最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓

文字の大きさ
上 下
30 / 131
第2章 リベンジ!!

030 俺様至上主義者の暴走

しおりを挟む
 本当に嫌になる。
 どうして反省するとか、諦めるって言葉を知らないやつらがのさばるのだろうか。

 僕たちが帰宅するため、施設を出ようとした時だった。

「やっと出てきた。おい貴様!!俺のパーティーメンバーをたぶらかすのは止めろ!!」

 そう、あの屑剣士のシンだった。
 シンは『自分は悪くない。お前が3人に変なことを吹き込んだ。きっと洗脳系のスキルを使ったんだ。』などと、意味の分からないことを叫び散らしていた。
 さすがに飽きれて、僕も言葉が出なかった。
 シンはそれを後ろめたいせいだと勝手に思い込み、さらに語気を強めていく。
 ずっと黙って聞いていた3人だったが、我慢の限界を超えてしまったのだろう。
 いつもは温和なアスカが切れた。

「シン君……さすがに気持ち悪いよ?どの口で物を言ってるの?ねぇ?カイリちゃんを囮に使ったのは事実でしょ?それを何、今更覆るわけないでしょ?それとも何、あれもケントさんの洗脳だとでもいうの?命からがら逃げかえったのは事実でしょ?しかも、それを報告したのはシン君自身じゃない?ねぇ、どうなの?シン君?黙っててもわからないよ?ほら、反論してよ。ねぇ、早く。」

 怒涛の口撃でまくし立てていくアスカ。
 その表情からはハイライトが消えていた。
 カイリとカレンも、とても驚いた顔をしていた。
 二人が驚くってことは、アスカのこの発言は普段ではありえないことなんだと理解できた。
 シンに至っては、反論のはの字も出てこなかった。
 どう言いつくろっても、自衛隊にそう報告したのはシン自身だからだ。
 それすら洗脳だっていうのなら、僕はいつから彼らに洗脳をかけたんだって話になってしまう。
 普通に考えたらわかりそうなことなのだ。
 だが、シンからしたらそれすらも「自分は悪くない」を主軸として思考していれば正当化されてしまっていた。

「アスカ……君まで深く洗脳されてしまったのか……。パーティーの頭脳であるアスカをそこまで洗脳するとは……、もはやこれは犯罪行為に等しい!!貴様、それでも人間か!!」

 もう、何を言っても駄目のようだ。
 シンはシンの世界でしか生きていないのだろう。
 彼女たちがいくら否定しようとも、シンの中では彼女たちは自分に忠実なハーレム要員でしかなさそうだった。

「大丈夫。俺が君たちを守ってやる。そんな人の道を踏み外したロリコン野郎なんて、この俺が許すものか!!」

 そう言うと、シンは腰に下げた剣を引き抜いた。
 くしくも僕とシンの戦闘スタイルは似ていた。
 盾で相手の攻撃をいなし、剣で隙を突く。
 しかし、シンは問答無用で斬りかかってきた。

「ラッシュ!!」

 しかもスキルの付与のおまけ付きでだ。
 さすがにこれ以上は看過できなかった。
 話し合いで矛を収めるなら問題はなかった。
 しかし、武器を構えたらそれは犯罪以外の何物でもない。

 僕はむざむざ殺されるつもりもなく、携帯していた剣と盾を取り出した。

ガキン!!

 シンの剣と僕の盾が激しい音を立ててぶつかり合う。
 剣と盾から火花が飛び散った。
 シンの連撃はまだまだ続く。
 スキル【ラッシュ】によって徐々に攻撃速度と威力が上昇していく。
 僕は何とか盾でシンの攻撃をさばいていく。
 しかし、徐々にその速度に対応できなくなってきており、時折態勢を崩されかけた。

 幾時か打ち合っていた時であった。

「ぐわっ!!」

 突如、シンのうめき声が聞こえてきた。
 気が付くと、痙攣して地面に倒れこんでいるシンがいた。
 そして、そのそばには自衛官が暴徒制圧用のスタンガンを構えていた。
 おそらく、僕に攻撃をすることに夢中になりすぎて周辺警戒がおろそかになったんだと思う。
 その隙を突かれて、スタンガンを打ち込まれたみたいだ。

