お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第26話 謹慎

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怒る俺に、ビクビクしながらケルバンが口を挟んでくる。

「そ、それについては、私からご報告を」
「ケルバンか?早くしろ」 
「は、ルーク様が抜けてからの、東のダンジョンの話は御存じですか?」
「あぁ、ギルドのマスターから聞いた。これもおかしいがな?」

全く……こいつら舐め腐りやがって!

「は、はい。申し訳御座いません。それで、ワイルドウルフの連中ですが。ダンジョン一階に潜り、2階に降りた所で。また一階に引き返し戻った所で2人死亡。一人は行方が分かって居りません。そして、オースだけがダンジョンから逃げ出し。現在は、迷いながらエンケルの町に戻って来る最中です。だいぶ方向音痴なのか、迷ってます。あのぶんだと、まだ戻るのには時間が掛かると思われます」
「わかった、そんな簡単な報告を何故しないのか………。俺には、理解できないが?なぁハンス、クレバン!」
「つ、申し訳御座いませんでした」

ハンスが深々と頭を下げる。
ケルバン、マシューが続いて頭を下げる。
リンクはビビって話にならない。
クレバンは、土下座をする。

「さて、地図に印は出来たみたいだな?」
「は、はい」

クレバンが立ち上がり返事をする。

「狩った魔物は、ゴブだけか。部位は?」
「は?ぶ、部位はこちらに」

と、袋を出してきた。

「何体いた?」
「は、100程でしょうか?キングとアーチャーが居ました」
「ふぅう~ん。これは預かる」

と言って出された袋をイベントリイに放り込む。

「あと、オーガとワイバーンが居りましたが、戦力的に無理があり………」
「わかった。無理だったと?」
「「「「「はい」」」」」

ツーマンでは、まぁ無理か…………。だが、5人もいたのに何故。
……弱いな……仕方ないのか?

「……お前ら1ヶ月兄上の影達と合同訓練してこい!わかったな?詳細がわかる迄謹慎だ!とっとと俺の前から消えろ………」
「は、はい。承知、致しました」

と言って5人が部屋から出て行った。

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