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第2章 これから始まる共同生活
二十一日目③ 破られた均衡
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作戦開始からどのくらいの時間が経っただろうか。
ダンジョンからあふれ出るゴブリンは、あとを絶たなかった。
時折ホブゴブリンが姿を現し、そのたびに前線は疲弊していった。
一人……また一人と傷ついては後退し、魔法で強制的に回復し前線へと舞い戻る。
すでにローテーションはほぼ崩壊しているのも同然で、休憩時間などあってない状況だった。
だから俺たちは休める時に休むくらいしかできなかった。
幸い俺は自前の回復薬(低)を保有していたため、ぎりぎりで耐えることができていた。
回復薬やポーションが切れた者から脱落していった。
現在こちらの戦力は、すでに8割近くまで低下していた。
回復職もSP切れで回復がすでに間に合わなくなってきた。
それでもここにいるメンバーには、あきらめる者はいなかった。
必ず救援が来ると信じて。
それからどれくらい経過したのだろうか……
おそらく時間的にはそう経過はしていない。
だが永遠を思わせるほど続くゴブリンたちの襲撃に、俺たちの心は疲弊を余儀なくされていた。
一つ一つの攻撃の無駄が省かれ、少しでも力を残したい。
そう思ってからか、いつもより技のキレがよくなっていったのは皮肉なものだった。
そしてついにその時が来た。
均衡が破られるのはいつも突然に始まるものだと思った。
集落の外から、馬の嘶きが聞こえた来たからだ。
「我らは王国軍第2騎士団である!!皆の者よくぞ耐え忍んだ!!あとは我々が引き受ける!!負傷者は魔法師団にて受け入れを行う!!」
高らかに宣言された言葉で俺たちは理解した。
ついに終わるのだと。
こと切れたように、冒険者たちは膝から崩れていった。
すでにこの場から動けるものは少なかった。
騎士団は一気呵成に集落の制圧を目指して突撃を開始する。
俺たち冒険者と違い、統率が取れ集団戦を想定しての訓練が行き届いている、良い戦術だった。
俺たちの苦労はなんだったんだろうかと思うほど鮮やかなる殲滅作戦だった。
先行偵察部隊や魔法師団の力を借りて、前線基地へと戻った俺たちは治療を受けていた。
思いのほか負傷者が多く、あと1時間救援が遅れたら死者が出ていたかもしれない。
そう考えると、俺もぎりぎりの戦いを強いられていたんだな。
やっとのことで治療を終えた俺は、偵察部隊にエルダの居場所を確認し、会いに行った。
エルダは騎士団長に引継ぎを行っているようだった。
今日の出来事についても、内容をかいつまんで説明を行っているようだった。
「あ、カイト。治療はいいの?」
「あぁ、俺はもともと回復薬があったからそれほどダメージは残っていない。ほかのメンバーはかなり危険な奴もいたみたいだけど。そこは魔法師団様様だよ。おかげで死人は0だ。」
「そう、無事でよかった……」
エルダはそう言うと安堵の表情を浮かべていた。
エルダはケガを心配してくれていた。
それだけでもありがたく感じてしまう。
自分だって、今回の件で心にかなりの傷を負っていたはずだ。
こんな死闘になるなんて思ってもいなかったはずだから。
仲間に死地に向かうように指示を出す。
並大抵の心力では出来ないことだ。
それでもなお立ち続けたエルダは、尊敬に値すると俺は思う。
「では、リヒター団長。あとはお願いいたします。」
「えぇ、任されました。」
団長たちと少し話をしていると、集落の方からまばゆい光があふれ出した。
それと同時に大量の魔力が放出されるのを感じ取れた。
「どうやらダンジョンの封印が成功したみたいですね。あぁ~面倒ですね。これでまた防衛しないといけない場所が増えたではないですか……」
「だ、団長?」
俺が心配そうに団長を見ると、一つ咳ばらいをして発言をごまかしていた。
「ここはこれで大丈夫でしょう。皆さんは野営陣地へ戻ってください。あちらはあちらで問題が発生していますから。」
そう言われた俺たちは、再度出発準備を始めた。
ただし、向こうへ戻る人数は半分にも満たなかった。
今回の作戦で大分消耗してしまい、明らかに足手まといとなるため基地への帰還を諦めた者が出てきたからだ。
皆に無理をさせる訳にもいかないので、対応可能な者が集まり次第出発することにした。
全速力で野営陣地に戻ると、そこは野戦病院さながらの惨状だった。
こちらにも騎士団と魔法師団が到着してはいたが、それでも苦戦を強いられていた。
理由は簡単だった。
こちらに残って戦い治療中の冒険者に聞いた話だけど、ゴブリン軍団のトップはゴブリンロードだったのだ。
しかも、ゴブリンロードへの進化に伴い、配下数体までもつられて進化を果たしていた。
その中には魔法職もおり、とりわけ回復職への進化に重点が置かれているようだった。
ゴブリンを一撃で仕留めない限り、どんどん回復魔法が飛んでくるのだ。
いくらゴブリンたちの体力を削っても、その都度回復魔法が飛んでくるため、こちらだけが一方的に消耗を強いられている状況だった。
状況確認を済ませた俺たちは、すぐに行動を開始した。
回復職と魔法職の冒険者は、すぐに魔法師団へ合流し後方支援に取り掛かった。
それ以外の者はゴブリンの殲滅作戦を開始した。
ダンジョンからあふれ出るゴブリンは、あとを絶たなかった。
時折ホブゴブリンが姿を現し、そのたびに前線は疲弊していった。
一人……また一人と傷ついては後退し、魔法で強制的に回復し前線へと舞い戻る。
すでにローテーションはほぼ崩壊しているのも同然で、休憩時間などあってない状況だった。
だから俺たちは休める時に休むくらいしかできなかった。
幸い俺は自前の回復薬(低)を保有していたため、ぎりぎりで耐えることができていた。
回復薬やポーションが切れた者から脱落していった。
現在こちらの戦力は、すでに8割近くまで低下していた。
回復職もSP切れで回復がすでに間に合わなくなってきた。
それでもここにいるメンバーには、あきらめる者はいなかった。
必ず救援が来ると信じて。
それからどれくらい経過したのだろうか……
おそらく時間的にはそう経過はしていない。
だが永遠を思わせるほど続くゴブリンたちの襲撃に、俺たちの心は疲弊を余儀なくされていた。
一つ一つの攻撃の無駄が省かれ、少しでも力を残したい。
そう思ってからか、いつもより技のキレがよくなっていったのは皮肉なものだった。
そしてついにその時が来た。
均衡が破られるのはいつも突然に始まるものだと思った。
集落の外から、馬の嘶きが聞こえた来たからだ。
「我らは王国軍第2騎士団である!!皆の者よくぞ耐え忍んだ!!あとは我々が引き受ける!!負傷者は魔法師団にて受け入れを行う!!」
高らかに宣言された言葉で俺たちは理解した。
ついに終わるのだと。
こと切れたように、冒険者たちは膝から崩れていった。
すでにこの場から動けるものは少なかった。
騎士団は一気呵成に集落の制圧を目指して突撃を開始する。
俺たち冒険者と違い、統率が取れ集団戦を想定しての訓練が行き届いている、良い戦術だった。
俺たちの苦労はなんだったんだろうかと思うほど鮮やかなる殲滅作戦だった。
先行偵察部隊や魔法師団の力を借りて、前線基地へと戻った俺たちは治療を受けていた。
思いのほか負傷者が多く、あと1時間救援が遅れたら死者が出ていたかもしれない。
そう考えると、俺もぎりぎりの戦いを強いられていたんだな。
やっとのことで治療を終えた俺は、偵察部隊にエルダの居場所を確認し、会いに行った。
エルダは騎士団長に引継ぎを行っているようだった。
今日の出来事についても、内容をかいつまんで説明を行っているようだった。
「あ、カイト。治療はいいの?」
「あぁ、俺はもともと回復薬があったからそれほどダメージは残っていない。ほかのメンバーはかなり危険な奴もいたみたいだけど。そこは魔法師団様様だよ。おかげで死人は0だ。」
「そう、無事でよかった……」
エルダはそう言うと安堵の表情を浮かべていた。
エルダはケガを心配してくれていた。
それだけでもありがたく感じてしまう。
自分だって、今回の件で心にかなりの傷を負っていたはずだ。
こんな死闘になるなんて思ってもいなかったはずだから。
仲間に死地に向かうように指示を出す。
並大抵の心力では出来ないことだ。
それでもなお立ち続けたエルダは、尊敬に値すると俺は思う。
「では、リヒター団長。あとはお願いいたします。」
「えぇ、任されました。」
団長たちと少し話をしていると、集落の方からまばゆい光があふれ出した。
それと同時に大量の魔力が放出されるのを感じ取れた。
「どうやらダンジョンの封印が成功したみたいですね。あぁ~面倒ですね。これでまた防衛しないといけない場所が増えたではないですか……」
「だ、団長?」
俺が心配そうに団長を見ると、一つ咳ばらいをして発言をごまかしていた。
「ここはこれで大丈夫でしょう。皆さんは野営陣地へ戻ってください。あちらはあちらで問題が発生していますから。」
そう言われた俺たちは、再度出発準備を始めた。
ただし、向こうへ戻る人数は半分にも満たなかった。
今回の作戦で大分消耗してしまい、明らかに足手まといとなるため基地への帰還を諦めた者が出てきたからだ。
皆に無理をさせる訳にもいかないので、対応可能な者が集まり次第出発することにした。
全速力で野営陣地に戻ると、そこは野戦病院さながらの惨状だった。
こちらにも騎士団と魔法師団が到着してはいたが、それでも苦戦を強いられていた。
理由は簡単だった。
こちらに残って戦い治療中の冒険者に聞いた話だけど、ゴブリン軍団のトップはゴブリンロードだったのだ。
しかも、ゴブリンロードへの進化に伴い、配下数体までもつられて進化を果たしていた。
その中には魔法職もおり、とりわけ回復職への進化に重点が置かれているようだった。
ゴブリンを一撃で仕留めない限り、どんどん回復魔法が飛んでくるのだ。
いくらゴブリンたちの体力を削っても、その都度回復魔法が飛んでくるため、こちらだけが一方的に消耗を強いられている状況だった。
状況確認を済ませた俺たちは、すぐに行動を開始した。
回復職と魔法職の冒険者は、すぐに魔法師団へ合流し後方支援に取り掛かった。
それ以外の者はゴブリンの殲滅作戦を開始した。
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本日 5/2(木)より新作掲載開始しました!!もしよろしければそちらも立ち寄っていただければ幸いです!!手加減必須のチートハンター ~神様の計算を超えて、魔王の手から世界を護ります!! https://www.alphapolis.co.jp/novel/911619238/145877156
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