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第3章 旅立ちの時
第18話 想定外の試験内容
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「リヒテル、紹介しよぉ~かのぉ~。弟子のヨースケ……こう見えても狩猟免許証4の凄腕さぁ~ね。」
「老師……。できればきちんと紹介してほしいですよ。初めまして、リヒテル君。ヨースケ・エル・八雲。狩猟免許証4の双剣使いだ。」
ヨースケはリンリッドの紹介に若干の呆れ顔を見せるも、いつものことであるかのように軽く流して、改めて自己紹介を行った。
差 し出された手をリヒテルは少し戸惑いながらも握手で答えた。
「リヒテル・牧苗です。よろしくおねがいします。」
「こちらこそ。お互い変な師匠に師事してしまったね。」
ヨースケの苦笑いが更に強くなる。
後ろから感じるリンリッドの威圧が強くなっていた。
「な~んぞ、悪口が聞こえた気がしたんだがねぇ~。」
「き、気の所為ですよ……」
互いになんだか良く分からない共感を持ってしまったリヒテルとヨースケだった。
「そうだ、ヨースケ。リヒテルの試験官してみんかのぉ~。」
「いきなりなにお言い出すんですか老師。それに私も暇ではないんですよ?」
リンリッドの突然の申し出に一旦は断りを入れたヨースケだったか、その後すぐに考え込んでしまった。
ほんの数秒の後顔を上げたヨースケはリヒテルを品定めでもするかのように見つめていた。
その視線に気がついたリヒテルは何か居心地の悪さを感じていた。
「うん、なるほどね……。リヒテル君、私が試験官を努めよう。それで昇級試験はランクいくつなんだい?」
「ら、ランク2の試験です。」
それを聞いたヨースケは意外そうな顔を浮かべていた。
ヨースケの表情を見たリヒテルはその意図がよくわからなかった。
ヨースケは少し思案の後、リンリッドに話を振っていた。
「で、リヒテル君は問題ないんですね?」
「だれが鍛えたと思ってんだい?ちゃんと例の特訓に耐えてみせたさぁ~ね。」
「へぇ~。なるほどね。というわけで組合長、この依頼私が受けますよ。」
ヨースケが今だ周囲を囲っている野次馬の一部に向かって声をかけた。
すると、その奥から顔を出したのはマルコであった。
マルコは助かっと言わんばかりに満面の笑みを浮かべてヨースケに答えた。
「誰にするか困っていたんですよ。流石にロイドさんやリンリッドさんに頼むわけにもいかないですし。都合の悪いことに上位ランカーたちが出払っていましたからね。ここにいる人にお願いしようとしたんですが……断られました。」
そうマルコが言うと、野次馬に向けて視線を送った。
するとどうだろうか、上位ランカーと思しき狩猟者たちはこぞって視線を外したのだ。
その様子を見たマルコは困ったもんだと笑っていた。
「というわけでヨースケくんなら問題ないでしょう。頼みますね。」
「わかりました。で、試験内容は……」
そう言うとマルコ、リンリッド、ヨースケの3人はリヒテルに聞こえないように相談を始めた。
その様子を見ていた野次馬たちは乱闘が終わったと理解し、徐々に解散していったのだった。
そして訓練場に残されたのはリヒテルとマルコたち3人だけになっていた。
しばらくすると相談が終わったのか、代表してマルコがリヒテルに話しかけた。
「ではリヒテル君。正式に君の昇級試験について説明するよ。試験官は狩猟者ランク4のヨースケ君。試験内容は立入禁止区域ランク2での3日間の狩猟活動。目標は機械魔100体の討伐。ちなみにこれは狩猟者ランク3への試験でもある。日程は明日より開始するので、明日朝に狩猟者連合協同組合へ出頭するように。いいね?」
説明を受けていたリヒテルは途中から顔色が悪くなっていた。
リヒテル自身てっきりランク2の機械魔の狩猟だと思っていたからだ。
それがそれを含めた100体の討伐。
明らかに自分では実力不足だと感じていたのだ。
「ちょっと待って下さい。今回はランク2への昇級試験のはずでは⁉」
正気を取り戻すと思わず声を上げてしまった。
それを聞いていたリンリッドはニヤニヤと笑みを浮かべていた。
その笑みを見たヨースケは少し困った表情を浮かべながら追加で説明をしてくれた。
「リヒテル君はこの変態老師の特訓を受けていたよね?その際にランク2の機械魔も混じっていたはずだよ?それを鑑みて飛び級でも問題ないと私達が判断したんだ。それとも自信がないかい?」
リヒテルが困惑するのも無理はない話であった。
確かに飛び級で昇級していった例はいくつか存在していた。
目の前のヨースケもその一人である。
しかし、飛び級をしていった人たちには皆共通点が存在していた。
類まれなる実力の保持者なのだ。
リヒテルは特にその手の話には詳しかった。
自信が憧れた狩猟者という存在。
その手の届かない存在の逸話を聞いたりするのが楽しくて仕方がなかったのだ。
【Survive】のマスター時代にもよく話を聞いていたくらいだ。
だからこそ自分では無理だと感じてしまっていたのだ。
「いいんだぜ?尻尾巻いて逃げてもよぉ~。リヒテルの坊主……。お前の目指したものはその程度なのかい?」
「やってやるよ‼」
煽るようにニヤつきながら声をかけたリンリッド。
リヒテルがどうすれば動くか熟知していたからだ。
リンリッドの言葉に火のついたリヒテルは売り言葉に買い言葉。
まんまとリンリッドの策とも言えないものに飲み込まれてしまったリヒテルであった。
「ではリヒテルくん。明日朝に狩猟者連合協同組合会館前で。」
そう言うとリヒテルをおいて3人は訓練場をあとにしたのだった。
残されたリヒテルは少し時間をおいて冷静になり、ふと気が付いた。
リンリッドにまんまと載せられてしまったことに。
「あんのくそジジィ~~~~~~~‼」
リヒテルの叫びは誰もいない訓練場に響き渡っていた。
翌朝、リヒテルの姿が狩猟者連合協同組合会館前にあった。
その表情には少しだけ不安が見て取れたが、覚悟が決まったという顔であった。
そして気合を入れ直して会館の扉をゆっくりと開く。
すると中にはすでにリンリッドたちが揃っていた。
「おはようリヒテル君。うん、大丈夫そうだね。今日はよろしく。」
いつものように爽やかな笑顔を向けるヨースケ。
その笑顔は男女問わず見惚れてしまうものがあった。
美形とは何をやっても許されるのではないかと一瞬考えてしまったリヒテルであった。
「それでは最後に詳細を説明するよ。まずはこれから3日間立入禁止区域ランク2で過ごしてもらう。」
「え?通うんじゃないんですか?」
リヒテルはてっきり3日間通って狩猟するものだと思っていた。
しかし蓋を開ければ3日間籠もって狩猟するということだった。
その反応にニヤニヤとしていたのはリンリッドであった。
リンリッドの手には何やら一つの袋が握られていた。
その袋はジャラジャラと音を立てており、リヒテルに見覚えがあった。
そしてリヒテルは腰辺りをまさぐるとあるはずのものが無くなっていた。
そう、魔石をしまっていたはずの腰袋が無くなっていたのだ。
「くそじじぃ‼何しやがる‼」
怒りのあまり速攻で口が悪くなるリヒテル。
どうにもリンリッドの前では感情がコントロール出来ずにいるようだった。
リンリッドがわざと煽っているので無理からぬ事ではあるが……
「リヒテル君待つんだ。これも試験内容に含まれることだよ。むしろ他の狩猟者も同じ条件だ。特にガンナーは魔石があれば無双してしまうからね。」
少し困った表情で説明をしたヨースケの視線はリンリッドへと向かっていた。
そしてその視線の御蔭でリヒテルもまたその理由について理解してしまった。
リンリッドが原因だと。
「わかました……。でほかは何を持っていっていいんですか?」
渋々従うことにしたリヒテルは装備の点検を始めたのだった。
渡されたのは一つの背負袋。
中に入っていたものだけで3日過ごすことになると考えると、リヒテルはとても憂鬱になってしまっていたのだった。
「それじゃあ行こうか。」
「はい……」
こうしてリヒテルの憂鬱な昇級試験が始まったのだった。
「老師……。できればきちんと紹介してほしいですよ。初めまして、リヒテル君。ヨースケ・エル・八雲。狩猟免許証4の双剣使いだ。」
ヨースケはリンリッドの紹介に若干の呆れ顔を見せるも、いつものことであるかのように軽く流して、改めて自己紹介を行った。
差 し出された手をリヒテルは少し戸惑いながらも握手で答えた。
「リヒテル・牧苗です。よろしくおねがいします。」
「こちらこそ。お互い変な師匠に師事してしまったね。」
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後ろから感じるリンリッドの威圧が強くなっていた。
「な~んぞ、悪口が聞こえた気がしたんだがねぇ~。」
「き、気の所為ですよ……」
互いになんだか良く分からない共感を持ってしまったリヒテルとヨースケだった。
「そうだ、ヨースケ。リヒテルの試験官してみんかのぉ~。」
「いきなりなにお言い出すんですか老師。それに私も暇ではないんですよ?」
リンリッドの突然の申し出に一旦は断りを入れたヨースケだったか、その後すぐに考え込んでしまった。
ほんの数秒の後顔を上げたヨースケはリヒテルを品定めでもするかのように見つめていた。
その視線に気がついたリヒテルは何か居心地の悪さを感じていた。
「うん、なるほどね……。リヒテル君、私が試験官を努めよう。それで昇級試験はランクいくつなんだい?」
「ら、ランク2の試験です。」
それを聞いたヨースケは意外そうな顔を浮かべていた。
ヨースケの表情を見たリヒテルはその意図がよくわからなかった。
ヨースケは少し思案の後、リンリッドに話を振っていた。
「で、リヒテル君は問題ないんですね?」
「だれが鍛えたと思ってんだい?ちゃんと例の特訓に耐えてみせたさぁ~ね。」
「へぇ~。なるほどね。というわけで組合長、この依頼私が受けますよ。」
ヨースケが今だ周囲を囲っている野次馬の一部に向かって声をかけた。
すると、その奥から顔を出したのはマルコであった。
マルコは助かっと言わんばかりに満面の笑みを浮かべてヨースケに答えた。
「誰にするか困っていたんですよ。流石にロイドさんやリンリッドさんに頼むわけにもいかないですし。都合の悪いことに上位ランカーたちが出払っていましたからね。ここにいる人にお願いしようとしたんですが……断られました。」
そうマルコが言うと、野次馬に向けて視線を送った。
するとどうだろうか、上位ランカーと思しき狩猟者たちはこぞって視線を外したのだ。
その様子を見たマルコは困ったもんだと笑っていた。
「というわけでヨースケくんなら問題ないでしょう。頼みますね。」
「わかりました。で、試験内容は……」
そう言うとマルコ、リンリッド、ヨースケの3人はリヒテルに聞こえないように相談を始めた。
その様子を見ていた野次馬たちは乱闘が終わったと理解し、徐々に解散していったのだった。
そして訓練場に残されたのはリヒテルとマルコたち3人だけになっていた。
しばらくすると相談が終わったのか、代表してマルコがリヒテルに話しかけた。
「ではリヒテル君。正式に君の昇級試験について説明するよ。試験官は狩猟者ランク4のヨースケ君。試験内容は立入禁止区域ランク2での3日間の狩猟活動。目標は機械魔100体の討伐。ちなみにこれは狩猟者ランク3への試験でもある。日程は明日より開始するので、明日朝に狩猟者連合協同組合へ出頭するように。いいね?」
説明を受けていたリヒテルは途中から顔色が悪くなっていた。
リヒテル自身てっきりランク2の機械魔の狩猟だと思っていたからだ。
それがそれを含めた100体の討伐。
明らかに自分では実力不足だと感じていたのだ。
「ちょっと待って下さい。今回はランク2への昇級試験のはずでは⁉」
正気を取り戻すと思わず声を上げてしまった。
それを聞いていたリンリッドはニヤニヤと笑みを浮かべていた。
