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第2章 リベンジ!!
030 俺様至上主義者の暴走
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本当に嫌になる。
どうして反省するとか、諦めるって言葉を知らないやつらがのさばるのだろうか。
僕たちが帰宅するため、施設を出ようとした時だった。
「やっと出てきた。おい貴様!!俺のパーティーメンバーをたぶらかすのは止めろ!!」
そう、あの屑剣士のシンだった。
シンは『自分は悪くない。お前が3人に変なことを吹き込んだ。きっと洗脳系のスキルを使ったんだ。』などと、意味の分からないことを叫び散らしていた。
さすがに飽きれて、僕も言葉が出なかった。
シンはそれを後ろめたいせいだと勝手に思い込み、さらに語気を強めていく。
ずっと黙って聞いていた3人だったが、我慢の限界を超えてしまったのだろう。
いつもは温和なアスカが切れた。
「シン君……さすがに気持ち悪いよ?どの口で物を言ってるの?ねぇ?カイリちゃんを囮に使ったのは事実でしょ?それを何、今更覆るわけないでしょ?それとも何、あれもケントさんの洗脳だとでもいうの?命からがら逃げかえったのは事実でしょ?しかも、それを報告したのはシン君自身じゃない?ねぇ、どうなの?シン君?黙っててもわからないよ?ほら、反論してよ。ねぇ、早く。」
怒涛の口撃でまくし立てていくアスカ。
その表情からはハイライトが消えていた。
カイリとカレンも、とても驚いた顔をしていた。
二人が驚くってことは、アスカのこの発言は普段ではありえないことなんだと理解できた。
シンに至っては、反論のはの字も出てこなかった。
どう言いつくろっても、自衛隊にそう報告したのはシン自身だからだ。
それすら洗脳だっていうのなら、僕はいつから彼らに洗脳をかけたんだって話になってしまう。
普通に考えたらわかりそうなことなのだ。
だが、シンからしたらそれすらも「自分は悪くない」を主軸として思考していれば正当化されてしまっていた。
「アスカ……君まで深く洗脳されてしまったのか……。パーティーの頭脳であるアスカをそこまで洗脳するとは……、もはやこれは犯罪行為に等しい!!貴様、それでも人間か!!」
もう、何を言っても駄目のようだ。
シンはシンの世界でしか生きていないのだろう。
彼女たちがいくら否定しようとも、シンの中では彼女たちは自分に忠実なハーレム要員でしかなさそうだった。
「大丈夫。俺が君たちを守ってやる。そんな人の道を踏み外したロリコン野郎なんて、この俺が許すものか!!」
そう言うと、シンは腰に下げた剣を引き抜いた。
くしくも僕とシンの戦闘スタイルは似ていた。
盾で相手の攻撃をいなし、剣で隙を突く。
しかし、シンは問答無用で斬りかかってきた。
「ラッシュ!!」
しかもスキルの付与のおまけ付きでだ。
さすがにこれ以上は看過できなかった。
話し合いで矛を収めるなら問題はなかった。
しかし、武器を構えたらそれは犯罪以外の何物でもない。
僕はむざむざ殺されるつもりもなく、携帯していた剣と盾を取り出した。
ガキン!!
