お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第6章 冒険者ルーク2

第27話 目覚め

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「ふぁ~~~!良く寝た!」

あくびをしながら腕を上げて伸びをする。
痛てて!ここどこよ……周りを、キョロキョロするとあ!どうやらリビングのソファーで寝落ちしたらしく首が痛い。

「おや?お目覚めですか?ルーク様」
「ん?おお、おはよう?セバ……」

未だ頭がぼ~っとする……夢を見てた気がする。
なんだか、懐かしい夢だったが夢見がメッチャ悪い。

「どうかしましたか?お顔が何か……」
「何でもない!唯さ?懐かしい夢見てたからさっ!若干寝覚めが悪い」
「フフフ!」
「な、なに?セバ」
「いえ、良く寝られてましたので。ですが時折難しいお顔をしていましたから。あまり、良くない夢でもご覧になってるのかと、思っていましたが。当たりでしたね?なんの夢を見てたのですか?お伺いしても?」
「むぅ~言いたくないな……昔の話だよ!10才位からの話しって言えば分かるだろ?」
「あ、え、あぁ……了解しました。ハハハ」
「なに笑ってんのさ!セバ!」
「いえ、私も思い出しました。あの頃も今もルーク様は変わりませんね?」
「フン!そうですかね!いつまでも子供ですみませんね!俺はまだ18才だ!」
「フフフ。そうでした。さて、ルーク様」
「なんだ?」
「お夕食は、如何いたしますか?」
「時間は何時だ……」
「10時を回ったところですが」
「そんなに寝てたか?」
「ええ、かなりお疲れの様でしたね?」
「もう夕食って時間でもないなぁ……変な時間で寝ちゃったな」

どうするかな……風呂入って少しゆっくりするかな?

「セバ……お前もう休んで良いぞ。悪かったな付き合わせて」
「ですが……」
「こんな時間だ、どうせ使用人達を全員お前が先に休ませたんだろ?だったらお前も休め。明日も頼むよ?また午前中に魔物の討伐だからな。俺は」
「そ、そうですか?でしたらキッチンの保冷庫に摘まむ物を入れてますから」
「大丈夫だよ!適当にしてるから!ほら、風呂入って休め?なんなら一緒に風呂でも入るか?」
「そ、それは!ご遠慮させて頂きますよ。分かりました。それでは、ルーク様お休みなさいませ」
「お休み、セバ。明日も頼むな」
「…………畏まりました。旦那様」

頭を下げてセバスはリビングから出て行った。
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