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第5章 冒険者ルーク1
第31話 バカンスに行ってるそうだぞ
しおりを挟むルークは、人垣が出来ている場所を見て自分の隊員が野次馬の中に、混ざっているのを確認した。
「おい!ケルバン!見てないでこっちに来いよ」
ケルバンは、しまったという顔をしたが主に逆らう事は出来ないと。すごすごと人垣から出てきた。
「す、すみません。何か騒ぎがあったので確認しに来たら、ルーク様でした。後ロイドの行動も可笑しかったので気になって……」
「あぁ、まぁ良いよ?言い訳は。面白そうだったから観に来ただけだろ?」
「つ!す、すみません。バレバレですか?」
「バレバレだなぁ~。全く、お前は懲りないな!」
「アハハ、ルーク様の有志を、観れるなんて滅多にないですからね。我々影は特に!こうして自室に居られる事なんて、久々ですからね?」
「全く軽いなお前……。まぁ良いよここは寮の中だしな。だがなケルバン、こいつロイドは、スゲーぞ?」
「そ、それはありがとうございます。見逃して貰ったが間が拭えませんが?俺は主を信用してるんですよ?先程は、おもいっきり怒られましたがね。しかし、こいつの何が凄いのですか?」
何だその言い方!まぁ信用してくれるなら別に構わないがな?だが軽いなぁ~。
「こいつお前達と後の4人を働かせて、他の4人には勝手に休暇を取らせやがったぞ」
「は、はぁ~どういう事ですそれは!!ルーク様!」
「俺もさっき確認したのだかな?バルカンペアとマーキュリーペアは、一週間休みで。バカンス中だそうだぞ!」
「ぐぬぬぬ!!糞がロイドォーー!」
「な!ムカつくだろう?サブに成るとそんなことも出きるんだな?俺は知らなかったよ」
そう話すとロイドは益々顔を青くする。
「はぁーーー!ルーク様。こいつ殺していいですか?」
「まぁ待てよ、考えてるから」とニヤリと笑う。
ロイドを他所に、ケルバンと会話を続けるルークだがちゃんと周りを見て、他に可笑しな行動を取るものがいないかちゃんと見ている。
勿論、側にいるフォルクスも多分そうだろう。
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