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第1章 ここから始まるDIY
十七日目⑦ 一人より二人
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魔法系スキルを修得するため、職業は【魔導士見習い】のままにすることにした。
俺一人で対応可能の場合は、基本俺一人で対応することになった。
これは俺の修行でもあるので、エルダは手を出さないということで話が付いた。
改めて周辺を探索すると、すぐに鉄鉱脈発見できた。
今回はかなりラッキーだったのか、ほぼむき出しの状態で金属が露出していた。
といっても注意深く観察しないと見つけられない状態ではあった。
俺はまたも周辺警戒をエルダに任せ、採掘を再開した。
トンカンコン
トンカンコン
ぼろぼろと鉱石が足元に散らばっていく。
壁がもろいのかつるはしの性能が良いのか……
いやつるはしは石製なのだから、性能が良いのことはあり得ないことだった。
トンカンコン
トンカンコン
ここはあまり多くはなさそうだ。
それにしても出が悪いな……
トンカンコン
トンカンコン
うん、これで打ち止めっぽい。
集まったのは
・鉄鉱石 20個
・銅鉱石 10個
・石 10個
石は捨てよう。
鉱石の数はだいぶ集まってきた。
俺は収納箱(簡易)をアイテムボックスから取り出すと、直ぐにの中の数を確認した。
・鉄鉱石 110個
・銅鉱石 70個
これがどれだけのインゴットになるか分からないが、それなりになるとは思いたい。
今後を考えると丁度良いと言えば丁度良いかもしれないな。
俺はこれ以上エルダを拘束しない方が良いと思い、鉱石類はもう十分に集まったことを伝え、帰還することにした。
最後の採掘場所からダンジョン出入り口まではそれなりに距離が離れてしまっていた。
その為か道中に6匹の【ロックミミクリー】と遭遇。
できる限り俺が魔法と剣で対処してみた。
2匹同時は対処できたものの、4匹の連携の対応はまだ無理だったため、エルダに援護をしてもらい討伐を行った。
俺は魔法と魔導具をからめてどうにかこうにか撃退することに成功した。
が、その間にエルダは残り4匹を仕留めてしまった。
俺はまだまだ修行が足りないとでも言われているようであったったの。
ドロップアイテムは魔石(極小)3つと【ロックミミクリー】の外皮が2つと石が6つ。
石はその場に放置して俺とエルダは足早に出口へと向かったのだった。
大門を抜けると、それの日はだいぶ傾いていた。
どうやら時間間隔がくるってしまっていた。
その為、思いのほか長く潜っていたようだった。
エルダに、ダンジョン内での時間とかの管理はどうしているのか聞いてみた。
するとエルダはおもむろに左の腕をまくり上げた。
そこには腕時計のようなものが装備されており、時間のとり方も日本と同じ形式であった。
冒険者たちは1パーティーに一つ準備するのが基本で、エルダはソロということで装備していたのだ。
ただ、持ち運びできる時計だとだめなのかと聞いたら、どうやらダンジョン内では時計がくるってしまうらしい。
機械式でも狂うので理由はわからないそうだ。
エルダがしているのは魔導具であり、これであればダンジョン内で時間が狂うことはないそうだ。
しかも、ダンジョン受付で販売しているとか……
確実に魔王の金稼ぎとしか考えられないな……
そんなこんなで今日の探索は終了となった。
知らないことばかりだな本当に。
火も沈み暗くなってきた街道を町に向かって歩いていた。
「エルダあれって……」
「そうね、【アーマードロックアント】」
俺たちは遠目から【アーマードロックアント】を発見した。
エルダに戦闘にするか確認したが、無理をする必要はないだろうとのことだ。
それに街からはまだかなり距離があり、手を出さずに冒険者ギルドへの報告だけで済ませることにした。
慌てて冒険者ギルドに着くや否や、エルダはすぐに【アーマードロックアント】を発見したことを報告を行っていた。
俺はその場所にいても邪魔にしかならないから、その間にクエストの報告と清算を済ませることにした。
クエスト報酬
・岩蠕虫の歯の収集 金貨1枚
・岩蠕虫の外皮 銀貨2枚
ドロップアイテム売却額
・【ロックミミクリー】の甲殻 銀貨3枚
・魔石(極小) 銀貨5枚
・岩蠕虫の外皮 銀貨2枚
・トータル 金貨2枚 銀貨2枚
一人頭だと金貨1枚銀貨1枚になった。
やっぱり一人で潜るより効率がいいのは確かだった。
特に【ロックワーム】の討伐は大きい。
俺がちょうど整頓を行っていると、説明が終わったエルダがこっちに歩み寄ってきた。
俺はそっと布袋に包まれたエルダの取り分を受け渡した。
エルダはそのまま金貨入りの麻袋を受け取り、懐にしまいなおしていた。
その勢いで俺は明日の予定の確認を行った。
どうやら明日にまたもや巣の駆逐作戦をするそうだ。
おそらく今回の個体は、前回の討伐漏れが繁殖した可能性が高いらしい。
エルダもランク的に強制参加となったそうだ。
なので明日は俺一人での行動となる。
あと、エルダは明日討伐に参加するので、明後日は休養日に当てるとのことだった。
改めて、二人でダンジョンに潜るのは明々後日になりそうだ。
エルダとのあらかたの会話が終わると、ギルドマスターから直々のお呼び出しをもらってしまった。
エルダとはここでお別れをして、執務室へと移動した。
俺一人で対応可能の場合は、基本俺一人で対応することになった。
これは俺の修行でもあるので、エルダは手を出さないということで話が付いた。
改めて周辺を探索すると、すぐに鉄鉱脈発見できた。
今回はかなりラッキーだったのか、ほぼむき出しの状態で金属が露出していた。
といっても注意深く観察しないと見つけられない状態ではあった。
俺はまたも周辺警戒をエルダに任せ、採掘を再開した。
トンカンコン
トンカンコン
ぼろぼろと鉱石が足元に散らばっていく。
壁がもろいのかつるはしの性能が良いのか……
いやつるはしは石製なのだから、性能が良いのことはあり得ないことだった。
トンカンコン
トンカンコン
ここはあまり多くはなさそうだ。
それにしても出が悪いな……
トンカンコン
トンカンコン
うん、これで打ち止めっぽい。
集まったのは
・鉄鉱石 20個
・銅鉱石 10個
・石 10個
石は捨てよう。
鉱石の数はだいぶ集まってきた。
俺は収納箱(簡易)をアイテムボックスから取り出すと、直ぐにの中の数を確認した。
・鉄鉱石 110個
・銅鉱石 70個
これがどれだけのインゴットになるか分からないが、それなりになるとは思いたい。
今後を考えると丁度良いと言えば丁度良いかもしれないな。
俺はこれ以上エルダを拘束しない方が良いと思い、鉱石類はもう十分に集まったことを伝え、帰還することにした。
最後の採掘場所からダンジョン出入り口まではそれなりに距離が離れてしまっていた。
その為か道中に6匹の【ロックミミクリー】と遭遇。
できる限り俺が魔法と剣で対処してみた。
2匹同時は対処できたものの、4匹の連携の対応はまだ無理だったため、エルダに援護をしてもらい討伐を行った。
俺は魔法と魔導具をからめてどうにかこうにか撃退することに成功した。
が、その間にエルダは残り4匹を仕留めてしまった。
俺はまだまだ修行が足りないとでも言われているようであったったの。
ドロップアイテムは魔石(極小)3つと【ロックミミクリー】の外皮が2つと石が6つ。
石はその場に放置して俺とエルダは足早に出口へと向かったのだった。
大門を抜けると、それの日はだいぶ傾いていた。
どうやら時間間隔がくるってしまっていた。
その為、思いのほか長く潜っていたようだった。
エルダに、ダンジョン内での時間とかの管理はどうしているのか聞いてみた。
するとエルダはおもむろに左の腕をまくり上げた。
そこには腕時計のようなものが装備されており、時間のとり方も日本と同じ形式であった。
冒険者たちは1パーティーに一つ準備するのが基本で、エルダはソロということで装備していたのだ。
ただ、持ち運びできる時計だとだめなのかと聞いたら、どうやらダンジョン内では時計がくるってしまうらしい。
機械式でも狂うので理由はわからないそうだ。
エルダがしているのは魔導具であり、これであればダンジョン内で時間が狂うことはないそうだ。
しかも、ダンジョン受付で販売しているとか……
確実に魔王の金稼ぎとしか考えられないな……
そんなこんなで今日の探索は終了となった。
知らないことばかりだな本当に。
火も沈み暗くなってきた街道を町に向かって歩いていた。
「エルダあれって……」
「そうね、【アーマードロックアント】」
俺たちは遠目から【アーマードロックアント】を発見した。
エルダに戦闘にするか確認したが、無理をする必要はないだろうとのことだ。
それに街からはまだかなり距離があり、手を出さずに冒険者ギルドへの報告だけで済ませることにした。
慌てて冒険者ギルドに着くや否や、エルダはすぐに【アーマードロックアント】を発見したことを報告を行っていた。
俺はその場所にいても邪魔にしかならないから、その間にクエストの報告と清算を済ませることにした。
クエスト報酬
・岩蠕虫の歯の収集 金貨1枚
・岩蠕虫の外皮 銀貨2枚
ドロップアイテム売却額
・【ロックミミクリー】の甲殻 銀貨3枚
・魔石(極小) 銀貨5枚
・岩蠕虫の外皮 銀貨2枚
・トータル 金貨2枚 銀貨2枚
一人頭だと金貨1枚銀貨1枚になった。
やっぱり一人で潜るより効率がいいのは確かだった。
特に【ロックワーム】の討伐は大きい。
俺がちょうど整頓を行っていると、説明が終わったエルダがこっちに歩み寄ってきた。
俺はそっと布袋に包まれたエルダの取り分を受け渡した。
エルダはそのまま金貨入りの麻袋を受け取り、懐にしまいなおしていた。
その勢いで俺は明日の予定の確認を行った。
どうやら明日にまたもや巣の駆逐作戦をするそうだ。
おそらく今回の個体は、前回の討伐漏れが繁殖した可能性が高いらしい。
エルダもランク的に強制参加となったそうだ。
なので明日は俺一人での行動となる。
あと、エルダは明日討伐に参加するので、明後日は休養日に当てるとのことだった。
改めて、二人でダンジョンに潜るのは明々後日になりそうだ。
エルダとのあらかたの会話が終わると、ギルドマスターから直々のお呼び出しをもらってしまった。
エルダとはここでお別れをして、執務室へと移動した。
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本日 5/2(木)より新作掲載開始しました!!もしよろしければそちらも立ち寄っていただければ幸いです!!手加減必須のチートハンター ~神様の計算を超えて、魔王の手から世界を護ります!! https://www.alphapolis.co.jp/novel/911619238/145877156
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