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第5章 ここから始まる女神様?
四十八日目① やはりあなたは女神だ!!
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朝起きるとそこは見知らぬ天井だった。
まあ、そりゃそうだよね。
だってここ【森のアナグマ亭】だもの。
昨日から俺たちはここでお世話になっている。
ポールとデイジーは二人部屋で、残りは一人部屋に泊まっている。
リサもナンディーも自分たちの分の宿泊費を出すと言い張っていたけど、すでに支払い済みなので受け取りは拒否しました。
それにもうパーティーとして行動することが決定なんだから、パーティー資金から出すに決まっているでしょうに。
その辺を分かり易く丁寧に(エルダが)説明して、二人からしぶしぶ理解を得られた感じだ。
俺は慣れないベッドだった為か、体が少し凝ってしまっていたらしい。
立ち上がって背伸びをした瞬間に、体中がボキボキと鳴った。
おそらく朝食の時間にはなっているはずかな。
やっぱり魔道具を買おう……
うん、そうしよう。
俺が一階に降りると、やはり皆がそろっていた。
ダニエルさん達には、小人とレティシアの話は通しておいた。
どうやらレティシアとキキョウはここに住む間、ダニエルさんを手伝うらしい。
その代わり小人とレティシアの食事代は無料でサービスしてくれるという事だ。
こうなれば食材系のダンジョンに行って、ガッツリ納品してやろうかと思ったりもした。
と言っても今はまだオーク肉くらいしか手に入れられていないんだけどね。
強いて言うなら早々に次のダンジョンに潜って探すって感じになるかな。
ところで、レティシアとキキョウがなぜ手伝うと思ったかと言うと、勇者様案件の料理をマスターしたいそうだ。
俺の事情を知ってから、何かと勇者様案件に興味を示すようになってしまったのだ。
それと、昨日の夜のうちにナンディーとリサにはさらに詳しい経緯を説明していた。
そのためナンディーはすでに教会に見切りを付けていた。
理由は簡単。
【勇者モドキ】【聖女モドキ】の存在だ。
ナンディーとしては【勇者】に仕えたという自負があった。
いかに無能な【勇者モドキ】だったはいえ、ナンディーは本気で【勇者】だと信じていた。
だからこそ、あの殿だって引き受けた。
自分が信じる女神のもたらした【勇者】という存在が、何よりの誇りだったからだ。
だけど蓋を開けてみたら、教会が勝手にそう言っているだけだった。
その事実に怒り心頭となり、すごい剣幕で悪態をつくほどだった。
よっぽど腹に据えかねたんだろうね。
当然と言えば当然なんだけどさ。
周囲に迷惑が掛かってはいけないと、それをレティシアが鎮めたものだからさあ大変。
またも女神だと暴走を始め、「私はレティシア様を女神と崇め、新たなる宗教を作ります!!」って宣言していたのだ。
さすがにそんなの認められるわけがないと思ったけど、そうは問屋が卸さなかった。
するとどうだろうか……
突然ナンディーの身体が光輝いたのだ。
しかも天井を突き抜けて空から光が降り注ぐ演出付き。
さらにはその光の帯がレティシアも包み込んだ。
こんな現象見たことが無かったために、食堂に居た全員が目撃してしまった。
食事中の客や冒険者にまで見られてしまったのだ。
最初は何やら騒がしい一団だな?ってくらいでしか見ていなかったようだけど、ナンディーが光輝いたことで一転。
周囲を取り囲まれてしまったのだ。
さすがにこれではごまかせなかったため、どうなったのかナンディーに確認したのだ。
「あ……。あぁ……。あぁぁぁぁぁ!!」
降り注ぐ光が落ち着くと、ナンディーは突然地面に正座をし、手を胸の前に組んで祈りをささげていた。
当然レティシアに向かって。
うん、何となく想像がついた。
何があっても、もう驚かないからな。
「レティシア様……。やはりあなたは女神だ!!」
もう、ナンディーの喜びは爆発してしまった。
皆はそんなナンディーを見て察したようだ。
称号が付いたなと……
だが事態はそれだけにとどまらなかったのだ。
「カイトさん。私の職業をご存じですか?」
突然、ナンディーは真顔になり俺にそんな質問をしてきた。
「もちろん神殿騎士だろ?」
「驚かないで聞いてください。【職業:教祖】に進格しました……。なんと……なんと素晴らしい日なんだ!!」
素晴らしくねぇ~~~よ!!
何やってんの?!
有り得ないだろ?
