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第6章 冒険者ルーク2
閑話 4 ルーク13才~18才
しおりを挟む大急ぎで、王都の屋敷から領地へ戻って来たルークである。
じゃないと、奴からの必要以上の陰湿な嫌がらせがあるからだ!
クソ!絶対後でなんかしてやるから覚えてろよ!
ハハハ!絶対なんかしてやる!
まぁ、それはおいておいてだ!
試験があるなら、魔法の練習がてら前から思っていた事をやるぞ!
先ずはトイレと風呂と、後は厨房の水回りはだな
全て魔石を原動力にする。
なぜ、魔法の練習で建築魔法を極めるのか訳が分からないが……?
トイレは、日本で使って居た洋式便器だ!浄化の魔石を便器に嵌め込み設置する。風呂場と浴槽が狭いので、風呂場から作り直す。使っていない物置部屋をぶち抜き、魔法で風呂場にした。シャワーも使えるように様にした。
水も火も全て魔石で、出るようにして聖魔法で浄化出来る様にした。
厨房も、大々的に改装してシステムキッチン風にした。料理長に色々使い方を教えたら泣いて喜ばれた。
セバスには怒られたがな。ハハハ。
だが……譲れないものは、譲れないのだよ!
屋敷の改装に3日費やした。
屋敷の内装も、考えて改装したらセバスから止められた。
「ルーク様何してますか!いくらなんでもやり過ぎですよね?旦那様が見たら倒れます!」
「えぇ~だって古くさいよ、屋敷の中も外見も?新しい方が良いでしょ?」
その後、家族に屋敷の改装がバレて両親とエルク兄様にシコタマ怒られた。
…………解せぬ。
こんなやんちゃな少年時代を過ごし、学園にも見事主席で入学し卒業した。
そして16才で、冒険者一本で活動をと思っていた矢先に、父から領地で馬鹿な冒険者グループが居て手が付けられないので、何とか排除したい。と冒険者ギルドから相談された。と言う話が切っ掛けでワイルドウルフのオースに近づいた。
グループに入るまでは簡単だった。
まずは父の配下の影が、オース達に簡単な仕事を依頼し信用させてから、俺がグループに入れるように仕向けた。
容姿は、魔法で変装して外見を悪く見られるようにして。小間使程度の能力しか見せない様にした。
オース達に渡す報酬も、細工をしたようだった。
そして、なるべく依頼が張ってある掲示板の仕事をさせない為に、色々細工したからな。
それは何故か?そう思うだろ?そんなの簡単な事だ!奴らまともに、依頼の達成が出来ない崩グループだからで。他の依頼者、冒険者達に迷惑を掛けない様に手を回したからだ。
奴らの報酬は、額を誤魔化して渡している。少額を煽てて渡しているらしい。(笑)
因みに俺は仕事の度に、倍額以上の報酬を受け取って居る。(爆笑)
子供の頃から、冒険者で稼いで居るので必要は無いが、まぁ貰えるならと貰っている。
危ない依頼は、受けさせない様にしてギルドを巻き込み、じわじわと足元を崩して行くと言う手筈だったが………後一歩の所で、オースが俺を追放したので何か作戦の変更が在ったのか?と思っている。
俺の2年返せ!!
まぁ、後の事は、俺抜きだからどう動くのかは知らされて無いがあとは父上に確認だね?
そして今日も俺は仕事だ……!
だが、おかしい……俺はカミルに願ってスローライフを希望して期待していたはずなんだけど……?
…………なんでこんなに忙しいのだろうか?
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