お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
困った時だけ泣き付いてくるのは、やめていただけますか?
柚木ゆず
恋愛
「アン! お前の礼儀がなっていないから夜会で恥をかいたじゃないか! そんな女となんて一緒に居られない! この婚約は破棄する!!」
「アン君、婚約の際にわが家が借りた金は全て返す。速やかにこの屋敷から出ていってくれ」
新興貴族である我がフェリルーザ男爵家は『地位』を求め、多額の借金を抱えるハーニエル伯爵家は『財』を目当てとして、各当主の命により長女であるわたしアンと嫡男であるイブライム様は婚約を交わす。そうしてわたしは両家当主の打算により、婚約後すぐハーニエル邸で暮らすようになりました。
わたしの待遇を良くしていれば、フェリルーザ家は喜んでより好条件で支援をしてくれるかもしれない。
こんな理由でわたしは手厚く迎えられましたが、そんな日常はハーニエル家が投資の成功により大金を手にしたことで一変してしまいます。
イブライム様は男爵令嬢如きと婚約したくはなく、当主様は格下貴族と深い関係を築きたくはなかった。それらの理由で様々な暴言や冷遇を受けることとなり、最終的には根も葉もない非を理由として婚約を破棄されることになってしまったのでした。
ですが――。
やがて不意に、とても不思議なことが起きるのでした。
「アンっ、今まで酷いことをしてごめんっ。心から反省しています! これからは仲良く一緒に暮らしていこうねっ!」
わたしをゴミのように扱っていたイブライム様が、涙ながらに謝罪をしてきたのです。
…………あのような真似を平然する人が、突然反省をするはずはありません。
なにか、裏がありますね。
(完結)妹の為に薬草を採りに行ったら、婚約者を奪われていましたーーでも、そんな男で本当にいいの?
青空一夏
恋愛
妹を溺愛する薬師である姉は、病弱な妹の為によく効くという薬草を遠方まで探す旅に出た。だが半年後に戻ってくると、自分の婚約者が妹と・・・・・・
心優しい姉と、心が醜い妹のお話し。妹が大好きな天然系ポジティブ姉。コメディ。もう一回言います。コメディです。
※ご注意
これは一切史実に基づいていない異世界のお話しです。現代的言葉遣いや、食べ物や商品、機器など、唐突に現れる可能性もありますのでご了承くださいませ。ファンタジー要素多め。コメディ。
この異世界では薬師は貴族令嬢がなるものではない、という設定です。
【完結】貴方が浮気した病弱な幼馴染、陛下の愛人みたいですよ
冬月光輝
恋愛
「ヘレナには俺が必要で、俺にはヘレナが必要なんだ」
浮気現場を見られてもなお、お互いに愛し合っていると悪びれない婚約者のケイン。
自分の幼馴染のヘレナは病弱で私よりも大事だという。
そんな彼は私と一方的に別れを告げて婚約破棄。どうやらヘレナは妊娠してるらしい。
「ヘレナに騙された!よりを戻してくれ!」
しかし、ケインはすぐに私に復縁を要請する。
どうやら、ヘレナは陛下の愛人で手を出したのがバレてケインはかなり立場を悪くしたのだとか。
貴方なんて、もう知らない……!
【2話完結】両親が妹ばかり可愛がった結果、家は没落しました。
水垣するめ
恋愛
主人公、ウェンディ・モイヤーは妹のソーニャに虐められていた。
いつもソーニャに「虐められた!」と冤罪を着せられ、それを信じた両親に罰を与えられる。
ソーニャのことを溺愛していた両親にどれだけ自分は虐めていないのだ、と説明しても「嘘をつくな!」と信じて貰えなかった。
そして、ウェンディが十六歳になった頃。
ソーニャへの両親の贔屓はまだ続いていた。
それだけではなく、酷くなっていた。
ソーニャが欲しいと言われれば全て与えられ、ウェンディは姉だからと我慢させられる。
ソーニャは学園に通えたが、ウェンディは通わせて貰えなかったので、自分で勉強するしかなかった。
そしてソーニャは何かと理由をつけてウェンディから物を奪っていった。
それを父や母に訴えても「姉だから我慢しろ」と言われて、泣き寝入りするしかなかった。
驚いたことに、ソーニャのウェンディにしていることを虐めだとは認識していないようだった。
それどころか、「姉だから」という理由で全部無視された。
全部、ぜんぶ姉だから。
次第に私の部屋からはベットと机とソーニャが読むのを嫌った本以外には何も無くなった。
ソーニャのウェンディに対しての虐めは次第に加速していった。
そしてある日、ついに両親から「お前は勘当する!」と追放宣言をされる。
両親の後ろではソーニャが面白くて堪えられない、といった様子でウェンディが追放されるのを笑っていた。
あの空っぽの部屋を見てもまだウェンディがソーニャを虐めていると信じている両親を見て、この家にいても奪われ続けるだけだと悟ったウェンディは追放を受け入れる。
このモイヤー家に復讐すると誓って。
【完結】高嶺の花がいなくなった日。
紺
恋愛
侯爵令嬢ルノア=ダリッジは誰もが認める高嶺の花。
清く、正しく、美しくーーそんな彼女がある日忽然と姿を消した。
婚約者である王太子、友人の子爵令嬢、教師や使用人たちは彼女の失踪を機に大きく人生が変わることとなった。
※ざまぁ展開多め、後半に恋愛要素あり。
手癖の悪い娘を見初めた婚約者「ソレうちの娘じゃないから!」
音爽(ネソウ)
恋愛
わたくしの婚約者はとても口が悪い人。
会う度に「クソブス!」と罵ります。
それでも初恋相手です、惚れた弱みで我慢する日々です。
お慕いしていれば、いつか心を開いてくださると哀願し耐えておりました。
塩対応に耐え忍日々を送っていたある日、婚約者様は、あろうことか洗濯メイドを公爵家令嬢の妹と勘違いをして……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる