237 / 428
第5章 冒険者ルーク1
第83話 見ちゃったしなぁ~。
しおりを挟むルークが空に飛び上がって行く先を見据える。
マップで確認すると、この方向か………。
さて、目当ての領地で例の物を売り捌くかね!
そう呟いて、一人で飛んで行った。
さて、鱗を売り捌くついでに久しぶりに一狩するかな?
先ずは………マップで確認しなから飛ぶか。
マップを見ながら、飛んでいるので他国に入っていても気にせずに飛び。
よさげな魔物を探して居ると、なにやら赤い点が一固まりになっている場所を見つける。
「おや?魔物が一固まり?なんでだ」
不思議に思い固まりをよく見ると、………青い点もある。
「あぁ、襲われてる系ね…………?どうするかな」
やたらに手を出して、迷惑がられるのも嫌だし……。
手を出して『余計なお世話だ』とか言う奴居るしなぁ~?
でもなぁ……見ちゃったしね?眺めて大丈夫そうならスルーするかな。
ふわふわと呑気に、飛んで赤い点の場所まで行き空から眺める。
「どうやら、冒険者っぽいね……」
けど押されてるのな、あれは弱いのかな?
魔物は………と鑑定するとオーガさんだね?
(ちなみに、襲われている冒険者達は鑑定はしないぞ!)
仕方ない声をかけて見るか?
空から地表に降りて冒険者達に大声で話し掛ける。
「あの~苦戦している様ですが……手助けしますかぁ~?」
すると、苦戦中の男が振り返って答える。
「な、何処から……ま、まぁいい、頼めるか?あっちの!くっ!」
大柄の、男が痛そうに腕を押さえる。あらら爪で引っかかれたか……。
すまん声を掛けたせいだな……。
「分かりましたでも。先に!お詫びのハイヒールです」
声を掛けた男の、傷を癒して戦闘が行われている場所に走って向かいながら、剣を抜いてオーガに切りかかる。
「そこ!どけぇ~!ハッ!」
苦戦中の冒険者に、声を掛け退かしてオーガの肩から下へ斜めに斬りかかり袈裟斬りにして、剣を振ると「グォォォ~~」と叫びバタリとオーガが倒れた。
先ず一体!次は?
あ、俺は何処まで手を出せば良いのかな?
2
お気に入りに追加
1,122
あなたにおすすめの小説

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~
黒色の猫
ファンタジー
孤児院出身の僕は10歳になり、教会でスキル授与の儀式を受けた。
僕が授かったスキルは『眠る』という、意味不明なスキルただ1つだけだった。
そんな僕でも、仲間にいれてくれた、幼馴染みたちとパーティーを組み僕たちは、冒険者になった。
それから、5年近くがたった。
5年の間に、覚醒したスキルを使ってパーティーに、貢献したつもりだったのだが、そんな僕に、仲間たちから言い渡されたのは、パーティーからの追放宣言だった。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる