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第2章
第52話 それから……
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あの襲撃事件?から3日が経ったところで、この事件が動きを見せた。
どうやらリルの居たダンジョンを管理していた貴族が、案の定横領していたのだ。
しかもその送り先は神聖国……ここでもかと思ってしまった。
状況が状況だけにリリーを問い詰めると、その内容について教えてくれた。
どうやら神聖国のスパイ部門が各国にすでに根をなっており、活動を本格化させているそうだ。
これについては各国ともに概要はつかんでおり、敵対するか呼応するかの二択に迫られているそうだ。
ソニアとしては敵対を選び、この旅となっている。
だが第一王子は呼応を選び、戦争を助長しようとしている。
で、今回の件で炙り出された戦争派閥は見事に神聖国の傀儡だったってわけだ。
「それにしても人族って見境が無いというか、強欲って言うか……魔王国からいろいろ奪っておいて、まだ奪い足りないのかねぇ?」
俺は呆れ口調でボヤくと、リリーもあまりいい表情はしていなかった。
丁度朝食をとっているところで、グルーセシアの使いの者が手紙を届けてくれ、その内容がさっきの話になるからだ。
「まあ、居もしない神を祀っている段階で察しは付くでしょうけど、神聖国の上層部は真っ黒よ。」
リリーは朝食をパクつきながら面倒臭いというオーラ全開だた。
リリー曰く、神聖国の国教である【ルミナリア教】は主神【ルミナリア】を崇め、そしてその勢力を世界的なものにした。
その一端が、神聖国にしかない〝回復魔法〟にある。
〝回復魔法〟にも種類があり、水系統魔法でも回復は可能だ。
それにポーションや回復薬なども存在しているが、その回復力で〝回復魔法〟が群を抜いているそうだ。
その魔法を独占しているのが神聖国。
本来魔導でも回復系統は存在しており、魔王国では当たり前に魔導士が治療等を請け負っていた。
その為、医者や薬師などという職業もなく、ケガから病気まですべて魔導によって回復していたらしい。
だがいかんせん魔導は高等技術であった。
誰しもが簡単に使えるようなものではなく、それを憂慮した魔王が〝魔法〟の開発に乗り出し、〝魔導技術一般利用方法学〟通称〝魔法学〟が生み出されたそうだ。
その中でも神聖国は〝回復魔法学〟に関する学術を全て独占する形を取り、世界から〝回復魔法〟に関する技術体系は失われてしまった。
その〝回復魔法〟を武器に神聖国は世界に根を張り、すべての国に対する影響力を得ることに成功したという事らしい。
「なんだが神聖国の奴らのやり口が分かってきた気がするな。」
「あいつらは自分たちの手は汚さないわ。周りをたきつけて漁夫の利を狙う。そんな奴らよ。」
つまり〝呪いの魔王〟復活阻止のために動かないといけないのに、そいつらに邪魔されると。
しかも〝呪いの魔王〟復活阻止はそいつらに恩恵もあると……
むしろ神聖国で〝呪いの魔王〟復活させた方が良いんじゃないか?なんてことを考えてしまった。
さてさて、今後はソニア次第だろうけど、早いところこの問題を片付けて〝呪いの魔王〟復活阻止に動きたいものだな。
「ではソニア嬢……北の総領【ノーシア】のグルニコアによろしく伝えてほしい。」
「分かりました。このような紹介状をしたためていただき感謝いたします。必ずやこの会談を成功させ、この地に平穏が訪れるようにいたします。」
あらかたこの地での問題も解決し、次なる目的地、北の総領都【ノーシア】に向かうことになった。
ソニアは今回の会談を成功させたことで、一つ区切りがついたのか、その表情に迷いはなかった。
「それからフェンリル……申し訳なかった。こちらの不手際でお前に苦労を掛けてしまったようだな。」
「魔王様より賜ったあのダンジョンはすでにもうない。それについては我の責任だ。お前が抱える必要はなかろう。それにだ、我はすでに新たな主を得た。むしろいいタイミングだったのかもしれん。魔王様への未練はもう我にはない。我は主殿の生末を見守ることに決めたのだ。」
リルはそう言うと、いつも首から下げていたネックレスを取り外した。
そしてそれをグルーセシアに手渡し、朗らかに笑みを浮かべた。
グルーセシアはネックレスを受け取ると、驚きを隠せずにいた。
「これは……魔王様の形見……良いのか?」
「うむ。何度も言わすでない。我の主はリクト様だ。ならばそのネックレスは無用の長物。我が持っていても仕方なかろう。だからそれはお主が預かってくれ。」
グルーセシアはネックレスを手に天を仰ぐ。
そしてグルーセシアもまた朗らかに笑みを浮かべていた。
二人ともどこか憑き物が落ちたように穏やかな表情だった。
「リクト殿……フェンリルを……いや今はリルか。リルをどうかよろしく頼みます。」
「その言葉はいりません。元からリルは俺の大事な仲間です。何があっても守り抜きますよ。」
「何を言う!!我は守られる者では無い!!我は守護者だ!!我が主殿を護るのだ!!」
ガルルルルとでも聞こえてきそうなほど、毛を逆立てさせているリルを宥めつつ、グルーセシアたちに別れを告げる。
これから向かう先に何が待っているのかはまだ分からない。
〝呪いの魔王〟についてもまだ情報が手に入っていない。
それと散らばっていった1000人の転移者たちの動向も問題だ。
もし俺の邪魔をするならば……俺は彼らを殺せるだろうか……
こればっかりは今すぐには答えが出ないだろうな。
