お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第98話 母の暴走。貴女もですか? 2

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「どういう、つもりだリエル?」
「どうと申されましても、ローズの専属メイドは。解雇してしまったでしょ?」

 右手で、頬を触りながら面倒そうに答える。
 なんだろうか、この母の仕草や言葉が毎回堪に触るのは?

「だからと言って、何故ルークのメイドを?」
「だって!年が近いのは、あの娘しか居なかったのよ?ナタリにも話したわよ?」
「ナタリは使用人だ、お前に言われたら逆らえぬのがわらぬか?」
「ですが貴方………。あの娘、可哀想なのよ?」

 あ、これ……俺の怒ってるピントが母に合ってないなこれは………。

「父上?先日私は、妹の嫁ぎ先が決まったと聞きましたが?」

 違いましたかね?

「いや合ってるよ……だが、まだ先の話しでな?」
「だったら、修道院に預けて下さいよ?私も、使用人を蔑む人間とは一緒に暮らせない」
「エル兄!それなら、隣の領地に厳しい修道院があるって聞くぜ?あそこなら、あの馬鹿娘の性根が直るんじゃね?」

 ラインが、珍しくまともな事を言ってるよ?
 明日は雨か?ハハハ。

「それでは……サリーを一度、戻した方が良いですね?なんとなく、胸騒ぎがするのですよ。フォルクス!ルイス!サリーを探して連れて来てくれ!」
「「承知しました」」

 エル兄上の命で二人がサロンから出ていった。

 フォルクス達がサリーを見つけて、連れて来る間に母には少し反省して貰おうかね。

「母上?」
「何かしら?ルーク」
「サリーは?何時から妹の身の回りの、世話をしてるのですかね?」
「よ、4日に成るかしら………?」
「リエルお前………どうしてしまったのだ?」
「え?別に何が悪いの?使用人の配置替えで何故こんなに揉めるの?かしら?」

 まったく、理解が出来ないわ?というが……分かるよな?あれ?普通分かるよな?

「母上?それ、本気で言ってますか?」
「エルクまで、どうしたの?」
「でしたら、聞きますが。父上が、母上に黙ってナタリを私の専属メイドに、配置を替えたら、どう思いますか?」
「それは怒るわよ?ナタリは私の専属のメイド………だもの………?」

 あれ?それは分かるのか?思考が壊れてる?

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