40 / 142
第5章 壁の先にあるもの
第40話 セーフティーレベル5解放
しおりを挟む
「LT時代には携帯用対戦車無反動砲って言われてたものらしいですよ。」
その筒状の物を手にしたリヒテルは緊張した面持ちはなく、むしろ落ち着いて見えた。
覚悟が決まった。
そう見えなくもなかった。
「で、その魔砲でどうしようっていうんだ?」
アドリアーノの質問は当然のことだった。
残ってみたものの、打つ手なしというのがアドリアーノの意見だ。
中隊で狩猟する【イレギュラー】に対して、一人で相手取ると宣言したのだから、何かしらの対策があるのだと思うのが普通である。
「何するも変わりませんよ。やることは一緒ですから。今はセーフティーレベル5まで解除しましたからね。魔弾も最終層まで使えます。それと並行して、【武装属性付与】も発動させますので、これでダメなら俺達には何もできませんよ。」
肩を竦めながら、リヒテルはおちゃらけて見せた。
しかしよく見ると、身体がところどころ震えている。
怖くないはずはなかった。
今まで戦ったことのない大型種。
下手をすればランク4オーバーは、いわばリヒテルにとっては化け物クラスなのだから。
「じゃあ隊長。下がっててもらえますか。」
そういうとリヒテルは携帯用対戦車無反動砲型魔砲を肩に担ぐと、照準を大型機械魔へ合わせる。
「ターゲットを補足……ロック完了。」
リヒテルの耳に射撃管制補助装置からいつもの機械音声が聞こえてくる。
———第一層 属性指定……追尾を選択……了承しました———
———第二層 属性指定……拡散を選択……了承しました———
———第三層 属性指定……粘着を選択……了承しました———
———第四層 属性指定……電撃を選択……了承しました———
———最終層 属性指定……爆発を選択……了承しました———
リヒテルは立て続けに属性を選択していく。
すべての属性を指定終えると、携帯用対戦車無反動砲の先端に円環が移動し、魔砲陣を形成していく。
それはこれまでリヒテルが使用してきた魔砲陣よりもさらに長いものだった。
———魔砲陣展開完了……発射条件クリア……スタンバイ———
「【武装属性付与】……【消音】。」
「さぁ、デカブツ……。一発喰らいやがれ!!」
かちりと引き金を引くと、ドオンと激しい爆発音が魔砲から放たれたように見えた。
しかし、アドリアーノには不思議な光景が目に飛び込んできた。
確かに、衝撃波のようなものは感じた。
だがそれに伴った音が、全く聞こえなかったのだ。
光の帯と化した魔弾は視線で追う事叶わず、すでに先へ先へと進んでいく。
ぎりぎりの所で危険を察知したのか、機械魔は回避行動に移る。
前方に見える光の帯が、避ける先避ける先へと襲い掛かる。
そしてさらにその光の帯は、10、20と分裂を始める。
太い光の帯から細い糸へと姿を変える。
その一つ一つはさしたる恐怖を与えなかった。
それが機械魔の油断であった。
一瞬抱いた恐怖が機械魔のプライドを傷つけたのだろうか。
恐怖を抱いた恥辱が昇華され、リヒテルへの怒りへと変わる。
GYOGYAGOGA~~~~~~~~~~~~~~!!
怒れる機械魔は突進を開始する。
先ほどまでの、威厳すら感じさせる足取りはどこへ行ったことか。
大型魔獣をベースとした機械魔が、その四本の足で地面を蹴り駆け出す。
この時、機械魔は気が付いていなかった。
先ほどの光の糸がどうなっていたのかということを。
光の糸自体にはダメージは皆無だった。
しかし、べたりと機械魔の躯体へと張り付いた。
表面を覆う擬態種の粘膜がブルリと震えながら、機械魔は加速をやめなかった。
次の瞬間機械魔に張り付いた魔弾が猛威を振るったのだ。
バリバリ音を響かせながら、電撃を放射する。
第4層に付与した電撃が発動したのだ。
さらに張り付いたほかの魔弾の粘着物とどんどん連携して、さらなる大きな電撃へと変わっていく。
その電撃のせいで、機械魔は身動きが全く取れずにいた。
擬態種の核となる躯体が、電撃で誤作動を起こしたようだった。
表面を覆っている粘膜状の身体が電撃に耐え切れずバラバラと崩れていく。
ドコォ~~~~ン!!
