お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第92話 部下達も引っ越す

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本邸の自分の部屋に戻ると、私物を全てストレィジに移して自分の屋敷に戻り、がらんとした部屋にベッド、ソファーテーブル、とその他の物を出すと今度は、ウォークインクローゼットに異動して衣類と靴、重品を出して仕舞い込む。
それが終わると、自室のソファーに座ってお茶を飲みながらセバスを待った。

さて?セバスは………部屋、選べたかな?

「ルーク様、お待たせしました」
「セバ、部屋は決まったか?」
「はい!お陰様で。荷物も運び込みましたよ?ルーク様は………あぁ、素手にお済みの様ですね?でしたら私は、ラムセス達を呼んで参りますので、ルーク様は影達にお声掛け下さい。では、行って参ります」
「ん、了解。なら、オルタ達もだな?セバ一緒に離れ迄戻るよ」
「そうですか?」
「ああ、あいつらまた、腹へったしか言わないだろうがな?」

そんな事を、話しながら離れに戻りセバはラムセス達を呼びに、俺は影達全員とオルタ達を呼び寄せる。

「おーいオルタ、ウオル!異動するぞ!ちょっと来いよ?」
「おお、ルーク何処に行ってたのだ?」
「ん?ちょっと裏庭までだ」
「そうか?なにか用事か?」
「ああ、ちょっと待っててくれ。皆が集まったら異動するから」
「「分かったぞ!」」

(メッセージ、サンズ)
(は、はい!如何しましたか?)
(影達全員、離れに連れて来い!)
(承知しました。少しお待ちを)

そして………10分後。

「ルーク様、お呼びと伺ったのですが………?」
「お!クレバンにサンズ来たな?全員居るか?」
「「は!バルカン以外は全員居ります」」
「そうか、ならこのまま異動するぞ!着いてこい」
「「は!」」
「オルタ達も行くぞ!」
「承知!」

そして、ゾロゾロと影達とオルタとウオル、ラムセス、サクロス達を引き連れて裏庭を通り新しく作った屋敷の門まで到着して門を潜る。

「あ、あの?ルーク様?」
「何だクレバン?」
「いつの間に、こんなに大きな建物が?」
「ん?さっき作った」
「は?さ、さっき?ですか………?」
「そう、さっきだ。あ!あっちがお前らが住む棟だ、部屋は適当に好きな場所を使ってくれ、部屋は悪いが2人1組で一部屋だがな……?」
「ルーク様!」
「何だサンズ?」
「私は?如何すれば?」
「そうだな……お前は、クレバンと相部屋だ!」
「……………マジですか?」
「何か?」
「い、いえ?ケビンが戻って来るかもしれないのに?」
「ケビンと、同室が希望ねぇ………無理」

と言って、サンズを一睨みする。

「ひ!わ、分かりました。(ウゼェ隊長とかよ………)」
「サンズ!『ウゼェ~!』が顔に出てる」
「も、申し訳ありません………(なんで分かった?)」
「ま、頑張れ!じゃ、全員今の部屋を引き払ってこっちに移動しろよ?」
「「「は!」」」
「ルーク様達は?あの大きい屋敷に住むの?」
「リンク!ルーク様に、失礼だ!言葉を選べよ」

リンクの、後頭部をケルバンが叩く。

「痛い!叩くなよ?聞いただけでしょ!本当に!痛いったら!」
「まったく、喧しいなお前らは……。そうだよ、リンク。あの屋敷が俺の家だ!あ、皆に案内するか?」
「見たいです!」
「リンク!ルーク様に………」
「まぁ、セバいいよ?じゃ、全員で移動だ着いてこい!」

揉めるのは懲り懲りだ!


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