お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

文字の大きさ
上 下
339 / 428
第6章 冒険者ルーク2

第60話 ざまぁ………。3

しおりを挟む


「………仕方ないですねぇ。分かりましたよ!」

「鑑定」

ステータス

オース

職種 なし 元詐欺勇者  21才 (浪費家)

Lv15
HP 35
MP 0

スキル    なし
加護     なし

田舎出身の冒険者。
腕力だけで他には突起したものがない。
自分こそが勇者だと言い出し回りを脅す。
無知な愚か者。

「だ、そうですよ?皆さん。恥ずかしいステータスだなおい!こんなステータス初めて見るよ。屑が」
「プッ!詐欺師勇者って……なんだ?ククク」

あ!兄上……ツボったか?笑いが収まらないね?

「……ダグ、何故あの者が冒険者なのだ?」
「それは……」
「適正の無い屑を、お前のギルドでは冒険者にするのか?」
「申し訳ありません………」

ま、予定通りですね。

「まぁ、良い、どちらにしても、処分は決まってるからな」
「そ、そんな俺はなにもしてない!騙したのはお前らだろ!」

おお!俺達に【お前ら】と二度も言い放ったぞ。こいつ本当に馬鹿だ(笑)

俺達に暴言を吐き。そして、立ち上がって俺に向かって来ようとするが、近衛兵に捕まえられて簡単に転がされる。

「バカだよなぁ~、ここ何処だか分かってるのか。城だぜ?ここは。兵士が回りに居るんだから、暴れるなよどぶ鼠が!それに俺達に対して、暴言を吐いたらそれだけで極刑だぜ?二度も侮辱したからな」
「うるせぇ!卑怯もの!」
「はぁ、誰が卑怯なんだ。あ!お前か?そうだよな!お前、仲間置き去りにしてきたんだろ。あの、ダンジョンでさっ」
「う、うるせぇ!あのダンジョンも、お前の仕業何だろがよ!」
「なにそれ、言ってる意味が分からないんだけど。お前が、あのダンジョンに勝手に行ったんだろ?俺は関係無いぜ?」
「あのダンジョンには、依頼されて行ったんだよ!あの、ロイドとか言うと男に言われたんだ。あれは、お前が仕組んだんだろ!」
「……なにそれ?知らんね。そのロイドに言われて行ったなら、俺は関係ないだろ?」

くそ!ロイド……!早々に奴を処分して良かったぜ……。

「だが、お前だって何も出来ない屑だろ?ルーク。姿が違うがな、俺はお前が何も出来ない唯の屑だと知ってるぜ?」ニヤリと笑う。

本当馬鹿だなこいつ、俺が何も出来ないなら鑑定等出来る訳が無いのに……。
ここにいる全員の前で、鑑定して見せてるのに?分からないのか……はぁ~。

「何、笑ってんのか知らんが……。なに?俺が屑だって。そうか…………兄上、私は屑ですかね?」

隣に立つ兄上に確認する。

「バカを言うなよ?お前が屑な訳ないだろ?冒険者ランクがSS☆の冒険者だ。それこそ、こいつの言葉を借りるなら勇者だろお前は。そんな人間に対してよく言える!」
「は?SS☆だと?勇者……誰が………」
「俺だよ。ほら、見せてやるよ俺のギルドカード。今まで見せたこと無かったな?そう言えば。ほれ」

オースの目の前に投げて見せた。
あっ、しくった!この屑字が読めなかったか……。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。

克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

王女の夢見た世界への旅路

ライ
ファンタジー
侍女を助けるために幼い王女は、己が全てをかけて回復魔術を使用した。 無茶な魔術の使用による代償で魔力の成長が阻害されるが、代わりに前世の記憶を思い出す。 王族でありながら貴族の中でも少ない魔力しか持てず、王族の中で孤立した王女は、理想と夢をかなえるために行動を起こしていく。 これは、彼女が夢と理想を求めて自由に生きる旅路の物語。 ※小説家になろう様にも投稿しています。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです

桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。

城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?

甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。 友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。 マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に…… そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり…… 武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語

王太子様に婚約破棄されましたので、辺境の地でモフモフな動物達と幸せなスローライフをいたします。

なつめ猫
ファンタジー
公爵令嬢のエリーゼは、婚約者であるレオン王太子に婚約破棄を言い渡されてしまう。 二人は、一年後に、国を挙げての結婚を控えていたが、それが全て無駄に終わってしまう。 失意の内にエリーゼは、公爵家が管理している辺境の地へ引き篭もるようにして王都を去ってしまうのであった。 ――そう、引き篭もるようにして……。 表向きは失意の内に辺境の地へ篭ったエリーゼは、多くの貴族から同情されていたが……。 じつは公爵令嬢のエリーゼは、本当は、貴族には向かない性格だった。 ギスギスしている貴族の社交の場が苦手だったエリーゼは、辺境の地で、モフモフな動物とスローライフを楽しむことにしたのだった。 ただ一つ、エリーゼには稀有な才能があり、それは王国で随一の回復魔法の使い手であり、唯一精霊に愛される存在であった。

スキル盗んで何が悪い!

大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物 "スキル"それは人が持つには限られた能力 "スキル"それは一人の青年の運命を変えた力  いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。  本人はこれからも続く生活だと思っていた。  そう、あのゲームを起動させるまでは……  大人気商品ワールドランド、略してWL。  ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。  しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……  女の子の正体は!? このゲームの目的は!?  これからどうするの主人公!  【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

処理中です...