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第5章 壁の先にあるもの
第36話 擬態種と寄生種
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「いてーじゃねーかリチャード……俺がなにしたっていうんだよ……」
いまだダメージが抜けなかったのか、ふらふらとした足取りで立ち上がるライガ。
しかし、リチャードは謝ることはなかった。
その鋭い眼差しは、いまだ警戒感を露わにしていた。
「お前は誰だ……」
リヒテルはぎょっとしてしまった。
リチャードの言っている意味が分からなかったからだ。
しかし、その言葉に最初に反応したのはクリストフだった。
「まさか……。そうか、そうか。ライガ……おぬし……。」
とても悲しそうな表情を浮かべるクリストフ。
その手にした戦斧をライガに向けて、深いため息を漏らす。
「おいおいクリスのおっさん。俺を忘れたわけじゃねぇ~よな?」
「忘れるものか……だがの、お前の弟……ヒョウガを見捨てるような奴じゃなかったはずだがの……」
エイミーは周りを見渡すも、その人物を見つけることは出来なかった。
ライガとヒョウガ。
補給部隊護衛の要ともいえる、狼獣人の兄弟は隊では有名であった。
以前ヒョウガをからかった大隊長が、ライガにぼろ雑巾にされたのだ。
さすがにお咎め無しとはいかなかったので、兄弟そろって戦闘部隊を外され補給部隊の護衛に回されてしまったのだ。
それほどまでに強い絆で結ばれた二人が、ばらばらになるとは思えなかった。
それがクリストフとリチャードの疑念の根拠であった。
ギラリとクリストフの戦斧の刃が光る。
クリストフは内心で願っていた。
何かの間違いであることを。
リチャードは願っていた。
ヒョウガが無事であることを。
しかしその願いはもろくも崩れ去ることになる。
何かを察したのか、ライガは両腕をだらりと下げてしまった。
表情も感情が抜け落ちたようになっていた。
「ライ……ガ……」
エイミーは、ライガに声をかけるも反応は見られなかった。
エイミーにとってライガは気の置けぬ仲であった。
亜人種と言われ軽蔑されたりもしていた二人は同じ中隊に配属されたこともあり、すぐに意気投合していた。
普段は軽口をたたくエイミーだが、ライガの前では本来の性格が表に出てくる。
本来のエイミーはそれほど人付き合いが上手いほうではなかった。
しかし周囲から軽蔑されたりしたことから、自分から明るく振舞うことで少しでも良い印象を与えようと必死だった。
しかしライガは違った。
弟思いの良き兄で、曲がったことが大嫌いであった。
蔑む人間には容赦せずにぶつかっていった。
それを良しとしない者も居たが、その熱い生き様に心を許すものが大勢いたのだ。
そんな生き方のライガに一種憧れのようなものを見出したエイミーは、何かにつけてライガに寄り添うようになっていた。
恋人かと言われればそうではない。
友達かと言われれば少し違う気がする。
だけど二人はともに笑い合う仲になっていたのだ。
「エイ……ミー……逃げ……ロ……。ヤツガクル……」
次第にその形を崩していくライガ。
先ほどまで讃えていた美しい銀色の毛はどろどろと形を変えていく。
そして頭部を残したまま、グニャグニャとうごめく物体へと変わってしまったのだ。
「機械魔……。しかも擬態種か……。なんとも悪趣味な。」
その様子を見ていたクリストフは顔をしかめる。
そしてあふれ出す殺気が、周囲に充満していく。
ひりひりと刺すようなその殺気にリヒテルは気圧されそうになった。
何とか分がって耐えるも、今にもよろけてしまいそうだ。
「ちょっと待て……あれなんだ?」
アレックスはいまだ擬態種の体に取り込まれたままのライガの頭部を指さしていた。
頭部はいまだ何かをつぶやいていた。
すでに声を聞き取ることは出来ないが、それでも何か伝えようとしていた。
そしてその後頭部にはもう一つのこぶのようなものが見え隠れしていた。
「あれは……寄生種だと?!さっきのやつは寄生種もどきだったが今回は本物なのか?!」
アドリアーノは、慌てるように声を荒げた。
もし本当に寄生種ならば、その寄生種は擬態種と共生をしていることになる。
アドリアーノは狩猟者を始めてから初めて聞いた話であった。
ここにリンリッドやラミアがいれば何かしらの話をもらえたかもしれないが、あいにくここにいるのはごく普通の人間たちだった。
だからこそ、この事態が呑み込めなかった。
「どうする隊長。もしこれが【イレギュラー】種だったら俺たちの手には負えんぞ?」
「でもクリストフ!!ライガが……ライガが!!」
今にも泣きだしそうになるエイミーだったが、それでも警戒を怠らないのは狩猟者としての矜持なのかもしれない。
そうこうしていると、体内に取り込まれていたライガの頭部がまたも浮上してくる。
そして擬態種は、先ほどと同じようにライガの身体を形作っていく。
きれいに出来上がったライガの身体に、頭部がくっつくとにやりとライガが笑い始めた。
「どうしたエイミー。泣き顔なんて俺の前以外でしたことなかったと思うんだが?」
「ライガ?!」
今にもかけだしそうなエイミーを、クリストフが必死に抑え込む。
それを振りほどこうと必死になるエイミーにさらにライガが話しかける。
「エイミー……。エイミー……。なぁ、エイミー……。」
「ライ……ガ……」
いまだ現実を受け入れることが出来ないエイミーは、力なくその場にへたり込んでしまった。
すでに戦意などどこにもなく、ただか弱い女性になっていた。
怒りが込み上げるクリストフは、現状を打破するために必死で怒りを押し殺す。
それはアレックスやリチャードも同様であった。
「リヒテル!!弾幕を頼む!!」
一人冷静に状況を見据えていたアドリアーノ。
その声にリヒテルは即座に反応する。
手にしていた魔石を自身の魔石に同調させる。
すでに出来上がっていたアサルトライフル型魔砲を構え、発動準備にかかる。
「ターゲット補足……魔弾装填……」
リヒテルは周囲の色が褪せていくとこを感じていた。
すべてがスローモーションとなり、魔砲使いだけが立ち入ることができる世界へと足を踏み入れる。
下された射撃管制補助装置から機械音声が聞こえる。
———第一層 属性指定……拡散を選択……了承しました———
魔砲にまとわりつく光の円環。
リヒテルはそのまま次へと取り掛かる。
———第二層 属性指定……煙幕を選択……了承しました———
指定された属性は【拡散】【煙幕】であった。
そのままの意味であり、逃げるための一手として用意したものだ。
———第三層 属性指定……複製を選択……了承しました———
最後に指定した属性は【複製】。
これはリヒテルが作り出した魔弾を、そのままそっくり複製するというものだ。
つまり、アサルトライフル型魔砲の利点である弾幕を張ることが出来るようになるものだ。
その分威力等に属性を割けなくなる欠点はあるものの、魔素が続く限り撃ち続けることができるのだ。
「魔砲陣展開!!」
リヒテルの掛け声とともに、光の円環が魔砲の先端へと移動する。
そして形成される光の砲身。
不快音があたりに鳴り響く。
———魔砲陣展開完了……発射条件クリア……スタンバイ———
「喰らえ!!」
リヒテルが魔砲の引き金を引き絞ったとたん、魔弾の雨がライガに降り注ぐ。
ライガはその姿かたちを変えて魔弾の雨を耐えしのぐ。
ライガの身体は高質化し、その身体にぶつかる魔弾がカンカンと音を立てては煙と化していく。そして次第に周囲に充満する黒い靄。
ライガは視界が失われるや否や、すぐに周囲に匂いに気をかける。
