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第1章
第6話 〝丈夫な身体〟は大丈夫ではなかった
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俺とリリーは目的地を元魔王国【ファンダルシア】決め、旅を始めた。
その旅路は想像以上に大変だった。
何が大変かって、思った以上に〝丈夫な身体〟が厄介だったからだ。
まず力加減の問題が発生した。
立ち上がろうと地面に手をついた段階で、手が地面に刺さった。
ほんと、その表現が正しかった。
その後ゆっくり動けば刺さらなかったんで、なんとか立ち上がることが出来た。
で、歩こうと足に力を入れたら、地面が軽く爆ぜた。
もうパンって地面が爆発した感じで、小さな穴が出来てた……
これも力を抜いてゆっくり歩けばなんとななりそうだった。
抜き足差し足忍び足……
俺忍者にでもなるのか?
そして、俺が落ちた場所がクレーターと化していた為、登ろうとしたんだ。
だけど、手にした壁の石が握った瞬間に砕けてしまったんだ。
どうしろって話だよな。
まさかと思って、つま先で壁を蹴ったら見事に穴が開いた。
むしろ刺さったって方が正しいかもしれない。
いや、丈夫にもほどがあるだろう!!
リリー曰く、〝丈夫な身体〟が悪さをしているらしい。
って、知ってるわ!!
石を握った時、俺の力すべてが石に向かって伝わったらしい。
つまり、すべてもろい部分が壊れていったって理屈だ。
だからさっきのつま先での蹴りで壁に穴が開いたってわけだ。
ちなみに、つま先を刺して登ろうとしたら、そのまま崩れたよ……足場が……
どうやって上がろうかな。
それから俺は一生懸命手加減を覚えた。
どの位の力を使えばいいのかとか、本当に試行錯誤って言葉が正しいと思う。
そしてついに俺は無しえたのだ、手加減……1割弱の出力を!!
もうこれって進歩って言っていいよな。
やっとのことで壁を登り終えた俺は、あたりを見回した。
森・もり・モリ。
一面木しかなかった。
まあ、そうなんだろうな。
そしてその木々を分け入って中に入ろうとした時だった。
メキメキって音を立てて木々が倒れていった。
「うっそぉ~ん。」
「ねえ、ちゃんと加減してる?」
してるから……
しててこれだから……
木でこれだったら、人と握手なんて無理じゃないか?
つぶれたトマトが目に浮かぶ。
いかんいかん、このままだと街にすら入れない事確定だろう。
それだと何もできないって言うよりも、野宿確定じゃないか!!
それは断固拒否する。
何が何でも手加減を覚えないとな。
それから俺は何本もの木をへし折りながら、修行を重ねた。
これを修行と言って良いのか分からない。
分からないがやるしかない。
いったい何本折ったんだろうな……
周辺の大地が切り株残して倒れてる。
大きなクレーターがあって、周辺の木々がへし折れている。
此処だけ見たら、巨大生物が暴れているって思っても不思議じゃないな。
「これで、どう、だ……」
俺は本当に、そっと……そおっと木に触れる。
掴むんじゃなくて、つまむ。
しかも卵を包み込むイメージで。
「やった……できた!!」
俺はやっとのことで、丸太をつかみ上げることが出来た。
高々と持ち上げた丸太をうれしさのあまり放り投げてしまった。
丸太は勢いよく前方に飛んでいき、そのまま立ってる木をなぎ倒しながら進んでいく。
いったい何本折ったんだろうか。
やっとのことで止まった丸太は、俺の前に道を作ってくれた。
「なぁ、りりー。俺思ったんだけどさ、〝丈夫な身体〟って言ってるけど、膂力も上がってないか?」
「やだなぁ、気のせい……じゃないです。はい……」
惨状を見たリリーもついに事実を認めざるを得なくなっていた。
最初からおかしいと思ったんだ、ぶつかってもケガしないならまだわかる。
岩を砕いたり、木をへし折ったりって、丈夫って言葉の範疇をどう見ても超えている。
むしろ、力強くなったって言われた方が納得できるレベルだ。
「そう言えば、俺に与えられたスキルって何だったんだ?〝丈夫な身体〟ってリリーが与えたものだろ?だったら地球の神が与えたものは何だ?」
おお、と納得したリリーは何か呪文のようなものを唱えながら、目を閉じて俺に両掌を向ける。
するとリリーの手がぼんやりと光始めた。
そして何か焦ったような表情を浮かべながら、そっと俺のそばから離れだした。
「陸人……あなた……人を辞めてる……」
はぁ⁈どういうことだよ!!