称号で伝道師とかついたのかと思ったら、新興宗教の教祖になっちゃったよこの人。
どれだけレティシアを崇拝してたの⁉
「私の……私の祈りが神に届いたのです!!いや、神はレティシア様だ!!ならばこの世界が……この世界が私の祈りを認めてくださったのです!!」
ここに【レティシア教】が爆誕したのだった……
信者一名って思ったら、小人たちまで頭を垂れた。
あぁ~もともとそういう関係なんだもんな……
そしてさらに絶叫を上げた人物がいた。
レティシアだ。
レティシアが不安になって慌ててステータスを確認すると、そこに映し出されたものに愕然としていたのだ。
「あ、あ、主様……こ、こ、これ……」
涙目のレティシアは、俺に向けてステータスボードを開示した。
【職業:女神】
【称号:レティシア教主神】
もうこれって全面的に【ユピテル真教】に喧嘩を売ったことになるな。
そもそも【ユピテル神】が実在するしないは、敷井の人々には大して関係なかったりしている。
むしろ、この国的には【ユピテル真教】はいらない宗教であるとさえ思っている。
「とりあえず、これは明日ギルドに報告しないとな……」
まあ、そりゃそうだよね。
だってここ【森のアナグマ亭】だもの。
昨日から俺たちはここでお世話になっている。
ポールとデイジーは二人部屋で、残りは一人部屋に泊まっている。
リサもナンディーも自分たちの分の宿泊費を出すと言い張っていたけど、すでに支払い済みなので受け取りは拒否しました。
それにもうパーティーとして行動することが決定なんだから、パーティー資金から出すに決まっているでしょうに。
その辺を分かり易く丁寧に(エルダが)説明して、二人からしぶしぶ理解を得られた感じだ。
俺は慣れないベッドだった為か、体が少し凝ってしまっていたらしい。
立ち上がって背伸びをした瞬間に、体中がボキボキと鳴った。
おそらく朝食の時間にはなっているはずかな。
やっぱり魔道具を買おう……
うん、そうしよう。
俺が一階に降りると、やはり皆がそろっていた。
ダニエルさん達には、小人とレティシアの話は通しておいた。
どうやらレティシアとキキョウはここに住む間、ダニエルさんを手伝うらしい。
その代わり小人とレティシアの食事代は無料でサービスしてくれるという事だ。
こうなれば食材系のダンジョンに行って、ガッツリ納品してやろうかと思ったりもした。
と言っても今はまだオーク肉くらいしか手に入れられていないんだけどね。
強いて言うなら早々に次のダンジョンに潜って探すって感じになるかな。
ところで、レティシアとキキョウがなぜ手伝うと思ったかと言うと、勇者様案件の料理をマスターしたいそうだ。
俺の事情を知ってから、何かと勇者様案件に興味を示すようになってしまったのだ。
それと、昨日の夜のうちにナンディーとリサにはさらに詳しい経緯を説明していた。
そのためナンディーはすでに教会に見切りを付けていた。
理由は簡単。
【勇者モドキ】【聖女モドキ】の存在だ。
ナンディーとしては【勇者】に仕えたという自負があった。
いかに無能な【勇者モドキ】だったはいえ、ナンディーは本気で【勇者】だと信じていた。
だからこそ、あの殿だって引き受けた。
自分が信じる女神のもたらした【勇者】という存在が、何よりの誇りだったからだ。
だけど蓋を開けてみたら、教会が勝手にそう言っているだけだった。
その事実に怒り心頭となり、すごい剣幕で悪態をつくほどだった。
よっぽど腹に据えかねたんだろうね。
当然と言えば当然なんだけどさ。
周囲に迷惑が掛かってはいけないと、それをレティシアが鎮めたものだからさあ大変。
またも女神だと暴走を始め、「私はレティシア様を女神と崇め、新たなる宗教を作ります!!」って宣言していたのだ。
さすがにそんなの認められるわけがないと思ったけど、そうは問屋が卸さなかった。
するとどうだろうか……
突然ナンディーの身体が光輝いたのだ。
しかも天井を突き抜けて空から光が降り注ぐ演出付き。
さらにはその光の帯がレティシアも包み込んだ。
こんな現象見たことが無かったために、食堂に居た全員が目撃してしまった。
食事中の客や冒険者にまで見られてしまったのだ。
最初は何やら騒がしい一団だな?ってくらいでしか見ていなかったようだけど、ナンディーが光輝いたことで一転。
周囲を取り囲まれてしまったのだ。
さすがにこれではごまかせなかったため、どうなったのかナンディーに確認したのだ。
「あ……。あぁ……。あぁぁぁぁぁ!!」
降り注ぐ光が落ち着くと、ナンディーは突然地面に正座をし、手を胸の前に組んで祈りをささげていた。
当然レティシアに向かって。
うん、何となく想像がついた。
何があっても、もう驚かないからな。
「レティシア様……。やはりあなたは女神だ!!」
もう、ナンディーの喜びは爆発してしまった。
皆はそんなナンディーを見て察したようだ。
称号が付いたなと……
だが事態はそれだけにとどまらなかったのだ。
「カイトさん。私の職業をご存じですか?」
突然、ナンディーは真顔になり俺にそんな質問をしてきた。
「もちろん神殿騎士だろ?」
「驚かないで聞いてください。【職業:教祖】に進格しました……。なんと……なんと素晴らしい日なんだ!!」
素晴らしくねぇ~~~よ!!
何やってんの?!
有り得ないだろ?
称号で伝道師とかついたのかと思ったら、新興宗教の教祖になっちゃったよこの人。
どれだけレティシアを崇拝してたの⁉
「私の……私の祈りが神に届いたのです!!いや、神はレティシア様だ!!ならばこの世界が……この世界が私の祈りを認めてくださったのです!!」
ここに【レティシア教】が爆誕したのだった……
信者一名って思ったら、小人たちまで頭を垂れた。
あぁ~もともとそういう関係なんだもんな……
そしてさらに絶叫を上げた人物がいた。
レティシアだ。
レティシアが不安になって慌ててステータスを確認すると、そこに映し出されたものに愕然としていたのだ。
「あ、あ、主様……こ、こ、これ……」
涙目のレティシアは、俺に向けてステータスボードを開示した。
【職業:女神】
【称号:レティシア教主神】
もうこれって全面的に【ユピテル真教】に喧嘩を売ったことになるな。
そもそも【ユピテル神】が実在するしないは、敷井の人々には大して関係なかったりしている。
むしろ、この国的には【ユピテル真教】はいらない宗教であるとさえ思っている。
「とりあえず、これは明日ギルドに報告しないとな……」
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本日 5/2(木)より新作掲載開始しました!!もしよろしければそちらも立ち寄っていただければ幸いです!!手加減必須のチートハンター ~神様の計算を超えて、魔王の手から世界を護ります!! https://www.alphapolis.co.jp/novel/911619238/145877156
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