しかしその時にはすでにリヒテルたちの姿はなく、匂いでも追う事の出来る範囲を超えていたのだった。
いまだダメージが抜けなかったのか、ふらふらとした足取りで立ち上がるライガ。
しかし、リチャードは謝ることはなかった。
その鋭い眼差しは、いまだ警戒感を露わにしていた。
「お前は誰だ……」
リヒテルはぎょっとしてしまった。
リチャードの言っている意味が分からなかったからだ。
しかし、その言葉に最初に反応したのはクリストフだった。
「まさか……。そうか、そうか。ライガ……おぬし……。」
とても悲しそうな表情を浮かべるクリストフ。
その手にした戦斧をライガに向けて、深いため息を漏らす。
「おいおいクリスのおっさん。俺を忘れたわけじゃねぇ~よな?」
「忘れるものか……だがの、お前の弟……ヒョウガを見捨てるような奴じゃなかったはずだがの……」
エイミーは周りを見渡すも、その人物を見つけることは出来なかった。
ライガとヒョウガ。
補給部隊護衛の要ともいえる、狼獣人の兄弟は隊では有名であった。
以前ヒョウガをからかった大隊長が、ライガにぼろ雑巾にされたのだ。
さすがにお咎め無しとはいかなかったので、兄弟そろって戦闘部隊を外され補給部隊の護衛に回されてしまったのだ。
それほどまでに強い絆で結ばれた二人が、ばらばらになるとは思えなかった。
それがクリストフとリチャードの疑念の根拠であった。
ギラリとクリストフの戦斧の刃が光る。
クリストフは内心で願っていた。
何かの間違いであることを。
リチャードは願っていた。
ヒョウガが無事であることを。
しかしその願いはもろくも崩れ去ることになる。
何かを察したのか、ライガは両腕をだらりと下げてしまった。
表情も感情が抜け落ちたようになっていた。
「ライ……ガ……」
エイミーは、ライガに声をかけるも反応は見られなかった。
エイミーにとってライガは気の置けぬ仲であった。
亜人種と言われ軽蔑されたりもしていた二人は同じ中隊に配属されたこともあり、すぐに意気投合していた。
普段は軽口をたたくエイミーだが、ライガの前では本来の性格が表に出てくる。
本来のエイミーはそれほど人付き合いが上手いほうではなかった。
しかし周囲から軽蔑されたりしたことから、自分から明るく振舞うことで少しでも良い印象を与えようと必死だった。
しかしライガは違った。
弟思いの良き兄で、曲がったことが大嫌いであった。
蔑む人間には容赦せずにぶつかっていった。
それを良しとしない者も居たが、その熱い生き様に心を許すものが大勢いたのだ。
そんな生き方のライガに一種憧れのようなものを見出したエイミーは、何かにつけてライガに寄り添うようになっていた。
恋人かと言われればそうではない。
友達かと言われれば少し違う気がする。
だけど二人はともに笑い合う仲になっていたのだ。
「エイ……ミー……逃げ……ロ……。ヤツガクル……」
次第にその形を崩していくライガ。
先ほどまで讃えていた美しい銀色の毛はどろどろと形を変えていく。
そして頭部を残したまま、グニャグニャとうごめく物体へと変わってしまったのだ。
「機械魔……。しかも擬態種か……。なんとも悪趣味な。」
その様子を見ていたクリストフは顔をしかめる。
そしてあふれ出す殺気が、周囲に充満していく。
ひりひりと刺すようなその殺気にリヒテルは気圧されそうになった。
何とか分がって耐えるも、今にもよろけてしまいそうだ。
「ちょっと待て……あれなんだ?」
アレックスはいまだ擬態種の体に取り込まれたままのライガの頭部を指さしていた。
頭部はいまだ何かをつぶやいていた。
すでに声を聞き取ることは出来ないが、それでも何か伝えようとしていた。
そしてその後頭部にはもう一つのこぶのようなものが見え隠れしていた。
「あれは……寄生種だと?!さっきのやつは寄生種もどきだったが今回は本物なのか?!」
アドリアーノは、慌てるように声を荒げた。
もし本当に寄生種ならば、その寄生種は擬態種と共生をしていることになる。
アドリアーノは狩猟者を始めてから初めて聞いた話であった。
ここにリンリッドやラミアがいれば何かしらの話をもらえたかもしれないが、あいにくここにいるのはごく普通の人間たちだった。
だからこそ、この事態が呑み込めなかった。
「どうする隊長。もしこれが【イレギュラー】種だったら俺たちの手には負えんぞ?」
「でもクリストフ!!ライガが……ライガが!!」
今にも泣きだしそうになるエイミーだったが、それでも警戒を怠らないのは狩猟者としての矜持なのかもしれない。
そうこうしていると、体内に取り込まれていたライガの頭部がまたも浮上してくる。
そして擬態種は、先ほどと同じようにライガの身体を形作っていく。
きれいに出来上がったライガの身体に、頭部がくっつくとにやりとライガが笑い始めた。
「どうしたエイミー。泣き顔なんて俺の前以外でしたことなかったと思うんだが?」
「ライガ?!」
今にもかけだしそうなエイミーを、クリストフが必死に抑え込む。
それを振りほどこうと必死になるエイミーにさらにライガが話しかける。
「エイミー……。エイミー……。なぁ、エイミー……。」
「ライ……ガ……」
いまだ現実を受け入れることが出来ないエイミーは、力なくその場にへたり込んでしまった。
すでに戦意などどこにもなく、ただか弱い女性になっていた。
怒りが込み上げるクリストフは、現状を打破するために必死で怒りを押し殺す。
それはアレックスやリチャードも同様であった。
「リヒテル!!弾幕を頼む!!」
一人冷静に状況を見据えていたアドリアーノ。
その声にリヒテルは即座に反応する。
手にしていた魔石を自身の魔石に同調させる。
すでに出来上がっていたアサルトライフル型魔砲を構え、発動準備にかかる。
「ターゲット補足……魔弾装填……」
リヒテルは周囲の色が褪せていくとこを感じていた。
すべてがスローモーションとなり、魔砲使いだけが立ち入ることができる世界へと足を踏み入れる。
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———第一層 属性指定……拡散を選択……了承しました———
魔砲にまとわりつく光の円環。
リヒテルはそのまま次へと取り掛かる。
———第二層 属性指定……煙幕を選択……了承しました———
指定された属性は【拡散】【煙幕】であった。
そのままの意味であり、逃げるための一手として用意したものだ。
———第三層 属性指定……複製を選択……了承しました———
最後に指定した属性は【複製】。
これはリヒテルが作り出した魔弾を、そのままそっくり複製するというものだ。
つまり、アサルトライフル型魔砲の利点である弾幕を張ることが出来るようになるものだ。
その分威力等に属性を割けなくなる欠点はあるものの、魔素が続く限り撃ち続けることができるのだ。
「魔砲陣展開!!」
リヒテルの掛け声とともに、光の円環が魔砲の先端へと移動する。
そして形成される光の砲身。
不快音があたりに鳴り響く。
———魔砲陣展開完了……発射条件クリア……スタンバイ———
「喰らえ!!」
リヒテルが魔砲の引き金を引き絞ったとたん、魔弾の雨がライガに降り注ぐ。
ライガはその姿かたちを変えて魔弾の雨を耐えしのぐ。
ライガの身体は高質化し、その身体にぶつかる魔弾がカンカンと音を立てては煙と化していく。そして次第に周囲に充満する黒い靄。
ライガは視界が失われるや否や、すぐに周囲に匂いに気をかける。
しかしその時にはすでにリヒテルたちの姿はなく、匂いでも追う事の出来る範囲を超えていたのだった。
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