お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

閑話 ローズマリアとメイド。

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§ローズ編§


食堂に、残ったのは私とマルレイ。
それにフォルクスだった。

「マルレイ!貴女の処遇は後でお知らせしますよ………まったく厄介ですね?貴女は、お嬢様の暴走を止める立場の人間では?」
「フォルクス様の、仰る通りでございます。申し訳ございません」

マルレイは、フォルクスに深々と頭を下げて詫びるが………。

「何か、勘違いをしてますね?貴女が最も先に詫びる相手は。私ではないと思いますよ?貴女が詫びて、頭を下げる相手はサクロスでは?」
「くっ!そ、そうでございました……」

マルレイは悔しそうに顔を歪ませる。

「それに私には余り関係は、無いですね?暇をだされた人間など、養護する気にもなりません。私はここの片付けのために、人を呼ばないとなりません。ですので食堂から出て行って下さい」

それだけ言うと、フォルクスは一旦食堂を後にして再び他のメイド達を連れて戻り、食堂を片付け始める。

そして、フォルクスに冷たく見放されたマルレイは項垂れて食堂から出ていく。

食堂を出ていくマルレイをローズが止める。

「ま、待って?マルレイ?私をおいていくの?」

その言葉を聞いたマルレイは……、ローズをちらりと見ただけで何も言わずに歩いてしててしまった。

「フォルクス?」

食堂で、後片付けの為に忙しくしていたフォルクスに声を掛ける。

「なんで、こざいますか?ローズマリア様?」
「えっと……私の食事は?あと身の回りの事は?誰かして下さるのよね?」

忙しく、他のメイド達と食堂の後片付けをしていたフォルクスが手を止め。
そして、ローズに冷たい見目を向けるとフォルクスが仕方無しに話し出す。

「ローズマリア様?私の主は、ガルム様と奥さまのお二人です。その旦那様達からは貴女の御世話は、言い使って居りません。従って私達は貴女様の御世話は、出来兼ねますので。お一人でなさって下さい?」
「は?なんですって!今まで、私の事もちゃんと見てくれてた………ないわね?全部マルレイが…」

………してたもの。

「それでは、私はこれで。旦那様がお呼びでしたね?あ!お前達後は頼みましたよ」
「「「畏まりました」」」

そう言うとフォルクスは食堂を出ていった。
そして、ローズもその場に居づらくなりそそくさと食堂を後にするのだった。

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