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第4章 ここから始まる勇者様?
三十八日目⑪ 圧力に屈した夜
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オークの霜降り肉(極上):霜降り肉でもまれにしか取れない極上品。出会えたら奇跡の品。
その内容をみんなに伝えると、食べる手が止まり、顔を青ざめさせていく。
特に先輩冒険者パーティーのメンバーは既に息をしていないかもしれない。
「カイト……。これ……。王国献上品レベル……。」
デイジーが声を震わせながら教えてくれた。
マジですか?!
「デイジー。同じく全部渡しちゃったんだよね?」
「うん……。」
すでに血の気の引いた顔でプルプルと震えているデイジー。
大丈夫、すでに俺たち胃の中だ。
俺たちは共犯だよ?
「大丈夫だみんな。今日ここに出されたのはいつもの霜降り肉だ。良いね?」
俺はみんなの顔を見て、そうつぶやいた。
皆も顔を縦に勢いよく振り、同意してくれた。
すでにマスターが肉を焼き始めているので、俺は現実逃避という名の大盤振る舞いをすることに決めた。
「マスター、この肉はいつもの霜降り肉だ。良いね?」
「焼いていてわかったよ。これ……」
マスターも気が付いたらしい。
というか、年季の入った料理人なんだ、気づかないわけがない。
「それ以上は言っちゃだめだ。これはただの霜降り肉だ。良いね?」
「わかった。俺はこれ以上なにもいわねぇよ。あ、俺も食っていいか?」
「どうぞ。」
俺とマスターは取引を完了させて、ただの霜降り肉だということで押し通すことにした。
マスターも、酒場に居た冒険者たちに提供するときに、一声かけてくれた。
「こいつはあの肉の坊主からの提供品だ!!味わって喰いやがれ!!今回は……オークの霜降り肉だ!!」
「「「うぉ~~~~~~~~!!!!」」」
「ありがとう肉の坊主!!」
「ありがてぇ~。今日は稼ぎが悪かったから困ってたんだよ。助かった!!」
そしてその肉を食べた瞬間、みんなの動きが止まってしまった。
あ、これあかんやつだ。
「「「「「「「「「「うっっっっまぁ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」」」」」」」」」」
その肉を食べた冒険者たちは、酒場に響き渡るほどの大声で、うまいうまいと連呼していた。
俺たちも食べ進めるが、もう感動で胸がいっぱいだ。
たった250gだ。
それなのに、満足感と虚無感が交互に襲い掛かってくるのだ。
食べたことによる満足感。
それは至福といっても過言ではなかった。
しかし、食べたことによる虚無感。
それはもっと食べたいと思ってしまうほどの中毒性。
おそらくこの肉はこれ以上食べてはいけないのだと思う。
それほどまでにうまさあふれる肉だったのだ。
霜降り肉を食べ終えた冒険者たちは、すでに心ここにあらずであった。
皆が皆一様に呆け顔だ。
だがその表情は満足感でいっぱいだった。
これが至福の一時というモノなのかもしれないな。
その騒ぎを聞きつけて、キャサリンさんが酒場に顔を出した。
その場を見たキャサリンさんは、訝しみながらもマスターに事情を確認していた。
そして、マスターからまだ残っていた霜降り肉を焼いてもらい、キャサリンさんも食べてしまった。
この時俺は致命的なミスを犯してしまった。
キャサリンさんが口にして気が付かないわけがない。
だが俺はあまりの満足感にそこまで思考が回っていなかった。
キャサリンさんはゆっくりとステーキにフォークを刺し、その感触に驚いた表情を見せた。
そしてナイフを入れると、すっと切れることにさらに驚きを見せた。
最後にパクリ……
俺はこの時何が何でも止めるべきだったんだ。
だがすでに時遅し……
キャサリンさんは、無言でこちらのテーブルにやってきた。
キャサリンさんはとても晴れやかな表情を見せて拳を突き出した。
そして無言で親指を立て、くいっとギルドの2階への登り口を指し示した。
こうして俺たちパーティーは、そのまま執務室へ連行されたのだった。
「カイト君。これを説明してくれるかしら?」
俺たちの前に置かれた、一枚の鉄板。
その上には、食べかけの霜降り肉が鎮座していた。
そう、先ほどキャサリンさんが一口食べた霜降り肉だ。
「これは、その……。オークの霜降り肉です。」
「そうね、オークの霜降り肉よね?うん、とても上質な霜降り肉ね。」
キャサリンさんが怖いです。
笑顔なんだけど、目が一切笑ってません。
じっと目を見つめられると照れるな、なんて冗談を言っている状況ではなかった。
せめて何か言ってほしい……
永遠とも思える無言タイム。
時間にしたら数分も経っていない……
なのにも関わらず俺たちはその沈黙に屈してしまった。
俺は恐る恐るその肉の正体を話すことになった。
それを聞いたキャサリンさんは手で目を覆い、天井を仰いだ。
少し遅れて席に着いたシャバズのおっちゃんも、その肉のひとかけらを口に入れた。
それはもう見事に目を見開いて、これでもかってくらいに俺たちを睨み付けて来た。
うん、どうしようこれ。
「で、この肉をどこで手に入れたんだ?ん?怒らないから素直にはなそうや。」
俺はスキル【解体】について話をした。
まさかスキルの恩恵で、この肉が手に入るとは思ってもいなかったのだ。
俺たちは、普通の霜降り肉だと思い回収していたほとんどが、この霜降り肉(極上)になっていたのだ。
「わかった。カイト、これからでいい。こいつも納品してくれ。ちなみにキロ金貨100枚だ。どうだ?」
つまりは、収益がまた増えるってことだな、うん。
ということで俺は、シャバズのおっちゃんの手を取るしかなかったのだった。
これから定期的に【鑑定】しないとだめだな。
ちなみに、酒場ではどんちゃん騒ぎが始まっており、俺たちが下に降りた瞬間捕まったのは言うまでもなかった。
その内容をみんなに伝えると、食べる手が止まり、顔を青ざめさせていく。
特に先輩冒険者パーティーのメンバーは既に息をしていないかもしれない。
「カイト……。これ……。王国献上品レベル……。」
デイジーが声を震わせながら教えてくれた。
マジですか?!
