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第4章 少年は昇り行く
第28話 真相とその後と……
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一通り話を聞いたリヒテルは、自分の父を誇りに感じていた。
誰かを守るためにぼろぼろになりながらも一歩も引かなかった事に。
しかしマリリンの話はそれで終わりはしなかった。
それこそがマリリンが手を強く握りしめた原因であったのだ。
それから更に話は続く。
この事故は仕組まれたものだったからだ。
当時ロイドたちが頭角を現すことを良しとしなかったグループがいた。
狩猟免許証5のパーティー、【三首の守護者】というパーティーだ。
彼らはロイドたちが現れる前は世界最高の狩猟者パーティーともてはやされていた。
ソロで考えるとリンリットたちがいたが、彼らがパーティーを組むのは稀で、かなり気分屋の気質があった。
【三首の守護者】はパーティーで考えると最強となるのだ。
しかしそんな彼らに影が落ち始める。
ランク5に上がってから少し立った時、敗戦が目立つことが増えてきたのだ。
確かに勝てる戦いもあり、収める素材料で言ってもトップクラスと言っても過言ではない。
それでもなお、負けが増えることが自分たちで許せなかったのだ。
そのため徐々にパーティー内でも歪みが産まれ、それにより更に敗戦の率が増えていく。
苛立ちを隠せなかった当時のリーダーだった男は、何かに付けて目立ち始めたロイドたちを目の敵にしていた。
しかし相手は当時ランク3のパーティー。
表立った妨害などをするわけにはいかないと思い、なんとか思いとどまっていた。
しかしロイドたちはあれよあれよとランク4となり、ついにはランク5の昇級試験を受けるまでに成長してしまったのだ。
【三首の守護者】のリーダーだったゴールドラットは焦りを覚えた。
ただでさえ現状の勝率は3割を割り込んでしまっていた。
そのせいもあり狩猟者連合協同組合からの依頼の斡旋が徐々に先細りになってきていた。
そのしわ寄せがリンリッドたちへと向かってしまい、リンリットたちが普通にこなしてしまうものだから質が悪かった。
影で囁かれる落ち目という言葉。
それだけでもゴールドラットのプライドを刺激するには十分であった。
そしてゴールドラットはついに悪魔へと魂を売ったのだった。
闇ギルドなる組織に接触し、ロイドたちを陥れたのだ。
全ては入念に計画された作戦。
ロイドたちが長期間の依頼を終え装備を預けると知るやいなや、作戦は決行に移された。
闇ギルドが送り込んでいた狩猟者連合協同組合職員が嘘の依頼をでっち上げる。
もちろん目撃情報も闇ギルドに仕込みだった。
そして現れた異常体。
これはリンリッドが発見した機械魔製造の技術が漏洩し悪用された形だった。
そして現れるはずのないランク3の機械魔が突如姿を現したのだ。
装備品の貸出についても闇ギルドの仕込みで、粗悪品に裏稼業の鍛冶師が表面をコーティングしそれらしく見せていたものだった。
時間をかけて確認すれば気がつくはずであるが、逃げ込んできた狩猟者を見て慌てるなというのは難しい話だった。
その狩猟者ももちろん闇ギルドの仕込みで、怪我は事前に用意したものだった。
全てがロイドたちを誘い出すための罠だった。
そして現場に到着したときにいた3パーティーのうちの1パーティーが機械魔の仕込み役であった。
完全に自作自演である。
それにガルラは巻き込まれた格好であった。
【三首の守護者】の計画は成功し、ロイドはギリギリで命をとりとめていた。
パーティーメンバーもまた同じで、再起は無理だろうと悲しみの声が聞こえてきていた。
それを酒場で聞いていたゴールドラットは笑いを堪えるのに必死であった。
そしてバレないように静かに酒場を後にした。
「これがあの事件の真相よ。といっても何も解明されていないわ。伝わってくる情報をつなぎ合わせて構成したに過ぎないわ……。当時の狩猟者連合協同組合の組合長及び関わった職員は既に処分されているの。その真相は全て闇に葬られたってことね。」
「でもマリリンさんは調べてくれていたんですよね?」
残念そうに語るマリリンにリヒテルは思ったことを質問した。
それに面食らったように驚きを見せるマリリン。
そして一瞬表情を崩すとマリリンは出会ったときの調子へと戻っていった。
「そうねん。いろいろ調べてみたわん。リンリッドちゃんにも協力してもらったし、当時のランク5の狩猟者たちも動いてくれたわん。」
「で、どうなったんです?」
勿体つけるように話すマリリンに、リンリッドは話の先を急かしていく。
「そうね、言えるのは一言だけ。全ては片付いたってことだけよん。」
マリリンが小首をかしげながら笑みを浮かべた途端、纏う空気が一気に冷えていく。
絶対零度を思わせるその空気に、一瞬にして飲まれるリヒテルとガルラ。
この話にこれ以上首を突っ込むなとの警告だと理解した。