シンの剣と僕の盾が激しい音を立ててぶつかり合う。
剣と盾から火花が飛び散った。
シンの連撃はまだまだ続く。
スキル【ラッシュ】によって徐々に攻撃速度と威力が上昇していく。
僕は何とか盾でシンの攻撃をさばいていく。
しかし、徐々にその速度に対応できなくなってきており、時折態勢を崩されかけた。
幾時か打ち合っていた時であった。
「ぐわっ!!」
突如、シンのうめき声が聞こえてきた。
気が付くと、痙攣して地面に倒れこんでいるシンがいた。
そして、そのそばには自衛官が暴徒制圧用のスタンガンを構えていた。
おそらく、僕に攻撃をすることに夢中になりすぎて周辺警戒がおろそかになったんだと思う。
その隙を突かれて、スタンガンを打ち込まれたみたいだ。
「お怪我ありませんか?」
たしかこの人は……一ノ瀬さんの部下の人だ。
講習会の時一ノ瀬さんの側にいたから何となく覚えていた。
「はい、とりあえずケガらしいケガはないです。」
シンは駆け付けた自衛官により、全身を拘束具で拘束され、連行されていった。
この後、自衛隊詰所にて取り調べを行うそうだ。
シンの場合は銃刀法違反および能力規制法違反。
そして傷害罪または殺人未遂罪。
うん、数え役満レベルの犯罪だった。
しかも、これらは探索者だった場合、厳罰に処するとされるものでもある。
ちゃんと反省してほしい限りだった。
騒ぎを聞きつけて、一ノ瀬さんも駆けつけてくれた。
シンの今後については自衛隊と警察が連携して対応に当たるそうだ。
一ノ瀬さん曰く、危惧していた通りになってきたそうだ。
『スキルを使った犯罪行為』の横行。
しかも、街中ではなくダンジョン内での多発だった。
今回のケースは訓練所敷地内での出来事だったので対応が早かったが、ダンジョン内だとそうはいかなくなる。
自衛隊が随時フォローできるわけはなく、犯罪に巻き込まれるケースが増えてきているそうだ。
とりあえず、シンはこのまま自衛隊で拘束されるそうなので、僕たちはそれぞれ帰宅することにした。
ちなみに、シンが解放されてからの数日は警察および自衛隊で警戒を行ってくれるそうだ。
ほんとに勘弁してもらいたい……
ぐったりとして帰宅すると、美鈴から心配の声が上がった。
どうやら自衛隊からすでに連絡が入っていたみたいだった。
ケガもアスカに直してもらっていたので、無事といえば無事だった。
正直、今日一日でいろいろありすぎて疲れ切ってしまった。
先に風呂に入らせてもらい、その後遅い夕食となった。
夕食を終えるとこれも最近の日課となった、今日の報告会。
美鈴もついにレベル10を突破し、ランクアップできるそうだ。
しかしこのまま美鈴を褒めると、急に先輩面をしそうだったので敢えて褒めることはしなかった。
そのせいか、美鈴は少し不機嫌になってしまった。
そして、明日は休息日に当ててるそうなので、パーティーメンバーとそろって市役所で申請手続きをしてくるそうだ。
父さんに至っては、木工レベルが5になったそうだ。
最近はさらに作業スピードといい、正確さといい、今までとは比べ物にならなくなってきたみたいだった。
それと、母さんからの報告が僕としては一番肝が冷える思いだった。
Gがしぶとくなってきた気がするそうだ。
昨日までは結界で潰せばすぐに死んでいたのに、今日は少し潰すのに手間取ってしまったらしい。
最近暖かくなってきたから、しぶとくなってきたのかな?っていうのが母さんの感想だった。
気にしなければどうということはないのだけれども、僕にはどうも危険な感じがした。
そういえばと、父さんも追加の報告があるそうだ。
現場でミツバチに刺された同僚が、突然アナフィラキシーショックを発症し救急搬送されたそうだ。
今まで刺されたことはないみたいで、スズメバチならまだしも、ミツバチで発症するのは珍しいと救急隊員も話していたらしい。
やっぱり生物の成長に昆虫も含まれている。
生物のカテゴライズにバクテリアやウィルスなども含まれていたら……
世界はどうなってしまうのだろうか。
ふぅ、どうやら考えすぎてしまったようだ。
僕は頭を数度横に振ると、思考をリセットした。
あまり悲観的に考えても仕方がなかった。
そういったことは国が考えることであって、僕はただこの世界で生きるために過ごせばいいだけだから。
食事も終わり、各自思い思いのことを始めた。
父さんは大工道具の整備。
母さんは家事の後片付け。
美鈴は……書類とにらめっこしていた。
明日提出用の書類を作成しているそうだ。
僕はやることがなくなったので、自室に戻って休むことにした。
なんだかんだで疲れがたまっていたみたいだ。
自室でくつろいでいると、スマホにメールの知らせがあった。
カイリからの今日のお礼メッセージと、謝罪の言葉だった。
両方とも大した問題でもなかったので、気にしないように伝えた。
それと、自衛隊……一ノ瀬さんから当分の間は自宅待機するように通達があったそうだ。
一ノ瀬さんもシンの取り調べに同席したが、全くと言っていいほど懲りてはいなかったようだ。
取り調べ中も、僕がシンのパーティーメンバー全員に洗脳系スキルをかけたと言い張っていたそうだ。
もちろん、それはあり得ない。
シン達に会ったのだって、あの戦闘が初めてだった。
何より、メリットが皆無すぎるからだ。
ダンジョンで何かあった場合、フォローが不可能に近いためダンジョンアタックを当分行わないようにと言われたそうだ。
あれ、一ノ瀬さん?僕には一切その連絡なかったんですが?
それと、シンについて知らせたいことがあるそうだ。
シンの実家は僕たちが住む街の有力者で、息子であるシンは現在容疑保留で自宅待機となっているそうだ。
自衛隊・警察としては現行犯逮捕の為そのまま拘留したかったそうだ。
しかし、街側からの圧力が掛かったからなのか、それができなくなったと、一ノ瀬さんが愚痴っていたらしい。
というよりも、街からの圧力って……
普通あり得るのだろうかと思ってしまった。
が、ありえたのだから仕方がないのかもしれないな。
そんなこんなで、シンの件が片付くまではソロで潜ることになりそうだ。
まあ、カイリ達とはパーティーを組んで行動するのは難しいので、ちょうどよかったのかもしれない。
カイリ達のパーティーメンバーについては、明日一ノ瀬さんに相談してみよう。
どうして反省するとか、諦めるって言葉を知らないやつらがのさばるのだろうか。
僕たちが帰宅するため、施設を出ようとした時だった。
「やっと出てきた。おい貴様!!俺のパーティーメンバーをたぶらかすのは止めろ!!」
そう、あの屑剣士のシンだった。
シンは『自分は悪くない。お前が3人に変なことを吹き込んだ。きっと洗脳系のスキルを使ったんだ。』などと、意味の分からないことを叫び散らしていた。
さすがに飽きれて、僕も言葉が出なかった。
シンはそれを後ろめたいせいだと勝手に思い込み、さらに語気を強めていく。
ずっと黙って聞いていた3人だったが、我慢の限界を超えてしまったのだろう。
いつもは温和なアスカが切れた。
「シン君……さすがに気持ち悪いよ?どの口で物を言ってるの?ねぇ?カイリちゃんを囮に使ったのは事実でしょ?それを何、今更覆るわけないでしょ?それとも何、あれもケントさんの洗脳だとでもいうの?命からがら逃げかえったのは事実でしょ?しかも、それを報告したのはシン君自身じゃない?ねぇ、どうなの?シン君?黙っててもわからないよ?ほら、反論してよ。ねぇ、早く。」
怒涛の口撃でまくし立てていくアスカ。
その表情からはハイライトが消えていた。
カイリとカレンも、とても驚いた顔をしていた。
二人が驚くってことは、アスカのこの発言は普段ではありえないことなんだと理解できた。
シンに至っては、反論のはの字も出てこなかった。
どう言いつくろっても、自衛隊にそう報告したのはシン自身だからだ。
それすら洗脳だっていうのなら、僕はいつから彼らに洗脳をかけたんだって話になってしまう。
普通に考えたらわかりそうなことなのだ。
だが、シンからしたらそれすらも「自分は悪くない」を主軸として思考していれば正当化されてしまっていた。
「アスカ……君まで深く洗脳されてしまったのか……。パーティーの頭脳であるアスカをそこまで洗脳するとは……、もはやこれは犯罪行為に等しい!!貴様、それでも人間か!!」
もう、何を言っても駄目のようだ。
シンはシンの世界でしか生きていないのだろう。
彼女たちがいくら否定しようとも、シンの中では彼女たちは自分に忠実なハーレム要員でしかなさそうだった。
「大丈夫。俺が君たちを守ってやる。そんな人の道を踏み外したロリコン野郎なんて、この俺が許すものか!!」
そう言うと、シンは腰に下げた剣を引き抜いた。
くしくも僕とシンの戦闘スタイルは似ていた。
盾で相手の攻撃をいなし、剣で隙を突く。
しかし、シンは問答無用で斬りかかってきた。
「ラッシュ!!」
しかもスキルの付与のおまけ付きでだ。
さすがにこれ以上は看過できなかった。
話し合いで矛を収めるなら問題はなかった。
しかし、武器を構えたらそれは犯罪以外の何物でもない。
僕はむざむざ殺されるつもりもなく、携帯していた剣と盾を取り出した。
ガキン!!
シンの剣と僕の盾が激しい音を立ててぶつかり合う。
剣と盾から火花が飛び散った。
シンの連撃はまだまだ続く。
スキル【ラッシュ】によって徐々に攻撃速度と威力が上昇していく。
僕は何とか盾でシンの攻撃をさばいていく。
しかし、徐々にその速度に対応できなくなってきており、時折態勢を崩されかけた。
幾時か打ち合っていた時であった。
「ぐわっ!!」
突如、シンのうめき声が聞こえてきた。
気が付くと、痙攣して地面に倒れこんでいるシンがいた。
そして、そのそばには自衛官が暴徒制圧用のスタンガンを構えていた。
おそらく、僕に攻撃をすることに夢中になりすぎて周辺警戒がおろそかになったんだと思う。
その隙を突かれて、スタンガンを打ち込まれたみたいだ。
「お怪我ありませんか?」
たしかこの人は……一ノ瀬さんの部下の人だ。
講習会の時一ノ瀬さんの側にいたから何となく覚えていた。
「はい、とりあえずケガらしいケガはないです。」
シンは駆け付けた自衛官により、全身を拘束具で拘束され、連行されていった。
この後、自衛隊詰所にて取り調べを行うそうだ。
シンの場合は銃刀法違反および能力規制法違反。
そして傷害罪または殺人未遂罪。
うん、数え役満レベルの犯罪だった。
しかも、これらは探索者だった場合、厳罰に処するとされるものでもある。
ちゃんと反省してほしい限りだった。
騒ぎを聞きつけて、一ノ瀬さんも駆けつけてくれた。
シンの今後については自衛隊と警察が連携して対応に当たるそうだ。
一ノ瀬さん曰く、危惧していた通りになってきたそうだ。
『スキルを使った犯罪行為』の横行。
しかも、街中ではなくダンジョン内での多発だった。
今回のケースは訓練所敷地内での出来事だったので対応が早かったが、ダンジョン内だとそうはいかなくなる。
自衛隊が随時フォローできるわけはなく、犯罪に巻き込まれるケースが増えてきているそうだ。
とりあえず、シンはこのまま自衛隊で拘束されるそうなので、僕たちはそれぞれ帰宅することにした。
ちなみに、シンが解放されてからの数日は警察および自衛隊で警戒を行ってくれるそうだ。
ほんとに勘弁してもらいたい……
ぐったりとして帰宅すると、美鈴から心配の声が上がった。
どうやら自衛隊からすでに連絡が入っていたみたいだった。
ケガもアスカに直してもらっていたので、無事といえば無事だった。
正直、今日一日でいろいろありすぎて疲れ切ってしまった。
先に風呂に入らせてもらい、その後遅い夕食となった。
夕食を終えるとこれも最近の日課となった、今日の報告会。
美鈴もついにレベル10を突破し、ランクアップできるそうだ。
しかしこのまま美鈴を褒めると、急に先輩面をしそうだったので敢えて褒めることはしなかった。
そのせいか、美鈴は少し不機嫌になってしまった。
そして、明日は休息日に当ててるそうなので、パーティーメンバーとそろって市役所で申請手続きをしてくるそうだ。
父さんに至っては、木工レベルが5になったそうだ。
最近はさらに作業スピードといい、正確さといい、今までとは比べ物にならなくなってきたみたいだった。
それと、母さんからの報告が僕としては一番肝が冷える思いだった。
Gがしぶとくなってきた気がするそうだ。
昨日までは結界で潰せばすぐに死んでいたのに、今日は少し潰すのに手間取ってしまったらしい。
最近暖かくなってきたから、しぶとくなってきたのかな?っていうのが母さんの感想だった。
気にしなければどうということはないのだけれども、僕にはどうも危険な感じがした。
そういえばと、父さんも追加の報告があるそうだ。
現場でミツバチに刺された同僚が、突然アナフィラキシーショックを発症し救急搬送されたそうだ。
今まで刺されたことはないみたいで、スズメバチならまだしも、ミツバチで発症するのは珍しいと救急隊員も話していたらしい。
やっぱり生物の成長に昆虫も含まれている。
生物のカテゴライズにバクテリアやウィルスなども含まれていたら……
世界はどうなってしまうのだろうか。
ふぅ、どうやら考えすぎてしまったようだ。
僕は頭を数度横に振ると、思考をリセットした。
あまり悲観的に考えても仕方がなかった。
そういったことは国が考えることであって、僕はただこの世界で生きるために過ごせばいいだけだから。
食事も終わり、各自思い思いのことを始めた。
父さんは大工道具の整備。
母さんは家事の後片付け。
美鈴は……書類とにらめっこしていた。
明日提出用の書類を作成しているそうだ。
僕はやることがなくなったので、自室に戻って休むことにした。
なんだかんだで疲れがたまっていたみたいだ。
自室でくつろいでいると、スマホにメールの知らせがあった。
カイリからの今日のお礼メッセージと、謝罪の言葉だった。
両方とも大した問題でもなかったので、気にしないように伝えた。
それと、自衛隊……一ノ瀬さんから当分の間は自宅待機するように通達があったそうだ。
一ノ瀬さんもシンの取り調べに同席したが、全くと言っていいほど懲りてはいなかったようだ。
取り調べ中も、僕がシンのパーティーメンバー全員に洗脳系スキルをかけたと言い張っていたそうだ。
もちろん、それはあり得ない。
シン達に会ったのだって、あの戦闘が初めてだった。
何より、メリットが皆無すぎるからだ。
ダンジョンで何かあった場合、フォローが不可能に近いためダンジョンアタックを当分行わないようにと言われたそうだ。
あれ、一ノ瀬さん?僕には一切その連絡なかったんですが?
それと、シンについて知らせたいことがあるそうだ。
シンの実家は僕たちが住む街の有力者で、息子であるシンは現在容疑保留で自宅待機となっているそうだ。
自衛隊・警察としては現行犯逮捕の為そのまま拘留したかったそうだ。
しかし、街側からの圧力が掛かったからなのか、それができなくなったと、一ノ瀬さんが愚痴っていたらしい。
というよりも、街からの圧力って……
普通あり得るのだろうかと思ってしまった。
が、ありえたのだから仕方がないのかもしれないな。
そんなこんなで、シンの件が片付くまではソロで潜ることになりそうだ。
まあ、カイリ達とはパーティーを組んで行動するのは難しいので、ちょうどよかったのかもしれない。
カイリ達のパーティーメンバーについては、明日一ノ瀬さんに相談してみよう。
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