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第5章 ここから始まる女神様?
五十一日目② ついに製作開始 簡易溶鉱炉
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冒険者ギルドに着いた俺たちは、既に争奪戦が終わり閑散としている〝クエストボード〟を横目に、キャサリンさんの元へ向かった。
キャサリンさんは朝のラッシュを終えて、事務処理に勤しんでいた。
その手際の良さは他の追随を許さないとでも言いたげなほど、素早い物だった。
その後ろで事務職員の人も慌ただしく走り回っているのを見ると、今日も忙しかったんだろうなと容易に想像が付いた。
そんな光景を眺めながら歩いていると、一瞬書類から顔を上げたキャサリンさんと目が合った。
「おはようございますキャサリンさん。今日も忙しかったみたいですね。」
「そうね……。カイト君が持ってきた【ハイオークの霜降り肉】が無ければ、こんなに忙しくならなかったでしょうね……」
なんかすいません。
って言うか、なんでそこで俺が出てくるんだ?
「カイト君が【新緑のダンジョン】の低階層から【ハイオークの霜降り肉】を入手した事が、貴族の間で広まったのよ。一応カイト君の名前は出てないけど。その事で貴族からの依頼が殺到したって訳よ。冒険者に納品させて、自分の手柄として国王陛下に献上するってところね。」
うん、何て言うか……
貴族と関わりたくないと本気で思ったのは内緒だ。
「カイト君は関わらない方がいいわね。ただ、他の冒険者からしたら話は別よ。貴族とのパイプが出来れば指名依頼に繋がるし、運が良ければ騎士へ取り立ててもらう事もあるから。まぁ、そんな人はよほど腕が立つ人でしょうけど、大体がそのままSランクを目指すから、なる人は一握りよ。」
確かに騎士になれるって考えれば、目指す人もいるよな。
指名依頼だったら懐も暖かくなるだろうしね。
「それはそうと、今日はどうしたの?これからダンジョン?」
俺がここに来た理由を知らないキャサリンさんは、小首をかしげながら質問してきた。
ちょっとドキッとしたのは内緒だ。
本当にこの人の行動は読めないって言うか不意打ちが過ぎるよ。
「今日は倉庫を使わせてもらおうと思って。依頼の簡易溶鉱炉の素材が揃ったんでその製作です。それと、これについて教えて貰いたくて。」
俺はそう言うと、カウンターの上に弱酸性液の入った容器を取り出した。
すると、キャサリンさんはどこか納得のいく顔をしていた。
「【スライムアシッド】から採った液体ね?これなら品質も良いし、買い取れるわよ?」
「いえ、買い取りというより、これが何の素材になるのか知りたかったんですよ。」
それにしても不思議だよな。
スライム倒して手に入れた液体が、既に容器に入って出現するって。
普通に考えたら、その容器はどこから出て来たって話になるけど、誰もそれを不思議に思わない。
むしろそれが当たり前とさえ思ってる節がある。
これもまた異世界だって言えばそうなのかもしれないけど……
俺はますますこの世界に疑念が強くなってきていた。
「そうね、これの使用先は錬金術ギルド・鍛冶ギルド・薬師ギルドが主よ。そこでいろいろな使い道があるみたい。正確な話は各ギルドに聞いてみるといいわ。」
「ありがとうございます。今度時間を見つけてギルドを回ってみます。」
「お礼なんて良いわよ。それより納品はいつくらいに出来そう?」
あ、そうか。
キャサリンさんは簡易溶鉱炉の事知らないんだった。
いきなり持ってきて驚かれるところだったよ。
「えぇっと、それなんですけど……。」
「どうしたの?」
「おそらくすぐ出来ます。置き場所が無いので倉庫を借りようと思っただけだったんですよ。」
「え?」
まあ、そうなるよね。
キャサリンさんは驚きのあまり固まってしまった。
ポールは既に知っているので驚きは無かったけど、ナンディーは若干の驚きを見せていた。
「ちょっと良いかしら……。私も立ち会わせてもらえる?」
「良いですよ。危ない物でも無いですから。」
俺たちと共にキャサリンさんも一緒に倉庫へ向かった。
そこで俺は必要な素材の準備を行う。
昨日受け取ったレンガ400本は収納箱(簡易)に4箱に分けて収納してある。
その後で俺のアイテムボックスへ収納しておいた。
本当にこれは便利過ぎる組み合わせだと思う。
この後絶対に(簡易)が取れたのとか、大型とか出てくるんでしょ?そうしたら物流革命が更に進みそうで怖いよ。
ついでにアイテムバックみたいな魔導具まで作れるようになったら、俺絶対に命狙われる自信があるよ。
そんなこんなと無駄な事を頭の中で妄想しながら、ドカリと収納箱(簡易)を床に並べていく。
更に中から計400本のレンガを取り出して、積み上げていく。
その数を見てキャサリンさんも驚いていた。
「本当に半日で400本作れたんですねぇ。」
その声は呆れとも驚きとも取れる感情が乗せられていた。
本当に頑張ってもらってありがたいです。
その他の必要な素材、石200個と魔石(極小)100個を準備する。
さすがに魔石(極小)は個人で集めるレベルじゃないので、不足分をギルドで準備してもらいました。
その代金は報酬払いって事で了承を貰っている。
「じゃあ始めますね。」
俺がそう宣言すると、キャサリンさんの唾を飲み込んだ音が聞こえた気がした。
そんなに緊張しなくても良いのにね?
「簡易溶鉱炉6基」
俺の声に合わせて、素材が光に包まれていく。
全ての素材が一度光に包まれるも、不要な分の素材はその場に残った状態だ。
そして俺が指定した場所に6基の簡易溶鉱炉が姿を現した。
一瞬で出来上がった簡易溶鉱炉を見てキャサリンさんは言葉を失っていた。
キャサリンさんでも驚く事があるんだな?
