お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第50話 湯浴み

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脱衣所に着くと案の定、待ってましたとばかりにメイドが数人セッティングされていた。
これは、メイド長の仕業か?これ止めてくれないかなぁ~。
これ本当恥ずかしいからさっ!よし今日はメイド達には下がって貰おうかな?うん!

「お待ちしておりました。ルーク様♡」

こ、怖ぇ~語尾にハートが見える……マジ怖ぇ~。

「ああ~。それなんだがな?今日は良いから下がってくれ」
「はい?」
「だから下がれと、言ってるが?」

聞こえなかったのか?威圧を強めて聞く。

「は、はい申し訳御座いません。本日は下がらせて頂きます」

パタパタと待ち構えていた、メイド達が下がって行った。

「ふぅ~よし!此で自由だぜ!全く風呂くらい一人で入れるし、ゆっくりしたい」

そう呟いて風呂場に入り一通り全身洗って湯船に浸かる。

「ふぅ~気持ちがいいねぇ。そう言えばハンス達の見つけて来た、洞窟も行かないとな!鉱石見つけに行かないとなぁ……それとドワーフの親父にも、合いに行かないとな!後はエルフか?あいつらも、そろそろ酒が切れる頃だろうしな?」 

行くなら明日以降だな……予定が詰まりすぎてるなぁ。

セバと相談するかな?
ま、先に明日のメンバーを決めないと。
ぼんやりと色々考えていると、随分と長湯だったらしくセバスが心配して声を掛けてくる。

「ルーク様、大丈夫ですか?随分と長湯されてるようですが?」
「ん?ああ、大丈夫。もう上がるよ」

サバサバと、水音を立てて湯船から立ち上がり脱衣所に戻る。

「ルーク様。タオルです」

出されたバスタオルを受け取り腰に巻くとセバスが身体を拭いて来る。
……至れり尽くせりだな。
そしてドライで髪を乾かす。

「ありがとう。セバ!で奴ら戻ってきたか?」
「いえまだですね?誰を戻らせたのですか?」
「言ってなかったな。ケビンとマーキュリーコンビの4人だよ。あいつら今まで遊んでたらしいぞ?セバ」
「それは、何故ですか?」
「ロイドの指示で、休暇だとさ。笑えるだろ?」
「ええ、本当に。笑えますね……(怒)」
「戻ったらお仕置きだろ!(笑)俺が休ませてないみたいだよな?ムカつく」

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