「お怪我ありませんか?」

 たしかこの人は……一ノ瀬さんの部下の人だ。
 講習会の時一ノ瀬さんの側にいたから何となく覚えていた。

「はい、とりあえずケガらしいケガはないです。」

 シンは駆け付けた自衛官により、全身を拘束具で拘束され、連行されていった。
 この後、自衛隊詰所にて取り調べを行うそうだ。
 シンの場合は銃刀法違反および能力規制法違反。
 そして傷害罪または殺人未遂罪。
 うん、数え役満レベルの犯罪だった。
 しかも、これらは探索者だった場合、厳罰に処するとされるものでもある。
 ちゃんと反省してほしい限りだった。

 騒ぎを聞きつけて、一ノ瀬さんも駆けつけてくれた。
 シンの今後については自衛隊と警察が連携して対応に当たるそうだ。
 一ノ瀬さん曰く、危惧していた通りになってきたそうだ。
 『スキルを使った犯罪行為』の横行。
 しかも、街中ではなくダンジョン内での多発だった。
 今回のケースは訓練所敷地内での出来事だったので対応が早かったが、ダンジョン内だとそうはいかなくなる。
 自衛隊が随時フォローできるわけはなく、犯罪に巻き込まれるケースが増えてきているそうだ。

 とりあえず、シンはこのまま自衛隊で拘束されるそうなので、僕たちはそれぞれ帰宅することにした。
 ちなみに、シンが解放されてからの数日は警察および自衛隊で警戒を行ってくれるそうだ。

 ほんとに勘弁してもらいたい……

 ぐったりとして帰宅すると、美鈴から心配の声が上がった。
 どうやら自衛隊からすでに連絡が入っていたみたいだった。
 ケガもアスカに直してもらっていたので、無事といえば無事だった。

 正直、今日一日でいろいろありすぎて疲れ切ってしまった。
 先に風呂に入らせてもらい、その後遅い夕食となった。



 夕食を終えるとこれも最近の日課となった、今日の報告会。
 
 美鈴もついにレベル10を突破し、ランクアップできるそうだ。
 しかしこのまま美鈴を褒めると、急に先輩面をしそうだったので敢えて褒めることはしなかった。
 そのせいか、美鈴は少し不機嫌になってしまった。
 そして、明日は休息日に当ててるそうなので、パーティーメンバーとそろって市役所で申請手続きをしてくるそうだ。
 
 父さんに至っては、木工レベルが5になったそうだ。
 最近はさらに作業スピードといい、正確さといい、今までとは比べ物にならなくなってきたみたいだった。

 それと、母さんからの報告が僕としては一番肝が冷える思いだった。
 Gがしぶとくなってきた気がするそうだ。
 昨日までは結界で潰せばすぐに死んでいたのに、今日は少し潰すのに手間取ってしまったらしい。
 最近暖かくなってきたから、しぶとくなってきたのかな?っていうのが母さんの感想だった。
 気にしなければどうということはないのだけれども、僕にはどうも危険な感じがした。
 
 そういえばと、父さんも追加の報告があるそうだ。
 現場でミツバチに刺された同僚が、突然アナフィラキシーショックを発症し救急搬送されたそうだ。
 今まで刺されたことはないみたいで、スズメバチならまだしも、ミツバチで発症するのは珍しいと救急隊員も話していたらしい。
 やっぱり生物の成長に昆虫も含まれている。
 生物のカテゴライズにバクテリアやウィルスなども含まれていたら……
 世界はどうなってしまうのだろうか。

 ふぅ、どうやら考えすぎてしまったようだ。
 僕は頭を数度横に振ると、思考をリセットした。
 あまり悲観的に考えても仕方がなかった。
 そういったことは国が考えることであって、僕はただこの世界で生きるために過ごせばいいだけだから。

 食事も終わり、各自思い思いのことを始めた。
 父さんは大工道具の整備。
 母さんは家事の後片付け。
 美鈴は……書類とにらめっこしていた。
 明日提出用の書類を作成しているそうだ。
 僕はやることがなくなったので、自室に戻って休むことにした。
 なんだかんだで疲れがたまっていたみたいだ。

