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第8章 宣言
第5話 影達はうんざり。ルークはホクホク。
しおりを挟むさてもう一方のサンズの班は?
「あ~ダリぃ…何であたしが、あんたらなんかと一緒なのよ!ルーク様はぁ……。もう!ねぇサンズ!信じらんねぇ…」
なんと……これで女か?と言う言葉が先に出て来そうな言葉遣いだ。
ルークが聞いたら幻滅するのは確実だが。
パラミア本人は知らない。
「……」
「ち、ちょっと!何で誰も反応しないわけぇ~腹立つわねぇ!もう!」
「……」
呼ばれたサンズは、無視続行中。
サクロスは戸惑い中。
そして、これはハンスとケルバンの会話だが、パラミアが煩いので念話で会話中。
どうやら他のメンバーも似た感じだ。
(なぁ、班分けしたのってルーク様だよな?)
(そうだが?、それがなんだケルバン?)
(そうか……なら文句は言わねぇがよ!ハンス!)
(なんだ?文句言ってる気かするが?)
(あの女…五月蝿せぇ!)
(……あの女以外は、全員同じ思いだと思うぞ?皆、喋らないからな!だがなぁ…一番気の毒なのが一人居るぞ?俺らとの話に入れないし、誰とも話せないサクロスが一番可哀想だが?)
(だよなぁ……分かった俺黙る……)
と不思議な会話だ。
こちらは、バルカン、グレゴルコンビ。
(五月蝿いのだが?あの女!喧しい騙させろ!バルカン)
(まぁ、そういうな!ルーク様の指示だ!それにパラミアがへましたら、即報告書しろと言われてる)
(そうなのか?むぅ……では観察だな!)
雑木林の中を黙々と歩く8人だ。
果たして目標の魔物は探せるのだろうか?
ってか誰かあの女どうかしてくれウンザリだ!
#◇#◇#◇
そして、洞窟に入ってオルタに腕を引かれ奥に引っ張られたルークは?
嫌だと言いながら、未だ奥に進んでいた。
「ってか、そろそろ離してくれないかな?オルタ」
「お!そうだな…。それに、そろそろ到着だぞ?ほれ」
「主……我れも疲れた…。オルタに付き合うと、こういう目に遭う!」
「ウオルお前分かってるなら止めろよ!まったく、そんで!何があんの!」
薄暗くてよく見えないんだけど!
全くさっ、こんな穴の奥まで連れて来て!ダンジョンなら良いのに洞穴とか!
「もう!暗くて見えないぞ!【ライト】」
「ば、馬鹿!急に明るくするな!イールの目が見えなくなるぞ!」
『ピィ~眩しい!目が目が目がぁ~!』
(悪い悪い!イール……大丈夫か?)
『だ、ダイジョバナイ……痛い……見えない…』
ま、不味い……失明しちゃったか?
「イール、ほらこっちだ…」
イールを引き寄せて目に手を当てて【エクストラルヒール】と唱え、治癒魔法を掛ける。
「イール……どうだ?目見えるか?」
『ピィ~!見える、見えた!治った!治った!主凄い治った!ピィ~』
「イール、騒ぐな!煩い。大人しくしてろ」
『ピィ……分かった……』
「よし、ここに居ろよ」
そういって肩に停まらせた。
「それで……オルタさん?ここにはなにがあるのかな?俺は知らんぞ?」
「良いからほれ回りの壁をみてみろ!」
「ん?壁…………おお!すっげぇ~!なにここキラッキラッジャンかよ!」
なにここ……鑑定…。
鉱石溜まり……。
ざ、雑な……鑑定だなおい!
金剛石、ルビー、エメラルド、サファイア、間鉱石、ミスリル、ピンクダイヤ?なんで?ブルーダイヤ……もう奇跡だ!後は金…クリスタル……。
なんだここは?この前も馬鹿みないな鉱山見つけたけど……ここもマッピングだな。
「二人とも、ここから離れてくれ、ここ掘り出すからさ」
「おう、なら外に居ようか……。なあ?ウオル」
「おう、イールお前も来い」
『ピィー行くぅ』
………よし、二人と一匹が外に出たな……。
そして俺は壁に手を当て鉱石嵩を吸い寄せる。
オリジナル魔法!
【鉱石吸い寄せ……】
うん……ダサ……でもこの方法が一番洞穴にダメージがない気がするからよしとしよう。
深く考えたら負けだ!
そして沢山鉱石が集まったが……凄い量に為ってしまった…。
だが、イベントリィに入れれば整理も出来て楽だよな。ハハハ!
よし、入ったメニュー標示鉱石確認……。
…………ミスりルは剣に加工な?
金は……溶かしてからある程度加工して売るのは決定!
あ、宝石細工してエルク兄に渡しておくか?
要らん世話だと怒られそうだが……うん止めてこおう。
後が怖い……。
それで魔鉱石も加工だなミスリルと混ぜるかな。
後は金庫行きだな。
これでも……資金は足りないだろうけどな…。
宝物庫にも少し入れるかな?
しかし……今回はホクホクですねぇ……ハハハ!
さて、腹へったなオルタ達とベースに戻って飯だな。
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