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第5章 ここから始まる女神様?
四十九日目⑩ 面倒ごとはシャバズのおっちゃんに丸投げで
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さて、気を取り直して残りのアイテムも確認しないと。
他に落ちていたのは壊れた武器だ。
おそらく、さっきまで【ハイオーク】が使っていた剣だと思うけど。
——————
破壊された魔導剣:損傷が激しく、修復が不可能な魔道具の剣。
——————
マジかよ!!
ほ、他に何か落ちてない?
俺は慌てて周りを探すと、デイジーが大事そうに肉の塊を抱えていた。
それはもう満面の笑みだ。
というか、女性が満面の笑みで肉の塊を抱いている絵面ってどうなんだ?
「見てみてカイト。【オーク】の肉だろうけど、色味もサシの入り方も今まで見たことないよ!?」
デイジーの興奮具合がものすごく怖いんですが。
今すぐ鑑定しろという圧が凄すぎるよ。
周りをちゃんと見て……皆引いてるからね?
「【鑑定】」
——————
ハイオークの霜降り肉(250g)(極上):ハイオークから極稀に取れる霜降り肉。
——————
鑑定結果を聞いたデイジーは固まってしまった。
危うく落としそうになったのをリサがうまい事支えたので落っことさずに済んだようだ。
エルダも同じく固まっていた。
そんなにすごい物なんだろうか?
「これってそんなにすごいの?この先にも【ハイオーク】自体は生息してるよね?だったら驚くほどでもないんじゃない?」
俺は素朴な疑問を投げかけてみた。
確かに今回の【ハイオーク】はものすごく強かった。
しかし、それだけだとも言える。
おそらくB以上……Aランクだとかなら余裕で討伐可能なはずだ。
だったら、どれだけ高額だとしても市場に流通してと思うんだけどな……
「カイトさん。はっきり申し上げますと、ハイオーク自体、数はおります。倒すことも容易でしょう。しかしです。(極上)については話は別です。ほとんどが(低)もしくは(普通)が良い所なんです。(上)や(特上)に至ってはおそらくこの国の国王陛下ですら、年に1度食べられるかというところでしょうか。それが今回は(極上)です。国王陛下も一生で一度口に出来たら、幸せだったと言える代物ですよ。」
ナンディーから流れるような説明がなされた。
もうさ、こんなの持ってたら、あからさまに火種になるじゃん!!
デイジーを見ると、顔を一生懸命に横に振ってこちらに手を伸ばしていた。
その手には霜降り肉を持って。
しかし、その手は既に震えまくっており、今すぐ俺に取る様に目で訴えかけて来た。
正直受け取りたくない。
でも受け取らざる得ない空気だったので、俺は頑張って受け取った。
デイジーは一目散にポールの影に隠れ、こちらを覗いている。
今すぐしまう様に目で催促している。
うん、そんなに持っていたくないんだね……
奇遇だなぁ、俺もだよ。
「カイトさん。これは冒険者ギルドを通して国に献上しましょう。そうすれば丸く収まります。もしくはこの場で食べるか。どうします?」
ナンディーがとんでもないことを言いだした。
確かに献上してしまえば、貢献度だけ残って国が盾になってくれる。
それよりも……。
この場で食すという選択肢をいきなり提示してきたのだ。
確かにここで食べてしまえば証拠が残らない。
今後の揉め事にもならない。
しかし本当にそれでいいのだろうか。
「わ、わたしはたべれないよ……」
いつもなら我先に食べようとするデイジーですら、及び腰になってしまっていた。
さすがに俺も食べたいと思わない。
むしろ、味を堪能できる自信が無い。
ならばいっその事、ギルドに丸投げするのが良いと判断した。
皆の激しく同意を受けたので、一度俺のインベントリで預かり、ギルドに持っていこう。
そうすれば、整備費用にはなってくれるはずだからね。
「よし、シャバズのおっちゃんに丸投げする事にするよ。その収入で皆の装備をメンテしておこう。さすがに今回みたいにもう一度【イレギュラー】に遭ったらたまったもんじゃないからね。」