 自室でくつろいでいると、スマホにメールの知らせがあった。
 カイリからの今日のお礼メッセージと、謝罪の言葉だった。
 両方とも大した問題でもなかったので、気にしないように伝えた。
 それと、自衛隊……一ノ瀬さんから当分の間は自宅待機するように通達があったそうだ。
 一ノ瀬さんもシンの取り調べに同席したが、全くと言っていいほど懲りてはいなかったようだ。
 取り調べ中も、僕がシンのパーティーメンバー全員に洗脳系スキルをかけたと言い張っていたそうだ。
 もちろん、それはあり得ない。
 シン達に会ったのだって、あの戦闘が初めてだった。
 何より、メリットが皆無すぎるからだ。
 ダンジョンで何かあった場合、フォローが不可能に近いためダンジョンアタックを当分行わないようにと言われたそうだ。

 あれ、一ノ瀬さん?僕には一切その連絡なかったんですが?

 それと、シンについて知らせたいことがあるそうだ。
 シンの実家は僕たちが住む街の有力者で、息子であるシンは現在容疑保留で自宅待機となっているそうだ。
 自衛隊・警察としては現行犯逮捕の為そのまま拘留したかったそうだ。
 しかし、街側からの圧力が掛かったからなのか、それができなくなったと、一ノ瀬さんが愚痴っていたらしい。
 というよりも、街からの圧力って……
 普通あり得るのだろうかと思ってしまった。
 が、ありえたのだから仕方がないのかもしれないな。

 そんなこんなで、シンの件が片付くまではソロで潜ることになりそうだ。
 まあ、カイリ達とはパーティーを組んで行動するのは難しいので、ちょうどよかったのかもしれない。
 カイリ達のパーティーメンバーについては、明日一ノ瀬さんに相談してみよう。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる

シンギョウ ガク
ファンタジー
※2019年7月下旬に第二巻発売しました。 ※12/11書籍化のため『Sランクパーティーから追放されたおっさん商人、真の仲間を気ままに最強SSランクハーレムパーティーへ育てる。』から『おっさん商人、仲間を気ままに最強SSランクパーティーへ育てる』に改題を実施しました。 ※第十一回アルファポリスファンタジー大賞において優秀賞を頂きました。 俺の名はグレイズ。 鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路の(自称ワイルド系イケオジ)おっさん。 ジョブは商人だ。 そう、戦闘スキルを全く習得しない商人なんだ。おかげで戦えない俺はパーティーの雑用係。 だが、ステータスはMAX。これは呪いのせいだが、仲間には黙っていた。 そんな俺がメンバーと探索から戻ると、リーダーのムエルから『パーティー追放』を言い渡された。 理由は『巷で流行している』かららしい。 そんなこと言いつつ、次のメンバー候補が可愛い魔術士の子だって知ってるんだぜ。 まぁ、言い争っても仕方ないので、装備品全部返して、パーティーを脱退し、次の仲間を探して暇していた。 まぁ、ステータスMAXの力を以ってすれば、Sランク冒険者は余裕だが、あくまで俺は『商人』なんだ。前衛に立って戦うなんて野蛮なことはしたくない。 表向き戦力にならない『商人』の俺を受け入れてくれるメンバーを探していたが、火力重視の冒険者たちからは相手にされない。 そんな、ある日、冒険者ギルドでは流行している、『パーティー追放』の餌食になった問題児二人とひょんなことからパーティーを組むことになった。 一人は『武闘家』ファーマ。もう一人は『精霊術士』カーラ。ともになぜか上級職から始まっていて、成長できず仲間から追放された女冒険者だ。 俺はそんな追放された二人とともに冒険者パーティー『追放者《アウトキャスト》』を結成する。 その後、前のパーティーとのひと悶着があって、『魔術師』アウリースも参加することとなった。 本当は彼女らが成長し、他のパーティーに入れるまでの暫定パーティーのつもりだったが、俺の指導でメキメキと実力を伸ばしていき、いつの間にか『追放者《アウトキャスト》』が最強のハーレムパーティーと言われるSSランクを得るまでの話。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

処理中です...