俺人類じゃないの⁈
「種族表記が半神になってる……そして……スキルなんだけど……単純に〝強化〟……」
「え?つまり、強くなるってことになるんだろうけど、いや待てよ。半神ってことは基礎能力があほみたく高いって状況なんじゃないのか?」
俺は恐る恐るリリーに尋ねると、静かにうなずいていた。
そうかそうか。
なるほどな……それってどうにもできねぇ~じゃねぇ~かよ!!
俺にどうしろって言うんだよ!!
むしろ勇者です!!の方がこの世界になじみやすいわ!!
何だよ半神って!!
あれか、神様にでもこの先進化しろってことか!?
え?うそでしょ……リリーなんでそんな遠い目してんの?
俺はその場に這いつくばり、うなだれてしまった。
まさにOrz……
いや、待てよ、スキルって言うことは、パッシブスキルなら解除できんじゃね?
そうだよ、スキルだったら〝丈夫な身体〟も解除できるんじゃないか⁈
「リリー、スキルの解除方法を教えてくれ!!」
「……残念なお知らせよ……この二つは〝神からの祝福〟だから解除できないのよ……」
何だよそれ……これは祝福ってより呪いだろう……
「おそらくなんだけど、どっちか一つだったら問題無かったんだと思うの。それが二つ合わさって相乗効果でこんな事態に……」
おう……良かれと思ってしてくれたことが、こんな惨事を招いたとか……
怒るに怒れないな。
「なぁ、スキルってどうやったら習得できるんだ?」
「え?普通は出来ないわよ?あくまでも15歳の祝福の儀で授かるだけだから。」
はい、こっちも打つ手なしだった。
八方ふさがりも良いところじゃないか。
これで5年後の魔王復活までにどうにかしろって方が無謀じゃないのか?
いや待てよ、リリーのリソースを復活させればワンチャンスキルもらえるんじゃね?
「リリー、リソースが集まれば、リリーの力で何とかなるとか……」
「できなくはないと思うけど……そうなるとダンジョン攻略を優先しなくちゃいけないわよ?」
こうなれば人里は後回しだ。
善は急げだ。
「リリー!!ここから一番近いダンジョンを教えてくれ!!」
「分かったわ。だったらここから北に進んだところにダンジョンがあるわ。」
こうして俺はダンジョン攻略にいそしむことにしたのだった。
その旅路は想像以上に大変だった。
何が大変かって、思った以上に〝丈夫な身体〟が厄介だったからだ。
まず力加減の問題が発生した。
立ち上がろうと地面に手をついた段階で、手が地面に刺さった。
ほんと、その表現が正しかった。
その後ゆっくり動けば刺さらなかったんで、なんとか立ち上がることが出来た。
で、歩こうと足に力を入れたら、地面が軽く爆ぜた。
もうパンって地面が爆発した感じで、小さな穴が出来てた……
これも力を抜いてゆっくり歩けばなんとななりそうだった。
抜き足差し足忍び足……
俺忍者にでもなるのか?
そして、俺が落ちた場所がクレーターと化していた為、登ろうとしたんだ。
だけど、手にした壁の石が握った瞬間に砕けてしまったんだ。
どうしろって話だよな。
まさかと思って、つま先で壁を蹴ったら見事に穴が開いた。
むしろ刺さったって方が正しいかもしれない。
いや、丈夫にもほどがあるだろう!!
リリー曰く、〝丈夫な身体〟が悪さをしているらしい。
って、知ってるわ!!
石を握った時、俺の力すべてが石に向かって伝わったらしい。
つまり、すべてもろい部分が壊れていったって理屈だ。
だからさっきのつま先での蹴りで壁に穴が開いたってわけだ。
ちなみに、つま先を刺して登ろうとしたら、そのまま崩れたよ……足場が……
どうやって上がろうかな。
それから俺は一生懸命手加減を覚えた。
どの位の力を使えばいいのかとか、本当に試行錯誤って言葉が正しいと思う。
そしてついに俺は無しえたのだ、手加減……1割弱の出力を!!
もうこれって進歩って言っていいよな。
やっとのことで壁を登り終えた俺は、あたりを見回した。
森・もり・モリ。
一面木しかなかった。
まあ、そうなんだろうな。
そしてその木々を分け入って中に入ろうとした時だった。
メキメキって音を立てて木々が倒れていった。
「うっそぉ~ん。」
「ねえ、ちゃんと加減してる?」
してるから……
しててこれだから……
木でこれだったら、人と握手なんて無理じゃないか?
つぶれたトマトが目に浮かぶ。
いかんいかん、このままだと街にすら入れない事確定だろう。
それだと何もできないって言うよりも、野宿確定じゃないか!!
それは断固拒否する。
何が何でも手加減を覚えないとな。
それから俺は何本もの木をへし折りながら、修行を重ねた。
これを修行と言って良いのか分からない。
分からないがやるしかない。
いったい何本折ったんだろうな……
周辺の大地が切り株残して倒れてる。
大きなクレーターがあって、周辺の木々がへし折れている。
此処だけ見たら、巨大生物が暴れているって思っても不思議じゃないな。
「これで、どう、だ……」
俺は本当に、そっと……そおっと木に触れる。
掴むんじゃなくて、つまむ。
しかも卵を包み込むイメージで。
「やった……できた!!」
俺はやっとのことで、丸太をつかみ上げることが出来た。
高々と持ち上げた丸太をうれしさのあまり放り投げてしまった。
丸太は勢いよく前方に飛んでいき、そのまま立ってる木をなぎ倒しながら進んでいく。
いったい何本折ったんだろうか。
やっとのことで止まった丸太は、俺の前に道を作ってくれた。
「なぁ、りりー。俺思ったんだけどさ、〝丈夫な身体〟って言ってるけど、膂力も上がってないか?」
「やだなぁ、気のせい……じゃないです。はい……」
惨状を見たリリーもついに事実を認めざるを得なくなっていた。
最初からおかしいと思ったんだ、ぶつかってもケガしないならまだわかる。
岩を砕いたり、木をへし折ったりって、丈夫って言葉の範疇をどう見ても超えている。
むしろ、力強くなったって言われた方が納得できるレベルだ。
「そう言えば、俺に与えられたスキルって何だったんだ?〝丈夫な身体〟ってリリーが与えたものだろ?だったら地球の神が与えたものは何だ?」
おお、と納得したリリーは何か呪文のようなものを唱えながら、目を閉じて俺に両掌を向ける。
するとリリーの手がぼんやりと光始めた。
そして何か焦ったような表情を浮かべながら、そっと俺のそばから離れだした。
「陸人……あなた……人を辞めてる……」
はぁ⁈どういうことだよ!!
俺人類じゃないの⁈
「種族表記が半神になってる……そして……スキルなんだけど……単純に〝強化〟……」
「え?つまり、強くなるってことになるんだろうけど、いや待てよ。半神ってことは基礎能力があほみたく高いって状況なんじゃないのか?」
俺は恐る恐るリリーに尋ねると、静かにうなずいていた。
そうかそうか。
なるほどな……それってどうにもできねぇ~じゃねぇ~かよ!!
俺にどうしろって言うんだよ!!
むしろ勇者です!!の方がこの世界になじみやすいわ!!
何だよ半神って!!
あれか、神様にでもこの先進化しろってことか!?
え?うそでしょ……リリーなんでそんな遠い目してんの?
俺はその場に這いつくばり、うなだれてしまった。
まさにOrz……
いや、待てよ、スキルって言うことは、パッシブスキルなら解除できんじゃね?
そうだよ、スキルだったら〝丈夫な身体〟も解除できるんじゃないか⁈
「リリー、スキルの解除方法を教えてくれ!!」
「……残念なお知らせよ……この二つは〝神からの祝福〟だから解除できないのよ……」
何だよそれ……これは祝福ってより呪いだろう……
「おそらくなんだけど、どっちか一つだったら問題無かったんだと思うの。それが二つ合わさって相乗効果でこんな事態に……」
おう……良かれと思ってしてくれたことが、こんな惨事を招いたとか……
怒るに怒れないな。
「なぁ、スキルってどうやったら習得できるんだ?」
「え?普通は出来ないわよ?あくまでも15歳の祝福の儀で授かるだけだから。」
はい、こっちも打つ手なしだった。
八方ふさがりも良いところじゃないか。
これで5年後の魔王復活までにどうにかしろって方が無謀じゃないのか?
いや待てよ、リリーのリソースを復活させればワンチャンスキルもらえるんじゃね?
「リリー、リソースが集まれば、リリーの力で何とかなるとか……」
「できなくはないと思うけど……そうなるとダンジョン攻略を優先しなくちゃいけないわよ?」
こうなれば人里は後回しだ。
善は急げだ。
「リリー!!ここから一番近いダンジョンを教えてくれ!!」
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