俺の言葉を聞いてどこかほっとして様子だった。
「それにしてもこの壊れた武器はどうにも出来ないな。鋳潰すしかないのかもしれないけど、これも一度ガンテツさんに見てもらった方がいいよね。」
「あぁ、それが良いだろうな。休憩も取れたところで今回はこれで戻ろう。」
俺たちは少しの休憩で回復した体に鞭打って、【新緑のダンジョン】を後にした。
街に戻り、冒険者ギルドへ戻ると、案の定執務室へ直行することになった。
そこで【イレギュラー】についての話をして、持っていた【ハイオークの霜降り肉(250g)(極上)】をおっちゃんに託す事にした。
さすがのおっちゃんも硬直してしまい、動きがものすごくぎこちなかったのは面白かったとだけ言っておこう。
キャサリンさんからは【イレギュラー】討伐褒賞と、【ハイオークの霜降り肉(250g)(極上)】献上に対する褒賞については、後日俺たちのパーティー口座に振り込んでくれるとの事だった。
それといい加減パーティー名を決めるように急かされたけど、いまだに良い案が出てきていないのでどうしたものかと悩まされていた。
その後、俺たちはガンテツさんの店に向かい、装備のメンテを依頼した。
それらの装備を見たガンテツさんの顔は渋かった……
だけどそれ以上に「無事でよかったな……」って言ってくれたことがうれしかった。
詳しく調べてもらうと、ポールとナンディーの盾については既に再起不能だった。
そこについても明日までに見繕ってくれるとの事だったので、一安心だ。
最後にドロップアイテムの【破壊された魔導剣】は、ガンテツさんの店ではなくて、魔導ギルドかライラさんの店に持ち込むように言われた。
確かに武器だけど、鍛冶でどうこう出来るものではないらしかった。
そんなこんなで、激動の一日が終わりを迎えたわけだけど、この【イレギュラー】の【ハイオーク】の存在が、後々俺たちに関わってくることをこの時は知る由もなかったのだった。
他に落ちていたのは壊れた武器だ。
おそらく、さっきまで【ハイオーク】が使っていた剣だと思うけど。
——————
破壊された魔導剣:損傷が激しく、修復が不可能な魔道具の剣。
——————
マジかよ!!
ほ、他に何か落ちてない?
俺は慌てて周りを探すと、デイジーが大事そうに肉の塊を抱えていた。
それはもう満面の笑みだ。
というか、女性が満面の笑みで肉の塊を抱いている絵面ってどうなんだ?
「見てみてカイト。【オーク】の肉だろうけど、色味もサシの入り方も今まで見たことないよ!?」
デイジーの興奮具合がものすごく怖いんですが。
今すぐ鑑定しろという圧が凄すぎるよ。
周りをちゃんと見て……皆引いてるからね?
「【鑑定】」
——————
ハイオークの霜降り肉(250g)(極上):ハイオークから極稀に取れる霜降り肉。
——————
鑑定結果を聞いたデイジーは固まってしまった。
危うく落としそうになったのをリサがうまい事支えたので落っことさずに済んだようだ。
エルダも同じく固まっていた。
そんなにすごい物なんだろうか?
「これってそんなにすごいの?この先にも【ハイオーク】自体は生息してるよね?だったら驚くほどでもないんじゃない?」
俺は素朴な疑問を投げかけてみた。
確かに今回の【ハイオーク】はものすごく強かった。
しかし、それだけだとも言える。
おそらくB以上……Aランクだとかなら余裕で討伐可能なはずだ。
だったら、どれだけ高額だとしても市場に流通してと思うんだけどな……
「カイトさん。はっきり申し上げますと、ハイオーク自体、数はおります。倒すことも容易でしょう。しかしです。(極上)については話は別です。ほとんどが(低)もしくは(普通)が良い所なんです。(上)や(特上)に至ってはおそらくこの国の国王陛下ですら、年に1度食べられるかというところでしょうか。それが今回は(極上)です。国王陛下も一生で一度口に出来たら、幸せだったと言える代物ですよ。」
ナンディーから流れるような説明がなされた。
もうさ、こんなの持ってたら、あからさまに火種になるじゃん!!