それにしても今日は出発日よりだ。
空に浮かぶ太陽がやけに眩しく感じてしまった。
~第一部 完~
どうやらリルの居たダンジョンを管理していた貴族が、案の定横領していたのだ。
しかもその送り先は神聖国……ここでもかと思ってしまった。
状況が状況だけにリリーを問い詰めると、その内容について教えてくれた。
どうやら神聖国のスパイ部門が各国にすでに根をなっており、活動を本格化させているそうだ。
これについては各国ともに概要はつかんでおり、敵対するか呼応するかの二択に迫られているそうだ。
ソニアとしては敵対を選び、この旅となっている。
だが第一王子は呼応を選び、戦争を助長しようとしている。
で、今回の件で炙り出された戦争派閥は見事に神聖国の傀儡だったってわけだ。
「それにしても人族って見境が無いというか、強欲って言うか……魔王国からいろいろ奪っておいて、まだ奪い足りないのかねぇ?」
俺は呆れ口調でボヤくと、リリーもあまりいい表情はしていなかった。
丁度朝食をとっているところで、グルーセシアの使いの者が手紙を届けてくれ、その内容がさっきの話になるからだ。
「まあ、居もしない神を祀っている段階で察しは付くでしょうけど、神聖国の上層部は真っ黒よ。」
リリーは朝食をパクつきながら面倒臭いというオーラ全開だた。
リリー曰く、神聖国の国教である【ルミナリア教】は主神【ルミナリア】を崇め、そしてその勢力を世界的なものにした。
その一端が、神聖国にしかない〝回復魔法〟にある。
〝回復魔法〟にも種類があり、水系統魔法でも回復は可能だ。
それにポーションや回復薬なども存在しているが、その回復力で〝回復魔法〟が群を抜いているそうだ。
その魔法を独占しているのが神聖国。
本来魔導でも回復系統は存在しており、魔王国では当たり前に魔導士が治療等を請け負っていた。
その為、医者や薬師などという職業もなく、ケガから病気まですべて魔導によって回復していたらしい。
だがいかんせん魔導は高等技術であった。
誰しもが簡単に使えるようなものではなく、それを憂慮した魔王が〝魔法〟の開発に乗り出し、〝魔導技術一般利用方法学〟通称〝魔法学〟が生み出されたそうだ。
その中でも神聖国は〝回復魔法学〟に関する学術を全て独占する形を取り、世界から〝回復魔法〟に関する技術体系は失われてしまった。
その〝回復魔法〟を武器に神聖国は世界に根を張り、すべての国に対する影響力を得ることに成功したという事らしい。
「なんだが神聖国の奴らのやり口が分かってきた気がするな。」
「あいつらは自分たちの手は汚さないわ。周りをたきつけて漁夫の利を狙う。そんな奴らよ。」
つまり〝呪いの魔王〟復活阻止のために動かないといけないのに、そいつらに邪魔されると。
しかも〝呪いの魔王〟復活阻止はそいつらに恩恵もあると……
むしろ神聖国で〝呪いの魔王〟復活させた方が良いんじゃないか?なんてことを考えてしまった。
さてさて、今後はソニア次第だろうけど、早いところこの問題を片付けて〝呪いの魔王〟復活阻止に動きたいものだな。
「ではソニア嬢……北の総領【ノーシア】のグルニコアによろしく伝えてほしい。」
「分かりました。このような紹介状をしたためていただき感謝いたします。必ずやこの会談を成功させ、この地に平穏が訪れるようにいたします。」
あらかたこの地での問題も解決し、次なる目的地、北の総領都【ノーシア】に向かうことになった。
ソニアは今回の会談を成功させたことで、一つ区切りがついたのか、その表情に迷いはなかった。
「それからフェンリル……申し訳なかった。こちらの不手際でお前に苦労を掛けてしまったようだな。」
「魔王様より賜ったあのダンジョンはすでにもうない。それについては我の責任だ。お前が抱える必要はなかろう。それにだ、我はすでに新たな主を得た。むしろいいタイミングだったのかもしれん。魔王様への未練はもう我にはない。我は主殿の生末を見守ることに決めたのだ。」
リルはそう言うと、いつも首から下げていたネックレスを取り外した。
そしてそれをグルーセシアに手渡し、朗らかに笑みを浮かべた。
グルーセシアはネックレスを受け取ると、驚きを隠せずにいた。
「これは……魔王様の形見……良いのか?」
「うむ。何度も言わすでない。我の主はリクト様だ。ならばそのネックレスは無用の長物。我が持っていても仕方なかろう。だからそれはお主が預かってくれ。」
グルーセシアはネックレスを手に天を仰ぐ。
そしてグルーセシアもまた朗らかに笑みを浮かべていた。
二人ともどこか憑き物が落ちたように穏やかな表情だった。
「リクト殿……フェンリルを……いや今はリルか。リルをどうかよろしく頼みます。」
「その言葉はいりません。元からリルは俺の大事な仲間です。何があっても守り抜きますよ。」
「何を言う!!我は守られる者では無い!!我は守護者だ!!我が主殿を護るのだ!!」
ガルルルルとでも聞こえてきそうなほど、毛を逆立てさせているリルを宥めつつ、グルーセシアたちに別れを告げる。
これから向かう先に何が待っているのかはまだ分からない。
〝呪いの魔王〟についてもまだ情報が手に入っていない。
それと散らばっていった1000人の転移者たちの動向も問題だ。
もし俺の邪魔をするならば……俺は彼らを殺せるだろうか……
こればっかりは今すぐには答えが出ないだろうな。
それにしても今日は出発日よりだ。
空に浮かぶ太陽がやけに眩しく感じてしまった。
~第一部 完~
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