きっと覇道は長いだろう

第1話 プロローグ

栄武学院中等部3-Eの教室にて......






「.....い.....ぉい.......おい!」

(...............................................................)

「おい!おいって!」

(...............................................................)

「...........なぁ!月夜!そろそろ気付いてくれよ～!」

「.......うん?どうしたんだ煌輝?」

(なんでこいつ項垂れてんだ?)



主人公白神しろがみ月夜つきやを呼んでいたこの男

月夜の親友狩真木かりまき煌輝こうき俗に言う完璧イケメンである

成績優秀、運動神経抜群おまけにリーダーシップもありクラスメイトの信頼も厚く

何をしても完璧にこなすそれがこの男狩真木煌輝である

「どうしたじゃねーよさっきから何回も呼んでんのになんで気付かねーんだよ」

「悪い悪い，それで?何か用か?」

「....まぁ良いや，それより聞いてくれよ月夜!今日やっとFBESファビスの正式サービスが始まるんだよ!」

「おう，そうか良かったな」

「おう!そこでなお前にもFBESをやって欲しくてな」

「やるのは別に構わないけど俺ソフト持ってねーぞ?」

「そこは，抜かりないぜお前の分も買ってあるから」

「マジか，まぁ良いぜやってやるよ」

「良いのか?!分かったじゃあこれ，ハイ!これは，誕プレだからな!」

「そっか今日俺の誕生日か.....思っ切り忘れてた」

「それじゃ家帰ってCCキャラクタークリエイトしろよ」

「おう!，じゃあまた向こうで」

そう言い残して煌輝は，教室を出て行った

「俺はCCして待ってるかな」

俺は，部活無いからそのまま帰りの準備を済まして教室を出た。