれることがこんなにも嬉しいことなんて、と蓮は自分の指で後孔を拡張した。
「晴…俺のこと、しぬまで愛して」
雛鳥のように口を閉じてキスをせがんでは「もっともっと」と欲張りながら告白した。晴は返事の代わりに口づけを交わすとぴっとり後ろに当てた。欲しがっているところが晒されている。剥き出しになっている欲望がさらに蓮の声を美しくさせた。ずぶずぶと音を立てて挿入される男根に蓮の肉洞は狂喜した。
「あ…っ、ああ——…っ」
蓮は身体をあやしくのたうたせた。挿入の快感が全身に広がっていく。けれど蓮は耐えられず背中を仰け反らしながら、喉までを反らした。けれどそれすら許さないといった晴の腕が伸びてきて、背中に回される。密着した身体は身を捩らせることができない。甘くて苦しい快楽地獄が始まった。
「あっ、あ、あぁっ」
汗だくになって律動する晴の額から汗が落ち、蓮は「ひっ、あ」とその落ちた刺激でさえ感じてしまい嬌声を上げた。そのタイミングでずうん、と重い突き上げが襲ってきた。
「く、は、あ、あぁ…っ」
身体から突き抜けるほどの快楽。拡張された肉洞を蹂躙する晴の男根は、絡みつく媚肉を振り切るほど、力強く、遠慮なしに奥を目指していた。
「んん~~~~……っ、ん、くぅ、ん、んっ、ぁ…っ」
じゅわりと腹の奥が蕩けていく。奥まで容赦なしに抽送する晴のものは蓮の感じる粘膜をこれでもかと擦り上げ、あますことなく抉り、とてつもない快楽を与えた。
「は……っ、あ、あ…っ、あぁ!」
「襞が食いついてきて、いつもより興奮してない?」
「あっ、あぁっ、ああっ」
「すっごい吸引力。中まで離したくないってことかな。健気だね蓮は…たまんねぇ」
掠れた色香な声に思わず体内の晴のものを締めつけた。小刻みに動かされ、締めつけを振り切られると、爪先まで痺れるような甘い波がやってきた。
「ひ、う……っ」
「また一番奥で出してあげる。奥でも離さないでくれる?」
「ふ、う、ん、ん…っ、はな、さない」
そう告げると口づけられる。拒否権なんて最初からない。そんな感じの口づけだった。
支配される悦びで歓喜する身体。男に奥の奥まで明け渡し、淫らな淫獣に成り下がる。
(それでも)
ほしいと思ったとたん、奥が下りてきたような錯覚に眩暈がする。晴の先端がぐっぐっと奥の奥に入り込んできて、ぶわっと下腹が灼け尽きる。
「がっ、ア!」
暴力に近い快楽が身を襲う。快楽が内側から爆破したように、押し寄せてくる波に全身が浸っていく。
「ひ———…、い、あ、あっ、う、あ~~~~……っ!」
飛び散るような声が部屋中に響く。最奥でねっとりと責められ、ずっと極めているような感覚に身体がわななく。
「っ~~~~! う、あ、あっ、あぁ!」
内奥が吸い上げるほど晴のものを食いつき、じゅぷ、じゅぷ、と音が漏れる。強烈な快楽に理性は吹き飛び、意識が恍惚の中に溺れていった。
「奥、なんで好きか、当ててあげようか?」
「あぁ、あっ、すき、すきぃ…っ、んんぁ…っ、あっ、あっ」
「自分でも知らない場所を誰でもない俺に虐めてほしかったんでしょ」
深いところを乱暴にされるのが好きだ。快楽で我慢できない場所を晴に蹂躙されたかった。嫌だと泣き喚いてもやめずに可愛がってほしい。俺に必死になって腰を打ちつけてほしい。
「兄さんMだから、もっとしてほしいことあればやるよ」
ずくっ、と中で一回り大きくなった晴の男根が大きく突き上げた。ごりゅごりゅと肉を抉るような貫きに淫らに喘ぐ。
「あ、あぁ、あああぁあっ!」
蓮のものから白蜜が弾け、晴の腹にも飛び散る。脳髄が焼け溶けてしまう快感に襲われた。その衝撃に耐える暇も与えず、限界まで割り開いた蓮の脚の間に、容赦なく腰を打ちつけてくる。一突きごとに達してしまいそうになった。
「あぁ、あっ、あ~~~~!」
はしたない声を上げ、身も世もなく悶える。身体が爆発しそうだ。口からは唾液を滴らせ、瞼から雫が流れ落ちる。凄まじく淫蕩に耽った表情を晴に晒している。それがもの凄く興奮しているということに、晴も気付いていた。
「蓮、もう出すよ。俺の受け止めて。また栓してあげるから逃げないで…っ」
「あっ、だし、てっ、あ、あっ」
終わりを迎えた晴の飛沫が、最奥で叩きつけられる。孕んでしまうほどの量が流れ込んでいく。蓮は耐えきれず、一際深い絶頂に達した。
「ああぁうっ、あぁっ、あ! んぁああぁ……っ!」
極みが一度では終わらず、二度三度と止まらずやってきて、信じられない快楽に声なき声が叫ぶ。
