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第1章 進化の始まり
003 スキルについての考察
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結局昨日はほとんど眠れなかった。
ステータスの件もそうだし、スキルの件もそうだ。
でも……それよりも、もっと問題がある……そう、僕は今日から無職が確定してしまった。
「おはよう、父さん母さん。」
「おはようケント。早いのね?」
母さんはいつものように朝ごはんを準備してくれていた。
父さんは相変わらず新聞を読みながら「あぁ。」とだけ声を返してくれた。
美鈴は……相変わらず寝坊のようだ。
本当は美鈴を待ってからの方が良いんだろうけど、あまり長引かせても話しづらくなるから、僕は意を決して二人に話をした。
「ごめん二人とも。話が有るけどいい?」
「どうした改まって。」
母さんは朝食をテーブルに並べながら、心配そうな表情を浮かべているのが見えた。
父さんは……一瞬ピクリとしたものの、そのまま新聞に目を向けたままだった。
「それがさ、どうやら僕の務めてるが会社……ダンジョンになったらしいんだ。」
それを聞いた二人は驚きを隠せないでいた。
父さんは手にしていた新聞をパサリと落としてしまった。
母さんも味噌汁をこぼしそうになり、なんとか堪えていた。
まさか身近に起こるとは思っていなかったのだろう。
僕だっていまだに信じられないでいるんだから。
「そ、そうか……。で、仕事はどうなるんだ?別な場所を借りて再開するとかか?」
父さんの心配はもっともだと思う。むしろそんな会社が多そうだな。
「それがさ、会社たたむらしい。」
「そ、そうか……」
父さんはそう言うと、すぐに新聞に目を戻していた。ただ、新聞がかすかにふるえているから、動揺を隠しきれていない。
まあ、返答はしづらいよね。僕だってそうだもの。
「ケント……、これからどうするの?」
「今はまだわからないかな。とりあえず職業安定所には行くつもりでいるよ。あとは会社からの書類待ちってところだね。」
二人の顔はすぐれないのも当然だろうな。僕の年齢でいきなり無職だと再就職が難しい。
それにこのご時世だと、就職先があるかすら怪しいのだから。
とりあえずは会社都合の退職になるだろうから、失業保険で急場を凌いでいくしかないだろうな。って、会社都合になるよね?
「おはよ~~。ってどうしたの朝から?なんかお葬式でもあるの?」
能天気なマイシスターのお寝坊さんが、やっと起きてきた。
美鈴に僕のステータスの職業欄を見せたら、盛大に爆笑していた。
まさか、無職になったことをステータスで知るとは思ってもみなかったからだ。
「あ~笑った。」
美鈴は笑いが収まると、美鈴のステータスを見せてくれた。
美鈴の職業欄も同じく無職になっていたのだった。
どうやら美鈴も同じことが起こったらしい。
ということで兄妹そろって昨日を持って無職になりました。
父さんと母さんは頭を抱えていたが、どうにもできないと申し訳ない気持ちになってしまった。
朝食を終えて、美鈴に改めてスキルについて教えてもらった。
確信はないらしいが、普通ではないようだ。
SNSではスキルについての考察が上がっていた。
1、スキルは使用する事でレベルが上がっていく。
2、スキルは自身のレベルが上がると習得する。
3、スキル効果は個人の資質に左右される。
4、スキルには段階がある可能性がある。仮称としてコモン・アンコモン・レア・スーパーレア・ウルトラレア。例外的のユニーク。
ただし、これらはあくまでも推測に過ぎず、スキルレベルが上がった人は少数らしい。
しかし、仮設1に関してはあらかた確証が得られたようだ。
格闘技を行ってる人が【打撃】スキル持ちで、練習中や試合中にレベルが上がったらしい。
ちなみに、いきなり強くなってしまい、その試合は没収試合となってしまったようだ。
さて次に僕のスキル、スキルクリエイターについての確認だ。
美鈴曰く、結構大事になりそうだとのことだ。
どのように大事になるかは別として、説明自体は理解できた。