デイジーを見ると、顔を一生懸命に横に振ってこちらに手を伸ばしていた。
その手には霜降り肉を持って。
しかし、その手は既に震えまくっており、今すぐ俺に取る様に目で訴えかけて来た。
正直受け取りたくない。
でも受け取らざる得ない空気だったので、俺は頑張って受け取った。
デイジーは一目散にポールの影に隠れ、こちらを覗いている。
今すぐしまう様に目で催促している。
うん、そんなに持っていたくないんだね……
奇遇だなぁ、俺もだよ。
「カイトさん。これは冒険者ギルドを通して国に献上しましょう。そうすれば丸く収まります。もしくはこの場で食べるか。どうします?」
ナンディーがとんでもないことを言いだした。
確かに献上してしまえば、貢献度だけ残って国が盾になってくれる。
それよりも……。
この場で食すという選択肢をいきなり提示してきたのだ。
確かにここで食べてしまえば証拠が残らない。
今後の揉め事にもならない。
しかし本当にそれでいいのだろうか。
「わ、わたしはたべれないよ……」
いつもなら我先に食べようとするデイジーですら、及び腰になってしまっていた。
さすがに俺も食べたいと思わない。
むしろ、味を堪能できる自信が無い。
ならばいっその事、ギルドに丸投げするのが良いと判断した。
皆の激しく同意を受けたので、一度俺のインベントリで預かり、ギルドに持っていこう。
そうすれば、整備費用にはなってくれるはずだからね。
「よし、シャバズのおっちゃんに丸投げする事にするよ。その収入で皆の装備をメンテしておこう。さすがに今回みたいにもう一度【イレギュラー】に遭ったらたまったもんじゃないからね。」
俺の言葉を聞いてどこかほっとして様子だった。
「それにしてもこの壊れた武器はどうにも出来ないな。鋳潰すしかないのかもしれないけど、これも一度ガンテツさんに見てもらった方がいいよね。」
「あぁ、それが良いだろうな。休憩も取れたところで今回はこれで戻ろう。」
俺たちは少しの休憩で回復した体に鞭打って、【新緑のダンジョン】を後にした。
街に戻り、冒険者ギルドへ戻ると、案の定執務室へ直行することになった。
そこで【イレギュラー】についての話をして、持っていた【ハイオークの霜降り肉(250g)(極上)】をおっちゃんに託す事にした。
さすがのおっちゃんも硬直してしまい、動きがものすごくぎこちなかったのは面白かったとだけ言っておこう。
キャサリンさんからは【イレギュラー】討伐褒賞と、【ハイオークの霜降り肉(250g)(極上)】献上に対する褒賞については、後日俺たちのパーティー口座に振り込んでくれるとの事だった。
それといい加減パーティー名を決めるように急かされたけど、いまだに良い案が出てきていないのでどうしたものかと悩まされていた。
その後、俺たちはガンテツさんの店に向かい、装備のメンテを依頼した。
それらの装備を見たガンテツさんの顔は渋かった……
だけどそれ以上に「無事でよかったな……」って言ってくれたことがうれしかった。
詳しく調べてもらうと、ポールとナンディーの盾については既に再起不能だった。
そこについても明日までに見繕ってくれるとの事だったので、一安心だ。
最後にドロップアイテムの【破壊された魔導剣】は、ガンテツさんの店ではなくて、魔導ギルドかライラさんの店に持ち込むように言われた。
確かに武器だけど、鍛冶でどうこう出来るものではないらしかった。
そんなこんなで、激動の一日が終わりを迎えたわけだけど、この【イレギュラー】の【ハイオーク】の存在が、後々俺たちに関わってくることをこの時は知る由もなかったのだった。
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