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第8章 宣言
第4話 二手に別れた影達。
しおりを挟むサーチをしながら、洞穴又はダンジョンを探がして三人で空を飛ぶ…。
「主!何もないのか?」
「ん~そうだなぁ……なんなら海まで出て海岸を探すか?」
「海とな?」
「そう、海だな……。なんか、ありそうじゃねぇ?」
そう言えばイールが少し前にお宝持って来てたな。
(イール?)
『ピィ!なになに…主?』
(お前、前にお宝持って来たよな?)
『なにそれ?』
(丸くて光る石だよ)
『……………?』
あ、これは聞いても駄目なやつだな。
仕方ない……。
サーチのレベル上げないと駄目かな?
ってか、俺のレベル……カンストしてないっけ?
「ん~ダメ元でこの周辺サーチ!」
ん~引っ掛かりな…ぃ………った!
ここから北になんかあるな。
「オルタ、ウオル有ったぞ。取りあえずそこに向かうぞ!」
「承知したぞ!」
「何があるか楽しみだ!」
まあ、久しぶりの大物だったら嬉しいねぇ…。
デーモン系以外なら…あれは厄介だからパスなが…。
そうしてやって来た洞穴…。
「主?ここは……」
「ん~スカ!だな。あ~もう!なんか、有ると思ったんだからなぁ…」
くそ!何にも出てこねぇ……。
サーチで見つけた洞穴だったが、魔物の気配もなく洞穴の中に入ってみたものの唯暗いだけでなんの面白味のない、ただの洞穴だった。
「だが……少し待て、主よ…ふむ…。この奥に何かありそうだぞ?」
「本当かぁ~オルタ?俺が探ったが何も引っ掛からなかったぞ?」
「まあ、偶には我にも頼って見ろ?ほれ、先に行くぞ!」
「え?本当に何かあんの?」
な、なんか嫌な予感しかしない……。
そう言えば…ナルスの寝相もこんな感じだったか?
と、言うことは……まてまて!ここは撤退だ!
パス!このまま寝ててもらおう!
「ほれ、行くぞ主!」
オルタに腕を掴まれてそのまま引っ張っられ奥に連れて行かれる俺……。
「お、おい、まてまて!良いよ行かなくてもさっ。いいから!ほら、次探すぞ!なっ!なぁって!オルタ、俺は奥に行きたくないから!離せ、腕を離せぇ~!」
ずるずると、腕を捕まれま引きずられて洞窟の奥に進む三人だった。
この奥には何が出てくるのやら……。
ルークは子供の様に駄々を捏ねるのだった。
#◇#◇#◇#
一方のキャンプに連れてこられた影達は?
8人ずつの二班に別れて、山の中に居る魔物を探してさ迷ってる最中だった。
クビ確定のパラミアもメンバーに入ってるのだがこれはルークが何か考えが遭っての事だろう。
………うん多分。
一班はグレバン率いる班で。
メンバーは?
グレバン隊長。
バルマ。
マシュー、リンク。
メンサス、トレバン。
ラムセス、マーキュリー。
二班はサンズ率いる班だ。
メンバーは?
サンズ副隊長。
チェスコ。
ハンス、ケルバン。
バルカン、グレゴル。
パラミア、サクロス。
それぞれにキャンプ道具を一式持たされて送り出された。
ベースキャンプはあるが、無理をせずに暗く為ったらキャンプを出来る場所を探して、野営しろとルークから言われて一式持たされた。
そして一班は?
「ねぇ!グレバン隊長!」
「なんだリンク?お前の我が儘は、受け付けないぞ!」
「我が儘ってなにさ、酷いなぁ…」
雑木林を歩き時々小枝が邪魔で、それを手で払いながら山を歩く8人だ。
「煩い!魔物に、気付かれたらどうすんのよ、馬鹿リンク!」
リンクの、後ろを歩く、マーキュリーがリンクの、頭を叩く。
「いったい!なにすんのマーキュリー!」
「おい、リンク煩い!騒ぐなら、ルーク様に言って」
「分かったよ!静かにしますぅ!ベェ~!バルマの意地悪!」
「ふん!」
「それより、リンク!サーチしろよ!」
「煩いなぁ~マシューの意地悪!今やるよ!【サーチ】あ!ここから東に、真っ直ぐ!魔物発見!」
「獲物は?」
「分かんないよ!ルーク様とは違うんだから!」
「ま、何が居るか分からんが…見つけてくれたんだ!有り難いよ!リンクありがとう。さっ!皆行くぞ!」
「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」
そしてもう一方の班は?
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