おそらくレベル上げをして得たレベルで、新しいスキルをゲットできるって感じだと思う。
まずはSNS上の考察が正しいと仮定する。
自分のレベル上昇で覚えるはずのスキルを、その前にレベルを使って覚えてしまうとレベルの無駄遣いになってしまう。
それに一番痛いのは、代償が自分のレベルだということだ。
おそらく、レベルが上がれば各ステータスも上がる。
そのレベルを代償にした場合、ステータスがどう変化するかわからない。
仮に、レベル低下してもステータスは減少しない場合。
この時は積極的に使っていった方がいい。
しかし、レベル低下でステータスも戻るのなら、話は別だ。
ダンジョン内でこのスキルを使うことは、自殺行為に等しいことになる。
さらに、スキルを習得するレベルに達してないと使用できない場合、レベル低下で覚えているのに使用不可などということも考えられる。
まさに踏んだり蹴ったりなスキルになる可能性が高いのだ。
かなり考えて使っていかないと、積み確定になりそうだな。
美鈴とスキルについて話していると、父さんと母さんも話に参加してきた。
美鈴は【魔法・水属性+】。
父さんは【木工】。
母さんは【結界】だった。
美鈴はすでに家の庭でその性能を試したらしい。
イメージ次第では水の弾を勢いよく飛ばせたとのことだ。
美鈴的に中二病的な呪文を言わなくてよかったとほっと胸をなでおろしていた。
ちょっとだけ僕は呪文を言ってみたいと思ってしまったことは内緒だ。
父さんは仕事が大工だったためか、木工スキルが仕事で役に立ったらしい。
仕上がりがスキルを覚える前より若干良くなっているみたいだ。
それと、道具を使う時に疲れが緩和されている気がするそうだ。
そして、昨日スキルレベルが1上がったそうだ。
かくして『仮説1、スキルは使用する事でレベルが上がっていく。』は父さんのおかげで確証を得ることができた。
母さんも少しだけ発動させてみたそうだ。
スキル発動後に目に見えない壁のようなものが、自分の周りにできたみたいだ。
触った感じ、コンクリートの壁っぽい透明な板らしいけど、ちょっと分かりづらいかな。
ただ、発動後すぐに消えたし、何度か使ったら目眩を起こしたので、怖くて途中でやめたそうだ。
そのことから、何かしらのエネルギーを使ってスキルを発動させているということになる。
おそらくだがステータスの【HP】はヒットポイントの事だとしたら、生命力とか命の値とかそんな感じだと思う。
【SP】はスペシャルポイント?スキルポイント?スタミナポイント?まぁ、そんな感じだと思う。
それを消費してスキルを使っているのかもしれない。
ただ、そうなると父さんの木工スキルが気になる。
父さんは昨日から木工スキルを使っている。
それなのに、母さんみたいに目眩を起こしてはいないそうだ。
つまりは……
①実際に手を動かして何かを作った場合はSPを消費しない。
②スキルに頼った場合はSPを消費する。
という仮説が成り立ちそうだけど……うん、物は試しだな。
仮説の確認の為に美鈴に頼んで、庭で魔法を使ってもらう。
もちろん、ご近所さんに迷惑をかけないようにと美鈴には念を押してからのテスト。
庭の木に的用の板を木の枝にぶら下げて行ってみた。
美鈴は目を閉じて集中すると、美鈴の前の空中に水の塊がフヨフヨと漂っていた。
水の玉が空中に浮くところを見て、僕は初めて現実的じゃないことを確信する。
美鈴は目を開け「行け!!」と声をかけると、目の前の水の塊は的をめがけて飛んでいく。
狙いはギリギリだったけど、見事命中させて見せた。
急いで美鈴にステータスを確認してもらうと、確かにSPに撃つ前と後では変化が見られたそうだ。
ついでに手元に水を用意してからスキルを使ってもらったら、SPの減少が少しだけ抑えられたのは発見だった。
次に父さんにカンナ掛けをしてもらった。
前よりきれいに削れたらしいけど、SPの減少は全くなかったみたいだ。
このことから、さっき立てた仮説はおそらく正しいと思う。
夕方、美鈴にこの事についてSNSにアップしてもらった。
明日にでも反応があると思う。
あらかたの検証などを終えて、家族団らんの時間となった。
家族で夕食中にニュースの緊急速報が流れた。
