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第5章 冒険者ルーク1

第18話 連絡ミス?それとも……

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そして、4人で屋敷の庭に到着し、此れからの事を少し話したいからと言い、屋敷の中に入ろうとする。すると、屋敷のエントランスから誰かが、俺の元に走って飛び込んで来た。

「うわ~ん、ルーク様のばがぁ~」

ドン!と音がする程にガッツリ抱きつかれる。

「うっ!リンク。お前タックルするな、痛てぇ」

痛くはないが……痛いよ!

「うわぁ~ん。おごられだぁ~」

ガン泣きして、リンクが泣き止まない。

「リンク!泣き止め。ほら、俺居るだろ?ん?」

と顔をちゃんと見ろといって、抱きついてきた腕を離す。

「グズ、ルーク様だぁ~」

また、俺の顔を見たら抱きつかれた。

「おい!見てないでお前ら剥がせよこいつ、マシュー居るんだろほら!」
「ルーク様の、せいですよ?全く、急に呼び出し掛けて、落ち合う場所に居ないんですから!」

「い、いや俺は悪くないぞ?」 
「何でですかぁ~、俺達はちゃんと命令通り。村で落ち合うって聞きましたよ!」
「ん~そんな事は、一言も言ってないぞ。マシュー」
「え!どう言うことです?」
「俺からの命令は明日この屋敷で、お前達と落合うという命令なのだがな」
「「「「はぁ~?」」」なにそれぇ」
「ってことで、俺は悪くないよな。って、誰からの命令だ。ってか、リンク離れろ邪魔だよ!!」

邪魔と言ったのがショックだったのか、リンクが更に俺にしがみついてくるやめろ痛い!

「ロイドから聞いたのにぃ~ルーク様が冷たい~」
「分かった、分かったから、離れろリンク!で、そのロイドと、クレバン隊長は?」

しがみつくリンクを外しながら二人の所在を聞く。

「え?」
「二人に用があるのだが?」
「知りません!」

マジかよ!なにやってんのあいつらは?
まぁ良いだろう、後でみっちり確認だな。

「ルーク様に会えたのにぃ冷たい!僕達は、ルーク様に呼ばれたから来たのに!!」
「だから!俺は明日お前らと……あ~もう!!お前は、おい!マシューこいつを何とかしろよ!」
「知りませんよ!全く上(ルーク以下隊長クラス)でなにしてるんです?振り回さないで下さい」
「そうだ!ルーク様のご飯食べたい」

な、何を言うのかね子のは!面倒な事を言うな!
すると、俺達のゴタゴタを見ていたウオルとオルタが、俺の料理と聞いて反応する。

「ほう、ここにも主の料理を好む者が居るのか?」

ごねていたリンクがウオル達を見ると、あいつらは誰だと聞いてくる。

「ルーク様あれ誰?」

「ああ、あいつらは新しい俺の、冒険者仲間だな」
「「「「はあ?」」」狡いぃ~」

また泣くかリンク、面倒だ!

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