上 下
372 / 428
第7章 冒険者ルーク3

第32話 オルタ達の部屋の改造

しおりを挟む


屋敷に戻ってきたルーク達が屋敷に入り、そこで解散とした。

「みんなお疲れ、取り敢えずここで解散な!それからナルスは……」
「よいよい、我らと同室にする」
「そうか?だけど、ベッドが無いがどうするんだ」

二人部屋にペットが二台しかないぞ。
バラバラで寝たいだろ?

「…………そうだった」
「だろ?」
「ルーク様お帰りなさいませ」
「ただいま、セバ帰ったよ」
「それにしても、今回の狩りは長かったですね。なにか訳でも」
「嫌………別に?」

話した通りの資金繰り。
あれ………セバに話してなかったか?

「おや、拝見したことが無いお顔が一人ですか。……ルーク様、その方は?」
「ええっと、新しい従者だな。オルタ達の友人らしいぞ」
「ほぅ……その様な方が従者ですか?」
「あぁ、ウオルそうだよな?」
「友人……友……?」

おいおい、フォローしろよお前らが連れてきたんだろ!

「オルタ!そうだろ?」
「……まぁそうか?ナルス」
「………そうなのか?」

あ!終わった……。

「ルーク様?貴方また……」
「ち、違うぞ……。本当に俺が連れて……嫌、セバ違うぞ!」
「違う……何がですか?」
「い、嫌……あいつらが」
「あいつらね……まぁ、仕方ないですね」

ほっ……。

「ルーク様、なにか?」
「い、嫌……何でも、俺はあいつらの部屋を改造してくるから」
「承知しました。でしたらそれが終わったら、お部屋にお戻り下さいませ」
「分かったよ」

オルタ達三人と俺でオルタ達の部屋に入り部屋を広げるのだが……。
横に広げるよりは縦にロフトを広く取ってやった方が良いかと思い、ロフトにベッドを置くことにした。

「なら、クリエイト!」
「おお、縦に広げたのか?」
「まあね、横並びは嫌だろ?と、思ったんだがな。どうだ」
「これはこれで、良いんじゃないか?」
「ナルスどうだ?お前が上で休むか」
「そうよの……彼処に上がっても良いのか?」
「どうぞ、部屋割りといか……寝る場所はお任せするよ。じゃ俺はこれで。腹減ったらその辺にいる、執事に声かけたら良いぞ」
「そうか、ならそうするよ……といっても我らも疲れた。今日はこのまま休むか。なぁ、ウオル」
「そうよの……明日の朝まで休むとするか、ナルスもそれで良いか?」
「構わんよ」
「なら、ルーク我らは休む故……起こすな」
「ハイハイ、承知したよ。じゃ休み」

ふぅ……後は、セバスかなにを話すのか……面倒だ。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

欲しいものはガチャで引け!~異世界召喚されましたが自由に生きます~

シリウス
ファンタジー
身体能力、頭脳はかなりのものであり、顔も中の上くらい。負け組とは言えなそうな生徒、藤田陸斗には一つのマイナス点があった。それは運であった。その不運さ故に彼は苦しい生活を強いられていた。そんなある日、彼はクラスごと異世界転移された。しかし、彼はステ振りで幸運に全てを振ったためその他のステータスはクラスで最弱となってしまった。 しかし、そのステ振りこそが彼が持っていたスキルを最大限生かすことになったのだった。(軽い復讐要素、内政チートあります。そういうのが嫌いなお方にはお勧めしません)初作品なので更新はかなり不定期になってしまうかもしれませんがよろしくお願いします。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね

いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。 しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。 覚悟して下さいませ王子様! 転生者嘗めないで下さいね。 追記 すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。 モフモフも、追加させて頂きます。 よろしくお願いいたします。 カクヨム様でも連載を始めました。

目覚めたら地下室!?~転生少女の夢の先~

そらのあお
ファンタジー
夢半ばに死んでしまった少女が異世界に転生して、様々な困難を乗り越えて行く物語。 *小説を読もう!にも掲載中

令嬢に転生してよかった!〜婚約者を取られても強く生きます。〜

三月べに
ファンタジー
 令嬢に転生してよかった〜!!!  素朴な令嬢に婚約者である王子を取られたショックで学園を飛び出したが、前世の記憶を思い出す。  少女漫画や小説大好き人間だった前世。  転生先は、魔法溢れるファンタジーな世界だった。リディーは十分すぎるほど愛されて育ったことに喜ぶも、婚約破棄の事実を知った家族の反応と、貴族内の自分の立場の危うさを恐れる。  そして家出を決意。そのまま旅をしながら、冒険者になるリディーだったのだが? 【連載再開しました! 二章 冒険編。】

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される

こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる 初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。 なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています こちらの作品も宜しければお願いします [イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]

処理中です...