僕たちは特段気にせず食事をしていたがとても重要なニュースだったらしい。
———本日夕方、与野党一致の緊急決議により4つの法律が制定。即時施行されました。詳しくは政府HPをご覧ください———
ステータスの件もそうだし、スキルの件もそうだ。
でも……それよりも、もっと問題がある……そう、僕は今日から無職が確定してしまった。
「おはよう、父さん母さん。」
「おはようケント。早いのね?」
母さんはいつものように朝ごはんを準備してくれていた。
父さんは相変わらず新聞を読みながら「あぁ。」とだけ声を返してくれた。
美鈴は……相変わらず寝坊のようだ。
本当は美鈴を待ってからの方が良いんだろうけど、あまり長引かせても話しづらくなるから、僕は意を決して二人に話をした。
「ごめん二人とも。話が有るけどいい?」
「どうした改まって。」
母さんは朝食をテーブルに並べながら、心配そうな表情を浮かべているのが見えた。
父さんは……一瞬ピクリとしたものの、そのまま新聞に目を向けたままだった。
「それがさ、どうやら僕の務めてるが会社……ダンジョンになったらしいんだ。」
それを聞いた二人は驚きを隠せないでいた。
父さんは手にしていた新聞をパサリと落としてしまった。
母さんも味噌汁をこぼしそうになり、なんとか堪えていた。
まさか身近に起こるとは思っていなかったのだろう。
僕だっていまだに信じられないでいるんだから。
「そ、そうか……。で、仕事はどうなるんだ?別な場所を借りて再開するとかか?」
父さんの心配はもっともだと思う。むしろそんな会社が多そうだな。
「それがさ、会社たたむらしい。」
「そ、そうか……」
父さんはそう言うと、すぐに新聞に目を戻していた。ただ、新聞がかすかにふるえているから、動揺を隠しきれていない。
まあ、返答はしづらいよね。僕だってそうだもの。
「ケント……、これからどうするの?」
「今はまだわからないかな。とりあえず職業安定所には行くつもりでいるよ。あとは会社からの書類待ちってところだね。」
二人の顔はすぐれないのも当然だろうな。僕の年齢でいきなり無職だと再就職が難しい。
それにこのご時世だと、就職先があるかすら怪しいのだから。
とりあえずは会社都合の退職になるだろうから、失業保険で急場を凌いでいくしかないだろうな。って、会社都合になるよね?
「おはよ~~。ってどうしたの朝から?なんかお葬式でもあるの?」
能天気なマイシスターのお寝坊さんが、やっと起きてきた。
美鈴に僕のステータスの職業欄を見せたら、盛大に爆笑していた。
まさか、無職になったことをステータスで知るとは思ってもみなかったからだ。
「あ~笑った。」
美鈴は笑いが収まると、美鈴のステータスを見せてくれた。
美鈴の職業欄も同じく無職になっていたのだった。
どうやら美鈴も同じことが起こったらしい。
ということで兄妹そろって昨日を持って無職になりました。
父さんと母さんは頭を抱えていたが、どうにもできないと申し訳ない気持ちになってしまった。
朝食を終えて、美鈴に改めてスキルについて教えてもらった。
確信はないらしいが、普通ではないようだ。
SNSではスキルについての考察が上がっていた。
1、スキルは使用する事でレベルが上がっていく。
2、スキルは自身のレベルが上がると習得する。
3、スキル効果は個人の資質に左右される。
4、スキルには段階がある可能性がある。仮称としてコモン・アンコモン・レア・スーパーレア・ウルトラレア。例外的のユニーク。
ただし、これらはあくまでも推測に過ぎず、スキルレベルが上がった人は少数らしい。
しかし、仮設1に関してはあらかた確証が得られたようだ。
格闘技を行ってる人が【打撃】スキル持ちで、練習中や試合中にレベルが上がったらしい。
ちなみに、いきなり強くなってしまい、その試合は没収試合となってしまったようだ。
さて次に僕のスキル、スキルクリエイターについての確認だ。
美鈴曰く、結構大事になりそうだとのことだ。
どのように大事になるかは別として、説明自体は理解できた。
おそらくレベル上げをして得たレベルで、新しいスキルをゲットできるって感じだと思う。
まずはSNS上の考察が正しいと仮定する。