キャサリンさんは朝のラッシュを終えて、事務処理に勤しんでいた。
その手際の良さは他の追随を許さないとでも言いたげなほど、素早い物だった。
その後ろで事務職員の人も慌ただしく走り回っているのを見ると、今日も忙しかったんだろうなと容易に想像が付いた。
そんな光景を眺めながら歩いていると、一瞬書類から顔を上げたキャサリンさんと目が合った。
「おはようございますキャサリンさん。今日も忙しかったみたいですね。」
「そうね……。カイト君が持ってきた【ハイオークの霜降り肉】が無ければ、こんなに忙しくならなかったでしょうね……」
なんかすいません。
って言うか、なんでそこで俺が出てくるんだ?
「カイト君が【新緑のダンジョン】の低階層から【ハイオークの霜降り肉】を入手した事が、貴族の間で広まったのよ。一応カイト君の名前は出てないけど。その事で貴族からの依頼が殺到したって訳よ。冒険者に納品させて、自分の手柄として国王陛下に献上するってところね。」
うん、何て言うか……
貴族と関わりたくないと本気で思ったのは内緒だ。
「カイト君は関わらない方がいいわね。ただ、他の冒険者からしたら話は別よ。貴族とのパイプが出来れば指名依頼に繋がるし、運が良ければ騎士へ取り立ててもらう事もあるから。まぁ、そんな人はよほど腕が立つ人でしょうけど、大体がそのままSランクを目指すから、なる人は一握りよ。」
確かに騎士になれるって考えれば、目指す人もいるよな。
指名依頼だったら懐も暖かくなるだろうしね。
「それはそうと、今日はどうしたの?これからダンジョン?」
俺がここに来た理由を知らないキャサリンさんは、小首をかしげながら質問してきた。
ちょっとドキッとしたのは内緒だ。
本当にこの人の行動は読めないって言うか不意打ちが過ぎるよ。
「今日は倉庫を使わせてもらおうと思って。依頼の簡易溶鉱炉の素材が揃ったんでその製作です。それと、これについて教えて貰いたくて。」
俺はそう言うと、カウンターの上に弱酸性液の入った容器を取り出した。
すると、キャサリンさんはどこか納得のいく顔をしていた。
「【スライムアシッド】から採った液体ね?これなら品質も良いし、買い取れるわよ?」
「いえ、買い取りというより、これが何の素材になるのか知りたかったんですよ。」
それにしても不思議だよな。
スライム倒して手に入れた液体が、既に容器に入って出現するって。
普通に考えたら、その容器はどこから出て来たって話になるけど、誰もそれを不思議に思わない。
むしろそれが当たり前とさえ思ってる節がある。
これもまた異世界だって言えばそうなのかもしれないけど……
俺はますますこの世界に疑念が強くなってきていた。
「そうね、これの使用先は錬金術ギルド・鍛冶ギルド・薬師ギルドが主よ。そこでいろいろな使い道があるみたい。正確な話は各ギルドに聞いてみるといいわ。」
「ありがとうございます。今度時間を見つけてギルドを回ってみます。」
「お礼なんて良いわよ。それより納品はいつくらいに出来そう?」
あ、そうか。
キャサリンさんは簡易溶鉱炉の事知らないんだった。
いきなり持ってきて驚かれるところだったよ。
「えぇっと、それなんですけど……。」
「どうしたの?」
「おそらくすぐ出来ます。置き場所が無いので倉庫を借りようと思っただけだったんですよ。」
「え?」
まあ、そうなるよね。
キャサリンさんは驚きのあまり固まってしまった。
ポールは既に知っているので驚きは無かったけど、ナンディーは若干の驚きを見せていた。
「ちょっと良いかしら……。私も立ち会わせてもらえる?」
「良いですよ。危ない物でも無いですから。」
俺たちと共にキャサリンさんも一緒に倉庫へ向かった。
そこで俺は必要な素材の準備を行う。
昨日受け取ったレンガ400本は収納箱(簡易)に4箱に分けて収納してある。
その後で俺のアイテムボックスへ収納しておいた。
本当にこれは便利過ぎる組み合わせだと思う。
この後絶対に(簡易)が取れたのとか、大型とか出てくるんでしょ?そうしたら物流革命が更に進みそうで怖いよ。
ついでにアイテムバックみたいな魔導具まで作れるようになったら、俺絶対に命狙われる自信があるよ。
そんなこんなと無駄な事を頭の中で妄想しながら、ドカリと収納箱(簡易)を床に並べていく。
更に中から計400本のレンガを取り出して、積み上げていく。
その数を見てキャサリンさんも驚いていた。
「本当に半日で400本作れたんですねぇ。」
その声は呆れとも驚きとも取れる感情が乗せられていた。
本当に頑張ってもらってありがたいです。
その他の必要な素材、石200個と魔石(極小)100個を準備する。
さすがに魔石(極小)は個人で集めるレベルじゃないので、不足分をギルドで準備してもらいました。
その代金は報酬払いって事で了承を貰っている。
「じゃあ始めますね。」
俺がそう宣言すると、キャサリンさんの唾を飲み込んだ音が聞こえた気がした。
そんなに緊張しなくても良いのにね?
「簡易溶鉱炉6基」
俺の声に合わせて、素材が光に包まれていく。
全ての素材が一度光に包まれるも、不要な分の素材はその場に残った状態だ。
そして俺が指定した場所に6基の簡易溶鉱炉が姿を現した。
一瞬で出来上がった簡易溶鉱炉を見てキャサリンさんは言葉を失っていた。
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