その笑みを見たヨースケは少し困った表情を浮かべながら追加で説明をしてくれた。
「リヒテル君はこの変態老師の特訓を受けていたよね?その際にランク2の機械魔も混じっていたはずだよ?それを鑑みて飛び級でも問題ないと私達が判断したんだ。それとも自信がないかい?」
リヒテルが困惑するのも無理はない話であった。
確かに飛び級で昇級していった例はいくつか存在していた。
目の前のヨースケもその一人である。
しかし、飛び級をしていった人たちには皆共通点が存在していた。
類まれなる実力の保持者なのだ。
リヒテルは特にその手の話には詳しかった。
自信が憧れた狩猟者という存在。
その手の届かない存在の逸話を聞いたりするのが楽しくて仕方がなかったのだ。
【Survive】のマスター時代にもよく話を聞いていたくらいだ。
だからこそ自分では無理だと感じてしまっていたのだ。
「いいんだぜ?尻尾巻いて逃げてもよぉ~。リヒテルの坊主……。お前の目指したものはその程度なのかい?」
「やってやるよ‼」
煽るようにニヤつきながら声をかけたリンリッド。
リヒテルがどうすれば動くか熟知していたからだ。
リンリッドの言葉に火のついたリヒテルは売り言葉に買い言葉。
まんまとリンリッドの策とも言えないものに飲み込まれてしまったリヒテルであった。
「ではリヒテルくん。明日朝に狩猟者連合協同組合会館前で。」
そう言うとリヒテルをおいて3人は訓練場をあとにしたのだった。
残されたリヒテルは少し時間をおいて冷静になり、ふと気が付いた。
リンリッドにまんまと載せられてしまったことに。
「あんのくそジジィ~~~~~~~‼」
リヒテルの叫びは誰もいない訓練場に響き渡っていた。
翌朝、リヒテルの姿が狩猟者連合協同組合会館前にあった。
その表情には少しだけ不安が見て取れたが、覚悟が決まったという顔であった。
そして気合を入れ直して会館の扉をゆっくりと開く。
すると中にはすでにリンリッドたちが揃っていた。
「おはようリヒテル君。うん、大丈夫そうだね。今日はよろしく。」
いつものように爽やかな笑顔を向けるヨースケ。
その笑顔は男女問わず見惚れてしまうものがあった。
美形とは何をやっても許されるのではないかと一瞬考えてしまったリヒテルであった。
「それでは最後に詳細を説明するよ。まずはこれから3日間立入禁止区域ランク2で過ごしてもらう。」
「え?通うんじゃないんですか?」
リヒテルはてっきり3日間通って狩猟するものだと思っていた。
しかし蓋を開ければ3日間籠もって狩猟するということだった。
その反応にニヤニヤとしていたのはリンリッドであった。
リンリッドの手には何やら一つの袋が握られていた。
その袋はジャラジャラと音を立てており、リヒテルに見覚えがあった。
そしてリヒテルは腰辺りをまさぐるとあるはずのものが無くなっていた。
そう、魔石をしまっていたはずの腰袋が無くなっていたのだ。
「くそじじぃ‼何しやがる‼」
怒りのあまり速攻で口が悪くなるリヒテル。
どうにもリンリッドの前では感情がコントロール出来ずにいるようだった。
リンリッドがわざと煽っているので無理からぬ事ではあるが……
「リヒテル君待つんだ。これも試験内容に含まれることだよ。むしろ他の狩猟者も同じ条件だ。特にガンナーは魔石があれば無双してしまうからね。」
少し困った表情で説明をしたヨースケの視線はリンリッドへと向かっていた。
そしてその視線の御蔭でリヒテルもまたその理由について理解してしまった。
リンリッドが原因だと。
「わかました……。でほかは何を持っていっていいんですか?」
渋々従うことにしたリヒテルは装備の点検を始めたのだった。
渡されたのは一つの背負袋。
中に入っていたものだけで3日過ごすことになると考えると、リヒテルはとても憂鬱になってしまっていたのだった。
「それじゃあ行こうか。」
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