お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第7章 冒険者ルーク3

第56話 後処理 7

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ギルマスと話して施設を建てる場所を決めた。

場所は神殿からもギルドからも、アクセスが良い場所。
元々商人が住んでいた屋敷が、空き家で空いていた。
その商人は、高齢で跡継ぎもなく店を畳んで老夫婦で住んでいたが、数年前に二人とも亡くなり空き家に為ったそうだ。
とギルマスから聞いた。

なので、そこを下見しをしてからだが、保護した者達が全員入れる施設を作ることに決ようと思う。

「ギルマスならここに明日、行ってみるよ」
「そうかなら、俺も行くか?」
「いや、大丈夫だ。ギルマス仕事あるだろ?そっちはそっちはで、仕事あるんだから…」
「そ、そうか?なら任せた」
「おう、なら今日はこの辺で引き上げるけど……マーキュリー達は残すか?」
「……そうだな……うちの、女職員も交代で世話をさせたいから…。ここに残ってくれるなら助かるが……」
「そうか……なら、交代で世話出来るように支持だしておくよ」
「助かる。ならすまんが、俺はここで事務所に戻るな?」
「ああ、俺も指示を出したら一端帰るかよ。明日また顔を出すよ」

(マーキュリー、パラミア!こっちにこれるか?)
(今向かいます)

 パタパタと足音を余り立てずに俺の側に来る。

「どうされましたか?ルーク様」
「マーキュリー、疲れてる所悪いな?パラミアもな?」
「……いえ……ですが流石に、ここに来ますね?」

と言って自分の胸を押さえるマーキュリーだ。
すまん。

「すまんな……俺は、女性の扱いに慣れなくてな……」
「ですよねぇ…?本当にルーク様は、女性苦手ですよね?面白いくらいに、なんでですか?」
「こ、こら!パラミア。主に失礼よ!弁えなさい!」
「はぁ~い!」
「パラミア相変わらずお前は、俺に失礼だよなぁ~?ソロソロ本当に弁えてくれよ?女手は必要なんだが……。俺に代えを、考えさせるなよ?」
「は、はい!失礼しました。ご免なさい!」
「そ、それでどうされましたか?」
「俺は一端、屋敷に戻る。悪いがマーキュリー達は、ここに残ってくれると助かるが…」
「ええ、あたしも帰りたいぃでぅぅ!」
「パ、パラミア!あんたは少し口を慎みなさい!」
「えぇ~でもぉ……あたしだってぇ、お風呂に入りたいし。ベッドでねたいぃ~!」
「パラミア……お前部屋に戻って良いぞ!マーキュリー?ペア解消な?代わりは、お前が探してこい。今回の件が終わったらで良いぞ?」

ニッコリ笑ってパラミアに威圧掛け、マーキュリーに話し掛けた。

「ひっ!す、すみません。もう我が儘言いません!ご免なさい!ケビンの二の舞はごめんですぅ!主様ごめんなさい!」
「………次は、無いぞ?パラミア………」
「は、はい!」
「で、風呂か……。なら、一端戻るか?その間俺がここにいるから、2時間ゆっくりしてこい」
「「良いんですか?」」
「ああ、2時間だがな」
「ありがとうございます。なら直ぐ行きます!」
「すみません……。ルーク様、私も行きます」

それだけ言いパタパタと、静かに走ってこの場から消えて行った。

さて残ったのマシューにハンス、ケルバン、後はサンズか、メンサスいないのな?なんか笑える。

でリンクは問題外……よし!クレバン、ナイスチョイスだ!

で、回りを見渡せば、テントの設営もとっくに終わってる。
それにしても……子供もいるのに、誰一人騒がないし話す事もないしない静かだ。

後はギルドの女性職員さんたちね?
あの人達も帰りたいよね?
俺の管轄じゃないから勝手に出来ないか……。

お!ケルバン!ギルドの女性に粉掛けてる。
フフフ……上手く行くと良いな?
てか、不謹慎だ!

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