お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第8章 宣言

第11話 的中!

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俺は大きく溜め息をつく。

それはなんでか?そんなの簡単だろ…?
目の前に見知った神さんが、ニコニコ笑って立ってるんだからもう溜め息しか出ないだろ?

リッチの次は神さんですか?
なんなんだよ!もう!
少しは俺をゆっくり休ませてくれよ。
さっきのリッチではないが……俺も泣きそうだ。

あ~前世の家族が恋しいぜ?

『あ、あの……干渉に浸って居る所、申し訳ありませんが?』
「なんです?今は俺は猛烈に家族が恋しのだが?前世の暮らしが恋しい」
『ま、まぁ……それはもう、私には何も出来ませんが……』

なんであんたが、なんだかしんみりしてるのかな?ああ、これは俺の所為だな……すまん。

『いえいえ、そんな事は……』シュン。
「……あんた、人の思考を読んで勝手にいじけるなよ!面倒臭いからさっ!それで?俺をここに引っ張って来たのは、何故ですかね?ってか珍しいですよね?俺がこっちの世界で生まれてから始めてでは?」

こんな事、俺がこの世界に来てから無かったよな?

『ああ、そうですね……貴方も中々神殿に来られませんし?(先日は物騒な事を仰ってましたしねぇ)』
「それはですね、中々神殿にも立場上行けないってのもあるし。それに……教皇共々、貴方を祭る人間が金の亡者でね」
『フフフ、それは私もそう思いますよ。ですから……私もそれなりにね?フフフ』

こ、恐ぇぇ……どんな神罰が下るんだろうか?

ククク、それはそれで興味が…おっと考えが悪い方向に……修正修正っと。

「それで?何かご用ですか?」
『ああ、忘れてました。貴方のお力を、少し貸して頂きたく今回はここに貴方を呼びました』

な、なんか非常に嫌な予感しかしねぇんだが…。

『ああ、そんなに警戒しないで下さいね?別に魔王が沸いた訳ではありませんし?』

ま、魔王が沸くって……容赦ねぇ……。

『ぅ、うん!』
「おっとこれは失礼を。それでどの様なご用です?」
『ええっとですね……』

何言い淀んでるんだ?そんなに面倒事なのか?

『い、いえいえそんなに面倒な物では……』 

するとカミラ神の直ぐ後ろからもう一人?の神さんが現れた。

『おい!カミラお前、あいつを上手くここに……』
『カ、カリバーン!貴方!急に現れないで下さい!驚くでしょ?』
『なんだよ!良いじゃねえかよ。……お、おう!たつ……おっと、今は……ルークだったな。久しぶりだな?お前の暮らし振りは、上から見てるぜ?ワハハハ!』

お前…あっちに飛ばされてから、毎回事ある毎にトラブルに巻き込まれてるな?と笑われてしまったが……。
俺だって好きで、トラブルに巻き込まれてる訳では無いのだが?

「……それで、ここに呼ばれたのは何故ですかねぇ……?」
『おや、そうでした貴方にお願いがあるのですよ!』
『そうそう、お前が修行してた頃に俺らに旨い物を食わせてくれてたろう?』
「はぁ……そんな事もありましたか?」
『っだよ!でな?』 

あっ!なんか嫌な予感的中!

「あっ!俺はそろそろ戻ります。ってか戻して下さい!カミラ様早く!」
『そうは、行きませゆよ?フフフルークさん』

ってか、直ぐ帰せ!早く帰えせ!俺は見返りの無い事をするのは…もうウンザリだからな!

『フフフ、分かってますよ?ですから貴方にちゃんとお礼を用意しました!』

くッそ、もう勘弁してくれよぉ!


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