「ッ……、っ~~~~~!!」
意識が消えそうになる。すると終わったはずの晴のものがゆっくりと動き始めた。言った通り、栓をするようにぐっぐっと押し込もうと突き上げている。
我も忘れそうに喘ぎ、永久に閉じ込められてしまったような快楽地獄に征服感を感じた。
「蓮、俺なしで生きていかないよう縛りつけても逃がさない」
「あっ、あ…」
「俺もずっと恋してた。もうどこにもいかないで。そばにいるから、ずっと」
綺麗な宝石が転がされるような言葉だった。あの歌で導かれたかのように晴が幸せだと呟く。愛してると何度も言われ、泣きじゃくった。涙を拭き取られ、また律動が始まる。
朝まで抱き続けられるだろうと微睡みながら強く晴を抱きしめ返した。
強く握られた手は、朝目覚めても繋がっていた。もうそばにいない未来を想像することはない。
爽やかな朝の日が二人を末永く包み込んだ。
おわり
「そろそろ構ってあげないと寂しくて自分で弄っちゃいそうだもんね」
ぬぷり、と指を差し入れられ、内壁が引き攣られるような快感に襲われた。指が関節を曲げながら奥へとまさぐられる。
蓮はもう我慢できないほど乱れた。
「んぅあっ、あっ、あぁ…っ」
「中に指を入れただけなのに、感じすぎじゃない?」
「あっ、あぁ、だ、って、おまえの、はる、の、っゆび、だから」
「俺だからこんなに乱れてるって言いたいの? 確かに兄さんの中あっついし、指だけで襞が吸いついてきて抜けないほど締めつけてくる。いじらしいなぁ」
ちゅくちゅくと肉洞を抽送しながら前立腺をこりゅこりゅと擦り上げる。身体の芯から快楽と興奮が湧き上がり、途絶えることなく全身を蝕んでいく。
三本の指が同時にずぽずぽと出入りを繰り返し、粘膜を絡め、掻き乱す。中から脳へと伝わる神経はもう足りないの一点張りで、指を増やしても収縮を止めなかった。
ぬぽっと指が抜かれ、それだけでもその感覚に愉悦が走る。甘い吐息を吐いていると蓮に押し倒され、双丘の奥に硬いものが当たる。ぬるぬるとしているそれは今にでも這入りそうだった。
「挿れてほしい? もう我慢できないって言って」
「ぁ、う、もう、がまんできな、い…っ」
「どこに欲しいのかな…その小さいお口? 教えて、兄さん」
「あ、あ…っ」
「ほーら、いつもみたいに甘えて強請ればいいんだよ。もう大丈夫だから」
離れたりしない、と囁かれ、収斂する後孔にくぽっと先だけが口づけをしている。とちゅとちゅと口づけをしてはぬりぬりと押しつけてくる。それを欲しそうにちゅうちゅう吸いついている孔を見て、ごくりと喉を上下に動かす。
「見える? ものすごくほしそう。赤ん坊が一生懸命乳吸ってるみたいだね。でも兄さんはいい歳だから、はしたないか」
「あ、ぅ…っ」
「そんな蓮兄も愛らしくてそそられる」
「ひっ、ぅ、あ……」
「蓮、はやく」
咲き乱れたように喜悦した。名を呼ばれることがこんなにも嬉しいことなんて、と蓮は自分の指で後孔を拡張した。
「晴…俺のこと、しぬまで愛して」
雛鳥のように口を閉じてキスをせがんでは「もっともっと」と欲張りながら告白した。晴は返事の代わりに口づけを交わすとぴっとり後ろに当てた。欲しがっているところが晒されている。剥き出しになっている欲望がさらに蓮の声を美しくさせた。ずぶずぶと音を立てて挿入される男根に蓮の肉洞は狂喜した。
「あ…っ、ああ——…っ」
蓮は身体をあやしくのたうたせた。挿入の快感が全身に広がっていく。けれど蓮は耐えられず背中を仰け反らしながら、喉までを反らした。けれどそれすら許さないといった晴の腕が伸びてきて、背中に回される。密着した身体は身を捩らせることができない。甘くて苦しい快楽地獄が始まった。
「あっ、あ、あぁっ」
汗だくになって律動する晴の額から汗が落ち、蓮は「ひっ、あ」とその落ちた刺激でさえ感じてしまい嬌声を上げた。そのタイミングでずうん、と重い突き上げが襲ってきた。
「く、は、あ、あぁ…っ」
身体から突き抜けるほどの快楽。拡張された肉洞を蹂躙する晴の男根は、絡みつく媚肉を振り切るほど、力強く、遠慮なしに奥を目指していた。
「んん~~~~……っ、ん、くぅ、ん、んっ、ぁ…っ」
じゅわりと腹の奥が蕩けていく。奥まで容赦なしに抽送する晴のものは蓮の感じる粘膜をこれでもかと擦り上げ、あますことなく抉り、とてつもない快楽を与えた。
「は……っ、あ、あ…っ、あぁ!」
「襞が食いついてきて、いつもより興奮してない?」
「あっ、あぁっ、ああっ」