「デイジー。同じく全部渡しちゃったんだよね?」
「うん……。」
すでに血の気の引いた顔でプルプルと震えているデイジー。
大丈夫、すでに俺たち胃の中だ。
俺たちは共犯だよ?
「大丈夫だみんな。今日ここに出されたのはいつもの霜降り肉だ。良いね?」
俺はみんなの顔を見て、そうつぶやいた。
皆も顔を縦に勢いよく振り、同意してくれた。
すでにマスターが肉を焼き始めているので、俺は現実逃避という名の大盤振る舞いをすることに決めた。
「マスター、この肉はいつもの霜降り肉だ。良いね?」
「焼いていてわかったよ。これ……」
マスターも気が付いたらしい。
というか、年季の入った料理人なんだ、気づかないわけがない。
「それ以上は言っちゃだめだ。これはただの霜降り肉だ。良いね?」
「わかった。俺はこれ以上なにもいわねぇよ。あ、俺も食っていいか?」
「どうぞ。」
俺とマスターは取引を完了させて、ただの霜降り肉だということで押し通すことにした。
マスターも、酒場に居た冒険者たちに提供するときに、一声かけてくれた。
「こいつはあの肉の坊主からの提供品だ!!味わって喰いやがれ!!今回は……オークの霜降り肉だ!!」
「「「うぉ~~~~~~~~!!!!」」」
「ありがとう肉の坊主!!」
「ありがてぇ~。今日は稼ぎが悪かったから困ってたんだよ。助かった!!」
そしてその肉を食べた瞬間、みんなの動きが止まってしまった。
あ、これあかんやつだ。
「「「「「「「「「「うっっっっまぁ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」」」」」」」」」」
その肉を食べた冒険者たちは、酒場に響き渡るほどの大声で、うまいうまいと連呼していた。
俺たちも食べ進めるが、もう感動で胸がいっぱいだ。
たった250gだ。
それなのに、満足感と虚無感が交互に襲い掛かってくるのだ。
食べたことによる満足感。
それは至福といっても過言ではなかった。
しかし、食べたことによる虚無感。
それはもっと食べたいと思ってしまうほどの中毒性。
おそらくこの肉はこれ以上食べてはいけないのだと思う。
それほどまでにうまさあふれる肉だったのだ。
霜降り肉を食べ終えた冒険者たちは、すでに心ここにあらずであった。
皆が皆一様に呆け顔だ。
だがその表情は満足感でいっぱいだった。
これが至福の一時というモノなのかもしれないな。
その騒ぎを聞きつけて、キャサリンさんが酒場に顔を出した。
その場を見たキャサリンさんは、訝しみながらもマスターに事情を確認していた。
そして、マスターからまだ残っていた霜降り肉を焼いてもらい、キャサリンさんも食べてしまった。
この時俺は致命的なミスを犯してしまった。
キャサリンさんが口にして気が付かないわけがない。
だが俺はあまりの満足感にそこまで思考が回っていなかった。
キャサリンさんはゆっくりとステーキにフォークを刺し、その感触に驚いた表情を見せた。
そしてナイフを入れると、すっと切れることにさらに驚きを見せた。
最後にパクリ……
俺はこの時何が何でも止めるべきだったんだ。
だがすでに時遅し……
キャサリンさんは、無言でこちらのテーブルにやってきた。
キャサリンさんはとても晴れやかな表情を見せて拳を突き出した。
そして無言で親指を立て、くいっとギルドの2階への登り口を指し示した。
こうして俺たちパーティーは、そのまま執務室へ連行されたのだった。
「カイト君。これを説明してくれるかしら?」
俺たちの前に置かれた、一枚の鉄板。
その上には、食べかけの霜降り肉が鎮座していた。
そう、先ほどキャサリンさんが一口食べた霜降り肉だ。
「これは、その……。オークの霜降り肉です。」
「そうね、オークの霜降り肉よね?うん、とても上質な霜降り肉ね。」
キャサリンさんが怖いです。
笑顔なんだけど、目が一切笑ってません。
じっと目を見つめられると照れるな、なんて冗談を言っている状況ではなかった。
せめて何か言ってほしい……
永遠とも思える無言タイム。
時間にしたら数分も経っていない……
なのにも関わらず俺たちはその沈黙に屈してしまった。
俺は恐る恐るその肉の正体を話すことになった。
それを聞いたキャサリンさんは手で目を覆い、天井を仰いだ。
少し遅れて席に着いたシャバズのおっちゃんも、その肉のひとかけらを口に入れた。
それはもう見事に目を見開いて、これでもかってくらいに俺たちを睨み付けて来た。
うん、どうしようこれ。
「で、この肉をどこで手に入れたんだ?ん?怒らないから素直にはなそうや。」
俺はスキル【解体】について話をした。
まさかスキルの恩恵で、この肉が手に入るとは思ってもいなかったのだ。
俺たちは、普通の霜降り肉だと思い回収していたほとんどが、この霜降り肉(極上)になっていたのだ。
「わかった。カイト、これからでいい。こいつも納品してくれ。ちなみにキロ金貨100枚だ。どうだ?」
つまりは、収益がまた増えるってことだな、うん。
ということで俺は、シャバズのおっちゃんの手を取るしかなかったのだった。
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