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第2章 これから始まる共同生活
二十二日目① 帰還→飲み会→結局素材集め
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野営陣地で一晩明かした俺たちは、夜明けとともに帰還の途に付いた。
さすがに皆疲れすぎて、行軍速度はあまり上がらなかった。
あれだけの戦闘の翌日だから、元気に歩こうというのが無理がある話だ。
いくらブースさんのスキルが効いていようとも、これだけの進軍速度になるってことは、もしそれがなかったらもう一日か二日は遅れが出たんだと思う。
そう考えるとブースさんのスキルはすごい効果だな。
〝強制的に皆を動かす事が出来る〟んだから。
ある意味ブラック企業の社長が手にしたら駄目なスキルだと思う。
そう考えた途端、背中が一気に冷たくなったのを感じた。
それから少しの休憩を挟んで街に到着したのは、昼を過ぎてからだった。
街の門が見えると皆のテンションが上がっていく。
やはり、拠点地への帰還はうれしいものがあった。
俺たちは街に入るなり、休むことなく冒険者ギルドに直行した。
期待を胸に、向かった冒険者たちの表情は輝いていた。
むしろギラついてるんじゃないか?
そうして今回参加した冒険者のうち半数以上がギルドへと集まっていた。
「お前たち、今回はよくやった!!Bランクまでのメンバーでゴブリンロードを相手に勝ちを拾ったことうれしく思う!!ありがとう!!」
ギルマスのでかい声が会館中に響き渡る。
「ただなぁ、問題が発生しちまった…。お前らが頑張りすぎた為に報奨金の設定が間に合わなくなっちまった。そこでだ………すまん!!」
ギルマスは盛大に頭を下げた。それはもう見事しか言いようがないほどだった。
報奨金がかなり出るだろうと踏んでいた冒険者たちからはブーイングの嵐だった。
まぁ、死にそうな思いってか死ぬ思いをしたんだから、致し方ないと思う。
「報奨金確定後改めて報告を行う。その代わりと言っちゃなんだが……今日の酒代はギルドで持つことになった!!思う存分飲みやがれ!!」
ギルマスの言葉で一瞬その場が静まり返った。
そして一拍置いて割れんばかりの歓声が上がった。
そのむさ苦しいほどに野太い歓声は、ギルド会館の外にまで響いていそうなほどだった。
冒険者たちは次々と冒険者ギルドに併設されたバーに酒を注文しに行く。
全員にグラスがいきわたると、今度はブースさんが壇上へと上がってきた。
「諸君!!今回は本当に苦労を掛けた!!私のふがいない指揮のせいで諸君を苦しめてしまった。しかし!!こうしてここに居られることは、諸君の頑張りであることは明白である。さぁ諸君!!手にグラスを持ったか!!では、帰還を祝って………。乾杯!!」
ブースさんの掛け声と同時に、周り一帯が飲み比べという名の戦場と化した。
さすがについていけないので酒場の隅っこでエルダと一緒にくつろいでいた。
すると、キャサリンさんが俺たちを呼んでいた。
受付カウンターへ行くと、すぐにギルマスの執務室へ移動するように伝えられた。
俺たちはいぶかしがりながら互いの顔をみあわせる。
全く持って身に覚えのない呼び出しだった。
執務室へ着くと中にはギルマスとブースさんの二人が待っていた。
「飲み会中すまんな。すぐ終わらせるからまあ、かけてくれや。」
ギルマスから席を薦められた俺たちは、ソファーへと腰を下ろした。
「お前たちに連絡事項があってな、本日開催予定だったギルド間定例会議が明後日に延期になった。あと二日間もあるから、街中でおとなしくしていてくれ。」
「つまりは……外に出るなと?」
「ありたい体に言えばそうなるな。つうか、カイトよぉ~、そろそろ自覚してくれんか?お前さん……トラブルメーカーだぞ?」
なん……だと!?
そ、そんなはずは……と思ってエルダに視線を送ると、そっと視線を外されてしまった。
そんな事はない!!と言い切れないから腹が立つ!!
こっちだって好きで巻き込まれてるわけじゃないんだ。
絶対神様が見て笑ってるに違いない!!
なんて現実逃避をしたくなるほど、ここにきて一か月も経ってないのにこの密度だ。
そう言われても仕方がないかもしれない。
「つまり素材も魔石も取りにいけないってことか?」
「まあ、そうなるな。せめて今日明日くらいは静かにしてくれ。頼む。」
ギルマスに頭を下げられた以上、無理を通すのもはばかられる。
俺は諦めて、自宅でモノ作りをすることにした。
幸い魔石(極小)を10個ほどギルマスから譲ってもらえたので良しとした。
それから、ガラス作りの為に砂を取りに行きたいというと、むしろガラスを作れることに驚かれた。
やっぱりか……
この世界でガラスはまだまだ貴重品だった。
透明度も低くお世辞にも綺麗とは言えないそうだ。
透明度の高い窓ガラスを付けるとしても、完全に金持ちの道楽といったところだ。
結論から言うと、砂については取りに行っていいそうだ。
ただし、ギルド職員を一名付けるとのことだった。
できればすぐに素材が欲しいので、ギルド職員を伴って北門へと急いだ。
何故北門かというと、北門を出てすぐに採石場のほかに砂鉄・砂などが取れる地層があるそうだ……
ちょっと待て、砂鉄取れるんかい!!
