お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第7章 冒険者ルーク3

第63話 後処理 14

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全体の建物を造り終わると。ルークは一端その場で兄と連絡を取る。

(メッセージ!兄上)
(ん?ルーか少し待て……今は…)
(分かりましたでは、後程ご連絡を)
(悪いな、少し待っててくれ)

兄との念話が切れたので、一度ギルドに戻る事にするルークだ。

ギルドに戻り、訓練所の中に入ると粗方移動の準備が出来て居たので、そのまま移動することにするのだが…。
ここで一つ問題が、移動の手段だ馬車は用意してるのか?
そこまで俺が段取りするのか?

ギルマスは……しないか。

はぁ~そう、そうか俺か……。
取りあえずサンズに聞くか。

「サンズ!何処だ!」
「は、はい。今向かいます!」

バタバタと急ぎ足で俺の側に来る。

「お疲れ様です、ルーク様!移動の準備は出来てます。後は移動するだけですが…」
「が?」 
「足はどうしますか?」
「やっぱりかぁ…、馬車用意してないよな」
「ええと、クレバン隊長の方は?」
「あ!それな、少し待て」

サンズをそのまま、待たせてクレバンを呼び出す。

(メッセージ、クレバン今何処だ?)
(ルーク様…!お疲れ様です!今は部屋に戻ってますが?)
(………そうか)

しくったな、クレバン達をそのままにしてたから戻ってたか…。

(クレバン、すまんな指示も出さずに。こっちがバタバタでな)
(いえ、こちらは大丈夫ですが…行かせてる影達交代させますか?)
(……そうだな、そうしてくれるか?)
(畏まりましたが…何処に影を?)
(ギルドに来てくれ。それと悪いが、馬車を荷馬車でいい。10基程用意してくれ)
(承知致しました。ではお待ち下さい)
(助かるよ。クレバン宜しく)

通信を切ると直ぐにサンズと話す。

「サンズ、バルカン達がここに来るから、奴らが来たら今居る影達は交代してくれ」
「はっ!ですがマーキュリー達は?」
「あいつらも連れ帰ってくれ、喧しいのが一人居るからな」
「承知しました。それで移動は?」
「クレバン達に、荷馬車を引いて来るように頼んだ」
「そうですか?でしたら、ここに居る者を乗せ、移動する場所に同行したら交代します」
「いいのか?それでも」
「ええ、その方が良さそうなので?」
「そうか……なら頼む。さてと、後はギルマスと話だが…、何処に居るんだあのおやじは?」
「ハハハ。そんなことを聞いたら、ギルマスが怒りますよ?少しお待ち下さい呼んで参りますから」
「…そうか?なら頼むよ」

はあ疲れた…。
ルークはギルマスががここに来る迄の間水筒を出して喉を潤すのだった。

全く……余計な事をさせられてるよ…。
貧乏くじ引いたな。



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