「すっごい吸引力。中まで離したくないってことかな。健気だね蓮は…たまんねぇ」
掠れた色香な声に思わず体内の晴のものを締めつけた。小刻みに動かされ、締めつけを振り切られると、爪先まで痺れるような甘い波がやってきた。
「ひ、う……っ」
「また一番奥で出してあげる。奥でも離さないでくれる?」
「ふ、う、ん、ん…っ、はな、さない」
そう告げると口づけられる。拒否権なんて最初からない。そんな感じの口づけだった。
支配される悦びで歓喜する身体。男に奥の奥まで明け渡し、淫らな淫獣に成り下がる。
(それでも)
ほしいと思ったとたん、奥が下りてきたような錯覚に眩暈がする。晴の先端がぐっぐっと奥の奥に入り込んできて、ぶわっと下腹が灼け尽きる。
「がっ、ア!」
暴力に近い快楽が身を襲う。快楽が内側から爆破したように、押し寄せてくる波に全身が浸っていく。
「ひ———…、い、あ、あっ、う、あ~~~~……っ!」
飛び散るような声が部屋中に響く。最奥でねっとりと責められ、ずっと極めているような感覚に身体がわななく。
「っ~~~~! う、あ、あっ、あぁ!」
内奥が吸い上げるほど晴のものを食いつき、じゅぷ、じゅぷ、と音が漏れる。強烈な快楽に理性は吹き飛び、意識が恍惚の中に溺れていった。
「奥、なんで好きか、当ててあげようか?」
「あぁ、あっ、すき、すきぃ…っ、んんぁ…っ、あっ、あっ」
「自分でも知らない場所を誰でもない俺に虐めてほしかったんでしょ」
深いところを乱暴にされるのが好きだ。快楽で我慢できない場所を晴に蹂躙されたかった。嫌だと泣き喚いてもやめずに可愛がってほしい。俺に必死になって腰を打ちつけてほしい。
「兄さんMだから、もっとしてほしいことあればやるよ」
ずくっ、と中で一回り大きくなった晴の男根が大きく突き上げた。ごりゅごりゅと肉を抉るような貫きに淫らに喘ぐ。
「あ、あぁ、あああぁあっ!」
蓮のものから白蜜が弾け、晴の腹にも飛び散る。脳髄が焼け溶けてしまう快感に襲われた。その衝撃に耐える暇も与えず、限界まで割り開いた蓮の脚の間に、容赦なく腰を打ちつけてくる。一突きごとに達してしまいそうになった。
「あぁ、あっ、あ~~~~!」
はしたない声を上げ、身も世もなく悶える。身体が爆発しそうだ。口からは唾液を滴らせ、瞼から雫が流れ落ちる。凄まじく淫蕩に耽った表情を晴に晒している。それがもの凄く興奮しているということに、晴も気付いていた。
「蓮、もう出すよ。俺の受け止めて。また栓してあげるから逃げないで…っ」
「あっ、だし、てっ、あ、あっ」
終わりを迎えた晴の飛沫が、最奥で叩きつけられる。孕んでしまうほどの量が流れ込んでいく。蓮は耐えきれず、一際深い絶頂に達した。
「ああぁうっ、あぁっ、あ! んぁああぁ……っ!」
極みが一度では終わらず、二度三度と止まらずやってきて、信じられない快楽に声なき声が叫ぶ。
「ッ……、っ~~~~~!!」
意識が消えそうになる。すると終わったはずの晴のものがゆっくりと動き始めた。言った通り、栓をするようにぐっぐっと押し込もうと突き上げている。
我も忘れそうに喘ぎ、永久に閉じ込められてしまったような快楽地獄に征服感を感じた。
「蓮、俺なしで生きていかないよう縛りつけても逃がさない」
「あっ、あ…」
「俺もずっと恋してた。もうどこにもいかないで。そばにいるから、ずっと」
綺麗な宝石が転がされるような言葉だった。あの歌で導かれたかのように晴が幸せだと呟く。愛してると何度も言われ、泣きじゃくった。涙を拭き取られ、また律動が始まる。
朝まで抱き続けられるだろうと微睡みながら強く晴を抱きしめ返した。
強く握られた手は、朝目覚めても繋がっていた。もうそばにいない未来を想像することはない。
爽やかな朝の日が二人を末永く包み込んだ。
おわり
0
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール
雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け
《あらすじ》
4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。
そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。
平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる