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第4章 学園生活
第3話 正しい事
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「あ、ちょっと待って……【ヒーリング】っと。うん、これでもう大丈夫だよ!!」
エミリアは少年のおなかに手を当てると、詠唱もないまま魔法を発動させた。
無詠唱の発動もさることながら、その発動速度も目を見張るものがった。
先ほどまでずっと身体の芯を襲っていた痛みが急になくなったことを不思議に思った少年だったが、エミリアの魔法であると理解するとしきりにエミリアに頭を下げていた。
この時エミリアは知らなかったが、街で治療院で魔法治療を受けるとそれなりの金額がかかってしまう。
その為この程度のケガで魔法治療を受ける人は皆無であった。
大概が安い回復ポーションを飲んで安静にしているのだ。
少年が頭を下げていたのは払えるお金がなかった為だったが、エミリアは気にした様子はなく、逆に少年の身体を気遣う仕草をしていた。
さらに少年は混乱してしまい、収拾がつかない状況であった。
「あ、あの、さっきはありがとう……。その、」
「さっきもいった通り俺が助けたいと思って割り込んだ。ただそれだけだ。それと俺はルーズハルト。君は?」
今だキョドキョドとした態度が落ち着かない少年に手を差し出したルーズハルト。
少年はおずおずとその手を握り返した。
「り、リンド……です。」
「リンドか……よろしくな。」
リンドの手を強いく握り返したルーズハルト。
少し強かったのか、リンドは若干顔を顰めていた。
「ルー君力強すぎだよ。私はエミリア。エミーって呼んでね?」
「は、はい!!」
エミリアは満面の笑みでリンドに挨拶をしたが、リンドはその笑顔にやられたのか、顔を真っ赤にしていた。
「僕はバイト。ルーズハルトとエミリアの幼馴染だ。よろしくリンド君。」
「は、はい!!」
バイトの挨拶がどこか気品に満ちていた為か、どこぞの貴族だと思い込んだリンドは、背筋を一気に伸ばして緊張した面持ちでバイトの手を握り返していた。
「話は終わったかしら?」
少し蚊帳の外に置いておかれたドミトリスは若干ご機嫌斜めの様子だった。
「あなたたちも時間よ。話はあとで聞くので放課後4人とも教員室へ来るように。いいわね?」
「はい。」
ドミトリスの言葉にバイトが代表で答えると、ドミトリスは納得したのかそのままAクラスの教室に入っていった。
ルーズハルトたちも挨拶を改めてかわし、それぞれの教室へと向かったのだった。
ルーズハルトがEクラスの教室に入ると、何か不思議な空気感となっていた。
尊敬の念を感じるものもあれば、恐れを抱いている感じ、厄介者と思う者、かかわりたくないと思う者。
様々な思いが入り混じり、その独特の空気感を作り出していた。
そんな空気感も全く気にする様子もなく、教室の正面の黒板に張り出された座席表を確認して自分の席に移動したルーズハルト。
リンドはルーズハルトの神経の太さに呆れてしまった。
もし自分だったら間違いなく回れ右をして教室から出たであろうからだ。
ルーズハルトが席に着くと隣の席の男の子が急に話しかけてきた。
「俺はバッカス。さっきのやり取り見てたけど、お前よくやるよな。普通は手出しできないぞ?」
「そうなのか?っと、俺はルーズハルト。よろしくバッカス。」
バッカスは少しきょとんとしていたルーズハルトに興味が沸いていた。
バッカスが言う通り、触らぬ神に祟りなしとはこのことであろうか、かかわりたくないと思ったものが大半であった。
だからこそのあの最初の空気感だったのだ。
だがルーズハルトにしてみればそんなことなど関係はなかった。
納得がいかないから納得がいかないと素直に行動したまでだった。
だがこれは現代に住んでいたころの真一としては考えられない行動だった。
そのころの真一であればおそらくかかわらなかったかもしれない。
むしろそれに首を突っ込むのが伊織の役目であった。
そのころは周りのやっかみ等があったため敢えて一歩引いた位置に立っていた。
だがこの世界に来てからはそんなやっかみなど無くなり、ついにある意味自由を手に入れたのだ。
この辺はバイトが自分の趣味について自由を手に入れたことと近いのかもしれない。
ルーズハルトにとって目立つ行動をしようともやっかみが起らないことは素直に喜ばしいことであった。
「ほんと、お前変わってるよな?」
「俺は何もしてないけどな?むしろ蹴られたんだから被害者でしょ?」
確かにルーズハルトの意見はまっとうな意見だった。
その為か、なぜかバッカスは納得したようで、そうかとすぐに引き下がった。
それを良しとしない人物も存在する。
「何が良しだ。良しなものか。良いかバッカス。こいつがあのフェンガー子爵家の御曹司にたてついたんだぞ?下手すりゃEクラス全体が目を付けられるかもしれないだろ?」
非難がましい視線をルーズハルトに向ける少年。
その言葉を聞いた周囲が一瞬にして顔を青ざめさせた。
「ほら見ろ。みんなだって同じ思いじゃないか。正義感を振りかざすのはいいけど、周りの迷惑も考えろよな。」
どこか勝ち誇った表情を浮かべてニヤリと笑う少年に、ルーズハルトは深いため息をついた。
「なあ、そんなことを自慢気に言ってて恥ずかしくないのか?負け犬のまま終わりたいのか?俺は嫌だね。せっかくの人生だ。やりたい事をやりたいようにやる。その為に学びにここに来たんだ。」
真っ直ぐに視線を返したルーズハルトにたじろぐ少年。
自分の発言が恥ずかしくなったのか、少年は真っ赤な顔で踵を返して自分の席へと戻っていった。
そしてルーズハルトの学園生活は、スタートから波乱の様相を見せていたのであった。
エミリアは少年のおなかに手を当てると、詠唱もないまま魔法を発動させた。
無詠唱の発動もさることながら、その発動速度も目を見張るものがった。
先ほどまでずっと身体の芯を襲っていた痛みが急になくなったことを不思議に思った少年だったが、エミリアの魔法であると理解するとしきりにエミリアに頭を下げていた。
この時エミリアは知らなかったが、街で治療院で魔法治療を受けるとそれなりの金額がかかってしまう。
その為この程度のケガで魔法治療を受ける人は皆無であった。
大概が安い回復ポーションを飲んで安静にしているのだ。
少年が頭を下げていたのは払えるお金がなかった為だったが、エミリアは気にした様子はなく、逆に少年の身体を気遣う仕草をしていた。
さらに少年は混乱してしまい、収拾がつかない状況であった。
「あ、あの、さっきはありがとう……。その、」
「さっきもいった通り俺が助けたいと思って割り込んだ。ただそれだけだ。それと俺はルーズハルト。君は?」
今だキョドキョドとした態度が落ち着かない少年に手を差し出したルーズハルト。
少年はおずおずとその手を握り返した。
「り、リンド……です。」
「リンドか……よろしくな。」
リンドの手を強いく握り返したルーズハルト。
少し強かったのか、リンドは若干顔を顰めていた。
「ルー君力強すぎだよ。私はエミリア。エミーって呼んでね?」
「は、はい!!」
エミリアは満面の笑みでリンドに挨拶をしたが、リンドはその笑顔にやられたのか、顔を真っ赤にしていた。
「僕はバイト。ルーズハルトとエミリアの幼馴染だ。よろしくリンド君。」
「は、はい!!」
バイトの挨拶がどこか気品に満ちていた為か、どこぞの貴族だと思い込んだリンドは、背筋を一気に伸ばして緊張した面持ちでバイトの手を握り返していた。
「話は終わったかしら?」
少し蚊帳の外に置いておかれたドミトリスは若干ご機嫌斜めの様子だった。
「あなたたちも時間よ。話はあとで聞くので放課後4人とも教員室へ来るように。いいわね?」
「はい。」
ドミトリスの言葉にバイトが代表で答えると、ドミトリスは納得したのかそのままAクラスの教室に入っていった。
ルーズハルトたちも挨拶を改めてかわし、それぞれの教室へと向かったのだった。
ルーズハルトがEクラスの教室に入ると、何か不思議な空気感となっていた。
尊敬の念を感じるものもあれば、恐れを抱いている感じ、厄介者と思う者、かかわりたくないと思う者。
様々な思いが入り混じり、その独特の空気感を作り出していた。
そんな空気感も全く気にする様子もなく、教室の正面の黒板に張り出された座席表を確認して自分の席に移動したルーズハルト。
リンドはルーズハルトの神経の太さに呆れてしまった。
もし自分だったら間違いなく回れ右をして教室から出たであろうからだ。
ルーズハルトが席に着くと隣の席の男の子が急に話しかけてきた。
「俺はバッカス。さっきのやり取り見てたけど、お前よくやるよな。普通は手出しできないぞ?」
「そうなのか?っと、俺はルーズハルト。よろしくバッカス。」
バッカスは少しきょとんとしていたルーズハルトに興味が沸いていた。
バッカスが言う通り、触らぬ神に祟りなしとはこのことであろうか、かかわりたくないと思ったものが大半であった。
だからこそのあの最初の空気感だったのだ。
だがルーズハルトにしてみればそんなことなど関係はなかった。
納得がいかないから納得がいかないと素直に行動したまでだった。
だがこれは現代に住んでいたころの真一としては考えられない行動だった。
そのころの真一であればおそらくかかわらなかったかもしれない。
むしろそれに首を突っ込むのが伊織の役目であった。
そのころは周りのやっかみ等があったため敢えて一歩引いた位置に立っていた。
だがこの世界に来てからはそんなやっかみなど無くなり、ついにある意味自由を手に入れたのだ。
この辺はバイトが自分の趣味について自由を手に入れたことと近いのかもしれない。
ルーズハルトにとって目立つ行動をしようともやっかみが起らないことは素直に喜ばしいことであった。
「ほんと、お前変わってるよな?」
「俺は何もしてないけどな?むしろ蹴られたんだから被害者でしょ?」
確かにルーズハルトの意見はまっとうな意見だった。
その為か、なぜかバッカスは納得したようで、そうかとすぐに引き下がった。
それを良しとしない人物も存在する。
「何が良しだ。良しなものか。良いかバッカス。こいつがあのフェンガー子爵家の御曹司にたてついたんだぞ?下手すりゃEクラス全体が目を付けられるかもしれないだろ?」
非難がましい視線をルーズハルトに向ける少年。
その言葉を聞いた周囲が一瞬にして顔を青ざめさせた。
「ほら見ろ。みんなだって同じ思いじゃないか。正義感を振りかざすのはいいけど、周りの迷惑も考えろよな。」
どこか勝ち誇った表情を浮かべてニヤリと笑う少年に、ルーズハルトは深いため息をついた。
「なあ、そんなことを自慢気に言ってて恥ずかしくないのか?負け犬のまま終わりたいのか?俺は嫌だね。せっかくの人生だ。やりたい事をやりたいようにやる。その為に学びにここに来たんだ。」
真っ直ぐに視線を返したルーズハルトにたじろぐ少年。
自分の発言が恥ずかしくなったのか、少年は真っ赤な顔で踵を返して自分の席へと戻っていった。
そしてルーズハルトの学園生活は、スタートから波乱の様相を見せていたのであった。
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