お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

文字の大きさ
上 下
362 / 428
第7章 冒険者ルーク3

第22話 都合は、考えて

しおりを挟む


「分かった、分かりましたよ!ですが、明日1日にしてください!今日は駄目です」
「ええ、なんでですか?今日は半日時間が空いたから頼んでるのに」

そんな子供が駄々を捏ねる見たいに、言わないで欲しいのだが。

「それなら駄目です。だいたい魔物を売ってもそんなに稼げませんよ!分かってますか?」
「ええ、そうなのかい?だって、ルーク結構稼いでるでしょ?」
「やらしい話しをしますねぇ……?カミル従兄様は!なら、言いますがね?ゴブリン一匹が、銅貨三枚程度ですよ?それも納める部位が、決まってて右の耳です。それ一枚が銅貨三枚です」
「そ、そんなに安いのかい?なら、もっと違う魔物は?」
「なら、なにを狩りに行きますか?オーガ?オークですか」

狩りなんて、出きるのかよこの人が?

「ええっと……それはルークが助けてくれるんだよね?」
「はあ?なんで、私が助けないと成らないのですか?私に魔物を狩らせて物見遊山ですか?」
「い、嫌そんなことはしないが………。私は、エルク程魔力は無いのでね?」
「だったらこの領地で、机に座って仕事しててくださいよ!」

この人話が通じないし!

「そうした方が、私も良いとは思うのだよ?だがね…、ラインが使えないなら私が……」
「はぁ~で?私が魔物を狩りをしてる時に、貴方は何をして、私を助けてくれるのですか?」
「そ、それは……」
「ほら、なにも貴方ではできないのでしょ?馬鹿にする訳ではありませんが。餅は餅屋ですよ?貴方は貴方の……何度もいいますが、出来ることをしててくださいよ!全く!」
「こ、これは痛い所を………突かれたねぇ。エルクやっぱり駄目かな?」
「はぁ~こうなったらルークは動かないよ。カミル」
「そうですね?なら、私は諦めますよ。ルークすみませんね?」
「………エルク兄上、カミル従兄様……私を試しましたね?」
「そんな事はないですよ?ねぇ?エルク」
「ククク。あぁ、そうだな」
「そんなに、馬鹿にしますか?エルク兄上、俺怒って良いですか?てか!怒りますよ!」

全くこの人達は、俺の都合を全く考えてくれないんだから!

「ま、まぁ、すまなかったよルーク。だがカミルの方は切実なんだよ。ほら、マクウェル家はこが領地だからね。税収も潤沢に回せてるし、稼ぎ頭の、ルークが居るからね……。でもその事はカミルは、把握してるんだよ。だから余計に焦る」

「それは、そうでしょうが」

「それに、伯父とカミル以外の後の者は使えんだろ。無駄飯食って、わがままし放題だ。それを伯父上が見逃してるしね?」
「それは、私達には関係がないですよね。ラインには、ちゃんと説明すれば良いのでは?」
「ラインには、ちゃんと言ってあったのだがね。現状蓋を開けたら、ああだし…此方も困ってるのだよ」

「てか、ラインから資金と飯を取り上げたら。奴は動くでしょ?」
「あ!その手は未だ試して無いね?よし、少し話して来るよ」

手をポンと叩いて部屋を出て行って仕舞った。
カミル従兄が、部屋から出て行ったのを見送った俺ら兄弟は、呆気に取られて固まって仕舞った。
なんだあれ………?これから俺はどうすれば良いのかな?
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫
ファンタジー
 孤児院出身の僕は10歳になり、教会でスキル授与の儀式を受けた。  僕が授かったスキルは『眠る』という、意味不明なスキルただ1つだけだった。  そんな僕でも、仲間にいれてくれた、幼馴染みたちとパーティーを組み僕たちは、冒険者になった。  それから、5年近くがたった。  5年の間に、覚醒したスキルを使ってパーティーに、貢献したつもりだったのだが、そんな僕に、仲間たちから言い渡されたのは、パーティーからの追放宣言だった。

処理中です...