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第7章 冒険者ルーク3
第62話 後処理 13
しおりを挟む大急ぎで支度をして、ルークは自分の部屋のバルコニーから飛び出して行った。
なんともせわしく、出ていったルークを見送ったセバスは心配になる。
イールと、従者の食事を頼まれてから行かれましたが……。
一度手を付けた仕事は、最後までやりきる主を応援するしかないセバスだった。
セバスに見送られたルークは、町の門を騎士に挨拶しながら通り抜け、ギルドの中に入って行き訓練所に入り影達を一度戻すがどうか考える。
そして、影達が待機する竈付近に近寄って行って、サンズに声を掛けた。
「サンズご苦労。少しは交代で休めたか?」
「おはようございます。ルーク様!大丈夫です何とか……休めました」
「そうか、なら、朝飯作るからまっててな?先ずは優先して保護したもの達からだな?そういえばビクトリアさんて。呼んでこれるか?マーキュリー頼めるか?」
「承知しました。呼んできます」
マーキュリーに使いを出すと、手を休めるこもなく食事の支度に取りかかる。
先ずは米を用意して鍋に塩と、水に卵だ。
朝は宣言通り卵粥にする。
「ルーク様……何か手伝いますか?」
「いや、出来たら、配膳を頼むからそこに居てくれ」
俺は、配らんからな作るので手一杯だ。
「承知しました」
朝飯の仕込みをして居ると、ビクトリアがマーキュリーと一緒に俺の所に向かって来てるのが見えたので声を掛けた。
「ビクトリアさん!悪な来てもらって」
「……ルーク様、おはようございます。朝食の準備かしら」
「……そう、そろそろ出来るから手伝って貰える人に配膳を頼んでいいかい?」
「男は達は子供と、男性達を世話するから」
「承知しわ。職員呼んでるくけど……あら、美味しそうね?夕べも見だけど」
「そう?普通だよ。それに。職員の皆さんはこれより良いもの食べるだろ?」
「それは…どうかしらね?」
「さて、そろそろ出来上がる。女性の方はビクトリアさん達に任せるから、その鍋を持っていってくれ」
「分かったわ、いま職員呼んでくるから」
「さて、マーキュリーは男達のあの、二人の世話を頼むな?」
「……はい……」
「ええ!ルーク様!それは無理ですよぉ……」
「頼むよ、サンズ達は子供と他の男達を頼む。それが終わったら移動する準備をしていてくれ。昼前には戻るから」
「了解しました!しかしここは?」
「竈はもとに戻す。片付けたら出掛けてくる。鍋は纏めて置いといてくれ」
「出掛けられるのですか?護衛は?」
「護衛ね…」
要るか?
「適当に頼むよ。バルカン達が居るしな。じゃ、配膳たのんだぞ?」
「「「「はっ!」」」
そして、護衛も頼まずルークはギルマスに教えられた空き家の場所に着くと、勝手に門を開ける。
鍵も掛かって居らず、錆びた門を押すとギギギと鉄が錆びた音をさせながら門が開いた。
「おお、化け物屋敷だなここは」
それから土地の広さを確認すると何とか施設は作れそうだな。
先ずは女性が人数多かったよな?二人部屋で、三階に建てにすればなんとかなる?
空きべやは働く人達の休憩室にでもすれば良いしな?
あっ!低いほうがいいな。
なら、二階建てだな…だったら部屋は余らないか。
それから男性の入る別棟と子供が暮らす建物か………。
屋敷というよりは……学校風にすればいいのか?
そうか!田舎の分校風か…あれがいいな。
なるべく高い建物は作らないように気を配らないとな。
事故が起こる。
先ずは壁の回収と、作り直しと壁を囲むように目隠しの庭木を植えて行く。
庭木は花が咲くものがいいかも。
それが終わると屋敷と庭にあるもの全て土に戻して……それから建物を建てていく。
裏庭を作らないようにして、庭木と壁を背にして二階建ての木造の建て物をコの字に建てていく。
門を正面に右に子供が住む建物を。
左手には、男声達が暮らす建物に。
真正面には、女性が暮らせる建物を。
水回りは其々の建物に一ヶ所ずつを造る。
水を汲まなくても、魔石で水が出る様に細工をしてから水回りを造っていく。
先ずは厨房、脱衣所と浴槽をそれからトイレに選択場。
それと食堂を造った。
庭には花壇を造り水を撒く為の井戸を掘ってガチャポンプで水を汲み上げる形にした。
建物に外装と、水回りが出来上がると今度は内装だ。
内装は先ず女性が入る建物から。
二人一部屋で、ベッドに簡単なタンスに机と椅子を二人分。それを20部屋を造る。
なので少し手狭だが……我慢してくれ。
後は男性が暮らす部屋だ。
一人部屋をで7部屋。ベッドにタンスに机と椅子を。広さは6畳一間かな?
子供が暮らす建物は。
三人一部屋で、二部屋だ。
他にはそれ程広くない部屋で4部屋を空き部屋をつくった。
ここは多目的部屋だ。
使うのは支援してくれる人達が使えば良いと思う。
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