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第5章 冒険者ルーク1
第78話 オルタ達の素性。
しおりを挟む次の日の朝…………。
いつもの如くセバスに起こされる。
「おはようございます。ルーク様!朝です!起きてください!」
「……………………………」
ハァ~またですか……毎朝起こす身にも成って欲しいのですがねぇ~。
「ルーク様!起きてください!」
掛け布団を剥がされて、やっと起きるルークである。
「ん~。セバ………もうすこし………」
「起きて下さい!ルーク様!お時間ですよ」
「…………何時だ~?」
「7:30です!」
「分かった!起きる………。Zzz」
「分かってないですね!ルーク様!」
「分かった、分かったよ起きます……ふあぁぁ~」
んん~と両腕を上げて、伸びをする。
「……セバおはよう?」
「はい、おはよう御座います。お茶飲まれますか?」
「ん~飲む!」
パジャマの、ままでセバからカップを渡されてお茶を飲む。
「今日もお茶が旨いね?セバ有り難う。さて、今日は午前中に父上と話があるかぁ……?」
今日は、色々父上に確認しないと成らない事も出来たしなぁ……。揉めないと良いがね。
「はい。先触れは、出して御座います」
「そう?なら、大丈夫かな?なら、食堂で朝飯かな?そういえば、オルタ達は?」
「ああ、あの二人なら、離れのリビングでお食事中ですよ?」
「そう、それは良かったよ?あいつらは、くれぐれも、機嫌を損ねるなよ?」
「はぁ?何故ですか?」
「あいつら、今は人の姿をしてるが……元はドラゴンだからな!」
「…………はぁ?今なんと?ルーク様!」
「だからな、あいつらドラゴンだ!皆には言うなよ?くれぐれもな」
「何処で、ドラゴンなんて!」
「え?エンケルのギルドに、ドラゴンが悪さをするから助けてくれ!と依頼があってな。そこであいつらと会ったんだが……なんだか気に入られてな?アハハ!」
付いてきたんだよ……。
「笑って誤魔化さないで下さい!」
「ま、まぁ怒るなよ?セバ!もう付いて来ちゃったんだから!」
「まったく、貴方と来たら……」
「すまん、て、セバ。アハハ!さて、朝飯食いにいくか!」
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