最後のダメ押しとばかりに最終層の属性が発動した。
連鎖爆発を起こした魔弾がその爆発規模を膨れ上がらせる。
ついには、機械魔全体を覆うほどの爆発となったのだ。
そのあまりの威力に、アドリアーノは声すら出なかった。
まざまざと、この力が封印される理由を見る羽目になってしまったのだから。
リヒテルもまた、驚きを隠せなかった。
これほどまでの威力が出るとは思ってもみなかったからだ。
先ほどまで手にしていた魔砲は、その威力の代償としてさらさらと形を失う。
チリチリと焼けこげる匂いが、離れた場所にいたはずのリヒテルたちのもとへと到達した。
前方ではいまだ土煙が晴れず、機械魔の状況が確認できずにいた。
もしこれで機械魔が耐えきった場合、リヒテルたちに太刀打ちできる戦力は残されていなかった。
手と背に汗を感じながら、視線の先の土煙が晴れる様子を注視する。
そこには、うずくまるようにして耐えきった機械魔の姿があった。
表面を覆っていたはずの擬態種は、すでに首元のみを残して朽ちており、素体であろう大型種の躯体が露わになっていた。
ヒョウガの頭部をぎりぎり支えている程度の擬態種と、陰に隠れていた寄生種もその姿を現していた。
「くそ!!あれだけやってもダメか。リヒテル全力で後退する!!」
「はい!!」
これ以上ここに留まるのは得策ではないと判断したアドリアーノは、一目散にその場を離脱した。
せめて機械魔が行動を開始する前に、出来る限り距離を取りたいと考えたのだ。
しかし、世の中そんなには甘いものではなかった。
すぐさま傷ついた身体を起こした機械魔は、先ほど攻撃を仕掛けた者をその視界にとらえた。
苦々しいと思っているかどうかは、リヒテルには分らなかった。
しかし、その殺気が自分に向けられていることは、背に感じるプレッシャーが十二分に伝えてきた。
「リヒテルもうすぐだ!!」
「はい!!」
出口まで残り10km。
リヒテルたちの足ならば、恐らく10分はかからない距離だ。
しかし、その10分がやたらと長く感じてしまった。
迫りくる機械魔。
すでに距離は先ほどの半分ほどまで迫っていた。
「くそったれが!!なんであいつあんなにはえぇんだよ!!」
「ん?アドリアーノさんしゃがんで!!」
愚痴るアドリアーノに、リヒテルは慌てて声をかけた。
するとどうだろうか、ヒュンという風切り音とともに、前方から来た何かがアドリアーノの頭上を掠めていった。
カン!!
軽い金属音が聞こえてきたあと、一拍おいて激しい爆発音があたりを包み込んだ。
何事かと思いリヒテルが後ろを振り向くと、先ほどまで追いかけてきていた機械魔の胴体が、激しく炎上していたのだ。
その状況を理解できないリヒテルは、走ることをやめてしまった。
アドリアーノも同じで、この状況で何が起こったのかわからずにいた。
「隊長!!」
「エイミー?!」
姿を現したのは、退避したはずのエイミーだった。
その手にはすでに次の矢が番えられており、すぐにでも発射できる状況になっていた。
「アドリアーノ、命令違反だぞ!!」
「佐々木中隊長、なぜここに!?」
さらに、その奥から辰之進率いる第1中隊の面々が姿を現した。
手には各々の武器を携えて。
「隊長、間に合ってよかった。リヒテル君もありがとう。おかげでこうして中隊を連れてこれたよ。」
真剣な面持ちだが、どこかおどけた口調でリヒテルに声をかけるエイミー。
そしてさらに一射。
空をかける矢は、寸分たがわず擬態種の躯体へと到達する。
やはり先ほどと同じ爆発音が聞こえてきた。
リヒテルは、先ほどの爆発音もエイミーによるものだと理解することができた。
「アドリアーノ。懲戒はこの戦闘の後だ。さっさと片付けるぞ。」
すると辰之進は、いつの間にかライフル型魔砲を手にしていた。
いつ見ても不思議な光景だと、アドリアーノは感じていた。
リヒテル然り、魔砲使いはいつの間にかその手に武器を携えているのだから。
しかし同じ魔砲使いであるリヒテルは、その精度に驚きを禁じ得なかった。
同じく魔砲使い特有の世界へと至れるとしても、魔砲の完成度については話は別であった。
