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第6章 冒険者ルーク2

第33話 従魔が増えたら増えたで。

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「おい?イール!起きれるか?」
『んん……ご主人?あさ?ご主人?あれは誰?』
「あれは俺の……なんだ?」

使用人って通じるのかな?

「お世話係?」
『…………?』

通じないね……説明がむず!

「あいつは……イールは気にするな?な!」
『……………わかったご主人お腹すいた!』
「腹へったか?なら外に出てくれ?肉出すから」
『わかった!元に戻る?』
「そのままで居てくれ……でかいとみんな驚く」
『わかった!ピィ~!』

窓を開けてやるとイールは外に飛んで出た。

『よし、飯だぞ!』

バルコニーからイールに、向かって肉を投げる。

「それ!」
「ピ!」

イールは投げた肉を足で掴むとそのまま、バルコニーに降りてくる。
そして、器用に嘴で突っいて肉を食べ始める。

「ほれ、旨いか?後はこの皿に出しておくから、食べろよ?」
『ピィ~ありがとう!』

「セバ!ほら話せるだろ、念話だけどな。ハハ」
「ルーク様……餌付けしてませんかね?」
「腹へったと言うからさ!」
「私には聞こえませんが?」
「ま、まぁ。人に危害は加えないから大丈夫だ!俺が命令すれば違うがね?」
「………で?その止まり木で?部屋で寝かすのですかね?」
「き、綺麗にはしてるぞ。基本!クリーンでな」
「そのうちに外で寝るかも、知れないだろ?」
「仕方ありませんね?なるべく、迷惑はかけないでくださいよ?」

よしセバスが折れた。勝った!

「了解!さて俺も腹へった!イール」
『なに?』
「俺が部屋に戻るまでは、ここに居ろよ?」
『何処にいくの?ボクも行く!』
「肉食べ終わって、無いだろう?」
『いくの!』

仕方ない!バルコニーまで行き、イールが食べた皿を片付けてから、イールを肩に乗せて食堂へ異動した。

すると、ここでもひと騒動だよ。勘弁してくれ!食堂にセバと入るもちろん、肩にはイールがいる。

「よう!オルタ達。早いね?おはよう」
「ああ、ルークか……………おや?ルークよ、その鳥は?」
「ああ、昨日テイムしてな?まぁ、ペットだな」
「……ふん!鳥等連れて来おって!グレードイーグルなど!」
「そんなにふて腐れないでよ!特別気にならないだろ、お前達なら?」

そんな話しをするとイールが、オルタ達に気がつく!勿論正体にだ!なんて勘の良いことだ。面倒だね?

『ピィ~ご主人!その……ドラゴンは?』
「おや?分かるのか」
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