「はい、これでわかったでしょ?ロイドちゃんは物凄くカッコ良かったのよん。私が惚れ惚れしちゃうくらいに。」
「マリリンさんありがとうございました。」
礼を述べたのはガルラだった。
マリリンの言葉を聞いたガルラは、既に敵は討たれたのだと悟っていたのだ。
ガルラの例に対してマリリンは何も答えなかった。
どうしてそうしたかはガルラもリヒテルもわからなかった。
ガルラが顔をあげると、その表情から後ろめたさと言ったものが抜け落ちていた。
そしてマリリンの瞳は、優しさを帯びていたのだけはよくわかった。
「じゃあ、本題に入りましょうか。リヒテルちゃんの銃だったわね。どういったのにしましょうか……」
それからのリヒテルはきせかえ人形であった。
これは違うあれは違う。
こっちが良い。
こっちはだめ。
完全にマリリンに捕まったリヒテルをよそに、ガルラはラミアと一緒にお茶を楽しんでいた。
「ラミアさん。今ランク5の狩猟者のパーティーに【三首の守護者】の名前を聞かないのが答えってことでいいんですよね?」
「そうね……。だからガルラが気にすることでは無いってことよ。彼からも責められなかったでしょ?」
ラミアは諭すようにガルラに話しかける。
ガルラもまた何かつきものが落ちた気がしていた。
だが気になる点も有った。
未だに事故として処理されている点だ。
マリリンから聞かされた話であれば間違いなく事件だ。
なのに狩猟者連合協同組合内では事故として処理されたままなのだ。
それについて質問しようとしたガルラだったが、ラミアによってその出鼻がくじかれてしまった。
「狩猟者連合協同組合内で事故として処理されているのは敢えてよ。わざわざ裏で処理されたものを表立って公表する必要がないじゃない?だからあれは事故なの。わかった?」
マリリンから聞かされた事実は、ロイドへと伝わってはいなかった。
だからこそ事故として処理がされている。
それがもう一つの真実だったのだ。
ラミアとガルラの会話が終わる頃、マリリンの着せ替え地獄を終えたリヒテルがガルラたちの元へとやってきた。
「おい、リヒテル……大丈夫……なわけねぇ~わな。」
心配しようと声をかけるもガルラはその言葉を引っ込めざるを得なかった。
リヒテルはある意味満身創痍で、息も絶え絶えであった。
しかし、ガルラの声をきいて無意識に手を上げて親指を立てる。
つやつやとしたマリリンを横目に何が有ったか聞くことが出来なかったガルラであった。
「ラミアさん、マリリンさん、今日はありがとうございました。」
リヒテルはなんとか精神を立ち直らせ、二人に挨拶をした後、店を立ち去った。
その肩にはマリリンが選んだであろう銃が背負われていた。
アサルトライフル【20式小銃改】がキラリと黒く光っていた。
誰かを守るためにぼろぼろになりながらも一歩も引かなかった事に。
しかしマリリンの話はそれで終わりはしなかった。
それこそがマリリンが手を強く握りしめた原因であったのだ。
それから更に話は続く。
この事故は仕組まれたものだったからだ。
当時ロイドたちが頭角を現すことを良しとしなかったグループがいた。
狩猟免許証5のパーティー、【三首の守護者】というパーティーだ。
彼らはロイドたちが現れる前は世界最高の狩猟者パーティーともてはやされていた。
ソロで考えるとリンリットたちがいたが、彼らがパーティーを組むのは稀で、かなり気分屋の気質があった。
【三首の守護者】はパーティーで考えると最強となるのだ。
しかしそんな彼らに影が落ち始める。
ランク5に上がってから少し立った時、敗戦が目立つことが増えてきたのだ。
確かに勝てる戦いもあり、収める素材料で言ってもトップクラスと言っても過言ではない。
それでもなお、負けが増えることが自分たちで許せなかったのだ。
そのため徐々にパーティー内でも歪みが産まれ、それにより更に敗戦の率が増えていく。
苛立ちを隠せなかった当時のリーダーだった男は、何かに付けて目立ち始めたロイドたちを目の敵にしていた。
しかし相手は当時ランク3のパーティー。
表立った妨害などをするわけにはいかないと思い、なんとか思いとどまっていた。
しかしロイドたちはあれよあれよとランク4となり、ついにはランク5の昇級試験を受けるまでに成長してしまったのだ。
【三首の守護者】のリーダーだったゴールドラットは焦りを覚えた。
ただでさえ現状の勝率は3割を割り込んでしまっていた。
そのせいもあり狩猟者連合協同組合からの依頼の斡旋が徐々に先細りになってきていた。
そのしわ寄せがリンリッドたちへと向かってしまい、リンリットたちが普通にこなしてしまうものだから質が悪かった。
影で囁かれる落ち目という言葉。
それだけでもゴールドラットのプライドを刺激するには十分であった。
そしてゴールドラットはついに悪魔へと魂を売ったのだった。
闇ギルドなる組織に接触し、ロイドたちを陥れたのだ。
全ては入念に計画された作戦。
ロイドたちが長期間の依頼を終え装備を預けると知るやいなや、作戦は決行に移された。
闇ギルドが送り込んでいた狩猟者連合協同組合職員が嘘の依頼をでっち上げる。
もちろん目撃情報も闇ギルドに仕込みだった。
そして現れた異常体。
これはリンリッドが発見した機械魔製造の技術が漏洩し悪用された形だった。
そして現れるはずのないランク3の機械魔が突如姿を現したのだ。
装備品の貸出についても闇ギルドの仕込みで、粗悪品に裏稼業の鍛冶師が表面をコーティングしそれらしく見せていたものだった。
時間をかけて確認すれば気がつくはずであるが、逃げ込んできた狩猟者を見て慌てるなというのは難しい話だった。
その狩猟者ももちろん闇ギルドの仕込みで、怪我は事前に用意したものだった。
全てがロイドたちを誘い出すための罠だった。
そして現場に到着したときにいた3パーティーのうちの1パーティーが機械魔の仕込み役であった。
完全に自作自演である。
それにガルラは巻き込まれた格好であった。
【三首の守護者】の計画は成功し、ロイドはギリギリで命をとりとめていた。
パーティーメンバーもまた同じで、再起は無理だろうと悲しみの声が聞こえてきていた。
それを酒場で聞いていたゴールドラットは笑いを堪えるのに必死であった。
そしてバレないように静かに酒場を後にした。
「これがあの事件の真相よ。といっても何も解明されていないわ。伝わってくる情報をつなぎ合わせて構成したに過ぎないわ……。当時の狩猟者連合協同組合の組合長及び関わった職員は既に処分されているの。その真相は全て闇に葬られたってことね。」
「でもマリリンさんは調べてくれていたんですよね?」
残念そうに語るマリリンにリヒテルは思ったことを質問した。
それに面食らったように驚きを見せるマリリン。
そして一瞬表情を崩すとマリリンは出会ったときの調子へと戻っていった。
「そうねん。いろいろ調べてみたわん。リンリッドちゃんにも協力してもらったし、当時のランク5の狩猟者たちも動いてくれたわん。」
「で、どうなったんです?」
勿体つけるように話すマリリンに、リンリッドは話の先を急かしていく。
「そうね、言えるのは一言だけ。全ては片付いたってことだけよん。」
マリリンが小首をかしげながら笑みを浮かべた途端、纏う空気が一気に冷えていく。
絶対零度を思わせるその空気に、一瞬にして飲まれるリヒテルとガルラ。
この話にこれ以上首を突っ込むなとの警告だと理解した。
「はい、これでわかったでしょ?ロイドちゃんは物凄くカッコ良かったのよん。私が惚れ惚れしちゃうくらいに。」
「マリリンさんありがとうございました。」
礼を述べたのはガルラだった。
マリリンの言葉を聞いたガルラは、既に敵は討たれたのだと悟っていたのだ。
ガルラの例に対してマリリンは何も答えなかった。
どうしてそうしたかはガルラもリヒテルもわからなかった。
ガルラが顔をあげると、その表情から後ろめたさと言ったものが抜け落ちていた。
そしてマリリンの瞳は、優しさを帯びていたのだけはよくわかった。
「じゃあ、本題に入りましょうか。リヒテルちゃんの銃だったわね。どういったのにしましょうか……」
それからのリヒテルはきせかえ人形であった。
これは違うあれは違う。
こっちが良い。
こっちはだめ。
完全にマリリンに捕まったリヒテルをよそに、ガルラはラミアと一緒にお茶を楽しんでいた。
「ラミアさん。今ランク5の狩猟者のパーティーに【三首の守護者】の名前を聞かないのが答えってことでいいんですよね?」
「そうね……。だからガルラが気にすることでは無いってことよ。彼からも責められなかったでしょ?」
ラミアは諭すようにガルラに話しかける。
ガルラもまた何かつきものが落ちた気がしていた。
だが気になる点も有った。
未だに事故として処理されている点だ。
マリリンから聞かされた話であれば間違いなく事件だ。
なのに狩猟者連合協同組合内では事故として処理されたままなのだ。
それについて質問しようとしたガルラだったが、ラミアによってその出鼻がくじかれてしまった。
「狩猟者連合協同組合内で事故として処理されているのは敢えてよ。わざわざ裏で処理されたものを表立って公表する必要がないじゃない?だからあれは事故なの。わかった?」
マリリンから聞かされた事実は、ロイドへと伝わってはいなかった。
だからこそ事故として処理がされている。
それがもう一つの真実だったのだ。
ラミアとガルラの会話が終わる頃、マリリンの着せ替え地獄を終えたリヒテルがガルラたちの元へとやってきた。
「おい、リヒテル……大丈夫……なわけねぇ~わな。」
心配しようと声をかけるもガルラはその言葉を引っ込めざるを得なかった。
リヒテルはある意味満身創痍で、息も絶え絶えであった。
しかし、ガルラの声をきいて無意識に手を上げて親指を立てる。
つやつやとしたマリリンを横目に何が有ったか聞くことが出来なかったガルラであった。
「ラミアさん、マリリンさん、今日はありがとうございました。」
リヒテルはなんとか精神を立ち直らせ、二人に挨拶をした後、店を立ち去った。
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