さすがに皆疲れすぎて、行軍速度はあまり上がらなかった。
あれだけの戦闘の翌日だから、元気に歩こうというのが無理がある話だ。
いくらブースさんのスキルが効いていようとも、これだけの進軍速度になるってことは、もしそれがなかったらもう一日か二日は遅れが出たんだと思う。
そう考えるとブースさんのスキルはすごい効果だな。
〝強制的に皆を動かす事が出来る〟んだから。
ある意味ブラック企業の社長が手にしたら駄目なスキルだと思う。
そう考えた途端、背中が一気に冷たくなったのを感じた。
それから少しの休憩を挟んで街に到着したのは、昼を過ぎてからだった。
街の門が見えると皆のテンションが上がっていく。
やはり、拠点地への帰還はうれしいものがあった。
俺たちは街に入るなり、休むことなく冒険者ギルドに直行した。
期待を胸に、向かった冒険者たちの表情は輝いていた。
むしろギラついてるんじゃないか?
そうして今回参加した冒険者のうち半数以上がギルドへと集まっていた。
「お前たち、今回はよくやった!!Bランクまでのメンバーでゴブリンロードを相手に勝ちを拾ったことうれしく思う!!ありがとう!!」
ギルマスのでかい声が会館中に響き渡る。
「ただなぁ、問題が発生しちまった…。お前らが頑張りすぎた為に報奨金の設定が間に合わなくなっちまった。そこでだ………すまん!!」
ギルマスは盛大に頭を下げた。それはもう見事しか言いようがないほどだった。
報奨金がかなり出るだろうと踏んでいた冒険者たちからはブーイングの嵐だった。
まぁ、死にそうな思いってか死ぬ思いをしたんだから、致し方ないと思う。
「報奨金確定後改めて報告を行う。その代わりと言っちゃなんだが……今日の酒代はギルドで持つことになった!!思う存分飲みやがれ!!」
ギルマスの言葉で一瞬その場が静まり返った。
そして一拍置いて割れんばかりの歓声が上がった。
そのむさ苦しいほどに野太い歓声は、ギルド会館の外にまで響いていそうなほどだった。
冒険者たちは次々と冒険者ギルドに併設されたバーに酒を注文しに行く。
全員にグラスがいきわたると、今度はブースさんが壇上へと上がってきた。
「諸君!!今回は本当に苦労を掛けた!!私のふがいない指揮のせいで諸君を苦しめてしまった。しかし!!こうしてここに居られることは、諸君の頑張りであることは明白である。さぁ諸君!!手にグラスを持ったか!!では、帰還を祝って………。乾杯!!」
ブースさんの掛け声と同時に、周り一帯が飲み比べという名の戦場と化した。
さすがについていけないので酒場の隅っこでエルダと一緒にくつろいでいた。
すると、キャサリンさんが俺たちを呼んでいた。
受付カウンターへ行くと、すぐにギルマスの執務室へ移動するように伝えられた。
俺たちはいぶかしがりながら互いの顔をみあわせる。
全く持って身に覚えのない呼び出しだった。
執務室へ着くと中にはギルマスとブースさんの二人が待っていた。
「飲み会中すまんな。すぐ終わらせるからまあ、かけてくれや。」
ギルマスから席を薦められた俺たちは、ソファーへと腰を下ろした。
「お前たちに連絡事項があってな、本日開催予定だったギルド間定例会議が明後日に延期になった。あと二日間もあるから、街中でおとなしくしていてくれ。」
「つまりは……外に出るなと?」
「ありたい体に言えばそうなるな。つうか、カイトよぉ~、そろそろ自覚してくれんか?お前さん……トラブルメーカーだぞ?」
なん……だと!?
そ、そんなはずは……と思ってエルダに視線を送ると、そっと視線を外されてしまった。
そんな事はない!!と言い切れないから腹が立つ!!
こっちだって好きで巻き込まれてるわけじゃないんだ。
絶対神様が見て笑ってるに違いない!!
なんて現実逃避をしたくなるほど、ここにきて一か月も経ってないのにこの密度だ。
そう言われても仕方がないかもしれない。
「つまり素材も魔石も取りにいけないってことか?」
「まあ、そうなるな。せめて今日明日くらいは静かにしてくれ。頼む。」
ギルマスに頭を下げられた以上、無理を通すのもはばかられる。
俺は諦めて、自宅でモノ作りをすることにした。
幸い魔石(極小)を10個ほどギルマスから譲ってもらえたので良しとした。
それから、ガラス作りの為に砂を取りに行きたいというと、むしろガラスを作れることに驚かれた。
やっぱりか……
この世界でガラスはまだまだ貴重品だった。
透明度も低くお世辞にも綺麗とは言えないそうだ。
透明度の高い窓ガラスを付けるとしても、完全に金持ちの道楽といったところだ。
結論から言うと、砂については取りに行っていいそうだ。
ただし、ギルド職員を一名付けるとのことだった。
できればすぐに素材が欲しいので、ギルド職員を伴って北門へと急いだ。
何故北門かというと、北門を出てすぐに採石場のほかに砂鉄・砂などが取れる地層があるそうだ……
ちょっと待て、砂鉄取れるんかい!!
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本日 5/2(木)より新作掲載開始しました!!もしよろしければそちらも立ち寄っていただければ幸いです!!手加減必須のチートハンター ~神様の計算を超えて、魔王の手から世界を護ります!! https://www.alphapolis.co.jp/novel/911619238/145877156
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