自分のレベル上昇で覚えるはずのスキルを、その前にレベルを使って覚えてしまうとレベルの無駄遣いになってしまう。
それに一番痛いのは、代償が自分のレベルだということだ。
おそらく、レベルが上がれば各ステータスも上がる。
そのレベルを代償にした場合、ステータスがどう変化するかわからない。
仮に、レベル低下してもステータスは減少しない場合。
この時は積極的に使っていった方がいい。
しかし、レベル低下でステータスも戻るのなら、話は別だ。
ダンジョン内でこのスキルを使うことは、自殺行為に等しいことになる。
さらに、スキルを習得するレベルに達してないと使用できない場合、レベル低下で覚えているのに使用不可などということも考えられる。
まさに踏んだり蹴ったりなスキルになる可能性が高いのだ。
かなり考えて使っていかないと、積み確定になりそうだな。
美鈴とスキルについて話していると、父さんと母さんも話に参加してきた。
美鈴は【魔法・水属性+】。
父さんは【木工】。
母さんは【結界】だった。
美鈴はすでに家の庭でその性能を試したらしい。
イメージ次第では水の弾を勢いよく飛ばせたとのことだ。
美鈴的に中二病的な呪文を言わなくてよかったとほっと胸をなでおろしていた。
ちょっとだけ僕は呪文を言ってみたいと思ってしまったことは内緒だ。
父さんは仕事が大工だったためか、木工スキルが仕事で役に立ったらしい。
仕上がりがスキルを覚える前より若干良くなっているみたいだ。
それと、道具を使う時に疲れが緩和されている気がするそうだ。
そして、昨日スキルレベルが1上がったそうだ。
かくして『仮説1、スキルは使用する事でレベルが上がっていく。』は父さんのおかげで確証を得ることができた。
母さんも少しだけ発動させてみたそうだ。
スキル発動後に目に見えない壁のようなものが、自分の周りにできたみたいだ。
触った感じ、コンクリートの壁っぽい透明な板らしいけど、ちょっと分かりづらいかな。
ただ、発動後すぐに消えたし、何度か使ったら目眩を起こしたので、怖くて途中でやめたそうだ。
そのことから、何かしらのエネルギーを使ってスキルを発動させているということになる。
おそらくだがステータスの【HP】はヒットポイントの事だとしたら、生命力とか命の値とかそんな感じだと思う。
【SP】はスペシャルポイント?スキルポイント?スタミナポイント?まぁ、そんな感じだと思う。
それを消費してスキルを使っているのかもしれない。
ただ、そうなると父さんの木工スキルが気になる。
父さんは昨日から木工スキルを使っている。
それなのに、母さんみたいに目眩を起こしてはいないそうだ。
つまりは……
①実際に手を動かして何かを作った場合はSPを消費しない。
②スキルに頼った場合はSPを消費する。
という仮説が成り立ちそうだけど……うん、物は試しだな。
仮説の確認の為に美鈴に頼んで、庭で魔法を使ってもらう。
もちろん、ご近所さんに迷惑をかけないようにと美鈴には念を押してからのテスト。
庭の木に的用の板を木の枝にぶら下げて行ってみた。
美鈴は目を閉じて集中すると、美鈴の前の空中に水の塊がフヨフヨと漂っていた。
水の玉が空中に浮くところを見て、僕は初めて現実的じゃないことを確信する。
美鈴は目を開け「行け!!」と声をかけると、目の前の水の塊は的をめがけて飛んでいく。
狙いはギリギリだったけど、見事命中させて見せた。
急いで美鈴にステータスを確認してもらうと、確かにSPに撃つ前と後では変化が見られたそうだ。
ついでに手元に水を用意してからスキルを使ってもらったら、SPの減少が少しだけ抑えられたのは発見だった。
次に父さんにカンナ掛けをしてもらった。
前よりきれいに削れたらしいけど、SPの減少は全くなかったみたいだ。
このことから、さっき立てた仮説はおそらく正しいと思う。
夕方、美鈴にこの事についてSNSにアップしてもらった。
明日にでも反応があると思う。
あらかたの検証などを終えて、家族団らんの時間となった。
家族で夕食中にニュースの緊急速報が流れた。
僕たちは特段気にせず食事をしていたがとても重要なニュースだったらしい。
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