お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第73話 門番だって立派な仕事!

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結局、商業ギルドでは売る物も売れなかったが……………。
まぁいいか?次はマドリア伯爵の領地で売り捌くか!

そして、屋敷に戻り離れに向かう。
そこにセバスが加わり、ゾロゾロと大所帯で移動してリビングのソファーに座るとセバスがお茶を出してくる。

「セバ!サンキュー」
「それで?ケビン?でしたかね………ルーク様を主と認識していないのは?」

セバスがケビンを睨み付ける。

「ヒィ。セ、セバス様申し訳………」
「私に謝るのではなく、ルーク様にでは?」
「ヒィ!重ね重ね申し訳ありません………」
「ルーク様?」
「なんだ?セバ」
「はい、本館のフォルクス様と話したのですが………主を、主だと思っても無い者に与える仕事など無いとの事ですが………如何致しましょうか?」

セバスが冷たい目をしてケビンを睨む。

「そ、そんな。俺はそんなことは思っても無いですよ!唯口が軽過ぎたのは反省してます……。ルーク様申し訳御座いませんでした」

と言って土下座するが…………。

「ケビン………お前、ここだけ乗りきれれば後は何とか成るとか思ってないか?」
「いえ、そんなことはありません!」
「本当に?」
「はい!」
「…………だそうだぞ?セバ」
「ハァ~。仕方がありませんね!なら、本館の屋敷で、門番の仕事をして貰います」
「も、門番…………!」
「何か不服でも?ケビン!」
「い、いえ………ありません」

ケビンが、門番と聞いてガクリと肩を落とす。
まぁ、自分で蒔いた種だ責任もって借りとれよ?

「なら、今から本館のフォルクスの所に連れていけ!目障りだな………」
「そ、そんな…………」
「一週間近く良い思いして、遊んで羽伸ばしたんだろ?今度は頑張って働けよ!」
「さぁ行きますよ?ケビン!身の程知るのには丁度良いですよ?先輩の指示に従ってしっかり働きなさい!」
「………分かりました」

セバスの後に付いて、トボトボと歩いてリビングを出ていった。

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