「やっぱり佐々木中隊長はすごいや……」
それが、リヒテルの紛れもない感想であった。
その筒状の物を手にしたリヒテルは緊張した面持ちはなく、むしろ落ち着いて見えた。
覚悟が決まった。
そう見えなくもなかった。
「で、その魔砲でどうしようっていうんだ?」
アドリアーノの質問は当然のことだった。
残ってみたものの、打つ手なしというのがアドリアーノの意見だ。
中隊で狩猟する【イレギュラー】に対して、一人で相手取ると宣言したのだから、何かしらの対策があるのだと思うのが普通である。
「何するも変わりませんよ。やることは一緒ですから。今はセーフティーレベル5まで解除しましたからね。魔弾も最終層まで使えます。それと並行して、【武装属性付与】も発動させますので、これでダメなら俺達には何もできませんよ。」
肩を竦めながら、リヒテルはおちゃらけて見せた。
しかしよく見ると、身体がところどころ震えている。
怖くないはずはなかった。
今まで戦ったことのない大型種。
下手をすればランク4オーバーは、いわばリヒテルにとっては化け物クラスなのだから。
「じゃあ隊長。下がっててもらえますか。」
そういうとリヒテルは携帯用対戦車無反動砲型魔砲を肩に担ぐと、照準を大型機械魔へ合わせる。
「ターゲットを補足……ロック完了。」
リヒテルの耳に射撃管制補助装置からいつもの機械音声が聞こえてくる。
———第一層 属性指定……追尾を選択……了承しました———
———第二層 属性指定……拡散を選択……了承しました———
———第三層 属性指定……粘着を選択……了承しました———
———第四層 属性指定……電撃を選択……了承しました———
———最終層 属性指定……爆発を選択……了承しました———
リヒテルは立て続けに属性を選択していく。
すべての属性を指定終えると、携帯用対戦車無反動砲の先端に円環が移動し、魔砲陣を形成していく。
それはこれまでリヒテルが使用してきた魔砲陣よりもさらに長いものだった。
———魔砲陣展開完了……発射条件クリア……スタンバイ———
「【武装属性付与】……【消音】。」
「さぁ、デカブツ……。一発喰らいやがれ!!」
かちりと引き金を引くと、ドオンと激しい爆発音が魔砲から放たれたように見えた。
しかし、アドリアーノには不思議な光景が目に飛び込んできた。
確かに、衝撃波のようなものは感じた。
だがそれに伴った音が、全く聞こえなかったのだ。
光の帯と化した魔弾は視線で追う事叶わず、すでに先へ先へと進んでいく。
ぎりぎりの所で危険を察知したのか、機械魔は回避行動に移る。
前方に見える光の帯が、避ける先避ける先へと襲い掛かる。
そしてさらにその光の帯は、10、20と分裂を始める。
太い光の帯から細い糸へと姿を変える。
その一つ一つはさしたる恐怖を与えなかった。
それが機械魔の油断であった。
一瞬抱いた恐怖が機械魔のプライドを傷つけたのだろうか。
恐怖を抱いた恥辱が昇華され、リヒテルへの怒りへと変わる。
GYOGYAGOGA~~~~~~~~~~~~~~!!
怒れる機械魔は突進を開始する。
先ほどまでの、威厳すら感じさせる足取りはどこへ行ったことか。
大型魔獣をベースとした機械魔が、その四本の足で地面を蹴り駆け出す。
この時、機械魔は気が付いていなかった。
先ほどの光の糸がどうなっていたのかということを。
光の糸自体にはダメージは皆無だった。
しかし、べたりと機械魔の躯体へと張り付いた。
表面を覆う擬態種の粘膜がブルリと震えながら、機械魔は加速をやめなかった。
次の瞬間機械魔に張り付いた魔弾が猛威を振るったのだ。
バリバリ音を響かせながら、電撃を放射する。
第4層に付与した電撃が発動したのだ。
さらに張り付いたほかの魔弾の粘着物とどんどん連携して、さらなる大きな電撃へと変わっていく。
その電撃のせいで、機械魔は身動きが全く取れずにいた。
擬態種の核となる躯体が、電撃で誤作動を起こしたようだった。
表面を覆っている粘膜状の身体が電撃に耐え切れずバラバラと崩れていく。
ドコォ~~~~ン!!
最後のダメ押しとばかりに最終層の属性が発動した。
連鎖爆発を起こした魔弾がその爆発規模を膨れ上がらせる。
ついには、機械魔全体を覆うほどの爆発となったのだ。
そのあまりの威力に、アドリアーノは声すら出なかった。
まざまざと、この力が封印される理由を見る羽目になってしまったのだから。
リヒテルもまた、驚きを隠せなかった。
これほどまでの威力が出るとは思ってもみなかったからだ。
先ほどまで手にしていた魔砲は、その威力の代償としてさらさらと形を失う。
チリチリと焼けこげる匂いが、離れた場所にいたはずのリヒテルたちのもとへと到達した。
前方ではいまだ土煙が晴れず、機械魔の状況が確認できずにいた。
もしこれで機械魔が耐えきった場合、リヒテルたちに太刀打ちできる戦力は残されていなかった。
手と背に汗を感じながら、視線の先の土煙が晴れる様子を注視する。
そこには、うずくまるようにして耐えきった機械魔の姿があった。
表面を覆っていたはずの擬態種は、すでに首元のみを残して朽ちており、素体であろう大型種の躯体が露わになっていた。
ヒョウガの頭部をぎりぎり支えている程度の擬態種と、陰に隠れていた寄生種もその姿を現していた。
「くそ!!あれだけやってもダメか。リヒテル全力で後退する!!」
「はい!!」
これ以上ここに留まるのは得策ではないと判断したアドリアーノは、一目散にその場を離脱した。
せめて機械魔が行動を開始する前に、出来る限り距離を取りたいと考えたのだ。
しかし、世の中そんなには甘いものではなかった。
すぐさま傷ついた身体を起こした機械魔は、先ほど攻撃を仕掛けた者をその視界にとらえた。
苦々しいと思っているかどうかは、リヒテルには分らなかった。
しかし、その殺気が自分に向けられていることは、背に感じるプレッシャーが十二分に伝えてきた。
「リヒテルもうすぐだ!!」
「はい!!」
出口まで残り10km。
リヒテルたちの足ならば、恐らく10分はかからない距離だ。
しかし、その10分がやたらと長く感じてしまった。
迫りくる機械魔。
すでに距離は先ほどの半分ほどまで迫っていた。
「くそったれが!!なんであいつあんなにはえぇんだよ!!」
「ん?アドリアーノさんしゃがんで!!」
愚痴るアドリアーノに、リヒテルは慌てて声をかけた。
するとどうだろうか、ヒュンという風切り音とともに、前方から来た何かがアドリアーノの頭上を掠めていった。
カン!!
軽い金属音が聞こえてきたあと、一拍おいて激しい爆発音があたりを包み込んだ。
何事かと思いリヒテルが後ろを振り向くと、先ほどまで追いかけてきていた機械魔の胴体が、激しく炎上していたのだ。
その状況を理解できないリヒテルは、走ることをやめてしまった。
アドリアーノも同じで、この状況で何が起こったのかわからずにいた。
「隊長!!」
「エイミー?!」
姿を現したのは、退避したはずのエイミーだった。
その手にはすでに次の矢が番えられており、すぐにでも発射できる状況になっていた。
「アドリアーノ、命令違反だぞ!!」
「佐々木中隊長、なぜここに!?」
さらに、その奥から辰之進率いる第1中隊の面々が姿を現した。
手には各々の武器を携えて。
「隊長、間に合ってよかった。リヒテル君もありがとう。おかげでこうして中隊を連れてこれたよ。」
真剣な面持ちだが、どこかおどけた口調でリヒテルに声をかけるエイミー。
そしてさらに一射。
空をかける矢は、寸分たがわず擬態種の躯体へと到達する。
やはり先ほどと同じ爆発音が聞こえてきた。
リヒテルは、先ほどの爆発音もエイミーによるものだと理解することができた。
「アドリアーノ。懲戒はこの戦闘の後だ。さっさと片付けるぞ。」
すると辰之進は、いつの間にかライフル型魔砲を手にしていた。
いつ見ても不思議な光景だと、アドリアーノは感じていた。
リヒテル然り、魔砲使いはいつの間にかその手に武器を携えているのだから。
しかし同じ魔砲使いであるリヒテルは、その精度に驚きを禁じ得なかった。
同じく魔砲使い特有の世界へと至れるとしても、魔砲の完成度については話は別であった。
「やっぱり佐々木中隊長はすごいや……」
それが、リヒテルの紛れもない感想であった。
10
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる