40 / 97
第3章 いざ王都へ!!
第15話 ファイアバレッド
しおりを挟む
「まずは名前を教えてもらえるかな?」
ルドルフは少年に声をかけると、少年は重い腰を上げるようにゆっくりと立ち上がった。
「ルーズハルトです。」
「ルーズハルト君か。では、何が起こったのか教えてもらえるかな?」
ルドルフはルーズハルトを刺激しないようにと、落ち着いた口調で話しかけた。
まさに腫れ物を触るように。
「魔法の試射をするように言われたので【ファイアバレッド】を使いました。そしたらこうなりました。」
ルーズハルトは端的に答えた。
たしかにその答は間違ってはいなかった。
しかし事情を知らないルドルフは要領を得なかった。
ルドルフがドミトリスに支線を向けると、一瞬ビクリとしたものの、ドミトリスは言葉を紡げずにいた。
「ルーズハルトが【ファイアバレッド】を使ったのは間違いありません。」
「君はさっきの……」
ルドルフが声の方に顔を向けると、先程結界を張っていた少年がルドルフたちの元へと向かっていきた。
「ハウエル商会の4男、バイト・ハウエルです。」
バイトはあえて家名を名乗ることにした。
それだけでも、自分の言葉に説得力が出ると判断したからだ。
「バイト君ですか、君は家名を名乗る意味を理解していますか?」
ルドルフの鋭い視線がバイトにナイフのように突き刺さる。
しかしバイトはそれに臆することなく話を進めていく。
「先ほども言った通り、ルーズハルトが使用したのは【ファイアバレッド】で間違いありません。それにルーズハルトはコントロールが上手く出来ないと事前申告しています。それを無視する形で試験を続けさせたのが今回の原因の一つです。」
「成程……、ではこちら側に原因があったということですね。」
ルドルフは真意を確かめるためか、バイトの目をじっと見つめていた。
それに対してバイトもルドルフの視線に対抗して見せた。
「本当に君は9歳の子供ですか?何やら20歳過ぎの青年を相手取っているようです。」
観念したようにため息を吐くと、ルドルフはデミトリスに向き直った。
「というわけですが、ミス・デミトリス。何か反論はありますか?」
顔面蒼白になり、目がきょろきょろとう泳ぎ回るデミトリス。
この期に及んでも頭の中を駆け巡るのは保身の事ばかりであった。
「ル、ルドルフ事務長、そんな子供の言うことを真に受けるのですか?」
「ほう、それはどういうことです?」
ルドルフはデミトリスの言葉に訝しがりながらも、その話を聞くことを選んだ。
デミトリスは自分に興味が向いたことにしめたと感じた。
一気に思考が加速し、保身のための言い訳が無数に浮かんでくる。
その中から一番いい選択を取っていけると、本気で信じ込んでいた。
「第一、このような事態になるなど予想もできるはずもありません。確かに彼は【ファイアバレッド】を使ったと言っているようですが、この規模からするに実際にはさらに上位の【ファイアボム】を使ったに違いありません。それにみてください、あの試射台を。初級魔法にあれほどの出力を出せるものが無いことはルドルフ事務長もご存じのはずです。」
自分に流れが回ってきていると確信したデミトリスは、ルーズハルトのウソの申告が原因であると結論付けようとしていた。
デミトリス自身、このような初級魔法など見たことはなかった。
特にバレット系の初級魔法は貫通に特化していて、これほどの爆発など起ころうはずもなかった。
「確かに……君の言う通り、初級魔法としてはあり得ない状況ではあるようだね。」
「そうです!!その為私の対応も遅れ、子供たちにも被害が出てしまったのです!!」
自信をもってそう答えたデミトリスに、ルドルフは頭を振ってため息をついた。
ルドルフの反応にデミトリスは嫌な予感を覚える。
「ミス・デミトリス……私は残念でなりません。君の口から本当の事が聞きたかった。バイト君がなぜ家名を名乗ったのか理解できていないようですね。」
「そ、それは自分の言葉に箔をつける為ですよね?」
ルドルフの冷めた態度に、何が悪かったのか分からず慌てふためくデミトリス。
ルドルフは再度ため息をついていた。
「いいですか、ミス・デミトリス。彼は自分の合否すらかけて証言したのですよ?この学園内で家名を名乗るとはそういうことなのですから。分からないわけではありませんよね?」
やっと事の意味に気が付いたデミトリスは、二三歩後退りしたのち膝を折ってしまった。
「ですが、彼が起こした事態が問題ではないとは言い切れませんね。」
いまだ不貞腐れ気味のルーズハルトに再度視線を戻すルドルフ。
この事態をどう収拾つけるのか考えていた。
「なかなかすごい現状だの。」
「サイファ学園長、おいででしたか。」
現状を確認しつつ現れたサイファ。
その惨状になんとも言えないという表情を浮かべていた。
そして二人の少年が何事もなく残っていることに訝しがる。
「してその二人の子供は?」
「は。一人は当事者。一人はハウエル商会の御曹司です。」
ルドルフはサイファに簡単に伝えると、サイファもふむと頷くだけであった。
そして何かを考えると、この場を収める提案をルドフルに出した。
「ではこの件は儂が預かろう。そこの少年二人は儂と一緒に来てくれるかな?」
突然の申し出にルーズハルトとバイトは戸惑いながら承諾し、サイファもまたその答えに満足していた。
「儂は部屋に戻るとする。後の対応を任せてもいいかな?」
「かしこまりました。」
ルドルフは深く頭を下げると、すぐに行動に移る。
バタバタとあわただしくも適切に動く様子を見たバイトは、彼が出来る人間だということを理解していた。
「では行こうかの。」
こうしてルーズハルトたちの試験は、予期せぬ形で終了したのだった。
ルドルフは少年に声をかけると、少年は重い腰を上げるようにゆっくりと立ち上がった。
「ルーズハルトです。」
「ルーズハルト君か。では、何が起こったのか教えてもらえるかな?」
ルドルフはルーズハルトを刺激しないようにと、落ち着いた口調で話しかけた。
まさに腫れ物を触るように。
「魔法の試射をするように言われたので【ファイアバレッド】を使いました。そしたらこうなりました。」
ルーズハルトは端的に答えた。
たしかにその答は間違ってはいなかった。
しかし事情を知らないルドルフは要領を得なかった。
ルドルフがドミトリスに支線を向けると、一瞬ビクリとしたものの、ドミトリスは言葉を紡げずにいた。
「ルーズハルトが【ファイアバレッド】を使ったのは間違いありません。」
「君はさっきの……」
ルドルフが声の方に顔を向けると、先程結界を張っていた少年がルドルフたちの元へと向かっていきた。
「ハウエル商会の4男、バイト・ハウエルです。」
バイトはあえて家名を名乗ることにした。
それだけでも、自分の言葉に説得力が出ると判断したからだ。
「バイト君ですか、君は家名を名乗る意味を理解していますか?」
ルドルフの鋭い視線がバイトにナイフのように突き刺さる。
しかしバイトはそれに臆することなく話を進めていく。
「先ほども言った通り、ルーズハルトが使用したのは【ファイアバレッド】で間違いありません。それにルーズハルトはコントロールが上手く出来ないと事前申告しています。それを無視する形で試験を続けさせたのが今回の原因の一つです。」
「成程……、ではこちら側に原因があったということですね。」
ルドルフは真意を確かめるためか、バイトの目をじっと見つめていた。
それに対してバイトもルドルフの視線に対抗して見せた。
「本当に君は9歳の子供ですか?何やら20歳過ぎの青年を相手取っているようです。」
観念したようにため息を吐くと、ルドルフはデミトリスに向き直った。
「というわけですが、ミス・デミトリス。何か反論はありますか?」
顔面蒼白になり、目がきょろきょろとう泳ぎ回るデミトリス。
この期に及んでも頭の中を駆け巡るのは保身の事ばかりであった。
「ル、ルドルフ事務長、そんな子供の言うことを真に受けるのですか?」
「ほう、それはどういうことです?」
ルドルフはデミトリスの言葉に訝しがりながらも、その話を聞くことを選んだ。
デミトリスは自分に興味が向いたことにしめたと感じた。
一気に思考が加速し、保身のための言い訳が無数に浮かんでくる。
その中から一番いい選択を取っていけると、本気で信じ込んでいた。
「第一、このような事態になるなど予想もできるはずもありません。確かに彼は【ファイアバレッド】を使ったと言っているようですが、この規模からするに実際にはさらに上位の【ファイアボム】を使ったに違いありません。それにみてください、あの試射台を。初級魔法にあれほどの出力を出せるものが無いことはルドルフ事務長もご存じのはずです。」
自分に流れが回ってきていると確信したデミトリスは、ルーズハルトのウソの申告が原因であると結論付けようとしていた。
デミトリス自身、このような初級魔法など見たことはなかった。
特にバレット系の初級魔法は貫通に特化していて、これほどの爆発など起ころうはずもなかった。
「確かに……君の言う通り、初級魔法としてはあり得ない状況ではあるようだね。」
「そうです!!その為私の対応も遅れ、子供たちにも被害が出てしまったのです!!」
自信をもってそう答えたデミトリスに、ルドルフは頭を振ってため息をついた。
ルドルフの反応にデミトリスは嫌な予感を覚える。
「ミス・デミトリス……私は残念でなりません。君の口から本当の事が聞きたかった。バイト君がなぜ家名を名乗ったのか理解できていないようですね。」
「そ、それは自分の言葉に箔をつける為ですよね?」
ルドルフの冷めた態度に、何が悪かったのか分からず慌てふためくデミトリス。
ルドルフは再度ため息をついていた。
「いいですか、ミス・デミトリス。彼は自分の合否すらかけて証言したのですよ?この学園内で家名を名乗るとはそういうことなのですから。分からないわけではありませんよね?」
やっと事の意味に気が付いたデミトリスは、二三歩後退りしたのち膝を折ってしまった。
「ですが、彼が起こした事態が問題ではないとは言い切れませんね。」
いまだ不貞腐れ気味のルーズハルトに再度視線を戻すルドルフ。
この事態をどう収拾つけるのか考えていた。
