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第5章 冒険者ルーク1
第99話 母の暴走。貴女もですか? 3
しおりを挟む「そうですよね?それなら母上?私がいま言った同じ事を、母上に私がしたらどう思いますか?」
「同じ事?あ、あら………私は?不味いわね………ルーク怒ってる?」
「ええ!かなりね?」
「貴方、どうしましょう!私………」
ルークを怒らせたかしら?と言うが……惚けてるのかね?この人は?
何だか……面倒な事に成ったが……全部母が悪いので俺は知らない!
そこへ、フォルクス達がサロンにサリーを連れて戻って来た。
「失礼致します。遅くなりました。旦那様、ルーク様…………サリーを連れて参りました」
「ああ、ありがとう。フォルクス、それにルイス。サリーは何処に居たのだ?」
「サリーは、ナタリと一緒に自室に居りましたが……」
「どうした?ルイス?」
「さぁサリー?ルーク様がお呼びだよ?」
「はい…………」
おずおずと、俺の側に近寄って来るが何で顔を隠す必要が有るんだ?
「サリー?その顔どうした?こっちに来い?顔をよく見せてみろ……どうした?」
「あぁ…ルーク様、ルーク様ぁーー」
口が開け憎いのか、言葉が少しおかしいが必死にサリーが俺にしがみついてくる。
そして、サリーの顔を見ると、顔全体が腫れてる?引っ掻かれたのか?
「これは!どうしたんだ?サリー綺麗な顔が、……台無しじゃないか!今すぐ治してやるからな?」
サリーの怪我の様子を見ると……余程酷く叩かれたのか?痣に成って腫れている。それに、引っ掻き傷まである。
これは………取り敢えず、初級のヒールを掛けて様子を見るかな……………。
「ヒール」
………だが、初級のヒールだと腫れは若干引いただけで……まだ傷痕が残っていた。
「サリーこっち見て?エクストラヒール!」
すると、キラキラと光かってサリーの顔の傷が治って行く。
「おお、凄いですね?ルークの魔法は……メイドが、暖かい光りに包まれてますね?」
カミル兄さん、呑気過ぎですよ?
「スッゲェ~!ルーク、お前……唯物じゃないな?」
お前もなぁ~。ライン……残念!
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