「なかなかすごい現状だの。」
「サイファ学園長、おいででしたか。」
現状を確認しつつ現れたサイファ。
その惨状になんとも言えないという表情を浮かべていた。
そして二人の少年が何事もなく残っていることに訝しがる。
「してその二人の子供は?」
「は。一人は当事者。一人はハウエル商会の御曹司です。」
ルドルフはサイファに簡単に伝えると、サイファもふむと頷くだけであった。
そして何かを考えると、この場を収める提案をルドフルに出した。
「ではこの件は儂が預かろう。そこの少年二人は儂と一緒に来てくれるかな?」
突然の申し出にルーズハルトとバイトは戸惑いながら承諾し、サイファもまたその答えに満足していた。
「儂は部屋に戻るとする。後の対応を任せてもいいかな?」
「かしこまりました。」
ルドルフは深く頭を下げると、すぐに行動に移る。
バタバタとあわただしくも適切に動く様子を見たバイトは、彼が出来る人間だということを理解していた。
「では行こうかの。」
こうしてルーズハルトたちの試験は、予期せぬ形で終了したのだった。
37
お気に入りに追加
310
あなたにおすすめの小説
チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
お疲れエルフの家出からはじまる癒されライフ
アキナヌカ
ファンタジー
僕はクアリタ・グランフォレという250歳ほどの若いエルフだ、僕の養い子であるハーフエルフのソアンが150歳になって成人したら、彼女は突然私と一緒に家出しようと言ってきた!!さぁ、これはお疲れエルフの家出からはじまる癒されライフ??かもしれない。
村で仕事に埋もれて疲れ切ったエルフが、養い子のハーフエルフの誘いにのって思い切って家出するお話です。家出をする彼の前には一体、何が待ち受けているのでしょうか。
いろいろと疲れた貴方に、いっぱい休んで癒されることは、決して悪いことではないはずなのです
この作品はカクヨム、小説家になろう、pixiv、エブリスタにも投稿しています。
不定期投稿ですが、なるべく毎日投稿を目指しています。
特殊スキル持ちの低ランク冒険者の少年は、勇者パーティーから追い出される際に散々罵しった癖に能力が惜しくなって戻れって…頭は大丈夫か?
アノマロカリス
ファンタジー
少年テイトは特殊スキルの持ち主だった。
どんなスキルかというと…?
本人でも把握出来ない程に多いスキルなのだが、パーティーでは大して役には立たなかった。
パーティーで役立つスキルといえば、【獲得経験値数○倍】という物だった。
だが、このスキルには欠点が有り…テイトに経験値がほとんど入らない代わりに、メンバーには大量に作用するという物だった。
テイトの村で育った子供達で冒険者になり、パーティーを組んで活躍し、更にはリーダーが国王陛下に認められて勇者の称号を得た。
勇者パーティーは、活躍の場を広げて有名になる一方…レベルやランクがいつまでも低いテイトを疎ましく思っていた。
そしてリーダーは、テイトをパーティーから追い出した。
ところが…勇者パーティーはのちに後悔する事になる。
テイトのスキルの【獲得経験値数○倍】の本当の効果を…
8月5日0:30…
HOTランキング3位に浮上しました。
8月5日5:00…
HOTランキング2位になりました!
8月5日13:00…
HOTランキング1位になりました(๑╹ω╹๑ )
皆様の応援のおかげです(つД`)ノ
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
はずれスキル『模倣』で廃村スローライフ!
さとう
ファンタジー
異世界にクラス丸ごと召喚され、一人一つずつスキルを与えられたけど……俺、有馬慧(ありまけい)のスキルは『模倣』でした。おかげで、クラスのカースト上位連中が持つ『勇者』や『聖女』や『賢者』をコピーしまくったが……自分たちが活躍できないとの理由でカースト上位連中にハメられ、なんと追放されてしまう。
しかも、追放先はとっくの昔に滅んだ廃村……しかもしかも、せっかくコピーしたスキルは初期化されてしまった。
とりあえず、廃村でしばらく暮らすことを決意したのだが、俺に前に『女神の遣い』とかいう猫が現れこう言った。
『女神様、あんたに頼みたいことあるんだって』
これは……異世界召喚の真実を知った俺、有馬慧が送る廃村スローライフ。そして、魔王討伐とかやってるクラスメイトたちがいかに小さいことで騒いでいるのかを知る物語。
異世界に飛ばされたけど『ハコニワ』スキルで無双しながら帰還を目指す
かるぼな
ファンタジー
ある日、創造主と言われる存在に、理不尽にも異世界に飛ばされる。
魔獣に囲まれるも何とか生き延びて得たスキルは『ハコニワ』という、小人達の生活が見れる鑑賞用。
不遇スキルと嘆いていたそれは俺の能力を上げ、願いを叶えてくれるものだった。
俺は『ハコニワ』スキルで元の世界への帰還を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる